7 ミラーディスク故障時の交換

ミラーディスクモデル、および別売のミラーディスクユニットをお使いの場合、ミラーディスクが故障したときは、ミラーディスクユニット本体とドライブのどちらが故障したかを切り分け、交換する必要があります。

ここでは、故障箇所の切り分け方と交換のしかたについて説明します。

ドライブ交換全般の注意

ミラーディスクユニットは、故障が発生したドライブをシステム稼働中に交換できる機能(ホットスワップ機能)をもっていますので、システムを停止することなく容易に交換作業ができます。
ミラーディスクユニットには、ドライブの故障に備えて交換用ドライブ(別売)が用意されています。
次の「故障箇所の切り分け方」により、ドライブの故障状況を把握して、故障のあったドライブを交換してください。
ただし、2台とも故障した場合はデータを保証できなくなりますので、1台故障した時点ですみやかに交換していただくようお願いします。

■ 注意事項(必ずお読みください)

ドライブ交換時の重要事項は次のとおりです。

  • 誤って故障していないドライブを交換してしまった場合
    誤って故障していないドライブを交換すると、両方のドライブのドライブステータスインジケータが緑に点灯し、アクセスインジケータがオレンジに点滅して、本パソコンからアクセスできなくなります。この場合、電源をいったん切り、誤って交換したドライブを元に戻し、故障したドライブを交換してから電源を入れると、データの再構築を行うことができます。本パソコンを再起動させる必要がありますので、注意してください。
  • コピー元ドライブに読めないセクタが存在した場合
    データ回復中に読めないセクタが存在した場合は、そのセクタをスキップしてデータの回復を続行します。ただし、スキップしたセクタのデータは失われます。このときはデータ回復処理終了後にコピー元ドライブのランプがオレンジとなり故障と表示されます。この場合は、故障と表示されたドライブを抜き、もう一度差し込んでデータの回復を試みてください。データの回復に成功した場合は、スキップしたセクタのデータは失われていますが、使用可能です。また、データ回復に失敗した場合は、コピー元ドライブは使用不能ですから新しいドライブに交換してください。
  • ドライブ1、2には、その番号と同じドライブを挿入してください。間違ったドライブを挿入して動作させた場合の保証はできません。
  • 交換するドライブは、弊社純正品を使用してください。これ以外のドライブは使用しないでください。使用された場合の動作保証はできません。
  • ドライブが故障した場合、ドライブランプがオレンジに点灯します。
    ドライブの交換は、必ずこのランプがオレンジに点灯していることを確認してから行ってください。
  • いかなる場合においても、ミラーディスクユニットの使用または使用不能から生ずる付随的な障害(事業利益の損失、事業の中断、事業情報の損失、またはその他の金銭的損害を含むがこれらに限定されないこと)に関して、弊社では責任を一切負いかねますのでご了承ください。