表示するディスプレイを切り替える

本パソコンに接続した外部ディスプレイに画面を表示する方法と、2つのディスプレイに同時に表示する方法を説明します。なお、外部ディスプレイをあらかじめ取り付けてから切り替えてください。

POINT
  • 外部ディスプレイコネクタに接続した場合、「Fujitsu Display Manager」を起動して、表示するディスプレイを切り替えることもできます。使用方法については、「Fujitsu Display Manager」のヘルプをご覧ください。「スタート」ボタン→「すべてのプログラム」→「Fujitsu Display Manager」→「ヘルプ」の順にタップして表示します。

■ 注意事項

  • 表示装置の切り替えの設定は次のようになります。
    • Windowsが起動するまでの間は、BIOSセットアップの設定が有効です。
    • Windows起動中は「画面の設定」ウィンドウまたは「画面のプロパティ」ウィンドウの設定が有効(Windowsを再起動後も有効)です。
    • Windowsが起動すると、表示されるディスプレイは、前回Windowsで使用していた状態に戻ります。ただし、外部ディスプレイが接続されていない場合は、液晶ディスプレイに表示されます。
    • 外部ディスプレイを接続して、初めて電源を入れたときは、同時表示の状態に切り替わる場合があります。
    • ワイヤレスキーボード(フラットポイント付)をお使いの場合、【Fn】+【F10】キーで切り替えた表示装置の設定は、「画面の設定」ウィンドウまたは「画面のプロパティ」ウィンドウの設定に反映されます。ただし、「画面の設定」ウィンドウまたは「画面のプロパティ」ウィンドウを表示中に【Fn】+【F10】キーで表示装置を切り替えても、「画面の設定」ウィンドウまたは「画面のプロパティ」ウィンドウの表示には反映されません(一度ウィンドウを閉じ、再度表示させると反映されています)。
  • 解像度の切り替え時などに、一時的に表示画面が乱れることがありますが、故障ではありません。
  • 外部ディスプレイまたは液晶プロジェクタによっては、液晶ディスプレイ+外部ディスプレイの同時表示時に、画面が正しく表示されないことがあります。
  • 外部ディスプレイで液晶ディスプレイ以上の高解像度を利用するには、それらの解像度を表示可能な外部ディスプレイが必要です。
  • 液晶プロジェクタを本パソコンの液晶ディスプレイと同時表示で使用する場合、VESAで標準化されたDDCの規格を満たしていて、かつ本パソコンの液晶ディスプレイと同じ解像度を表示可能な液晶プロジェクタが必要です。本規格を正しく満たしているかどうかに関しては、それぞれの液晶プロジェクタのメーカーにご確認ください。これはプラグアンドプレイを実現するために外部ディスプレイの情報をパソコン本体に伝送できるようにするための規格であり、これを満たしていない液晶プロジェクタには表示することはできません。
  • BIOSセットアップの画面は、液晶ディスプレイのみに表示されることがあります。外部ディスプレイにもBIOSセットアップの画面を表示させる場合には、BIOSセットアップの「詳細」−「ディスプレイ設定」を「外部ディスプレイ」に設定してください。詳しくは、「BIOS」−「メニュー詳細」をご覧ください。
  • 液晶ディスプレイ+外部ディスプレイの同時表示を選択した場合、外部ディスプレイ画面は液晶ディスプレイ画面と同一の解像度になります。
  • ビデオCDやDVD-Videoなどの動画再生中に、表示するディスプレイを切り替えないでください。いったん動画を再生しているソフトウェアを終了してから、表示するディスプレイを切り替えてください。
  • 外部ディスプレイとしてCRTディスプレイを接続した場合は、「画面の設定」ウィンドウまたは「画面のプロパティ」ウィンドウでリフレッシュレートを85Hz以上に設定できるように見えますが、実際のCRTディスプレイの走査周波数は各機種の「外部ディスプレイの走査周波数」の表以外の周波数を使用することはできません。
  • 画面の解像度や発色数、リフレッシュレートを変更する場合は、起動中のソフトウェアや常駐しているプログラムを終了させてから設定してください。また、変更後は必ず本パソコンを再起動してください。
  • Windows XPの場合は、外部ディスプレイを接続した状態で、コマンドプロンプトをウィンドウ表示から全画面表示に切り替えると、ディスプレイが切り替わることがあります。また、コマンドプロンプトを終了したときやウィンドウ表示に切り替えたときに、ディスプレイが切り替わることがあります。この現象はドライバおよびWindowsでの制限(仕様)です。あらかじめご了承ください。
  • 外部ディスプレイによって対応している解像度や走査周波数が異なるため、外部ディスプレイ表示に切り替えたときに何も表示されない、または正常に表示されないことがあります。その場合は次の操作を行うようにしてください。
    • 何も表示されない場合
      何も操作しないでお待ちください。15秒ぐらい待つと、表示先が液晶ディスプレイに戻ります。表示先が液晶ディスプレイに戻らないときは、【Fn】キーを押しながら【F10】キーを押して、表示先を切り替えてください。
    • 正常に表示されない場合
      外部ディスプレイのマニュアルで外部ディスプレイが対応しているリフレッシュレートを確認し、次の方法で設定を変更してください。
      • Windows Vistaの場合
      1. デスクトップの何もないところを右タップし、表示されるメニューから、「個人設定」をタップします。
        「個人設定」ウィンドウが表示されます。
      2. 「画面の設定」をタップし、「詳細設定」をタップします。
      3. 「モニタ」タブをタップします。
      4. 「モニタの設定」のリフレッシュレートを外部ディスプレイでサポートする走査周波数に設定します。
      5. 「OK」をタップします。
      • Windows XPの場合
      1. デスクトップで右タップし、「プロパティ」をタップします。
        「画面のプロパティ」ウィンドウが表示されます。
      2. 「設定」タブをタップし、「詳細設定」をタップします。
      3. 「モニタ」タブをタップします。
      4. 「モニタの設定」のリフレッシュレートを外部ディスプレイでサポートする走査周波数に設定します。
      5. 「OK」をタップします。
  • 別の外部ディスプレイに変更する場合は、変更前と変更後の両方の外部ディスプレイがサポートする解像度、リフレッシュレートにあらかじめ変更し、パソコンの電源を切った後、別の外部ディスプレイを接続してください。外部ディスプレイのサポートする解像度、リフレッシュレートが異なる場合は、外部ディスプレイを変更したときに、画面が表示できなくなる場合があります。
  • 本パソコンでは、次の手順に従って、「富士通タブレットコントロール」でプロファイルの設定をしてください。プロファイルを設定せずに画面の表示を同時表示に切り替えると、スリープや休止状態(Windows Vistaの場合)、またはスタンバイや休止状態(Windows XPの場合)からの復帰後に、設定したディスプレイと異なるディスプレイに表示されることがあります。
    1. 「スタート」ボタン→「コントロールパネル」の順にタップします。
    2. 「ハードウェアとサウンド」または「プリンタとその他のハードウェア」をタップします。
    3. 「富士通タブレットコントロール」をタップします。
      「富士通タブレットコントロール」ウィンドウが表示されます。
    4. 「ディスプレイ-表示」タブの「表示プロファイル」で、ドッキングステーションの仕様状態に合わせて項目にチェックを付けます。
    • ドッキングステーションを取り付けている場合
      「横位置でポートリプリケータ取り付け時のプロファイルを有効にする」、「縦位置でポートリプリケータ取り付け時のプロファイルを有効にする」にチェックを付けます。
    • ドッキングステーションを取り外している場合
      「縦位置でポートリプリケータ取り外し時のプロファイルを有効にする」にチェックを付けます。

■ Windowsの操作で切り替える

  1. 次の操作を行います。
    ● Windows Vistaの場合
    1. デスクトップで右タップし、「個人設定」をタップします。
      「個人設定」ウィンドウが表示されます。
    2. 「画面の設定」をタップし、「詳細設定」をタップします。
    ● Windows XPの場合
    1. デスクトップで右タップし、「プロパティ」をタップします。
      「画面のプロパティ」ウィンドウが表示されます。
    2. 「設定」タブをタップし、「詳細設定」をタップします。
  2. 「Intel(R) Graphics Media Accelerator Driver for Mobile」タブをタップし、「グラフィックプロパティ」をタップします。
    「Intel® Graphics Media Accelerator Driver for mobile」が表示されます。
  3. 左の一覧から「ディスプレイデバイス」をタップします。
  4. 次の操作を行います。
    ● 1台のディスプレイに表示する場合
    動作モードから「シングルディスプレイ」を選択します。
    ● 同時表示の場合
    動作モードから「Intel(R) デュアル・ディスプレイ・クローン」を選択します。
POINT
  • 同時表示の場合、プライマリとセカンダリの設定は次のようにしてください。
    • 液晶ディスプレイと外部ディスプレイの場合
      • プライマリ:ノートブック
      • セカンダリ:PCモニタ
  • 「プライマリデバイス」、「セカンダリデバイス」の解像度やリフレッシュレートなどの詳細な設定は、左の一覧の「ディスプレイ設定」をタップして表示される設定項目から変更することができます。
  1. 「適用」をタップします。
    「デスクトップの変更を確認」ウィンドウが表示された場合は、15秒以内に、「OK」をタップしてください。
  2. 「OK」をタップし、すべてのウィンドウを閉じます。

■ キーボードで切り替える場合

表示するディスプレイを切り替えるには、【Fn】+【F10】キーを押します。ディスプレイは次の順に切り替わります。このとき【F10】キーを、間隔を空けて押してください。

  • 外部ディスプレイを接続した場合
    液晶ディスプレイ → 外部ディスプレイ → 液晶ディスプレイ+外部ディスプレイ(同時表示) → 液晶ディスプレイ…
POINT
  • キーを押してもディスプレイが切り替わらない場合は、「画面の設定」ウィンドウまたは「画面のプロパティ」ウィンドウで切り替えてください。
  • Windows XPで、コマンドプロンプトを全画面表示にしている場合は、【Fn】+【F10】キーを使用してディスプレイを切り換えることができません。一度、ウィンドウ表示に切り換えてからディスプレイを切り替えてください。