4 ネットワーク接続時のセキュリティ

ここではネットワークに接続しているパソコンを守るためのセキュリティ機能や対策について説明しています。

不正アクセスによる被害の例

不正アクセスとは、あるパソコンへの正規のアクセス権を持たない人が、ネットワークを通じて、不正な手段でパソコンなどを使用することです。セキュリティーホールの悪用や、コンピュータウイルスによって引き起こされます。

不正アクセスの被害については次のようなものがあります。

  • 個人情報や重要データが盗まれる
    顧客情報や社外秘重要データなどを、外部に持ち出されてしまいます。特に個人情報の漏えいは社会的に大きな問題になっています。
  • IDやパスワードを盗まれ使用される
    不正アクセス者は盗んだ他人のIDやパスワードで本人になりすまします。パソコンが勝手に操作されたり、データを盗み見たりされてしまいます。ホームページやデータベースなどのデータを改ざんされたり、破壊される場合もあります。
  • 別のパソコンを攻撃する踏み台にされる
    不正にアクセスしたパソコンに、他のパソコンなどを攻撃するプログラムを実行させます。パソコンの正規の利用者が、気付かないうちに加害者となってしまうこともあります。最悪の場合、損害賠償を請求された例もあるので注意が必要です。

このような被害にあわないようにするために、常に最新のセキュリティ対策をとりましょう。

重要
  • 不正アクセスされていることが判明したパソコンは、LANケーブルを抜く、無線LANのスイッチをオフにするなど、すぐにネットワークから切り離してください。被害を拡大させないためにも素早い対応が必要です。