詳細メニュー

詳細メニューでは、周辺機器などに関する設定を行います。

■ 設定項目の詳細

□ 起動デバイスの優先順位

OSを読み込むデバイスの優先順位を設定します。
起動デバイスリスト…起動させるデバイスが、最大8個まで表示されます。各デバイスが起動する優先順位は、番号順になります。
除外された起動デバイス…「起動デバイスリスト」に表示されていないデバイスが表示されます。
【↑】キーまたは【↓】キーを使って優先順位を変更したいデバイスを選択し、【+】キーまたは【Space】キーを押すと上位に、【−】キーを押すと下位にそれぞれ項目が移動して優先順位が変更されます。【x】キーを押すと、「起動デバイスリスト」と「除外された起動デバイス」間を選択したデバイスが移動します。

  • Floppy Disk Drive
    起動ディスクがセットされているフロッピーディスクドライブから起動します。優先順位は、カスタムメイドで選択した内蔵フロッピーディスクドライブ、外付けUSBフロッピーディスクドライブの順になります。
  • HDD2:[お使いのハードディスク名称]
    シリアルATAコネクタに接続されたハードディスクドライブから起動します。[お使いのハードディスク名称]には、接続されているハードディスクドライブの名称が表示されます。ドライブが接続されていない場合は「なし」と表示されます。
  • RAID:#0_LD0_R2-A4001P
    カスタムメイドでRAIDを選択した場合、RAIDカードに接続されたハードディスクドライブから起動します。RAIDカードが搭載されていない場合は、「なし」と表示されます。
  • CD/DVD:[お使いのCD/DVDドライブ名称]
    CD-ROM、DVD、CD-R/RW などのCD-ROM互換デバイスから起動します。
POINT
  • CDやDVDから起動するには、ブート可能なディスクが必要となります。再起動前にCD/DVDドライブにディスクをセットしてください。
  • NETWORK:[ネットワークモジュール名称]
    ネットワークサーバーから起動します。「詳細」−「ネットワークサーバーから起動」を「PXE」に設定した場合、[ネットワークモジュール名称]には標準搭載のPXE(Pre-boot Execution Environment)の名称「MBA v10.4.6 Slot 0500」が表示されます。「使用しない」に設定した場合は「なし」と表示されます。
POINT
  • ネットワークサーバーから起動可能なLANカードをお使いの場合、[ネットワークモジュール名称]にはお使いのLANカードのネットワークモジュール名が表示されます。

□ 起動メニュー

【F12】キーを押して起動メニューを表示するかどうかを設定します。

    • 使用しない:無効にします。
    • 使用する(初期値):有効にします。

□ 起動時の自己診断画面

本パソコンの起動時または再起動時に自己診断(POST)画面を表示するかどうかを設定します。

    • 使用しない(初期値):起動時または再起動時に「FUJITSU」ロゴを表示します。
    • 使用する:起動時または再起動時に自己診断画面を表示します。

□ マルチコア

本項目はマルチコアプロセッサーが搭載されている場合に表示されます。マルチコアプロセッサーをシングルコアプロセッサーとして使用するかどうかを設定します。

    • 使用する(初期値):マルチコアプロセッサーとして使用します。
    • 使用しない:シングルコアプロセッサーとして使用します。
POINT
  • 出荷時は、「使用する」に設定されています。本設定は、「終了」−「標準設定値を読み込む」を実行しても、本パソコンご購入時の状態には戻りません。必要に応じて変更してください。

□ XDビット機能

CPUの「エグゼキュート・ディスエーブル・ビット機能」を有効にするか無効にするかを設定します。

    • 使用する(初期値):有効にします。
    • 使用しない:無効にします。

□ Virtualization Technology

本項目はバーチャライゼーション・テクノロジーに対応したCPUの場合に表示されます。バーチャライゼーション・テクノロジーを有効にするか無効にするかを設定します。

    • 使用しない(初期値):無効にします。
    • 使用する:有効にします。

□ プライマリディスプレイ

プライマリディスプレイになるビデオデバイスを選択します。各設定項目で選択されるビデオデバイスの優先順位は次のとおりです。

    • 内蔵ビデオ:内蔵ビデオデバイスをプライマリディスプレイにします。
    • PCIE:カスタムメイドでグラフィックカードを選択した場合PCI Express x16 Graphics カードスロット搭載のビデオカードをプライマリディスプレイにします。
    • PCI:PCI拡張スロットのビデオカードをプライマリディスプレイにします。
      PCI拡張スロットにビデオカードを接続していない場合は、PCI Express x16 Graphics カード、内蔵ビデオデバイスの順に選択します。
    • 自動(初期値):PCI Express x16 Graphics カードスロット搭載のビデオカード、内蔵ビデオデバイスの順に選択します。

□ 起動時のNumLock設定

起動時または再起動時に、キーボードのテンキーをNumLock状態にするかどうかを設定します。NumLock状態にすると、テンキーから数字を入力できます。

    • オン(初期値):キーボードをNumLock状態にします。
    • オフ:キーボードをNumLock状態にしません。
POINT
  • Windows VistaまたはWindows XPをお使いの場合、電源オンすると前回電源オフしたときにOSが記録したNumLock状態に戻ります。

□ キーボードエラー検出

キーボードのエラーを表示するかどうかを設定します。

    • 使用しない:キーボードが接続されていないときでもキーボードのエラーを表示しません。
    • 使用する(初期値):キーボードが接続されていないときにキーボードのエラーを表示します。

□ USBコントローラー

USBコントローラを有効にするかどうかを設定します。

    • 使用しない:すべてのUSBコントローラを無効にして、リソースを解放します。カスタムメイドで選択したフロッピーディスクドライブやスマートカードリーダ/ライタも使用できなくなります。
    • 背面のみ:パソコン本体背面のUSBコントローラのみを有効にします。
    • 使用する(初期値):すべてのUSBコントローラを有効にします。

□ USBレガシーサポート

USBに対応していないOSでUSB規格の周辺機器を使用可能にするかどうかを設定します(Windows VistaおよびWindows XPは、USB対応です)。

    • 使用しない:USBに対応していないOSでは、USB規格の周辺機器が使用できません。
    • キーボード/マウス:USBに対応していないOSでも、USBキーボードおよびUSBマウスが使用できます。
    • 使用する(初期値):USBに対応していないOSでも、USB規格の周辺機器が使用できます。
POINT
  • 本パソコンは、すべてのUSB規格に対応した周辺機器の動作を保証するものではありません。USB規格に対応した周辺機器を接続して問題がみられる場合には、本設定を「使用しない」に設定するか、Windowsが起動した後にUSB規格の周辺機器を接続してください。

□ LANコントローラー

標準搭載のLANを有効にするかどうかを設定します。

    • 使用しない:標準搭載のLANを無効にして、リソースを解放します。
    • 使用する(初期値):標準搭載のLANを有効にします。

□ ネットワークサーバーから起動

標準搭載のLANを経由してネットワークサーバーからの起動を有効にするかどうかを設定します。

    • 使用しない:標準搭載のLANを経由したネットワークサーバーからの起動を無効にします。
    • PXE(初期値):標準搭載のLANを経由してネットワークサーバーから起動できるようにします。
POINT
  • ネットワークサーバーから起動可能なLANカードをお使いの場合、「起動デバイスリスト」に、お使いのLANカードのデバイス名が追加されます。表示されるデバイス名は、LANカードにより異なります。
  • ネットワークサーバーから起動するためには、「Wired for Management Baseline Version2.0」に準拠したインストレーションサーバーシステムが必要となります。

□ パラレルATAポート

本パソコンでは使用しません。出荷時の設定(「使用する」)のままでご使用ください。

□ シリアルATAポート

シリアルATAポートを使用するかどうかを設定します。

    • 使用する(初期値):シリアルATAポートを使用します。
    • ポート0のみ:シリアルATAポートのポート0のみ使用します。
    • 使用しない:シリアルATAポートを使用しません。

□ シリアル/パラレルポート設定

サブメニューを使って、シリアルポート、パラレルポートのI/Oアドレスなどに関する設定を行います。
カーソルを合わせて【Enter】キーを押すと、サブメニュー画面が表示されます。

  • シリアルポート…シリアルポートを有効にするかどうかを設定します。
    • 使用しない:シリアルポートを無効にして、リソースを解放します。
    • 使用する(初期値):シリアルポートを有効にします。
POINT
  • 「使用しない」に設定すると、デバイスマネージャのデバイスから見えなくなります。
  • Windows VistaまたはWindows XPでリソースを解放するには、デバイスマネージャで使用不可または無効にしてください。
    • I/Oアドレス, 割り込み番号:「シリアルポート」を「使用する」に設定した場合に表示されます。シリアルポートのI/Oアドレスと割り込み番号を設定します。
      • 3F8, IRQ 4(初期値)、2F8, IRQ 3、3E8, IRQ 4、2E8, IRQ 3
  • パラレルポート…パラレルポートを有効にするかどうかを設定します。
    • 使用しない:パラレルポートを無効にして、リソースを解放します。
    • 使用する(初期値):パラレルポートを有効にします。
POINT
  • 「使用しない」に設定すると、デバイスマネージャのデバイスから見えなくなります。
  • Windows VistaまたはWindows XPでリソースを解放するには、デバイスマネージャで使用不可または無効にしてください。
    • モード…「パラレルポート」を「使用する」に設定したときに表示されます。パラレルポートの動作モードを設定します。「I/Oアドレス, 割り込み番号」で「3BC, IRQ7」に設定した場合は、「EPP」を選択できません。
      • 双方向(初期値):双方向モードを使う周辺機器を接続するときに選択します。
      • EPP:EPP規格の周辺機器を接続するときに選択します。
      • ECP:ECP規格の周辺機器を接続するときに選択します。
    • I/Oアドレス, 割り込み番号:「パラレルポート」を「使用する」に設定したときに表示されます。パラレルポートのI/Oポートアドレスを設定します。「モード」で「EPP」に設定した場合は、「3BC, IRQ7」を選択できません。
      • 378, IRQ7(初期値)、278, IRQ5、3BC, IRQ7
    • DMAチャネル:「モード」を「ECP」に設定したときに表示されます。ECP規格の周辺機器を接続する場合に使うDMAチャネルを設定します。
      • DMA 1(初期値)、DMA 3

□ イベントログ設定

サブメニューを使って、イベントログに関する設定を行います。
カーソルを合わせて【Enter】キーを押すと、イベントログの詳細が表示されます。

  • イベントログ領域の状態…イベントログを保存可能かどうかが表示されます。
    • 保存可能:イベントログは保存可能です。
    • 保存不可能:イベントログは保存できません。領域が一杯になっています。
  • イベントログ内容の状態…イベントログの内容が有効かどうかが表示されます。
    • 有効:イベントログの内容は有効です。
    • 無効:イベントログの内容は無効です。内容が壊れている可能性があります。
  • イベントログの表示…【Enter】キーを押すと、イベントログの詳細が表示されます。
  • イベントログの消去…再起動時にイベントログの内容を消去するかどうかを設定します。
    • いいえ(初期値):イベントログを消去しません。
    • はい:イベントログを次回再起動時に消去します。再起動すると設定値は「いいえ」になります。
  • イベントログへの記録…イベント発生時にイベントログを記録するかどうかを設定します。
    • 使用しない:イベントログを記録しません。
    • 使用する(初期値):イベントログを記録します。