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Windows XP 移行時の一般的な留意事項

FMV-DESKTOP 2004年10月-2005年3月モデル

本テキストは、FMV-DESKTOPシリーズでお使いのOSをMicrosoft(R) Windows(R) XP Professionalまたは、Microsoft(R) Windows(R) XP Home Edition(以下Windows XP)へ移行されるお客様のために、移行手順や注意事項などの情報を掲載しています。
本テキストの内容をよくご覧になってからWindows XPへの移行を行っていただきますよう、お願いいたします。

目次

  1. Windows XPの省電力機能:ACPIの留意事項
  2. Service Packの留意事項
  3. 周辺機器を接続する場合

対象機種

FMV-W630, FMV-W630(IDE-RAIDモデル), FMV-E635, FMV-E635(IDE-RAIDモデル)
FMV-E630, FMV-E630(IDE-RAIDモデル), FMV-C630, FMV-C330, FMV-K630

1. Windows XPの省電力機能:ACPIの留意事項

Windows XPの省電力機能(スタンバイ・休止状態)を使用する際は、下記の点に注意してください。

オプション品のACPI対応について

拡張カード、周辺機器等のオプション品は使用するACPIモード (標準:S1/高度:S3/休止状態:S4)に対応している必要があります。
ACPIモードに対応していないオプション品を接続すると、そのオプション品が使用できないだけではなく、スタンバイや休止状態へ移行出来なかったり、 復帰出来ない、復帰できても正常に動作しない等の問題が発生することがあります。
増設するオプション品のACPI対応状況を確認し、増設するオプション品の中に1つでも未対応の物がある場合には、省電力状態(S1/S3/S4)へ移行させないでください。
なお、最新ドライバに変更することでACPIに対応できる周辺機器もあります。詳細は周辺機器のメーカーに確認してください。

動作中の強制スタンバイ・休止について

下記のような動作状態では、電源ボタンの押下や「スタート」-「シャットダウン」メニューから強制的にスタンバイ(ACPI S1/S3)や休止状態(S4)へ移行させないでください。
スタンバイや休止状態へ移行出来なかったり、復帰後正常に動作しない、データが消失する等の問題が発生することがあります。

  • Windows XPの起動中/終了処理中
  • ファイルアクセス中(フロッピィディスク、ハードディスク、CD-ROMドライブやMOドライブのアクセスランプ点灯中)
  • サウンドや動画の再生中(MIDI/WAVE/AVI/MPEG/DAT形式のファイル再生中や音楽CDの再生中)
  • モデムやネットワーク環境で通信中/共有ファイルを操作中
  • プリンタで印刷中
  • ACPI S1/S3/S4モードに対応していないオプション機器(拡張カード、周辺機器)を増設している場合
  • 省電力(ACPI)機能に対応していない通信アプリケーションソフトを使用中

電源ボタンでのシャットダウンについて

「コントロールパネル」-「電源オプション」-「詳細」タブにある「電源ボタン」の「コンピュータの電源ボタンを押したとき」の設定を「電源オフ」に設定することで、電源ボタンを押すことにより、マシンをシャットダウンすることができます。
しかしながら、本設定でのシャットダウンは、通常の「スタート」-「シャットダウン」メニューからのシャットダウン処理と異なるためシャットダウン直前に変更した情報が反映されないなどの問題が生じる場合があります。
緊急対応時以外は、電源ボタンでのシャットダウンを行わない様にしてください。

BIOSセットアップの省電力設定について

PC本体のBIOSセットアップの省電力に関する設定は、ACPIの設定項目以外、ACPIモードでは無効になります。
詳細については、各機種のFMVマニュアルまたはBIOSセットアップ内のヘルプを参照してください。

ネットワーク環境での省電力機能について

Windows XPでは、「TCP/IP」プロトコルを使用した場合のみ、ネットワーク環境においてスタンバイへ移行することができます。
但し、以下の設定においてスタンバイへ移行させると、復帰後に正常に通信をできなかったり、復帰後にWindows XPが正常に動作しない不具合が発生することがあります。
これらの設定では省電力機能を使用しないでください。

  • ネットワーク環境で通信中、またはネットワーク上の他のパソコンのファイルを使用中に手動(電源スイッチの押下や、スタートメニューからのスタンバイ選択)により省電力モードへ移行する。
  • 省電力機能に対応していない通信アプリケーションソフトを使用する。
    (事前に、ご使用のアプリケーションソフトが省電力機能に対応しているかどうかご確認ください)

「ハードディスクの電源を切る」の設定について

「電源オプションのプロパティ」の「電源設定」で「ハードディスクの電源を切る」を設定しても、正しく動作しないことがあります。 これは、Windows XPがハードディスクに自動的に書き込みや読み出しを行っているためです。 例えば、「ハードディスクの電源を切る」を「3分後」に設定しても、実際にハードディスクの電源が切れるまでに、10~20分ほどかかる場合があります。 確実に省電力機能を使用したい場合は、「システムスタンバイ」または「システム休止状態」を設定することをお勧めします。

「イベントビューア」の ACPI のエラー表示について

「イベントビューア」の「システム」のイベントに、ACPIのエラーが記録されている場合があります。 そのイベントを開くと、以下のような内容が表示されます。エラーの内容に表示されるアドレスの値は、お使いの環境によって異なります。

  • AMLI:ACPI BIOSは無効なIOポートアドレス(0x71)からの読み取りを試みました。
  • AMLI:ACPI BIOSは無効なメモリOpRegionの作成を試みています(開始アドレス 0x48f、長さ 0x1)。

Windows XP の仕様によりエラーが記録されますが、動作には影響ありません。そのままお使いください。

2. Service Packの留意事項

Windows XP Service Pack 2 日本語版

3. 周辺機器を接続する場合

カスタムメイドオプションで増設したカード、オプションで増設したカードおよび機器はOSへの移行時一旦取り外して、OSのインストールを行ってください。 OSのインストールが終了後、一つずつ取り付けてください。