Windows2000 移行時の留意事項
FMV-ESPRIMO FMV-D5120
本テキストは、現在お使いのOSをMicrosoft(R) Windows(R) 2000 Professional(以下Windows 2000)へ移行されるお客様のために、移行手順や注意事項などの情報を掲載しています。
Windows 2000を導入することにより、今までお使いになっていた機能が使えなくなる等の問題が発生する可能性があります。
本テキストの内容をよくご覧になってからWindows 2000への移行を行っていただきますよう、お願いいたします。
目次
本テキストの構成は、以下のようになっています。
- 対象機種
- 対応OS/Service Pack
- 制限事項
- 必要なドライバおよびユーティリティ
- BIOSの設定
- OSのインストール
- Service Packのインストール事前準備
- Service Packのインストール
- ドライバのインストール
- 注意事項
1.対象機種
2.対応OS/Service Pack
- Microsoft(R) Windows(R) 2000 Professional / Service Pack 4 日本語版
※Service Pack 4 を事前に入手し、必ず適用してください。
3.制限事項
- 外付けCD/DVDドライブ、DVD-ROM&CD-R/RWドライブユニット(FMV-NCB52)等からのWindows2000の起動はできませんので、Windows2000を新規インストールされる際は、事前に内蔵CD/DVDドライブをカスタムメイドでお選びください。
- カスタムメイドオプション「内蔵FDD追加:FMC-FDD3」を選択されていない場合、別売のUSB-FDDユニット(FMFD-51S)等が必要になります。あらかじめご購入ください。
- カスタムメイドでワイヤレスLANカードを選択されている場合、Windows 2000への移行はできません。
- 「FMVマニュアル」などのマニュアルはWindows 2000への移行作業中は、ご利用になれません。必要な情報やページは事前に印刷してご利用ください。
- Cool'n'Quietテクノロジ機能はお使いになれません。
- 拡張ウイルス防止機能(Enhanced Virus Protection)はお使いになれません。
4.必要なドライバおよびユーティリティ
本パソコンで Windows 2000 をお使いになるには、以下のドライバをインストールしてください。ドライバは、本サイトで提供しているものと、ドライバーズディスクに予め入っているものがあります。
本サイトで提供しているドライバのインストール方法については、ダウンロード後に各ドライバのreadme.txtもしくはinstall.txtをご覧ください。
その他のドライバのインストール方法や注意事項に関しては、それぞれのCD-ROM内のreadme.txtや各ドライバのフォルダに格納されている説明書を必ずご覧ください。
Microsoft DirectX 9.0c End-User Runtime (2006年5月現在の最新版)
チップセット情報ファイル
- Intel(R) Chipset Software Installation Utility (ドライバーズディスクで提供)
ディスプレイドライバ
- ATI RADEON Display Driver (ドライバーズディスクで提供)
LANドライバ
- Broadcom 440x 10/100 Integrated Controller LAN Driver (ドライバーズディスクで提供)
ULi SATA Controllerドライバ
- ULi SATA Controller Driver (ドライバーズディスクで提供)
サウンドドライバ
- Realtek AC'97 Audio Driver (ドライバーズディスクで提供)
3modeフロッピィドライバ
(カスタムメイドオプション「内蔵FDD追加:FMC-FDD3」を選択した場合)
- 富士通3モードフロッピィディスクドライバ (ドライバーズディスクで提供)
Type 00を選択してください。
セキュリティチップドライバ
- Infineon TPM Professional Package (ドライバーズディスクで提供)
- SMARTACCESS/Basic (ドライバーズディスクで提供)
ディスプレイ用INFファイル
- FMVディスプレイ装置INFファイル (ドライバーズディスクで提供)
DVD-ROMドライブソフトウェア
(カスタムメイドオプション「DVD-ROM(薄型)追加:FMCXDVD2S」を選択した場合)
- WinDVD (ソフトウェアは製品添付のCD-ROM内に格納)
DVD-ROM&CD-R/RWドライブソフトウェア
(カスタムメイドオプション「DVD-ROM&CD-R/RW(薄型)追加:FMCXCBD4S」を選択した場合)
- Roxio DigitalMedia SE (ソフトウェアは製品添付のCD-ROM内に格納)
- WinDVD (ソフトウェアは製品添付のCD-ROM内に格納)
スーパーマルチドライブソフトウェア
(カスタムメイドオプション「スーパーマルチ(厚型)追加:FMCXSMW6、またはスーパーマルチ(薄型)追加:FMCXSMD4S」を選択した場合)
- Roxio DigitalMedia SE (ソフトウェアは製品添付のCD-ROM内に格納)
- WinDVD (ソフトウェアは製品添付のCD-ROM内に格納)
- DVD-RAM ドライバーソフト (ソフトウェアは製品添付のCD-ROM内に格納)
5.BIOSの設定
Windows 2000 をインストールする前に、パソコンの起動直後のFujitsuロゴ表示画面で【F2】キーを押し、BIOSセットアップを起動し、次の設定に変更してください。
- 「Exit」-「Load Setting Defaults」を実行してください。
- フロッピィディスクドライブが搭載されていないモデルをご使用の場合は、BIOSセットアップで以下の設定を行い、USBフロッピィディスクドライブを接続します。
[Advanced] - [USB Features] - [USB Legacy Support] : Enabled
設定方法の詳細については「FMVマニュアル」 の「製品ガイド」をご覧ください。
6.OSのインストール
インストールの前に『Windows 2000』の製品の中に同梱されているマニュアルをよくお読みください。
また、CD-ROMのルートフォルダにある、Read1st.txt および Readme.doc もご参照ください。
ULi SATA Controllerドライバ
インストールの前に、「ULi SATA Controllerドライバ」をフロッピィディスクにコピーしておく必要があります。
コピー方法については、ドライバーズディスク内の「\other\SATA\readme.txt」をご覧ください。
以下の手順に従って Windows 2000 をインストールしてください。
- 電源ボタンを押し電源を入れます。
- 起動直後のFujitsuロゴ表示画面で【F12】キーを押します。
- 「Boot Menu」ウィンドウが表示されます。
- CD-ROMドライブに「Windows 2000」CD-ROMを入れます。
- 「Boot Menu」の「CD/DVD」にカーソルを合わせて【Enter】キーを押します。
- 「Press any key to Boot from CD..」と表示されるので、何かキーを押します。しばらくするとCD-ROMからの読み込みが始まり、青い画面の左上に「Windows 2000 Setup」と表示されます。
- 画面下部に以下のメッセージが表示されたら、【F6】キーを押します。
Press F6 if yor need to install a third party SCSI or RAID driver...
- インストール用起動ディスクの交換を要求された場合は、指示に従います。
- 画面に以下のメッセージが表示されたら、【S】キーを押します。
Setup could not determine the type of one or more mass storage devices installed your system, or you have chosen to manually specify an adapter.
- 以下のメッセージが表示されたら、事前に作成したフロッピィディスクをフロッピィディスクドライブに挿入し、【Enter】キーを押します。
Please insert the disk labeled Manufacturer-supplied hardware support disk into Drive A:
- [ULi SATA RAID Controller (M5287, Win2000)] を選択し、【Enter】キーを押します。
- 以下のメッセージが表示されたら、【Enter】キーを押します。
Setup will load support for the following mass storage device(s).
あとは画面の指示に従ってセットアップを行ってください。必要に応じて『クイックスタートガイド』をご参照ください。
7. Service Packのインストール事前準備
Service Pack 4をMicrosoft社のWebサイトからダウンロードする場合は、ディスプレイドライバ、LANドライバ、サウンドドライバを事前にインストールしてください。
8.Service Packのインストール
Windows 2000 Service Pack 4 日本語版を入手し、インストールしてください。
9. ドライバのインストール
4項で準備したドライバをインストールしてください。
ドライバのインストール方法は、それぞれドライバのreadme.txtやinstall.txtなどの説明書をご覧ください。
ディスプレイドライバをインストール後、必ず以下の設定を変更してください。
- 「画面のプロパティ」を開く。
- 「設定」タブをクリックする。
- 「詳細設定」ボタンをクリックする。
- 「トラブルシューティング」タブをクリックする。
- 「ハードウェアアクセラレータ」を”最大”から3つ左にカーソルを移動する。
- 「OK」をクリックして設定を終了する。
※本設定後、3Dアプリケーションが動作しない場合があります。その場合、「ハードウェアアクセラレータ」を”最大”から2つ左にカーソルを移動しご使用ください。
USB 2.0 Driverインストールについて
USB 2.0 Driverは自動ではインストールされない事があります。
その場合は、「Microsoft社のサポート技術情報」をご覧になり、デバイスマネージャからドライバの更新を行ってください。
10.注意事項
ATA/ATAPIデバイスのDMA転送について
標準搭載のハードディスクは、UltraATA/100に対応しています。
カスタムメイドのCD-ROMドライブ、スーパーマルチドライブ(薄型)、DVD-ROM&CD-R/RWドライブ、DVD-ROMドライブは、UltraATA/33に対応しています。
また、カスタムメイドのスーパーマルチドライブ(厚型)は、UltraATA/66に対応しています。
DMAの設定方法は、「FMVマニュアル」製品ガイドの 「第4章 機能」-「4 ドライブ関連」-「DMAの設定」を参照してください。
ディスプレイドライバ
- 「(標準ディスプレイ)」の「SuperVGA」ドライバは使用しないでください。
- ディスプレイドライバは、DirectX8.1以降に対応しています。
動画の再生
動画を再生するときは、ディスプレイの省電力機能やシステムスタンバイの設定は行わないでください。
音楽CDの再生
音楽CDを再生するためには以下の「1.」と「2.」の設定を行ってください。
- 光学ドライブの設定
- 「デバイス マネージャ」−「DVD/CD-ROM ドライブ」をダブルクリックします。
- 「(光学ドライブ名)」を右クリックし、「プロパティ」タブをクリックします。
- 「(光学ドライブ名)のプロパティ」−「プロパティ」をクリックします。
- デジタルCDの再生の下に表示される「このCD-ROMデバイスでデジタル音楽CDを使用可能にする(E)」をチェックし、「OK」をクリックします。
- オーディオプレーヤ(Windows Media Playerの例)の設定
- Windows Media Playerを起動します。
- 「ツール」−「オプション」−「デバイス」からCD-ROMを選択し、「プロパティ」をクリックします。
- 再生の下に表示される「デジタル」をチェックし「OK」をクリックします。
カスタムメイドオプションでDVDスーパーマルチドライブを選択した場合
- DVD-RAM に書き込み・書き換えする場合は、DLA またはDVD-RAM ドライバーソフトをインストールしてください。
ただし、DLA とDVD-RAM ドライバーソフトを同時にインストールしておくことはできません。
DLAをインストールする場合は、インストールする前に必ずDVD-RAMドライバをアンインストールしてください。
- DVD-RAMドライバーソフトをインストールすると、マイコンピュータに「リムーバブルディスク」アイコンができます。
DVD-RAM を使用するときは、「リムーバブルディスク」アイコンを選んでください。
- DVD-R, DVD-RWにUDF2.0フォーマットでデータを書き込むと、Windows 2000環境のDVD-ROMドライブ等では読めません。
UDF1.5フォーマットで書き込んでください。
UDF1.5 / UDF2.0フォーマットはDVD-RAMドライバのフォーマットで選択可能です。