Windows2000 移行時の留意事項
FMV-ESPRIMO FMV-W5220
本テキストは、現在お使いのOSをMicrosoft(R) Windows(R) 2000 Professional(以下Windows 2000)へ移行されるお客様のために、移行手順や注意事項などの情報を掲載しています。
Windows 2000を導入することにより、今までお使いになっていた機能が使えなくなる等の問題が発生する可能性があります。
本テキストの内容をよくご覧になってからWindows 2000への移行を行っていただきますよう、お願いいたします。
目次
本テキストの構成は、以下のようになっています。
- 対象機種
- 対応OS/Service Pack
- 制限事項
- 必要なドライバ、ソフトウェアおよびユーティリティ
- BIOSの設定
- OSのインストール
- チップセット情報ファイルのインストール
- LANドライバのインストール
- Service Packのインストール
- ドライバおよびソフトウェアのインストール
- USB 2.0 Driverインストール
- 注意事項
1.対象機種
2.対応OS / Service Pack
- Microsoft(R) Windows(R) 2000 Professional / Service Pack 4 日本語版
※Service Pack 4 を事前に入手し、必ず適用してください。
3. 制限事項
- RAIDモデルではWindows 2000へ移行できません。
- 本パソコンでは、Windows 2000をポータブルCD/DVD(USB)ドライブからインストールできません。カスタムメイドの内蔵CD/DVDドライブが必要です。
- カスタムメイドでワイヤレスLANカードを選択されている場合、Windows 2000への移行はできません。
- カスタムメイドで内蔵スマートカードを選択されている場合、Windows 2000への移行はできません。
- 「FMVマニュアル」などのマニュアルはWindows 2000への移行作業中は、ご利用になれません。必要な情報やページは事前に印刷してご利用ください。
- ハイパー・スレッディング・テクノロジ機能はお使いになれません。
- データ実行防止(DEP)機能はお使いになれません。
4. 必要なドライバ、ソフトウェアおよびユーティリティ
本パソコンで Windows 2000 をお使いになるには、以下のドライバをインストールしてください。
ドライバは、本サイトで提供しているものと、ドライバーズディスクに予め入っているものがあります。
本サイトで提供しているドライバのインストール方法については、ダウンロード後に各ドライバのreadme.txtもしくはinstall.txtをご覧ください。
その他のドライバのインストール方法や注意事項に関しては、それぞれのCD-ROM内のreadme.txtや各ドライバのフォルダに格納されている説明書を必ずご覧ください。
チップセット情報ファイル
- Intel(R) Chipset Software Installation Utility (ドライバーズディスクで提供)
LANドライバ
- Broadcom NetXtreme Gigabit Ethernet LAN Driver (ドライバーズディスクで提供)
Microsoft DirectX 9.0c End-User Runtime(2006年5月現在の最新版)
Microsoft Internet Explorer 6 Service Pack 1
Microsoft .NET Framework 1.1
- Microsoft .NET Framework 1.1(ドライバーズディスクで提供)
Microsoft .NET Framework 2.0
- Microsoft .NET Framework 2.0(ドライバーズディスクで提供)
ディスプレイドライバ
チップセット内蔵グラフィック(標準搭載)をご使用の場合
- Intel(R) 945G Display Driver (ドライバーズディスクで提供)
カスタムメイド「グラフィックカードATI RADEON(TM) X1800 XL追加:FMC-SGCW5」を選択した場合
- ATI RADEON Display Driver (ドライバーズディスクで提供)
サウンドドライバ
- Realtek High Definition Audio Driver (ドライバーズディスクで提供)
3modeフロッピィドライバ
- 富士通3モードフロッピィディスクドライバ (ドライバーズディスクで提供)
Type 00を選択してください。
ディスプレイ用INFファイル
- FMVディスプレイ装置INFファイル (ドライバーズディスクで提供)
スーパーマルチドライブ
(カスタムメイド「スーパーマルチ(厚型)追加:FMCXSMM6」を選択した場合)
- Roxio DigitalMedia (ソフトウェアは製品添付のCD-ROM内に格納)
- WinDVD (ソフトウェアは製品添付のCD-ROM内に格納)
- DVD-RAM ドライバーソフト (ドライバは製品添付のCD-ROM内に格納)
5. BIOSの設定
Windows 2000 をインストールする前に、パソコンの起動直後のFujitsuロゴ表示画面で【F2】キーを押し、BIOSセットアップを起動し、次の手順で設定変更してください。
- 「Exit」-「Get Default Values」-「Yes」を実行してください。
Windows 2000ではハイパー・スレッディング・テクノロジ機能をお使いになれません。
BIOS セットアップの「Advanced」−「Hyper-Threading」を「Disabled」(出荷設定)から変更しないでください。
設定方法の詳細については、「FMVマニュアル」の「製品ガイド」をご覧ください。
6. OSのインストール
インストールの前に『Windows 2000』の製品の中に同梱されているマニュアルをよくお読みください。
また、CD-ROMのルートフォルダにある、Read1st.txt および Readme.doc もご参照ください。
以下の手順に従って Windows 2000 をインストールしてください。
- 電源ボタンを押し電源を入れます。
- 起動直後のFujitsuロゴ表示画面で【F12】キーを押します。
- 「Boot Menu」ウィンドウが表示されます。
- CD-ROMドライブに「Windows 2000」CD-ROMを入れます。
- 「Boot Menu」の「CD/DVD」にカーソルを合わせて【Enter】キーを押します。
- しばらくするとCD-ROMからの読み込みが始まり、青い画面の左上に 「Windows 2000 Setup」と表示されます。
あとは画面の指示に従ってセットアップを行ってください。必要に応じて『クイックスタートガイド』をご参照ください。
7. チップセット情報ファイルのインストール
4項で準備したチップセット情報ファイルをインストールしてください。
インストール方法は、フォルダ内のreadme.txt及びinstall.txtをご覧ください。
8. LANドライバのインストール
4項で準備したLANドライバをインストールしてください。
インストール方法は、フォルダ内のreadme.txt及びinstall.txtをご覧ください。
9. Service Packのインストール
2項で準備したService Pack 4 をインストールしてください。
10. ドライバおよびソフトウェアのインストール
4項で準備したドライバおよびソフトウェアを必ず下記の順序でインストールしてください。
ドライバおよびソフトウェアのインストール方法は、それぞれのreadme.txtやinstall.txtなどの説明書をご覧ください。
チップセット内蔵グラフィック(標準搭載)をご使用の場合
- DirectXのインストール
DirectXをインストールしてください。
- ディスプレイドライバのインストール
ディスプレイドライバをインストールしてください。
- サウンドドライバのインストール
サウンドドライバをインストールしてください。
カスタムメイドでRADEON X1800 XLを選択している場合
- DirectXのインストール
DirectXをインストールしてください。
- Internet Explorerのインストール
Internet Explorerをインストールしてください。
- .NET Framework 1.1のインストール
ドライバーズディスク内の下記ファイルを実行してください。
(D):\Other\os\Dotnetfx11
※(D)は内蔵CD/DVDドライブのドライブ名です。
- .NET Framework 2.0のインストール
ドライバーズディスク内の下記ファイルを実行してください。
(D):\Other\os\Dotnetfx20
※(D)は内蔵CD/DVDドライブのドライブ名です。
- ディスプレイドライバのインストール
ディスプレイドライバをインストールしてください。
- サウンドドライバのインストール
サウンドドライバをインストールしてください。
11.USB 2.0 Driverインストール
USB 2.0 Driverは自動ではインストールされない事があります。
その場合は、「Microsoft社のサポート技術情報」をご覧になり、デバイスマネージャからドライバの更新を行ってください。
12. 注意事項
ATA/ATAPIデバイスのDMA転送について
シリアルATAはSerial ATA/150に対応しており、DMAの「転送モード」の影響を受けません。最高150MB/sの転送が可能です。
カスタムメイドのCD-ROMドライブ、スーパーマルチドライブは、Ultra ATA/33に対応しています。
DMAの設定方法は、「FMVマニュアル」の「製品ガイド」-「4. ドライブ関連」-「DMAの設定」を参照してください。
ディスプレイドライバ
- 「(標準ディスプレイ)」の「SuperVGA」ドライバは使用しないでください。
- ディスプレイドライバは、DirectX9に対応しています。
必ず、DirectX9以降のランタイムをインストールしてからディスプレイドライバのインストールを行ってください。
動画の再生
動画を再生するときは、ディスプレイの省電力機能やシステムスタンバイの設定は行わないでください。
音楽CDの再生
音楽CDを再生するためには以下の「1.」と「2.」の設定を行ってください。
- 光学ドライブの設定
- 「デバイス マネージャ」−「DVD/CD-ROM ドライブ」をダブルクリックします。
- 「(光学ドライブ名)」を右クリックし、「プロパティ」タブをクリックします。
- 「(光学ドライブ名)のプロパティ」−「プロパティ」をクリックしすま。
- デジタルCDの再生の下に表示される「このCD-ROMデバイスでデジタル音楽CDを使用可能にする(E)」をチェックし、「OK」をクリックします。
- オーディオプレーヤ(Windows Media Playerの例)の設定
- Windows Media Playerを起動します。
- 「ツール」−「オプション」−「デバイス」からCD-ROMを選択し、「プロパティ」をクリックします。
- 再生の下に表示される「デジタル」をチェックし「OK」をクリックします。
カスタムメイドオプションでスーパーマルチドライブを選択した場合
- DVD-RAM に書き込み・書き換えする場合は、DLA またはDVD-RAM ドライバーソフトをインストールしてください。
ただし、DLA とDVD-RAM ドライバーソフトを同時にインストールしておくことはできません。DLAをインストールする場合は、インストールする前に必ずDVD-RAMドライバをアンインストールしてください。
- DVD-RAMドライバーソフトをインストールすると、マイコンピュータに「リムーバブルディスク」アイコンができます。DVD-RAM を使用するときは、「リムーバブルディスク」アイコンを選んでください。
- DVD-R、DVD-RWにUDF2.0フォーマットでデータを書き込むと、Windows 2000環境のDVD-ROMドライブ等では読めません。
UDF1.5フォーマットで書き込んでください。
UDF1.5/ UDF2.0フォーマットはDVD-RAMドライバのフォーマッタで選択可能です。
- Windows 2000環境にDVD-RAMドライバソフトをインストールすると、CDの音声が鳴らなくなる場合があるます。
その場合は、デバイスマネージャのスーパーマルチドライブのプロパティにある「このCD-ROMデバイスでデジタル音楽CDを使用可能にする」にチェックを付けてください。
この操作はDVD-RAMドライバソフトをインストールする度に必要です。