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Windows2000 移行時の留意事項

FMV-ESPRIMO FMV-W5230

本テキストは、現在お使いのOSをMicrosoft(R) Windows(R) 2000 Professional(以下Windows 2000)へ移行されるお客様のために、移行手順や注意事項などの情報を掲載しています。
Windows 2000を導入することにより、今までお使いになっていた機能が使えなくなる等の問題が発生する可能性があります。 本テキストの内容をよくご覧になってからWindows 2000への移行を行っていただきますよう、お願いいたします。

目次

本テキストの構成は、以下のようになっています。

  1. 対象機種
  2. 対応OS/Service Pack
  3. 制限事項
  4. 必要なBIOS、ドライバ、ソフトウェアおよびユーティリティ
  5. BIOSのアップデート、設定
  6. OSのインストール
  7. チップセット情報ファイルのインストール
  8. LANドライバのインストール
  9. Service Packのインストール
  10. ドライバおよびソフトウェアのインストール
  11. USB 2.0 Driverインストール
  12. 注意事項

1.対象機種

  • FMV-W5230

2.対応OS / Service Pack

  • Microsoft(R) Windows(R) 2000 Professional / Service Pack 4 日本語版

※Service Pack 4 を事前に入手し、必ず適用してください。

3.制限事項

  • 本パソコンに搭載されているデュアルコアCPU(Pentium D)は、Windows 2000では、シングルコアモードのみのサポートとなります。
    シングルコアモードに対応したBIOSが必須ですので、事前に入手してアップデートしてください。
    BIOSの入手方法は4項を、アップデート方法は5項をご覧ください。
  • RAIDモデルではWindows 2000へ移行できません。
  • 本パソコンでは、Windows 2000をポータブルCD/DVD(USB)ドライブからインストールできません。カスタムメイドの内蔵CD/DVDドライブが必要です。
  • カスタムメイドで内蔵スマートカードを選択されている場合、Windows 2000への移行はできません。
  • 「FMVマニュアル」などのマニュアルはWindows 2000への移行作業中は、ご利用になれません。必要な情報やページは事前に印刷してご利用ください。
  • データ実行防止(DEP)機能はお使いになれません。

4.必要なBIOS、ドライバ、ソフトウェアおよびユーティリティ

本パソコンで Windows 2000 をお使いになるには、以下のBIOS、ドライバをインストールしてください。
BIOS、ドライバは、本サイトで提供しているもの、ドライバーズディスクに予め入っているものがあります。
本サイトで提供しているBIOS、ドライバのインストール方法については、ダウンロード後に各ドライバのreadme.txtもしくはinstall.txtをご覧ください。 その他のドライバのインストール方法や注意事項に関しては、それぞれのCD-ROM内のreadme.txtや各ドライバのフォルダに格納されている説明書を必ずご覧ください。

BIOS

ご購入されたパソコンのBIOSの版数がR1.02以降の場合は、アップデートは不要です。
ご購入されたパソコンのBIOSの版数の確認方法は、「FMVマニュアル」の「製品ガイド」-「第7章 BIOS」-「System Informationメニュー」をご覧ください。

チップセット情報ファイル

  • Intel(R) Chipset Software Installation Utility (ドライバーズディスクで提供)

LANドライバ

  • Broadcom NetXtreme Gigabit Ethernet Windows(R) 2000 LAN Driver (ドライバーズディスクで提供)

Microsoft DirectX 9.0c End-User Runtime (2007年2月現在の最新版)

Microsoft Internet Explorer 6 Service Pack 1

Microsoft .NET Framework 1.1

  • Microsoft .NET Framework 1.1 (ドライバーズディスクで提供)

Microsoft .NET Framework 2.0

  • Microsoft .NET Framework 2.0 (ドライバーズディスクで提供)

ディスプレイドライバ

チップセット内蔵グラフィック(標準搭載)をご使用の場合

  • Intel(R) 945G Windows(R) XP/Windows(R) 2000 Display Driver (ドライバーズディスクで提供)

カスタムメイドで「グラフィックカードATI RADEON(R) X1950 Pro追加:FMC-SGCW6」を選択した場合

  • ATI RADEON Display Driver for Windows XP/2000 (ドライバは製品添付のATI ディスプレイドライバディスクで提供)

サウンドドライバ

  • Realtek High Definition Audio Driver for Windows XP/2000 (ドライバーズディスクで提供)

3modeフロッピィドライバ

  • 富士通3モードフロッピィディスクドライバ (ドライバーズディスクで提供)
    Type 00を選択してください。

ディスプレイ用INFファイル

  • FMVディスプレイ装置INFファイル (ドライバーズディスクで提供)

スーパーマルチドライブ

(カスタムメイドで「スーパーマルチ(厚型)追加:FMCXSMW7」を選択した場合)

  • Roxio Easy Media Creator (ソフトウェアは製品添付のCD-ROM内に格納)
  • InterVideo WinDVD (ソフトウェアは製品添付のCD-ROM内に格納)
  • DVD Multi ドライブ専用ドライバーソフト (ソフトウェアは製品添付のCD-ROM内に格納)

5.BIOSのアップデート、設定

Windows 2000 をインストールする前に、BIOSのアップデートと設定を行ってください。

BIOSのアップデート

事前にダウンロードしたBIOSのreadme.txtをご覧になり行ってください。
ご購入されたパソコンのBIOSの版数がR1.02以降の場合は、アップデートは不要です。

BIOSの設定

パソコンの起動直後のFujitsuロゴ表示画面で【F2】キーを押し、BIOSセットアップを起動し、次の設定に変更してください。

  • 「Exit」-「Get Default Values」-「Yes」を実行してください。
  • 「Advanced System Configurations」-「Core Multi-Processing」-「Enabled」(初期値)から「Disabled」に変更してください。
    ※「Enabled」(初期値)のままOSをインストールしてしまうと、その後シングルコアモードに戻すためには、OSの再インスト−ルが必要です。
  • 「Exit」-「Save Changes & Exit」-「Yes」を実行してください。

設定方法の詳細については、「FMVマニュアル」の「製品ガイド」をご覧ください。

6.OSのインストール

インストールの前に『Windows 2000』の製品の中に同梱されているマニュアルをよくお読みください。
また、CD-ROMのルートフォルダにある、Read1st.txt および Readme.doc もご参照ください。

以下の手順に従って Windows 2000 をインストールしてください。

  1. 電源ボタンを押し電源を入れます。
  2. 起動直後のFujitsuロゴ表示画面で【F12】キーを押します。
  3. 「Boot Menu」ウィンドウが表示されます。
  4. CD-ROMドライブに「Windows 2000」CD-ROMを入れます。
  5. 「Boot Menu」の「CD-ROM Drive」にカーソルを合わせて【Enter】キーを押します。
  6. 「Press any key to boot from CD..」と表示されるので、表示されている間に何かキーを押します。
    しばらくするとCD-ROMからの読み込みが始まり、青い画面の左上に「Windows 2000 Setup」と表示されます。

あとは画面の指示に従ってセットアップを行ってください。必要に応じて『クイックスタートガイド』をご参照ください。

7. チップセット情報ファイルのインストール

4項で準備したチップセット情報ファイルをインストールしてください。
インストール方法は、フォルダ内のreadme.txt及びinstall.txtをご覧ください。

Service Pack 4をMicrosoft社のWebサイトからダウンロードする場合は、ディスプレイドライバ、LANドライバをインストールしてください。

8.LANドライバのインストール

4項で準備したLANドライバをインストールしてください。
インストール方法は、フォルダ内のreadme.txt及びinstall.txtをご覧ください。

9.Service Packのインストール

2項で準備したService Pack 4 をインストールしてください。

10. ドライバおよびソフトウェアのインストール

4項で準備したドライバおよびソフトウェアを必ず下記の順序でインストールしてください。
ドライバおよびソフトウェアのインストール方法は、それぞれのreadme.txtやinstall.txtなどの説明書をご覧ください。

チップセット内蔵グラフィック(標準搭載)をご使用の場合

  1. DirectXのインストール
    DirectXをインストールしてください。
  2. ディスプレイドライバのインストール
    ディスプレイドライバをインストールしてください。
  3. サウンドドライバのインストール
    サウンドドライバをインストールしてください。

カスタムメイドでRADEON X1950 Proを選択している場合

  1. DirectXのインストール
    DirectXをインストールしてください。
  2. Internet Explorerのインストール
    Internet Explorerをインストールしてください。
  3. .NET Framework 1.1のインストール
    ドライバーズディスク内の下記ファイルを実行してください。

    (E):\Other\os\Dotnetfx11
    ※(E)は内蔵CD/DVDドライブのドライブ名です。
  4. .NET Framework 2.0のインストール
    ドライバーズディスク内の下記ファイルを実行してください。

    (E):\Other\os\Dotnetfx20
    ※(E)は内蔵CD/DVDドライブのドライブ名です。
  5. ディスプレイドライバのインストール
    ディスプレイドライバをインストールしてください。
  6. サウンドドライバのインストール
    サウンドドライバをインストールしてください。

11.USB 2.0 Driverインストール

USB 2.0 Driverは自動ではインストールされない事があります。 その場合は、「Microsoft社のサポート技術情報」をご覧になり、デバイスマネージャからドライバの更新を行ってください。

12. 注意事項

ATA/ATAPIデバイスのDMA転送について

シリアルATAはSerial ATA/150に対応しており、DMAの「転送モード」の影響を受けません。
カスタムメイドのCD-ROMドライブ、スーパーマルチドライブは、Ultra ATA/33に対応しています。
DMAの設定方法は、「FMVマニュアル」の「製品ガイド」-「4. ドライブ関連」-「DMAの設定」を参照してください。

ディスプレイドライバ

  • 「(標準ディスプレイ)」の「SuperVGA」ドライバは使用しないでください。
  • ディスプレイドライバは、DirectX9に対応しています。
    必ず、DirectX9以降のランタイムをインストールしてからディスプレイドライバのインストールを行ってください。

動画の再生

動画を再生するときは、ディスプレイの省電力機能やシステムスタンバイの設定は行わないでください。

音楽CDの再生

音楽CDを再生するためには以下の「1.」と「2.」の設定を行ってください。

  1. 光学ドライブの設定
    • 「デバイス マネージャ」−「DVD/CD-ROM ドライブ」をダブルクリックします。
    • 「(光学ドライブ名)」を右クリックし、「プロパティ」タブをクリックします。
    • 「(光学ドライブ名)のプロパティ」−「プロパティ」をクリックします。
    • デジタルCDの再生の下に表示される「このCD-ROMデバイスでデジタル音楽CDを使用可能にする(E)」をチェックし、「OK」をクリックします。
  2. オーディオプレーヤ(Windows Media Playerの例)の設定
    • Windows Media Playerを起動します。
    • 「ツール」−「オプション」−「デバイス」からCD-ROMを選択し、「プロパティ」をクリックします。
    • 再生の下に表示される「デジタル」をチェックし「OK」をクリックします。

カスタムメイドでスーパーマルチドライブを選択した場合

  1. DVD-RAM に書き込み・書き換えする場合は、DVD-RAM ドライバーソフトをインストールしてください。
  2. DVD-RAMドライバーソフトをインストールすると、マイコンピュータに「リムーバブルディスク」アイコンができます。DVD-RAM を使用するときは、「リムーバブルディスク」アイコンを選んでください。
  3. DVD-R,DVD-RWにUDF2.0フォーマットでデータを書き込むと、Windows 2000環境のDVD-ROMドライブ等では読めません。UDF1.5フォーマットで書き込んでください。
    UDF1.5/ UDF2.0フォーマットはDVD-RAMドライバーのフォーマッタで選択可能です。
  4. Windows 2000環境にDVD-RAMドライバーソフトをインストールすると、CDの音声が鳴らなくなる場合があるます。
    その場合は、デバイスマネージャのスーパーマルチドライブのプロパティにある「このCD-ROMデバイスでデジタル音楽CDを使用可能にする」にチェックを付けてください。
    この操作はDVD-RAMドライバーソフトをインストールする度に必要です。