Windows Vista Business 移行時の留意事項
FMV-ESPRIMO FMV-D5255/FMV-D5250
本テキストは、現在お使いのOSをMicrosoft® Windows Vista® Business(以下、Windows Vistaと記載)へ移行されるお客様のために、移行手順や注意事項を掲載しています。
Windows Vistaを導入することにより、今までお使いになっていた機能が使えなくなる等の問題が発生する可能性があります。
本テキストの内容をよくご覧になってからWindows Vistaへの移行を行っていただきますよう、お願いいたします。
目次
本テキストの構成は、以下のようになっています。
- 対象機種
- 対応OS
- インストール時の注意事項
- 必要なユーティリティおよびドライバ
- BIOSの設定
- OSのインストール
- ユーティリティおよびドライバのインストール
- 注意および制限事項
1.対象機種
2.対応OS
- Microsoft® Windows Vista® Business
3.インストール時の注意事項
- 64bit版Windows Vistaには移行できません。
- 「Windows Vista & ダウングレードサービス」モデルでWindows Vistaに移行する 場合は、本テキストによる移行ではなく本体添付のリカバリCDを使ってリカバリ してください。
- 「製品ガイド」などのマニュアルはWindows Vistaへの移行作業中は、ご利用に なれません。必要な情報やページは事前に印刷してご利用ください。
- CD-ROMなしモデルの場合は、USB接続のCD-ROMドライブ等を接続する必要が あります。あらかじめご用意ください。
- OSの移行は新規インストールのみサポートしており、アップグレードインス トールはサポート対象外となります。
- Windows Vistaのインストール媒体は、DVDで提供されております。CD-ROM ドライブ搭載モデルの場合は、下記のURLよりCD-ROMを入手してください。
Windows Vista インストールメディア お申し込みセンター :
http://www.microsoft.com/japan/presspass/detail.aspx?newsid=2942
4.必要なユーティリティおよびドライバ
本パソコンで Windows Vista をお使いになるには、以下のユーティリティや
ドライバが必要です。あらかじめ準備してください。
ドライバは、FMWORLD.NET上で提供しているものと、ドライバーズ
ディスクにあらかじめ入っているものがあります。
FMWORLD.NET上で提供しているドライバのインストール方法については、ダウン
ロード後に各ドライバのreadme.txtもしくはinstall.txtをご覧ください。
その他のドライバのインストール方法や注意事項に関しては、それぞれのCD-ROM内
のreadme.txtや各ドライバのフォルダに格納されている説明書を必ずご覧ください。
- ディスプレイドライバ
チップセット内蔵グラフィック(標準搭載)をご使用の場合
"Intel 945G/945GM ディスプレイドライバ" (ドライバーズCDで提供)
カスタムメイドオプション 「グラフィックカードNVIDIA GeForce 7300LE追加:FMC-GCD2A」を選択した場合
"NVIDIA GeForce ディスプレイドライバ" (ドライバーズCDで提供)
- サウンドドライバ
"Realtek High Definition Audio オーディオドライバ" (FMWORLD.NETで提供)
- LANドライバ
"Broadcom NetLink(TM) LAN ドライバ" (FMWORLD.NETで提供)
- 富士通拡張機能ユーティリティ
"富士通拡張機能ユーティリティ" (ドライバーズCDで提供)
- ディスプレイ用INFファイル
"FMVディスプレイ装置INFファイル"(FMWORLD.NETで提供)
- セキュリティチップドライバ
"Infineon セキュリティチップ ユーティリティ"(ドライバーズCDで提供)
"SMARTACCESS/Basic"(FMWORLD.NETで提供)
- スマートカードリーダ/ライタ ドライバ (カスタムメイドオプション「スマートカードリーダ/ライタ追加:FMC-SMD22」 を選択した場合)
"スマートカードリーダ/ライタ PanaSCR7A Smart ドライバ" (ドライバーズCDで提供)
- DVD-ROMドライブ(カスタムメイドオプション 「DVD-ROMドライブユニット(薄型)追加:FMCXDVD22S」を選択した場合)
"WinDVD" (ソフトウェアは製品添付のCD-ROM内に格納)
- DVD-ROM & CD-R/RWドライブ(カスタムメイドオプション 「DVD-ROM & CD-R/RW(薄型)追加:FMCXCBD22S」を選択した場合)
"Roxio Easy Media Creator" (ソフトウェアは製品添付のCD-ROM内に格納)
"WinDVD" (ソフトウェアは製品添付のCD-ROM内に格納)
- スーパーマルチドライブ(カスタムメイドオプション 「スーパーマルチ(厚型)追加:FMCXSMD22」または、 「スーパーマルチ(薄型)追加:FMCXSMD22S」を選択した場合)
"Roxio Easy Media Creator" (ソフトウェアは製品添付のCD-ROM内に格納)
"WinDVD" (ソフトウェアは製品添付のCD-ROM内に格納)
"DVD-RAMドライバ" (Windows Vistaのinboxドライバを使用)
- RAIDユーティリティ (RAIDモデルの場合)
"SATA-RAIDユーティリティ"(FMWORLD.NETで提供)
"RAIDログ管理ツール"(FMWORLD.NETで提供)
5.BIOSの設定
Windows Vista をインストールする前に、BIOSの設定をご購入時の状態に戻します。
- パソコンを起動し、Fujitsuロゴが表示されている間に「F2」キーを押して、
BIOSセットアップを起動します。
- 「終了」メニューの「標準設定値を読み込む」を実行した後、変更を保存してください。
設定方法の詳細については、「FMVマニュアル」の「製品ガイド」をご覧ください。
6.OSのインストール
- インストールの前に「Windows Vista」に同梱されているマニュアルをよくお読みください。
また、CD-ROM内にある README および SETUPXP もご参照ください。
- 以下の手順に従って Windows Vista をインストールしてください。
- 電源ボタンを押し、本パソコンを起動します。
- Fujitsuロゴが表示されている間に [F12]キーを押します。 「起動メニュー」が表示されます。
- CD-ROMドライブに「Windows Vista」のCD-ROMをセットします。
- 「CD/DVD」(USB-CDROMドライブの場合は「USB CD/DVD」) を選択し、[Enter]キーを押します。
- 「Press any key to Boot from CD..」と表示されるので、何かキーを押します。 しばらくするとセットアップが始まり、青い画面の左上に「Windows Setup」
と表示されます。
- 画面の指示に従ってセットアップを進めます。
- パーティションの設定画面が表示されたときは、必要に応じて各パーティションを設定し直してください。
例) C: 40000MB、 D: 40000MB
■注意■「パーティション1:[NTFS] 512MB」のパーティションがある場合は、このパーティションを削除してください。
- インストール先にCドライブを選択して、Enterキーを押してください。 Windows Vistaのインストールが開始されます。
- この後は画面の指示に従ってセットアップを行ってください。
7.ユーティリティおよびドライバのインストール
4項で準備したチップセット情報ファイルとドライバをインストールしてください。
インストール方法は、それぞれのユーティリティやドライバのreadme.txt及びinstall.txtをご覧ください。
USB2.0ドライバについては、下記の手順でインストールしてください。
- デバイスマネージャで「ドライバの更新」を選ぶ。
- 「デバイスに最適なドライバを検索する」を選択し次へ進む。標準のドライバがインストールされます。
8. 注意および制限事項
- IDEのDMA転送について
標準搭載のハードディスクは、シリアルATA/300に対応しています。
また、カスタムメイドオプションのCD-ROMドライブ、DVD-ROM& CD-R/RW ドライブ、DVD-ROMドライブまたはスーパーマルチドライブは、 UltraATA/33またはUltraATA/66に対応しています。
設定方法は、「FMVマニュアル」の『製品ガイド』の「機能」-「5. ドライブ関連」-「DMAの設定」を参照してください。
- ディスプレイドライバは、DirectX10に対応しています。DirectX10より 前のバージョンはインストールしないでください。
- 動画を再生するときは、ディスプレイの省電力機能やシステムスタンバイの設 定は行わないでください。
- マルチモニタ機能を使用する場合は、BIOSセットアップで 「詳細」メニュー の「プライマリディスプレイ」の項目を「自動」にしてください。 なお、「3D パイプスクリーンセーバー」を使用すると、アプリケーションエ ラーが表示されたり、スクリーンセーバーの画面が正しく表示されないことがあります。 この場合は、他のスクリーンセーバーをお使いください。
- 「システムのプロパティ」上で表示されるメモリサイズは、実際に搭載されて いるメモリサイズより少なく表示されます。
- ・Windows Vistaモデルの起動メニューには「トラブル解決ナビ」は起動メニューから 選択できなくなりますので、使用できません。