Windows XP Professional 移行時の留意事項
FMV-ESPRIMO FMV-D5350
本テキストは、現在お使いのOSをMicrosoft® Windows® XP Professional(以下、Windows XPと記載)へ移行されるお客様のために、移行手順や注意事項を掲載しています。
Windows XPを導入することにより、今までお使いになっていた機能が使えなくなる等の問題が発生する可能性があります。
本テキストの内容をよくご覧になってからWindows XPへの移行を行っていただきますよう、お願いいたします。
目次
本テキストの構成は、以下のようになっています。
- 対象機種
- 対応OS/Service Pack
- 制限事項
- 必要なドライバおよびユーティリティ
- BIOSの設定
- OSのインストール
- チップセット情報ファイルのインストール
- ドライバのインストール
- 注意事項
1.対象機種
2.対応OS / Service Pack
- Microsoft® Windows® XP Professional
Microsoft® Windows® XP Service Pack 2 セキュリティ強化機能搭載 日本語版(以下、Service Pack2 と記載)
必ずService Pack 2 が適用されている Windows XP を使用してください。
3.制限事項
- 標準構成モデルの場合、空のフロッピーディスクが1枚必要になります。
あらかじめご用意ください。
- フロッピーディスクドライブ、CD/DVDドライブのないモデルの場合は、USB接続のフロッピーディスクドライブ、CD/DVDドライブを接続する必要があります。
あらかじめご用意ください。
- 「製品ガイド」などのマニュアルはWindows XPへの移行作業中は、ご利用になれません。必要な情報やページは事前に印刷してご利用ください。
4.必要なドライバおよびユーティリティ
本パソコンで Windows XP をお使いになるには、以下のドライバをインストールしてください。ドライバは、FMWORLD.NET上で提供しているもの、ドライバーズ
ディスクに予め入っているものがあります。
FMWORLD.NET上で提供しているドライバのインストール方法については、ダウンロード後に各ドライバのreadme.txtもしくはinstall.txtをご覧ください。
その他のドライバのインストール方法や注意事項に関しては、それぞれのCD-ROM内のreadme.txtや各ドライバのフォルダに格納されている説明書を必ずご覧ください。
- チップセット情報ファイル
"インテル(R) チップセット デバイス ソフトウェア"(XP用ドライバーズCDで提供)
- SATAドライバ (標準構成モデルの場合)
"インテル(R) マトリックス・ストレージ・マネージャ"(XP用ドライバーズCDで提供)
- ・AMTドライバ
"インテル(R) マネージメント・エンジン・インタフェース ドライバ"
(XP用ドライバーズCDで提供)
"インテル(R) アクティブ・マネジメント・テクノロジ
ローカル マネジビリティ サービス シリアル オーバー LAN ドライバ"
(XP用ドライバーズCDで提供)
- ディスプレイドライバ
チップセット内蔵グラフィック(標準搭載)をご使用の場合
"インテル 3シリーズ ディスプレイドライバ"(XP用ドライバーズCDで提供)
カスタムメイドオプション
「グラフィックカードNVIDIA GeForce 7300LE追加:FMC-GCD2A」を選択した場合
"NVIDIA GeForce ディスプレイドライバ"(製品添付のCD-ROMで提供)
- サウンドドライバ
"Realtek High Definition Audio Driver for Windows XP/2000"(XP用ドライバーズCDで提供)
- LANドライバ
"Intel(R) PRO/1000 PM Network Connection Windows(R) XP LAN Driver"(XP用ドライバーズCDで提供)
- 富士通拡張機能ユーティリティ
"富士通拡張機能ユーティリティ"(XP用ドライバーズCDで提供)
- ディスプレイ用INFファイル
"FMVディスプレイ装置INFファイル"(XP用ドライバーズCDで提供)
- セキュリティチップドライバ
"Infineon セキュリティチップ ユーティリティ"(XP用ドライバーズCDで提供)
"SMARTACCESS/Basic"(XP用ドライバーズCDで提供)
- スマートカードリーダ/ライタ ドライバ
(カスタムメイドオプション「スマートカードリーダ/ライタ追加:FMC-SMD22」
を選択した場合)
"スマートカードリーダ/ライタ PanaSCR7A Smart ドライバ" (XP用ドライバーズCDで提供)
- DVD-ROMドライブ(カスタムメイドオプション
「DVD-ROMドライブユニット(薄型)追加:FMCXDVD23S」を選択した場合)
"WinDVD"
(ソフトウェアは製品添付のCD-ROM内に格納)
- DVD-ROM & CD-R/RWドライブ(カスタムメイドオプション
「DVD-ROM & CD-R/RW(薄型)追加:FMCXCBD23S」を選択した場合)
"Roxio Easy Media Creator" (ソフトウェアは製品添付のCD-ROM内に格納)
"WinDVD"(ソフトウェアは製品添付のCD-ROM内に格納)
- スーパーマルチドライブ(カスタムメイドオプション
「スーパーマルチ(厚型)追加:FMCXSMD23」または、
「スーパーマルチ(薄型)追加:FMCXSMD23S」を選択した場合)
"Roxio Easy Media Creator"
(ソフトウェアは製品添付のCD-ROM内に格納)
"WinDVD"
(ソフトウェアは製品添付のCD-ROM内に格納)
"DVD-RAMドライバ"
(ソフトウェアは製品添付のCD-ROM内に格納)
- RAIDユーティリティ (RAIDモデルの場合)
"SATA-RAIDユーティリティ"(XP用ドライバーズCDで提供)
"RAIDログ管理ツール"(XP用ドライバーズCDで提供)
5.BIOSの設定
Windows XP をインストールする前に、パソコンの起動直後のFujitsuロゴ表示画面で「F2」キーを押し、BIOSセットアップを起動し、次の設定に変更してください。
- 「終了」-「標準設定値を読み込む」を実行してください。
設定方法の詳細については、「FMVマニュアル」の「製品ガイド」をご覧ください。
6.OSのインストール
- インストールの前に『Windows XP』の製品の中に同梱されているマニュアルを
よくお読みください。
また、CD-ROMのルートフォルダにある README および SETUPXP もご参照ください。
- 以下の手順に従って Windows XP をインストールしてください。
[標準構成モデルの場合]
- 空のフロッピーディスクを1枚準備します。
フロッピーディスクドライブを内蔵していない場合は、USBフロッピー
ディスクドライブを接続します。
- 装置を起動します。
- コンピュータの管理者のアカウントでログオンします。
- Windows XP用のドライバーズCDをCD/DVDドライブにセットします。
- [スタート]メニューから[ファイル名を指定して実行]を選択します。
- [名前]の欄に、
「(CD/DVDドライブ名):\Storage\IntelSata\\F6flpy32\F6flpy32.exe」
を入力し、[OK]をクリックします。
- [Batch assistant]ダイアログが表示されたら、
"Insert floppy to write"と表示されていることを確認し、手順1)で準備した
フロッピーディスクをフロッピーディスクドライブに挿入します。
- [OK]をクリックします。
- フロッピーディスクへの書き込みが始まり、[Formatting and writing disk]の
プログレスバーが表示され、100%になると自動的に閉じます。
- 装置を再起動し、FUJITSUロゴ画面で[F12]キーを押して起動メニューを立ち上
げます。
- 「Windows XP」のインストール用CDをセットし、起動メニューで「CD/DVD」
(USB-CD/DVDドライブの場合は「USB-CDROM」)を選択します。
- 画面上部に「Press any key to boot from CD...」と表示されますので
何かキーを押します。しばらくするとCD-ROMからの読み込みが始まり、青い
画面の左上に「Windows Setup」と表示されます。
- 画面下部に
[Press F6 if you need to install a third party SCSI or RAID driver...]
と表示されましたら、[F6]キーを押します。
※数秒しか表示されませんので、ご注意ください。
- しばらく通常のインストールと同様にセットアップが続いた後、画面下部に
"S=Specify Additional Device"と表示されますので、[S]キーを押します。
- コントローラの選択画面が表示されますので、
[Intel(R) ICH9 SATA AHCIController (Desktop ICH9R)]を選択し、
[Enter]キーで決定します。
- フロッピーディスクからファイルが読み込まれ、選択したデバイス名
が表示されますので、
[Intel(R) ICH9 SATA AHCIController (Desktop ICH9R)]
と表示されていることを確認し、[Enter]キーを押します。
- 画面の指示に従ってセットアップを進めます。
- パーティションの設定画面が表示されたとき、
「パーティション1:[NTFS] 512MB」
のパーティションがある場合は、このパーティションを削除してください。
- 必要に応じて各パーティションを設定し直してください。
例) C: 40000MB、 D: 40000MB
- Cドライブを選択して、Enterキーを押してください。OSのインストールが開始
されます。
- 以降は画面の指示に従ってOSのセットアップを継続してください。
セットアップの途中で装置が再起動しますので、その際にフロッピーディスクは
ドライブから抜いてください。
[RAIDモデルの場合]
- 電源ボタンを押し電源を入れます。
- 起動直後のFujitsuロゴ表示画面で[F12]キーを押します。
- 「起動メニュー」ウィンドウが表示されます。
- CD/DVDドライブに「Windows XP」CD-ROMを入れます。
- 「起動メニュー」の「CD/DVD」(USB-CD/DVDドライブの場合は「USB-CDROM」)
にカーソルを合わせて [Enter]キーを押します。
- 「Press any key to Boot from CD..」と表示されますので、何かキーを押し
ます。しばらくするとCD-ROMからの読み込みが始まり、青い画面の左上に
「Windows Setup」と表示されます。
- 画面の指示に従ってセットアップを進めます。
- パーティションの設定画面が表示されたとき、
「パーティション1:[NTFS] 512MB」
のパーティションがある場合は、このパーティションを削除してください。
- 必要に応じて各パーティションを設定し直してください。
例) C: 40000MB、 D: 40000MB
- Cドライブを選択して、Enterキーを押してください。OSのインストールが開始
されます。
- あとは画面の指示に従ってセットアップを行ってください。 必要に応じて
『ファーストステップガイド』をご参照ください。
7.チップセット情報ファイルのインストール
4項で準備したチップセット情報ファイルをインストールしてください。インストール方法は、フォルダ内のreadme.txt及びinstall.txtをご覧ください。
8. ドライバのインストール
4項で準備したドライバをインストールしてください。
ドライバのインストール方法は、それぞれドライバのreadme.txtやinstall.txt
などの説明書をご覧ください。
9. 注意事項
- ディスプレイドライバは、DirectX9.0cに対応しています。DirectX9.0cより
前のバージョンはインストールしないでください。
- 動画を再生するときは、ディスプレイの省電力機能やシステムスタンバイの設
定は行わないでください。
- マルチモニタ機能を使用する場合は、BIOSセットアップで 「詳細」メニュー
の「プライマリディスプレイ」の項目を「自動」にしてください。
なお、「3D パイプスクリーンセーバー」を使用すると、アプリケーションエ
ラーや、正しく表示されないことがあります。この場合は、他のスクリーン
セーバーをお使いください。
- 「システムのプロパティ」上で表示されるメモリサイズは、実際に搭載されて
いるメモリサイズより少なく表示されます。
- 「トラブル解決ナビ」は起動メニューから選択できなくなりますので、使用
できません。