Windows® XP 移行時の留意事項
FMV-LIFEBOOK 2007年10月-2008年3月モデル
本テキストは、お使いのOSをWindows XP Home EditionまたはWindows XP Professional(以下Windows XP)へ移行されるお客様のために、移行手順や注意事項などの情報を掲載しています。Windows XPを導入することにより、今までお使いになっていた機能が使えなくなる等の問題が発生する可能性があります。本テキストの内容をよくご覧になってからWindows XPへの移行を行っていただきますよう、お願いいたします。
目次
本テキストの構成は、以下のようになっています。
- 対象機種
- 対応OS/Service Pack
- 制限事項 / 留意事項
- 必要なドライバおよびユーティリティ
- BIOSの設定
- OSのインストール
- Service Packのインストール
- チップセット情報ファイルのインストール
- ドライバのインストール
- 注意事項
1.対象機種
- FMV-E8250
- FMV-C8250
- FMV-A8255、FMV-A8250
- FMV-S8350、FMV-S8250
- FMV-R8250
- FMV-U8250
※FMV-C6250、FMV-A6255、FMV-A6250はプレインストールOSのみのサポートとなります。
2.対応OS / Service Pack
- Microsoft® Windows® XP Home Edition / Microsoft® Windows® XP Service Pack 2 日本語版
- Microsoft® Windows® XP Professional / Microsoft® Windows® XP Service Pack 2 日本語版
※FMV-R8250、FMV-U8250は、Windows XP Home Editionは非サポートとなります。
※OSのCD-ROMは、正規のMicrosoft® Windows® XPをお客様にご用意いただく必要があります。
※Service Pack 2は必ず適用してください(もしくは、Service Pack2適用済みのMicrosoft® Windows® XPをご用意ください)。
3.制限事項 / 留意事項
- 本パソコンをご購入後に増設・接続された周辺機器は、OSのインストールを行う前に一旦取り外してください。
- 必要なデータは事前にバックアップしてください。
- ACアダプタを接続した状態で操作してください。
-
本文中の操作手順において、CDやDVD、フロッピーディスクを使用することがあります。
CD/DVDドライブ、フロッピーディスクドライブなどが搭載されていないモデルをお使いの場合は、必要に応じて別売の周辺機器を用意してください。使用できる周辺機器については、FMV-LIFEBOOKの「システム構成図 」をご覧ください。
また、周辺機器の使用方法については、周辺機器のマニュアルをご覧ください。
- 「FMVマニュアル」などのマニュアルはWindows XPへの移行作業中は、ご利用になれません。必要な情報やページは事前に印刷してご利用ください。
4.必要なドライバおよびユーティリティ
本パソコンでWindows XPをお使いになるには、「ドライバーズディスク」から必要なドライバやユーティリティをインストールしてください。
必要なドライバやユーティリティは、「ドライバーズディスク検索(DrvCdSrc.exe)」にて確認できます。また、ドライバやユーティリティのインストール方法については、各ドライバやユーティリティのreadme.txtもしくはinstall.txtをご覧ください。
注意
- 一部のカスタムメイドオプション用ドライバやユーティリティは、カスタムメイドオプションに添付のCD/DVDに収録されていることがあります。
- 最新版のドライバやユーティリティが本サイトの「ドライバダウンロード」で公開されている場合があります。
- FMV-E8250、FMV-C8250、FMV-A8255、FMV-A8250、FMV-S8350、FMV-S8250およびFMV-R8250をお使いの場合、Windows XPをインストールするには、あらかじめシリアルATA用ドライバのバックアップディスクを用意しておく必要があります。必ず作成してください。バックアップディスクの作成方法については、「10.注意事項」をご覧ください。
5.BIOSの設定
Windows XPをインストールする前に、BIOSセットアップの設定値をご購入時の状態に戻してください。設定値をご購入時の状態に戻す方法は、添付の「取扱説明書」をご覧ください。
BIOSセットアップの操作方法については、「FMVマニュアル」をご覧ください。
6.OSのインストール
インストールの前に『Windows XP』の製品の中に同梱されているマニュアルをよくお読みください。また、CD-ROMのルートフォルダにあるReadme.htmもご参照ください。
※「10.注意事項」にも本パソコンでWindows XPを使用する場合の一般的注意事項を記載しています。
- 電源ボタンを押し電源を入れます。
- 起動直後のFujitsuロゴ表示画面で【F12】キーを押します。
- 「起動メニュー」ウィンドウが表示されます。
- CD-ROMドライブに「Windows XP」CD-ROMを入れます。
- 「起動メニュー」の「CD-ROMドライブ」にカーソルを合わせて【Enter】キーを押します。
- 「Press any key to Boot from CD.」と表示されるので、【Enter】キーを押します。
しばらくすると CD-ROMからの読み込みが始まり、セットアップの青い画面が表示され、しばらくは英語のメッセージが続きます。
※FMV-E8250、FMV-C8250、FMV-A8255、FMV-A8250、FMV-S8350、FMV-S8250およびFMV-R8250をお使いの場合は、手順7.に進んでください。
※それ以外のモデルをお使いの場合は、画面の指示に従ってセットアップを続けてください。必要に応じて『Windows XP』の製品の中に同梱されているマニュアルをご参照ください。
- 画面の下に「Press F6 if you need to install a third party SCSI or RAID Driver」と表示されている間に、【F6】キーを押します。
<POINT>
【F6】キーはすぐに押してください。「コンピュータにハードディスクドライブがインストールされていませんでした。」と表示された場合は、【F3】キーを押して、手順1 からやり直してください。
- 「Setup could not determine...」と表示されたら、【S】キーを押します。
- 「Please insert the disk...」と表示されたら、フロッピィディスクドライブに、次のバックアップディスクをセットして、【Enter】キーを押します。
ドライバの一覧が表示されます。
- FMV-C8250、FMV-A8250およびFMV-S8250をお使いの場合:バックアップディスク「Intel(R) Matrix Storage Driver」
- FMV-E8250、FMV-A8255、FMV-S8350およびFMV-R8250をお使いの場合:バックアップディスク「インテル® マトリックス ストレージ マネージャ(32ビット版)」
<POINT>
「Please insert the disk...」と表示されない場合には、OSのインストールを一旦中止し、「10.注意事項」の「OSのインストール後に、シリアルATA用ドライバをインストールする方法」を参照して、インストール作業を行ってみてください。
- 【↑】【↓】キーで、次の項目を選択し、【Enter】キーを押します。
確認の画面が表示されます。
- FMV-C8250、FMV-A8250およびFMV-S8250をお使いの場合:Intel(R) 82801GBM SATA AHCI Controller (Mobile ICH7M)
- FMV-E8250、FMV-A8255、FMV-S8350およびFMV-R8250をお使いの場合:Intel(R) 82801HEM/HBM SATA AHCI Controller (Mobile ICH8M-E/M)
- 【Enter】キーを押します。
以降は、画面の指示に従ってセットアップを続けてください。必要に応じて『Windows XP』の製品の中に同梱されているマニュアルをご参照ください。
7.Service Packのインストール
「6. OSのインストール」で使用した「Windows XP」CD-ROMが、Windows XP Service Pack 2日本語版を適用していない場合には別途Windows XP Service Pack 2日本語版を入手し、必ずインストールしてください。
<Windows XP Service Pack 2の留意事項>
Service Pack2のインストールに関する注意事項は、マイクロソフト社のサイトで公開されています。
「Windows XP Service Pack 2 セキュリティ強化機能搭載」
8. チップセット情報ファイルのインストール
4項で準備したチップセット情報ファイルをインストールしてください。
9.ドライバのインストール
4項で準備したドライバをインストールしてください。
10.注意事項
シリアルATAドライババックアップディスクの作成方法
- 次のものを用意してください。
- ドライバーズディスク
- 1.44MBフォーマット済 2HDフロッピィディスク 1枚(別途購入してください)
- フロッピィディスクのラベル 1枚(別途購入してください)
- FDDユニット(USB)(FMV-NFD52S) ※フロッピィディスクドライブを搭載していないモデルの場合のみ
- フロッピィディスクドライブを搭載していないモデルをお使いの場合、FDDユニット(USB)をパソコン本体に取り付けます。
- 「ドライバーズディスク」とフロッピィディスクをセットします。
「ドライバーズディスク検索」が表示されます。
- 「ドライバーズディスク検索」のOSの設定で、「Windows XP」を選択します。
ドライバの一覧が表示されます。
- 一覧から次の項目を選択し、「フォルダを開く」をクリックします。
- FMV-C8250、FMV-A8250およびFMV-S8250をお使いの場合:バックアップディスク「Intel® Matrix Storage Driver」
- FMV-E8250、FMV-A8255、FMV-S8350およびFMV-R8250をお使いの場合:バックアップディスク「インテル(R) マトリックス ストレージ マネージャ(32ビット版)」
- 表示されたフォルダ内の全てのファイルを、フロッピィディスクにコピーします。
コピーが終われば、バックアップディスクの作成は完了です。
作成したバックアップディスクは、次のように記入したラベルを貼り、書き込み禁止の状態にしてお使いください。
- FMV-C8250、FMV-A8250およびFMV-S8250をお使いの場合:「Intel(R) Matrix Storage Driver」
- FMV-E8250、FMV-A8255、FMV-S8350およびFMV-R8250をお使いの場合:「インテル(R) マトリックス ストレージ マネージャ(32ビット版)」
ディスプレイドライバは、DirectX9.0cに対応しています
必ず、DirectX9.0cをインストールしてからディスプレイドライバのインストールを行ってください。
※DirectX1~9.0bをお使いの方はDirectX9.0cにアップグレードしてからディスプレイドライバのインストールを行ってください。
カスタムメイドオプションでスーパーマルチドライブを選択した場合
- DVD-RAMに書き込み・書き換えする場合は、DVD-RAMドライバーソフトをインストールしてください。
- DVD-RAMドライバーソフトをインストールすると、マイコンピュータに「リムーバブルディスク」アイコンができます。 DVD-RAMを使用するときは、「リムーバブルディスク」アイコンを選んでください。
- DVD-R、DVD-RWにUDF2.0フォーマットでデータを書き込むと、Windows 2000環境のDVD-ROMドライブ等では読めません。UDF1.5フォーマットで書き込んでください。 UDF1.5/UDF2.0フォーマットはDVD-RAMドライバのフォーマッタで選択可能です。
OSのインストール後に、シリアルATA用ドライバをインストールする方法
- BIOSセットアップの設定値をご購入時の状態に戻してください。
- [詳細]メニュー−[その他の内蔵デバイス設定]の[AHCI設定]を「使用しない」に変更してください。
【重要】
ここでAHCI設定を「使用しない」に設定しないとOSインストール時にエラーが発生します。必ず設定を行ってください。エラーが発生した場合はセットアップを中止し、電源を入れ直して設定を行ってください。
- 変更を保存して、パソコンを再起動してください。
- 起動直後のFujitsuロゴ表示画面で、【F12】キーを押します。「起動メニュー」ウィンドウが表示されます。
- CD-ROMドライブに「Windows XP」CD-ROMを入れます。
- 「起動メニュー」の「CD-ROMドライブ」にカーソルを合わせて【Enter】キーを押します。
- 「Press any key to Boot from CD.」と表示されるので、【Enter】キーを押します。
しばらくするとCD-ROMからの読み込みが始まり、セットアップの青い画面が表示され、しばらくは英語のメッセージが続きます。
以降は、画面の指示に従ってセットアップを続けてください。必要に応じて『Windows XP』の製品の中に同梱されているマニュアルをご参照ください。
OSのインストールで使用した「Windows XP」CD-ROMが、Windows XP Service Pack 2日本語版を適用していない場合には別途Windows XP Service Pack 2日本語版を入手し、インストールしてください。
続けて、シリアルATA用ドライバをインストールします。
- デバイスマネージャを開き、[IDE ATA/ATAPIコントローラ]にある「標準デュアルチャネルPCI IDEコントローラ」のプロパティを開いてください。
- [ドライバ]タブを開き、[ドライバの更新]をクリックしてください。
- 検索方法を、「検索しないで、インストール~」を選択して、[次へ]をクリックしてください。
- CD/DVDドライブに、パソコンに添付されているドライバーズディスクをセットしてください。
- [ディスク使用]をクリックし、ドライバーズディスクの「Strage」フォルダ−「IntelSata」フォルダ内の「iaastor」を選んで開いてください。
- [OK]をクリックするとモデル一覧が表示されるので、「Intel(R) 82801GBM SATA AHCI Controller」を選択し、[次へ]をクリックしてください。
警告メッセージが表示されますが、そのまま「はい」をクリックして次へ進んでください。
- 「次へ」をクリックするとインストールが開始されます。インストールはすぐに終わります。[完了]をクリックしてください。
- 「閉じる」をクリックと、再起動を要求されます。
「はい」をクリックしてパソコンを再起動し、Fujitsuロゴ表示画面で、【F12】キーを押して、「起動メニュー」ウィンドウを表示します。
- 「BIOSセットアップ」を選択し、BIOSセットアップを起動します。
【重要】
ここでBIOSセットアップを実行しないとOS起動時にエラーが発生します。必ず設定を行ってください。エラーが発生した場合は電源ボタンを4秒以上押して電源を落とし、再度電源を入れ直して設定を行ってください。
- [詳細]メニュー−[その他の内蔵デバイス設定]の[AHCI設定]を「使用する」に変更してください。
- 変更を保存して、パソコンを再起動してください。
- Windowsが起動すると、再起動を要求されるので、「はい」をクリックして再起動してください。
これで操作は終了です。「9.チップセット情報ファイルのインストール」に進んでください。