本テキストは、現在お使いのOSをMicrosoft® Windows® XP Professional(以下、Windows XPと記載)へ移行されるお客様のために、移行手順や注意事項を掲載しています。
Windows XPを導入することにより、今までお使いになっていた機能が使えなくなる等の問題が発生する可能性があります。
本テキストの内容をよくご覧になってからWindows XPへの移行を行っていただきますよう、お願いいたします。
本テキストの構成は、以下のようになっています。
対象機種
対応OS/Service Pack
制限事項
必要なドライバおよびユーティリティ
ドライバフロッピーディスクの作成
BIOSの設定
OSのインストール
チップセット情報ファイルのインストール
ドライバのインストール
Service Packのインストール
注意事項
FMV-D5380
Microsoft® Windows® XP Professional
Microsoft® Windows® XP Service Pack 2 セキュリティ強化機能搭載 日本語版(以下、Service Pack2 と記載)
※必ずService Pack 2 が適用されている Windows XP を使用してください。
Microsoft® Windows® XP Service Pack 3
OSインストールの際、空のフロッピーディスクが1枚必要になります(RAID構成の場合は2枚)。 あらかじめご用意ください。
フロッピーディスクドライブ、DVDドライブのないモデルの場合は、USB接続のフロッピーディスクドライブ、DVDドライブを接続する必要があります。あらかじめご用意ください。
「製品ガイド」などのマニュアルはWindows XPへの移行作業中は、ご利用になれません。必要な情報やページは事前に印刷してご利用ください。
OSインストールによりディスクの全データが削除されますので、あらかじめ必要なデータのバックアップをしてください。また、Windows Vista® BusinessのリカバリデータもCD-R/DVD-Rにコピーしてリカバリディスクを作成しておいてください。
本パソコンで Windows XP をお使いになるには、以下のドライバをインストールしてください。ドライバは、本パソコンに添付しているもの、FMWORLD.NET上で提供
しているものがあります。
FMWORLD.NET上で提供しているドライバのインストール方法については、ダウンロード後に各ドライバのreadme.txtもしくはinstall.txtをご覧ください。
その他のドライバのインストール方法や注意事項に関しては、それぞれのCD/DVD内のreadme.txtや各ドライバのフォルダに格納されている説明書を必ずご覧ください。
チップセット情報ファイル
"インテル® チップセット デバイス ソフトウェア"(ドライバーズディスク&ユーティリティディスクで提供)
SATAドライバ
"インテル® マトリックス ストレージ マネージャ"(ドライバーズディスク&ユーティリティディスクで提供)
AMTドライバ
"インテル® マネージメント エンジン インタフェース ドライバ"(ドライバーズディスク&ユーティリティディスクで提供)
"インテル® アクティブ マネジメント テクノロジ マネジビリティエンジン コンポーネンツ"(ドライバーズディスク&ユーティリティディスクで提供)
"インテル® アクティブ マネージメント テクノロジ ドライバ 設定ツール"(ドライバーズディスク&ユーティリティディスクで提供)
ディスプレイドライバ
チップセット内蔵グラフィック(標準搭載)をご使用の場合
"インテル 4シリーズ ディスプレイドライバ"(ドライバーズディスク&ユーティリティディスクで提供)
カスタムメイドオプション 「グラフィックカードATI RADEON HD 2400Pro追加:FMC-GCD54」を選択した場合
"ATI Radeon ディスプレイドライバ"(ドライバーズディスク&ユーティリティディスクで提供)
サウンドドライバ
"Realtek High Definition Audio Driver for Windows XP/2000"(ドライバーズディスク&ユーティリティディスクで提供)
LANドライバ
"Intel® 82567LM-3 Gigabit Network Connection Windows® XP LAN Driver"(ドライバーズディスク&ユーティリティディスクで提供)
富士通拡張機能ユーティリティ
"富士通拡張機能ユーティリティ"(FUJ02E3デバイスドライバを含む)(ドライバーズディスク&ユーティリティディスクで提供)
ディスプレイ用INFファイル
"FMVディスプレイ装置INFファイル"(ドライバーズディスク&ユーティリティディスクで提供)
セキュリティチップドライバ
"Infineon セキュリティチップ ユーティリティ"(ドライバーズディスク&ユーティリティディスクで提供)
"SMARTACCESS/Basic"(ドライバーズディスク&ユーティリティディスクで提供)
スマートカードリーダ/ライタ ドライバ
(カスタムメイドオプション「スマートカードリーダ/ライタ追加:FMC-SMD52」を選択した場合)
"スマートカードリーダ/ライタ PanaSCR7A Smart ドライバ"(ドライバーズディスク&ユーティリティディスクで提供)
DVD-ROMドライブ(カスタムメイドオプション 「DVD-ROMドライブユニット(厚型)追加:FMCXDVD52」を選択した場合)
「DVD-ROMドライブユニット(薄型)追加:FMCXDVD52S」を選択した場合)
"WinDVD" (ソフトウェアは製品添付のCD-ROM内に格納)
DVD-ROM & CD-R/RWドライブ(カスタムメイドオプション 「DVD-ROM & CD-R/RW(薄型)追加:FMCXCBD52S」を選択した場合)
"Roxio Creator" (ドライバーズディスク & ユーティリティディスクで提供)
"WinDVD" (ソフトウェアは製品添付のCD-ROM内に格納)
スーパーマルチドライブ(カスタムメイドオプション 「スーパーマルチ(厚型)追加:FMCXSMD52」または、 「スーパーマルチ(薄型)追加:FMCXSMD52S」を選択した場合)
"Roxio Creator" (ドライバーズディスク&ユーティリティディスクで提供)
"WinDVD"(ソフトウェアは製品添付のCD-ROM内に格納)
"DVD-RAMドライバ"(ソフトウェアは製品添付のCD-ROM内に格納)
RAIDユーティリティ (カスタムメイドオプション 「HDD変更80GB(SATA)→80GB(SATA)x2 RAID1:FMCXD1D54R」を選択した場合)
"Fujitsu R2-A4001P RAID Controller ドライバ"(ドライバーズディスク&ユーティリティディスクで提供)
"R2 Manager"(ドライバーズディスク&ユーティリティディスクで提供)
Windows XP をインストールする前に、下記の手順でドライバフロッピーディスクを作成してください。
SATAドライバフロッピーディスク(1枚)を作成します
フォーマット済みのフロッピーディスクを1枚準備します。
現在お使いのOSの状態でパソコンを起動します。
コンピュータの管理者のアカウントでログオンします。
ドライバーズディスク & ユーティリティディスクの\Storage\IntelSata\XP フォルダの f6flpy32.zipファイルをパソコンの適当なフォルダにコピーします。
f6flpy32.zipを右クリックし、「すべて展開...」をクリックします。
「圧縮(ZIP形式)フォルダの展開」ダイアログが表示されます。「ファイルを下のフォルダに展開する(F)」に適当なフォルダを選択します。
「完了時に展開されたファイルを表示する(H)」にチェックが入っていることを確認し、[展開(E)]をクリックします。
展開されたファイルが表示されますので、用意したフロッピーディスクに全てのファイルをコピーします。
コピーが終了したらフロッピーディスクを取り出し、「SATAドライバ」と記入したラベルを貼ります。
RAID構成(カスタムメイドオプション「HDD変更80GB(SATA)→80GB(SATA)x2 RAID1: FMCXD1D54R」)の場合、Fujitsu R2-A4001P RAID Controller ドライバフロッピー ディスク(1枚)も作成します。
1.44MBフォーマット済み2HDフロッピーディスクを1枚用意し、フロッピーディスクドライブにセットします。
現在お使いのOSの状態でパソコンを起動します。
「スタート」ボタン→「すべてのプログラム」→「アクセサリ」→「コマンドプロンプト」の順にクリックします。
コマンドプロンプトから、次のように入力し、[Enter]キーを押します。
cd /d [drive:]\Hardassist\RaidR2\XP
[drive:]はDVDドライブのドライブ名(E:等)
コマンドプロンプトから、次のように入力し、[Enter]キーを押します。
xcopy *.* a: /s /e /h
コピーが終了したらフロッピーディスクドライブのアクセスランプが消えていることを確認し、フロッピーディスクをフロッピーディスクドライブから取り出します。
フロッピーディスクに「Fujitsu R2-A4001P RAID Controller ドライバ」と記入したラベルを貼り、書込み禁止の状態にします。
Windows XP をインストールする前に、パソコンの起動直後のFujitsuロゴ表示画面で「F2」キーを押し、BIOSセットアップを起動し、次の設定に変更してください。
標準構成、国際エネルギースタープログラム対応モデルの場合
「終了」-「標準設定値を読み込む」を実行してください。
「終了」-「変更を保存して終了する(再起動)」を選択してください。
設定方法の詳細については、お使いになる機種の 「製品ガイド」 をご覧ください。
RAID構成(カスタムメイドオプション「HDD変更80GB(SATA)→80GB(SATA)x2 RAID1 :FMCXD1D54R」)の場合
「終了」-「標準設定値を読み込む」を実行してください。
「セキュリティ」-「管理者パスワード」でパスワードを設定してください。
「詳細」-「SATAモード」:[IDE] に設定してください。
「終了」-「変更を保存して終了する(再起動)」を選択してください。
設定方法の詳細については、お使いになる機種の 「製品ガイド」 をご覧ください。
インストールの前に『Windows XP』の製品の中に同梱されているマニュアルをよくお読みください。
また、CD-ROMのルートフォルダにある README および SETUPXP もご参照ください。
以下の手順に従って Windows XP をインストールしてください。
標準構成、国際エネルギースタープログラム対応モデルの場合:
ハードディスクのCドライブとDドライブの領域を変更する場合は、パソコンに添付されている「取扱説明書」の「領域設定の変更」に従って行ってください。
パソコンを再起動し、FUJITSUロゴ画面で[F12]キーを押して起動メニューを立ち上げます。
「Windows XP」のインストール用CDをセットし、起動メニューで「CD/DVD」を選択します。
画面上部に「Press any key to boot from CD...」と表示されますので何かキーを押します。しばらくするとCD-ROMからの読み込みが始まり、青い画面の左上に「Windows Setup」と表示されます。
画面下部に[Press F6 if you need to install a third party SCSI or RAID driver...] と表示されましたら、[F6]キーを押します。
※数秒しか表示されませんので、ご注意ください。
しばらく通常のインストールと同様にセットアップが続いた後、画面下部に "S=Specify Additional Device"と表示されますので、[S]キーを押します。
5項で作成した「SATAドライバ」フロッピーディスクをセットして、[Enter] キーを押します。
コントローラの選択画面が表示されますので、 [Intel® ICH10D/D0 SATA AHCI Controller]を選択し、[Enter]キーで決定します。
※最初に表示される画面にはICH10D/DOは表示されませんが、[↑]キーを数回押すと表示されます。
フロッピーディスクからファイルが読み込まれ、選択したデバイス名が表示されますので、 [Intel® ICH10D/DO SATA AHCI Controller] と表示されていることを確認し、[Enter]キーを押します。
画面の指示に従ってセットアップを進めます。
パーティションの設定画面が表示されたとき、 C:パーティション2:[NTFS] を選択して、Enterキーを押してください。
※ここでパーティションの変更は行わないでください。
OSのインストールが開始されます。
以降は画面の指示に従ってOSのセットアップを継続してください。 セットアップの途中で装置が再起動しますので、その際にフロッピーディスク はドライブから抜いてください。
Windows XPのセットアップが完了しましたら、「Windows XP」のインストール 用CDを取り出し、ドライバーズディスク & ユーティリティディスクをセットしてください。 「ドライバーズディスク検索」が起動した場合は、「閉じる」を押して終了させてください。
[スタート]メニューから[ファイル名を指定して実行]を選択します。
[名前]の欄に、「(DVDドライブ名):\Storage\IntelSata\iata_cd.exe」 と記述して、[OK]ボタンを押します。
[インテル® インストール フレームワーク]ダイアログが表示され、「セットアップ プログラムへようこそ」 と表示されたら、[次へ(N) > ]をクリックします。
「警告」が表示されたら、[次へ(N) > ]をクリックします。
「使用許諾契約書」が表示されたら、[はい(Y)]をクリックします。
「Readme ファイル情報」が表示されたら、[次へ(N) > ]をクリックします。
「[次へ]をクリックして続行してください。」と表示されたら、[次へ(N) > ]をクリックします。
「セットアップ完了」と表示されたら、[はい、コンピュータを今すぐ再起動します。]が選択されていることを確認し、[完了(F)]をクリックします。
パソコンが再起動し、OSのイントールは終了です。
RAID構成(カスタムメイドオプション「HDD変更80GB(SATA)→80GB(SATA)x2 RAID1:FMCXD1D54R」)の場合:
ハードディスクのCドライブとDドライブの領域を変更する場合は、パソコンに添付されている「取扱説明書」の「領域設定の変更」に従って行ってください。
パソコンを再起動し、FUJITSUロゴ画面で[F12]キーを押して起動メニューを立ち上げます。
「Windows XP」のインストール用CDをセットし、起動メニューで「CD/DVD」を選択します。
画面上部に「Press any key to boot from CD...」と表示されますので何かキーを押します。しばらくするとCD-ROMからの読み込みが始まり、青い画面の左上に「Windows Setup」と表示されます。
画面下部に[Press F6 if you need to install a third party SCSI or RAID driver...]と表示されましたら、[F6]キーを押します。
※数秒しか表示されませんので、ご注意ください。
しばらく通常のインストールと同様にセットアップが続いた後、画面下部に"S=Specify Additional Device"と表示されますので、[S]キーを押します。
5項で作成した「Fujitsu R2-A4001P RAID Controller ドライバ」フロッピーディスクをセットして、[Enter]キーを押します。
コントローラの選択画面が表示されますので、[Fujitsu R2 series RAID Controller (XP 32bit)]を選択し、[Enter]キーを押します。
「Fujitsu R2 series RAID Controller (XP 32bit)」と画面上部に表示がされたら、[Enter]キーを押してインストールを続けます。
画面の指示に従ってセットアップを進めます。
パーティションの設定画面が表示されたとき、C:パーティション2:[NTFS]を選択して、Enterキーを押してください。
※ここでパーティションの変更は行わないでください。
OSのインストールが開始されます。
以降は画面の指示に従ってOSのセットアップを継続してください。セットアップの途中で装置が再起動しますので、その際にフロッピーディスクはドライブから抜いてください。
Windows XPのセットアップが完了しましたら、再起動し[F2]キーを押してください。
5項で設定した管理者パスワードを入力し、BIOSセットアップを起動してください。
「詳細」-「SATAモード」:[AHCI] に設定してください。
※ 管理者パスワードは必要に応じて、変更・削除してください。
「終了」-「変更を保存して終了する(再起動)」を選択してください。
Windows XPが起動すると、「新しいハードウェアの検出ウィザード」が表示されます。
5項で作成した「SATAドライバ」フロッピーディスクをセットして「いいえ、今回は接続しません」を選択し、[次へ(N)]をクリックします。
「新しいハードウェアの検出ウィザードの完了」が表示されたらIntel® ICH10D/DO SATA AHCI Controllerと表示されていることを確認して「完了」をクリックします。
OSのイントールは終了です。
OSのインストール終了後、4項で用意した インテル® チップセット デバイスソフトウェアをインストールしてください。詳細に関しては、インテル® チップセット デバイス ソフトウェアに添付されているReadme.txtをご参照下さい。
4項で準備したドライバをインストールしてください。
ドライバのインストール方法は、それぞれドライバのreadme.txtやinstall.txt などの説明書をご覧ください。
ただし、SATAドライバ、Fujitsu R2-A4001P RAID Controller ドライバ (RAID構成の場合のみ)は、7項の手順でインストール済みです。
LANドライバの設定(Wakeup on LAN等)は、必要に応じてreadme.txtを参照して行なってください。
必要に応じて「Microsoft® Windows® XP Service Pack 3」をインストールしてください。
インストール方法は、http://support.microsoft.com/kb/954441 をご参照ください。
Service Pack 3 のインストールに関する注意事項は、http://www.fmworld.net/biz/common/ms/xpsp3/ をご参照ください。
マイクロソフト社の以下のサイトにも公開されています。
http://www.microsoft.com/japan/windows/products/windowsxp/sp3/default.mspx
ディスプレイドライバは、DirectX9.0cに対応しています。DirectX9.0cより前のバージョンはインストールしないでください。
動画を再生するときは、ディスプレイの省電力機能やシステムスタンバイの設定は行わないでください。
「システムのプロパティ」上で表示されるメモリサイズは、実際に搭載されているメモリサイズより少なく表示されます。
以上