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Windows XP 移行時の一般的な留意事項

FMV-ESPRIMO 2009年10月-2010年3月モデル

本テキストは、お使いのOSをMicrosoft® Windows® XP Professional(以下Windows XP)へ移行されるお客様のために、移行手順や注意事項などの情報を掲載しています。
本テキストの内容をよくご覧になってからWindows XPへの移行を行っていただきますよう、お願いいたします。

目次

  1. Windows XPの省電力機能:ACPIの留意事項

  2. Service Packの留意事項

  3. 周辺機器を接続する場合

  4. 添付アプリケーションの留意事項

1. Windows XPの省電力機能:ACPIの留意事項

Windows XPの省電力機能(スタンバイ・休止状態)を使用する際は、下記の点に注意してください。

オプション品のACPI対応について

拡張カード、周辺機器などのオプション品は使用するACPIモード(スタンバイ:S3、休止状態:S4)に対応している必要があります。
ACPIモードに対応していないオプション品を接続すると、そのオプション品が使用できないだけではなく、次のような問題が発生することがあります。

  • スタンバイや休止状態へ移行できない

  • スタンバイや休止状態から復帰できない

  • スタンバイや休止状態から復帰できるが正常に動作しない

増設するオプション品のACPI対応状況を確認し、増設するオプション品の中に1つでも未対応のものがある場合には、省電力状態(S3/S4)へ移行させないでください。なお、最新ドライバーに変更することでACPIに対応できる周辺機器もあります。詳しくは周辺機器のメーカーに確認してください。

動作中の強制スタンバイ・休止について

次のような動作状態では、電源ボタンを押したり、「スタート」→「終了オプション」メニューから強制的にスタンバイ(ACPI S3)や休止状態(ACPI S4)へ移行したりしないでください。

  • Windows XPの起動中および終了処理中

  • ファイルアクセス中(フロッピーディスク、ハードディスクやCD/DVDドライブのアクセスランプ点灯中)

  • サウンドや動画の再生中(MIDI/WAVE/AVI/MPEG/DAT形式のファイル再生中や音楽CDの再生中)

  • モデムやネットワーク環境で通信中および終了処理中

  • プリンターで印刷中

  • ACPI S3/S4モードに対応していないオプション機器(拡張カード、周辺機器)を増設している場合

  • 省電力(ACPI)機能に対応していない通信ソフトウェアを使用中

これらの動作状態で強制的にスリープや休止状態に移行した場合、次のような問題が発生することがあります。

  • スタンバイや休止状態へ移行できない

  • 復帰後正常に動作しない

  • データが消失する

電源ボタンでのシャットダウンについて

「コントロールパネル」→「電源オプション」の「詳細設定」タブにある「電源ボタン」の「コンピュータの電源ボタンを押したとき」の設定を「シャットダウン」に設定すると、電源ボタンを押すことにより、本パソコンをシャットダウンすることができます。しかし、この設定でのシャットダウンは、通常の「スタート」→「終了 オプション」メニューからのシャットダウンと異なるためシャットダウン直前に変更した情報が反映されないなどの問題が生じる場合があります。
緊急時以外は、電源ボタンでのシャットダウンを行わないようにしてください。

BIOSセットアップの省電力設定について

パソコン本体のBIOSセットアップの省電力に関する設定は、一部の設定項目を除いて無効になります。詳細については、各機種の製品ガイドまたはBIOSセットアップ内のヘルプを参照してください。

ネットワーク環境での省電力機能について

Windows XPでは、「TCP/IP」プロトコルを使用した場合のみ、ネットワーク環境においてスタンバイへ移行することができます。
但し、以下の設定においてスタンバイへ移行させると、復帰後に正常に通信ができない、復帰後にWindows XPが正常に動作しない不具合が発生することがあります。
これらの設定では省電力機能を使用しないでください。

  • ネットワーク環境で通信中、またはネットワーク上の他のパソコンのファイルを使用中に手動(電源スイッチの押下や、スタートメニューからのスタンバイ選択)により省電力モードへ移行する。

  • 省電力機能に対応していない通信アプリケーションソフトを使用する。(事前に、ご使用のアプリケーションソフトが省電力機能に対応しているかどうかご確認ください)

「ハードディスクの電源を切る」の設定について

「電源オプションのプロパティ」の「電源設定」で「ハードディスクの電源を切る」に時間を設定しても、正しく動作しないことがあります。これは、OSがハードディスクに自動的に書き込みや読み出しを行っているためです。例えば、「ハードディスクの電源を切る」を「3分後」に設定しても、実際にハードディスクの電源が切れるまでに、10~20分ほどかかる場合があります。確実に省電力機能を使用したい場合は、「システムスタンバイ」または「システム休止状態」を設定することをお勧めします。

2. Service Packの留意事項

Windows XP Service Pack 2または3 日本語版

3. 周辺機器を接続する場合

カスタムメイドオプションで増設したカード、オプションで増設したカードおよび機器はOSへの移行時にはいったん取り外してください。
OSのインストールが終了してから、一つずつ取り付けてください。

4. 添付アプリケーションの留意事項

標準添付のソフトウェア、およびカスタムメイドのソフトウェアについては、お使いの機種の留意事項を参照してください。