このページの本文へ移動

Windows® XP Professional 移行時の留意事項

ESPRIMO K551/B

本テキストは、現在お使いのOSをWindows® XP Professional(以降Windows XPと記載)へ移行されるお客様のために、移行手順や注意事項を掲載しています。
Windows XPへ移行することにより、今までお使いになっていた機能が使えなくなるなどの問題が発生する可能性があります。
本テキストの内容をよくご覧になってからWindows XPへの移行を行っていただきますよう、お願いいたします。


本テキストの構成は、次のようになっています。

目次

  1. 対象機種

  2. 対応OS、Service Pack

  3. 制限事項

  4. 注意事項

  5. 必要なドライバおよびユーティリティ

  6. BIOSの設定

  7. OSのインストール

  8. チップセット情報ファイルのインストール

  9. ドライバーおよびユーティリティのインストール

  10. Service Pack 3のインストール

1.対象機種

  • ESPRIMO K551/B

2.対応OS、Service Pack

  • Windows® XP Professional
    Windows® XP Service Pack 2
    注:必ずService Pack 2が適用されているWindows XPを使用してください。

  • Windows® XP Service Pack 3

3.制限事項

  • 64ビット版Windows XPはサポート対象外となります。

  • Windows XPにリカバリしたい場合は、本テキストによる移行ではなく、ご購入元にご相談ください。

  • インターネット上にある『製品ガイド』などのマニュアルは、Windows XPへの移行作業中はご覧になれません。必要な情報やページは事前に印刷してご利用ください。

  • OSの移行は新規インストールのみサポートしており、アップグレードインストールはサポート対象外となります。

  • OSの移行により、ハードディスクのすべてのデータが削除されます。あらかじめ必要なデータのバックアップをしてください。また、「トラブル解決ナビ&ドライバーズディスク」がお手元にない場合は、『リカバリガイド』(C:\FUJITSU\Manual\RecoveryGuide.pdf)をご覧になり作成してください。OSを移行すると作成できなくなります。
    『リカバリガイド』は、インターネット上の マニュアルページ を表示し、「ESPRIMO(2010年4月以降)」→「Kシリーズ」→「K551/B」→「マニュアル一覧へ」の順にクリックし、『リカバリガイド』 のPDFをクリックするとご覧になれます。

4. 注意事項

  • ディスプレイドライバーは、DirectX9.0c以降に対応しています。DirectX9.0cより前のバージョンはインストールしないでください。

  • 動画を再生するときは、ディスプレイやOSの省電力機能を使用しないでください。

  • マルチディスプレイ機能を使用する場合は、BIOSセットアップで「詳細」メニューの「ディスプレイ設定」の項目を「自動」にしてください。
    なお、「3D パイプスクリーンセーバー」を使用すると、アプリケーションエラーが表示されたり、スクリーンセーバーの画面が正しく表示されないことがあります。
    この場合は、他のスクリーンセーバーをお使いください。

  • 「システムのプロパティ」で表示されるメモリ容量は、実際に搭載されているメモリ容量より少なく表示されます。

  • 「トラブル解決ナビ」は起動メニューから選択できなくなるため、使用できません。

5.必要なドライバおよびユーティリティ

本パソコンでWindows XPをお使いになるには、次のドライバーやユーティリティが必要です。あらかじめ準備してください。
ドライバーは、富士通製品情報ページ内で提供しているものと、「トラブル解決ナビ&ドライバーズディスク」、「InterVideo WinDVD® for FUJITSU」、「タッチパネルドライバーディスク」[注]に格納されているものがあります。
本パソコンには、カスタムメイドで選択した場合を除き「トラブル解決ナビ&ドライバーズディスク」、「InterVideo WinDVD® for FUJITSU」は添付されていません。お手元にない場合は、ハードディスクに格納されているイメージからディスクを作成する必要があります。作成方法については『リカバリガイド』をご覧ください。
注:「タッチパネルドライバーディスク」は、カスタムメイドで「タッチパネル追加:FMC-TPK82」を選択した場合に添付されます。


富士通製品情報ページ内で提供しているドライバーのインストール方法については、ダウンロード後に各ドライバーの「readme.txt」または「install.txt」をご覧ください。その他のドライバーのインストール方法や注意事項については、それぞれのディスク内の「readme.txt」や各ドライバーのフォルダーに格納されている説明書を必ずご覧ください。

  • チップセット情報ファイル
    「インテル® チップセット デバイス ソフトウェア」→「トラブル解決ナビ&ドライバーズディスク」で提供

  • マネージメントエンジンドライバー
    「インテル® マネージメント エンジン インターフェイス ドライバー」→「トラブル解決ナビ&ドライバーズディスク」で提供

  • SATAドライバー
    「インテル® ラピッド ストレージ テクノロジー (32bit版)」→「トラブル解決ナビ&ドライバーズディスク」で提供

  • ハードディスク設定修正ツール
    「ハードディスク設定修正ツール」→「トラブル解決ナビ&ドライバーズディスク」で提供

  • ディスプレイドライバー
    「インテル® ディスプレイドライバ」→「トラブル解決ナビ&ドライバーズディスク」で提供

  • サウンドドライバー
    「Realtek High Definition Audio Driver for Windows XP/2000」→「トラブル解決ナビ&ドライバーズディスク」で提供

  • LANドライバー
    「Realtek PCIe GBE/FE Family Controller Windows® XP LAN Driver」→「トラブル解決ナビ&ドライバーズディスク」で提供

  • 富士通拡張機能ユーティリティ
    「富士通拡張機能ユーティリティ(32bit)」(「FUJ02E3デバイスドライバー」を含む)→「トラブル解決ナビ&ドライバーズディスク」で提供

  • Indicator Utility
    「Indicator Utility」(「FUJ02B1デバイスドライバー」を含む)→「トラブル解決ナビ&ドライバーズディスク」で提供

  • ディスプレイ用INFファイル
    「FMVディスプレイ装置INFファイル」→「トラブル解決ナビ&ドライバーズディスク」で提供

  • DVD-ROMドライブ
    「WinDVD」→「InterVideo WinDVD® for FUJITSU」で提供

  • スーパーマルチドライブ(カスタムメイドで「DVD-ROMドライブユニット(薄型)変更→スーパーマルチ(薄型):FMCXSMK82」を選択した場合)
    「Roxio Creator」 →「トラブル解決ナビ&ドライバーズディスク」で提供
    「WinDVD」→「InterVideo WinDVD® for FUJITSU」で提供

  • セキュリティチップドライバーおよびユーティリティ(カスタムメイドで「セキュリティチップ追加:FMC-STK82」を選択した場合)
    「Infineon セキュリティチップ ユーティリティ」→「トラブル解決ナビ&ドライバーズディスク」で提供
    「SMARTACCESS/Basic」→「トラブル解決ナビ&ドライバーズディスク」で提供

  • タッチパネルドライバー(カスタムメイドで「タッチパネル追加:FMC-TPK82」を選択した場合)
    「ESPRIMO Kシリーズ内蔵タッチパネルドライバー」→「タッチパネルドライバーディスク」で提供
    「I/O接続親和性向上ツール」→「タッチパネルドライバーディスク」で提供

6.BIOSの設定

Windows XPをインストールする前に、次の手順でBIOSの設定をご購入時の状態に戻します。

  1. 電源ボタンを押し、本パソコンを起動します。

  2. 「FUJITSU」のロゴが表示されている間に【F2】キーを押します。
    BIOSセットアップ画面が表示されます。

  3. 「終了」メニューの「標準設定値を読み込む」を選択し、【Enter】キーを押します。

  4. 「はい」を選択し、【Enter】キーを押します。

  5. 「終了」メニューの「変更を保存して電源を切る」を選択し、【Enter】キーを押します。

  6. 「はい」を選択し、【Enter】キーを押します。
    パソコンの電源が切れます。

設定方法について詳しくは、お使いになる機種の『製品ガイド』をご覧ください。
『製品ガイド』は、インターネット上の マニュアルページ を表示し、「ESPRIMO(2010年4月以降)」→「Kシリーズ」→「K551/B」→「マニュアル一覧へ」の順にクリックし、『製品ガイド』のPDFをクリックするとご覧になれます。

7.OSのインストール

  • インストールの前にWindows XPに同梱されているマニュアルをよくお読みください。
    また、Windows XPのディスク内にある「README」および「SETUPXP」もご覧ください。

  • 次の手順に従って Windows XP をインストールしてください。

  1. 電源ボタンを押し、本パソコンを起動します。

  2. 「FUJITSU」のロゴが表示されている間に【F2】キーを押します。
    BIOSセットアップ画面が表示されます。
    【重要】
    ここでBIOSセットアップを起動しないと、OSの起動時にエラーが発生します。必ず設定を行ってください。
    エラーが発生した場合は電源ボタンを4秒以上押して電源を落とし、電源を入れ直して設定を行ってください。

  3. 「詳細」メニュー→「その他の内蔵デバイス設定」の「AHCI設定」を「使用しない」にします。

  4. 「終了」メニューの「変更を保存して終了する」を選択し、【Enter】キーを押します。

  5. 「はい」を選択し、【Enter】キーを押します。
    パソコンが再起動されます。

  6. 「FUJITSU」のロゴが表示されている間に【Enter】キーを押します。
    ポップアップメニューが表示されます。

  7. 「起動メニュー」を選択し、【Enter】キーを押します。

  8. CD/DVDドライブに「Windows XP」のディスクをセットします。

  9. 「CD/DVD Drive」を選択し、【Enter】キーを押します。

  10. 「Press any key to boot from CD..」と表示されるので、何かキーを押します。
    しばらくすると青い画面の左上に「Windows Setup」と表示され、セットアップが始まります。

  11. パーティションの設定画面が表示されたときは、インストール先のパーティションを選択し、【Enter】キーを押してください。

    • Windows 7からの場合: D:パーティション3[NTFS]

    • Windows Vistaからの場合: C:パーティション2[NTFS]
      必要に応じて各パーティションを設定し直してください。
      Windows XPのインストールが開始されます。

  12. 画面の指示に従ってセットアップを行ってください。
    必要に応じて「ファーストステップガイド」をご覧ください。


    続けて、SATAドライバーをインストールします。

  13. 「デバイスマネージャー」を起動し、「IDE ATA/ATAPIコントローラ」にある「標準 デュアル チャネル PCI IDE コントローラ」のプロパティを表示します。
    【重要】
    SATAドライバーをインストールする前に、チップセット情報ファイルをインストールした場合、「標準 デュアル チャネル PCI IDE コントローラ」は、次のような名称になっております。

    • 「Intel® 5 Series/3400 Series Chipset Family 4 port Serial ATA Storage Controller - 3B28」

    「Intel® 5 Series/3400 Series Chipset Family 4 port Serial ATA Storage Controller - 3B28」のプロパティを表示してください。
    また、先にチップセット情報ファイルをインストールしているため、再度「8.チップセット情報ファイルのインストール」を行わないでください。

  14. 「ドライバ」タブをクリックし、「ドライバの更新」をクリックします。

  15. 「はい、今すぐおよびデバイスの接続時には毎回接続します」を選択して、「次へ」をクリックします。

  16. 「一覧または特定の場所からインストールする」を選択して、「次へ」をクリックします。

  17. 「検索しないで、インストールするドライバを選択する」を選択して、「次へ」をクリックします。

  18. CD/DVDドライブに「トラブル解決ナビ&ドライバーズディスク」をセットします。

  19. ディスクの「Chipset」→「IntelSATA」→「32bit」フォルダ内の「iaStor.inf」を選び、「開く」をクリックします。

  20. 「OK」をクリックします。

  21. モデル一覧から「Intel® 5 Series 4 Port SATA AHCI Controller」を選択し、「次へ」をクリックします。
    警告メッセージが表示されますが、そのまま「はい」をクリックして、次へ進んでください。

    インストールはすぐに終わります。
  22. 「完了」をクリックします。

  23. 「閉じる」をクリックします。

  24. 再起動を要求する画面が表示されるので、「はい」をクリックします。
    パソコンが再起動されます。

  25. 「FUJITSU」のロゴが表示されている間に 【F2】キーを押します。
    BIOSセットアップ画面が表示されます。
    【重要】
    ここでBIOSセットアップを起動しないと、OSの起動時にエラーが発生します。必ず設定を行ってください。
    エラーが発生した場合は電源ボタンを4秒以上押して電源を落とし、電源を入れ直して設定を行ってください。

  26. 「詳細」メニュー→「その他の内蔵デバイス設定」の「AHCI設定」を「使用する」にします。

  27. 「終了」メニューの「変更を保存して終了する」を選択し、【Enter】キーを押します。

  28. 「はい」を選択し、【Enter】キーを押します。
    パソコンが再起動されます。

  29. 「スタート」メニューの「マイコンピュータ」をクリックします。

  30. 「トラブル解決ナビ&ドライバーズディスク」を右クリックし、「開く」をクリックします。
    「Chipset」→「LPMDisable」→「XP」フォルダ内の「LPMDisable.exe」をダブルクリックします。

  31. 「はい」をクリックします。

  32. 「ハードディスクの設定の修正に成功しました」と表示されるので、「OK」をクリックします。

  33. 「スタート」ボタン→「電源オプション」→「再起動」を順にクリックします。
    パソコンが再起動されます。

8.チップセット情報ファイルのインストール

「5.必要なドライバーおよびユーティリティ」で準備したチップセット情報ファイルをインストールしてください。
インストール方法は、フォルダー内の「readme.txt」および「install.txt」をご覧ください。

9.ドライバーおよびユーティリティのインストール

「5.必要なドライバーおよびユーティリティ」で準備したドライバーをインストールしてください。 ドライバーおよびユーティリティのインストール方法は、それぞれの「readme.txt」や「install.txt」などの説明書をご覧ください。

  • 富士通拡張機能ユーティリティについて
    「setup.exe」では、ユーティリティのみインストールされます。
    ドライバーは「WinXP-32」フォルダー内にある「FUJ02E3.txt」に従ってインストールしてください。

  • Indicator Utilityについて
    「setup.exe」では、ユーティリティのみインストールできます。
    ドライバーは「Indicator Utility」フォルダー内にある「FUJ02B1.txt」に従ってインストールしてください。

10.Service Pack 3のインストール

マイクロソフト社のサポート技術情報 文書番号:954441 をご覧になり、「Windows® XP Service Pack 3」をインストールしてください。
Service Pack 3 のインストールに関する注意事項は、富士通製品情報ページの「 企業向けPC 「Microsoft Windows XP Service Pack 3」の適用について 」 をご覧ください。
あわせて、マイクロソフト社のサイト もご覧ください。

- 以上 -