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Windows 7 Professional (64ビット版) 移行時の一般的な留意事項

ESPRIMO 2011年10月以降モデル

本テキストは、お使いのOSをWindows® 7 Professional (64ビット版) (以下Windows 7 (64ビット版))へ移行されるお客様のために、移行手順や注意事項を掲載しています。
本テキストの内容をよくご覧になってからWindows 7 (64ビット版)への移行を行っていただきますよう、お願いいたします。

目次

  1. Windows 7 (64ビット版)の省電力機能:ACPIの留意事項

  2. Service Packの留意事項

  3. 周辺機器を接続する場合

  4. 添付ソフトウェアの留意事項

1. Windows 7 (64ビット版)の省電力機能:ACPIの留意事項

Windows 7 (64ビット版)の省電力機能(スリープ・休止状態)を使用するときは、次の点に注意してください。

オプション製品のACPI対応について

拡張カード、周辺機器などのオプション品は使用するACPIモード(スリープ:S3、休止状態:S4)に対応している必要があります。
ACPIモードに対応していないオプション品を接続すると、そのオプション品が使用できないだけではなく、次のような問題が発生することがあります。

  • スリープや休止状態へ移行できない

  • スリープや休止状態から復帰できない

  • スリープや休止状態から復帰できるが正常に動作しない

増設するオプション品のACPI対応状況を確認し、増設するオプション品の中に1つでも未対応のものがある場合には、省電力状態(S3/S4)へ移行させないでください。なお、最新のドライバーに変更することでACPIに対応できる周辺機器もあります。詳しくは周辺機器のメーカーに確認してください。

動作中の強制スリープ・休止について

次のような動作状態では、電源ボタンを押したり、「スタート」→「終了オプション」メニューから強制的にスリープ(ACPI S3)や休止状態(ACPI S4)へ移行したりしないでください。

  • Windows 7 (64ビット版)の起動中/終了処理中

  • ファイルアクセス中(ハードディスクやCD/DVDドライブのアクセスランプ点灯中)

  • サウンドや動画の再生中(MIDI/WAVE/AVI/MPEG/DAT形式のファイル再生中や音楽CDの再生中)

  • モデムやネットワーク環境で通信中/終了処理中

  • プリンターで印刷中

  • ACPI S3/S4モードに対応していないオプション機器(拡張カード、周辺機器)を増設している場合

  • 省電力(ACPI)機能に対応していない通信ソフトウェアを使用中

これらの動作状態で強制的にスリープや休止状態に移行した場合、次のような問題が発生することがあります。

  • スリープや休止状態へ移行できない

  • スリープや休止状態から復帰後正常に動作しない

  • データが消失する

電源ボタンでのシャットダウンについて

「コントロールパネル」→「システムとセキュリティ」→「電源オプション」→「電源ボタンの動作の選択」の「コンピューターの電源ボタンを押したときの動作」の設定を「シャットダウン」に設定することで、電源ボタンを押すことにより、本パソコンをシャットダウンすることができます。
しかし、この設定でのシャットダウンは、通常の「スタート」メニューからのシャットダウンと異なるため、シャットダウン直前に変更した情報が反映されないなどの問題が生じる場合があります。緊急時以外は、電源ボタンでのシャットダウンを行わないようにしてください。

BIOSセットアップの省電力設定について

パソコン本体のBIOSセットアップの省電力に関する設定は、一部の設定項目を除いて無効になります。詳しくは、各機種の『製品ガイド』またはBIOS セットアップ内のヘルプを参照してください。

ネットワーク環境での省電力機能について

Windows 7 (64ビット版)では、「TCP/IP」プロトコルを使用した場合のみ、ネットワーク環境においてスリープへ移行することができます。ただし、次の設定においてスリープへ移行すると、復帰後に正常に通信ができない、復帰後にWindows 7 (64ビット版)が正常に動作しないなどの不具合が発生することがあります。これらの設定では省電力機能を使用しないでください。

  • ネットワーク環境で通信中、またはネットワーク上の他のパソコンのファイルを使用中に手動(電源スイッチを押す、またはスタートメニューからスリープを選択する)により省電力モードへ移行する。

  • 省電力機能に対応していない通信ソフトウェアを使用する。(事前に、ご使用のソフトウェアが省電力機能に対応しているかどうかご確認ください。)

「ハードディスクの電源を切る」の設定について

「電源オプション」→「コンピューターがスリープ状態になる時間を変更」→「詳細な電源設定の変更」の「詳細設定」の中から「ハードディスク」→「次の時間が経過後ハードディスクの電源を切る」に時間を設定しても、正しく動作しないことがあります。これは、OSがハードディスクに自動的に書き込みや読み出しを行っているためです。例えば、「ハードディスクの電源を切る」を「3分後」に設定しても、実際にハードディスクの電源が切れるまでに、10~20分ほどかかる場合があります。確実に省電力機能を使用したい場合は、「スリープ」または「休止状態」を設定することをお勧めします。

2. Service Packの留意事項

Windows 7 Service Pack 1 日本語版

  • 必ずService Pack 1 を入手して、適用してください。

  • Service Pack 1 のインストールに関する注意事項は、「法人向けPC「Windows 7 Service Pack 1 」の適用について」をご覧ください。「法人向けPC「Windows 7 Service Pack 1 」の適用について」は、インターネット上の サポートページ を表示し、「OS情報」の「Windows 7」よりご覧になれます。

3. 周辺機器を接続する場合

カスタムメイドで増設したカード、オプションで増設したカードおよび機器はOSの移行時にいったん取り外してください。OSのインストールが終了してから、一つずつ取り付けてください。

  • 64ビット版に対応していない周辺機器は、動作しない場合があります。

4. 添付ソフトウェアの注意事項

標準添付のソフトウェア、およびカスタムメイドのソフトウェアについては、お使いの機種の留意事項を参照してください。