Q&Aナンバー【9808-0181】更新日:2009年4月21日

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[Windows Vista] 作成した外字をバックアップする方法と復元する方法を教えてください。

対象機種とOS
対象機種 すべて
対象OS
  • WindowsVista

質問

Windows Vistaを使用しています。
作成した外字をバックアップする方法と復元する方法を教えてください。

回答

作成した外字をバックアップする方法と復元する方法は、次のとおりです。


ご注意

データの保存、およびバックアップ作業は、お客様の責任で行ってください。
パソコンに保存したデータや、バックアップしたデータについては、当社では責任を負いかねます。

重要
作成した外字を他のパソコンで使用することは、動作保証外です。
同じパソコンでお使いください。

次の場合に応じた項目を確認してください。

  1. 事前準備
  2. 外字をバックアップする
  3. バックアップした外字を復元する


事前準備


外字をバックアップしたり、復元したりするには、作成した外字のフォントのリンク先を確認する必要があります。

外字のフォントのリンク先は、次の2種類から設定できます。

  • すべてのフォントにリンクする

  • 指定したフォントにリンクする
通常は、「すべてのフォントにリンクする」で設定します。

作成した外字のフォントのリンク先を確認する手順は、次のとおりです。


操作手順

お使いの環境によっては、表示される画面が異なります。
  1. 「スタート」ボタンをクリックします。

  2. 「検索の開始」欄に次のとおり入力します。

    eudcedit

    eudceditと入力

  3. 「検索の開始」欄の上側に表示された「eudcedit」をクリックします。

    eudceditをクリック

  4. 「ユーザーアカウント制御」が表示されます。
    「続行」ボタンをクリックします。

  5. 外字エディタが起動し、「コードの選択」が表示されます。
    「すべてのフォントにリンクする。」で作成された外字があるかどうかを確認します。
    作成されている場合は、表示された一覧に外字が表示されます。

    表示されている一覧を確認

  6. 続けて、「指定したフォントにリンクする」で保存した外字があるかどうかを確認します。
    「OK」ボタンをクリックします。

    OKボタンをクリック

  7. 外字の作成画面が表示されます。
    「ファイル」メニュー→「フォントのリンク」の順にクリックします。

    ファイルメニュー→フォントのリンクの順にクリック

  8. 「フォントのリンク」が表示されます。
    「指定したフォントにリンクする」をクリックします。

    指定したフォントにリンクするをクリック

  9. フォントの選択画面が表示されます。
    「指定したフォントにリンクする」で作成した外字がある場合は、「フォントの選択」欄に外字ファイル名が表示されます。
    「▲」ボタンと「▼」ボタンをクリックし、「未選択」以外のファイル名をすべて確認します。

    未選択以外のファイル名をすべて確認
    (「AR PPOP5H」フォントにリンクした「gaiji2」ファイルと「AR P勘亭流H」フォントにリンクした「gaiji2」ファイルが存在する場合)

  10. 確認できたら、「×」ボタンをクリックし、「コードの選択」を閉じます。

  11. 「×」ボタンをクリックし、外字エディタを終了します。


外字をバックアップする


作成した外字をバックアップします。
ここでは例として、Dドライブにバックアップする方法をご案内します。


すべてのフォントにリンクした外字をバックアップする


「すべてのフォントにリンクする」で作成した外字ファイルをバックアップします。


操作手順

お使いの環境によっては、表示される画面が異なります。
  1. 「スタート」ボタン→「すべてのプログラム」→「アクセサリ」→「コマンドプロンプト」の順にクリックします。

  2. コマンドプロンプトが起動します。
    次の文字列を入力します。

    cd c:¥windows¥fonts

    アドバイス
    「cd」と「c:¥windows¥fonts」の間には、半角で【空白(スペース)】キーを一回押します。

    cd cコマンドを入力

  3. 【Enter】キーを押します。

  4. 次の文字列を入力します。

    copy eudc.* d:

    アドバイス
    次の文字列の間には半角で【空白(スペース)】キーを一回押します。

    • 「copy」と「eudc.*」の間

    • 「eudc.*」と「d:」の間

    copyコマンドを入力

  5. 【Enter】キーを押します。

  6. 「2個のファイルをコピーしました。」と表示されます。
    次の文字列を入力します。

    exit

    exitコマンドを入力

  7. 【Enter】キーを押します。
    コマンドプロンプトが終了します。

  8. 「スタート」ボタン→「コンピュータ」の順にクリックします。

  9. 「コンピュータ」が表示されます。
    「ローカルディスク(D:)」アイコンをクリックします。

    ローカルディスク(D:)をクリック

  10. 「ローカルディスク(D:)」の内容が表示されます。
    「EUDC.TTE」ファイルと「EUDC.EUF」ファイルがコピーされたことを確認します。

    二つのファイルがコピーされたことを確認

    アドバイス
    Dドライブにコピーした外字ファイルを、CDやDVDなどに保存したい場合は、次のQ&Aをご覧ください。

    Q&Aパソコンのハードディスクやフロッピーディスク、CD、DVDにデータを保存する方法を教えてください。(新しいウィンドウで表示)
「すべてのフォントにリンクする」だけで外字を作成している場合は、バックアップの手順はここで終了です。
「指定したフォントにリンクする」で作成した外字がある場合は、「指定したフォントにリンクした外字をバックアップする」に進みます。


指定したフォントにリンクした外字をバックアップする


「指定したフォントにリンクする」で作成した外字をバックアップします。


操作手順

お使いの環境によっては、表示される画面が異なります。
  1. 「スタート」ボタンをクリックします。

  2. 「検索の開始」欄に次のとおり入力します。

    eudcedit

    eudceditと入力

  3. 「検索の開始」欄の上側に表示された「eudcedit」をクリックします。

    eudceditをクリック 

  4. 「ユーザーアカウント制御」が表示されます。
    「続行」ボタンをクリックします。

  5. 外字エディタが起動して、「フォントの選択」が表示されます。
    「OK」ボタンをクリックします。

    OKボタンをクリック

  6. 「ファイル」メニュー→「フォントのリンク」の順にクリックします。

    ファイルメニュー→フォントのリンクの順にクリック

  7. 「フォントのリンク」が表示されます。
    「指定したフォントにリンクする」をクリックします。

    指定したフォントにリンクするをクリック

  8. 「フォント選択」欄の外字が作成してあるフォントをクリックします。

    外字フォントをクリック

  9. 「名前を付けて保存」ボタンをクリックします。

    名前を付けて保存ボタンをクリック

  10. 「外字ファイル名の変更」が表示されます。
    画面の上部に「Microsoft」、「Windows」、「EUDC」が表示されていることを確認します。

    Micrsoft・Windows・EUDCと表示されていることを確認

    アドバイス
    「保存する場所」が表示された場合は、「×」ボタンをクリックして「外字ファイル名を変更」を閉じ、手順7.〜手順9.をもう一度くり返します。

    保存する場所が表示されている場合

  11. フォルダのアイコンをクリックし、アイコンの右側の文字列が青く反転したことを確認します。

    青く反転したことを確認

  12. 青く反転した文字列の上で右クリックし、表示されるメニューから「コピー」をクリックします。

    青く反転した部分で右クリックしコピーをクリック

  13. 「スタート」ボタンをクリックします。

  14. 「検索の開始」欄を右クリックし、表示されるメニューから「貼り付け」をクリックします。

    検索の開始を右クリックし貼り付けをクリック

  15. 「検索の開始」欄の上側に表示された「EUDC」フォルダをクリックします。

    EUDCフォルダをクリック

  16. 「EUDC」フォルダの内容が表示されます。
    「(作成したファイル名).EUF」ファイルを右クリックし、表示されるメニューから「コピー」をクリックします。

    (ファイル名).EUFファイルを右クリックし、「コピー」をクリック

  17. 「スタート」ボタン→「コンピュータ」の順にクリックします。

  18. 「コンピュータ」が表示されます。
    「ローカルディスク(D:)」アイコンをクリックします。

    ローカルディスク(D:)をクリック

  19. 「ローカルディスク(D:)」の内容が表示されます。
    画面の何もないところを右クリックし、表示されるメニューから「貼り付け」をクリックします。

    右クリックし、貼り付けをクリック

  20. 手順16.〜手順19.をくり返し、「(作成した外字ファイル名).TTE」ファイルをコピーします。

  21. 「ローカルディスク(D:)」に「(作成した外字ファイル名).EUF」ファイルと「(作成した外字ファイル名).TTE」ファイルがコピーされたことを確認します。

    二つのファイルがコピーされたことを確認

    アドバイス
    Dドライブにコピーした外字ファイルを、CDやDVDなどに保存したい場合は、次のQ&Aをご覧ください。

    Q&Aパソコンのハードディスクやフロッピーディスク、CD、DVDにデータを保存する方法を教えてください。(新しいウィンドウで表示)


バックアップした外字を復元する


バックアップした外字ファイルを復元します。
ここでは例として、Dドライブにバックップしてある外字を復元します。


重要
  • バックアップしてある外字ファイルを復元すると、パソコンにある外字はすべて復元するファイルの内容に上書きされます。

  • 外字ファイルを復元する前に、外字エディタやメモ帳などを起動していると、エラーメッセージが表示されて、復元ができない場合があります。
    このときは、パソコンを再起動してから、外字ファイルを復元してください。

すべてのフォントにリンクした外字を復元する


次の手順で、「すべてのフォントにリンクする」で作成した外字を復元します。


操作手順

お使いの環境によっては、表示される画面が異なります。
  1. 「スタート」ボタン→「すべてのプログラム」→「アクセサリ」の順にクリックします。

  2. 「コマンドプロンプト」を右クリックし、表示されるメニューから「管理者として実行」をクリックします。

    コマンドプロンプトを右クリックし、管理者として実行をクリック

  3. 「ユーザーアカウント制御」が表示されます。
    「続行」ボタンをクリックします。

  4. コマンドプロンプトが起動します。
    次の文字列を入力します。

    cd c:¥windows¥fonts

    アドバイス
    「cd」と「c:¥windows¥fonts」の間には半角で【空白(スペース)】キーを一回押します。

    cdコマンドを入力

  5. 【Enter】キーを押します。

  6. 次の文字列を入力します。

    ren eudc.tte eudc.bak

    アドバイス
    次の文字列の間には半角で【空白(スペース)】キーを一回押します。

    • 「ren」と「eudc.tte」の間

    • 「eudc.tte」と「eudc.bak」の間

    renコマンドを入力

  7. 【Enter】キーを押します。

    アドバイス
    • 「指定されたファイルが見つかりません。」と表示された場合は、そのまま次の手順に進みます。

    • 「重複するファイル名が存在するか、またはファイルが見つかりませんでした。」と表示された場合は、手順7.〜手順8.をもう一度くり返します。
      このとき、「eudc.bak」を「eudc.old」にするなど、「.bak」の文字列を変更してください。

      重複 

  8. 次の文字列を入力します。

    d:

    d:と入力

  9. 【Enter】キーを押します。

  10. 次の文字列を入力します。

    copy eudc.* c:¥windows¥fonts

    アドバイス
    次の文字列の間には半角で【空白(スペース)】キーを一回押します。

    • 「copy」と「eudc.*」の間

    • 「eudc.*」と「c:¥windows¥fonts」の間

    copyと入力

  11. 【Enter】キーを押します。

    アドバイス
    「上書きしますか」?と表示された場合は、【y】キーを1回押し、【Enter】キーを押します。

    yと入力

  12. 「2個のファイルをコピーしました。」と表示されます。
    次の通り入力します。

    exit

    exitと入力

  13. 【Enter】キーを押します。
    コマンドプロンプトが終了します。

  14. バックアップした外字が復元されていることを確認します。
「すべてのフォントにリンクする」だけで外字をバックアップしている場合は、復元の手順はここで終了です。
「指定したフォントにリンクする」でバックアップした外字がある場合は、「指定したフォントにリンクした外字を復元する」に進みます。


指定したフォントにリンクした外字を復元する


「指定したフォントにリンクする」でバックアップした外字を復元します。


操作手順

お使いの環境によっては、表示される画面が異なります。
  1. 「スタート」ボタンをクリックし、画面右上に表示されるユーザー名を確認します。

    スタートボタンをクリックすると、画面右上にユーザー名が表示されます
    (ユーザー名が「FMV」の場合)

  2. 表示されている画面から、「すべてのプログラム」→「アクセサリ」の順にクリックします。

  3. 「コマンドプロンプト」を右クリックし、表示されるメニューから「管理者として実行」をクリックします。

    コマンドプロンプトを右クリックし、管理者として実行をクリック

  4. 「ユーザーアカウント制御」が表示されます。
    「続行」ボタンをクリックします。

  5. コマンドプロンプトが起動します。
    次の文字列を入力します。

    cd c:¥Uses¥(ユーザー名)¥AppData¥local¥Microsoft¥Windows¥EUDC

    アドバイス
    「cd」と「c:¥Uses¥(ユーザー名)¥AppData¥local¥Microsoft¥Windows¥EUDC」の間には半角で【空白(スペース)】キーを一回押します。

    cdと入力

  6. 【Enter】キーを押します。

  7. 次の文字列を入力します。

    ren (作成した外字ファイル名).tte (作成した外字ファイル名).bak

    アドバイス
    • 次の文字列の間には半角で【空白(スペース)】キーを一回押します。

      • 「ren」と「(作成した外字ファイル名).tte」の間

      • 「(作成した外字ファイル名).tte」と「(作成した外字ファイル名).bak」の間

    • ファイル名を日本語で作成している場合は、【Alt】キーを押しながら【半角/全角】キーを押すと、日本語の入力ができます。

    renと入力
    (作成した外字ファイル名が「gaiji2」の場合)

  8. 【Enter】キーを押します。

    アドバイス
    • 「指定されたファイルが見つかりません。」と表示された場合は、そのまま次の手順に進みます。

    • 「重複するファイル名が存在するか、またはファイルが見つかりませんでした。」と表示された場合は、手順6.〜手順7.をもう一度くり返します。
      このとき、「(作成した外字ファイル名).bak」を「(作成した外字ファイル名).old」にするなど、「.bak」の文字列を変更してください。

      重複 

  9. 【Enter】キーを押します。

  10. 次の文字列を入力します。

    d:

    d:と入力

  11. 【Enter】キーを押します。

  12. 次の文字列を入力します。

    copy (作成した外字ファイル名).* C:¥Users¥(ユーザー名)¥AppData¥Local¥Microsoft¥Windows¥EUDC

    アドバイス
    次の文字列の間には半角で【空白(スペース)】キーを一回押します。

    • 「copy」と「(作成した外字ファイル名).*」の間

    • 「(作成した外字ファイル名).*」と「C:¥Users¥(ユーザー名)¥AppData¥Local¥Microsoft¥Windows¥EUDC」の間

    copyと入力

  13. 【Enter】キーを押します。

    アドバイス
    「上書きしますか?」と表示された場合は、【y】キーを1回押し、【Enter】キーを押します。

    yと入力

  14. 「2個のファイルをコピーしました。」と表示されます。
    次の文字列を入力します。

    exit

    exitと入力

  15. 【Enter】キーを押します。
    コマンドプロンプトが終了します。

  16. バックアップした外字が復元されていることを確認します。

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