このQ&Aは、Windows 8.1 / 8 以前の機種向けのものです。
Windows 10 / Windows 11をお使いの場合は、次のQ&Aをご覧ください。[Windows 11] パソコンを初期状態に戻す(リカバリ)について教えてください。
[Windows 10] パソコンを初期状態に戻す(リカバリ)について教えてください。
Q&Aナンバー【3404-4527】更新日:2021年10月27日
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リカバリとは何か教えてください。
対象機種 | すべて |
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対象OS |
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質問
リカバリの流れやリカバリの前後に必要な作業を教えてください。
回答
リカバリとは、パソコンをご購入時の状態に戻すことです。
原因を特定できない問題が発生しているときや、対処しても問題が解決しないときなどは、リカバリで解決できることがあります。
リカバリを正しく完了するためには、あらかじめリカバリの流れや、リカバリの前後に必要な作業などを確認しておく必要があります。
次の項目を順番にご覧ください。
1番目の確認項目リカバリの種類と特徴
FMVパソコンのリカバリにはいくつかの種類があり、それぞれ特徴が異なります。
Windows 8.1/8以前のOSをお使いの場合は、確認したい項目をクリックして、ご覧ください。
ご購入時の状態に戻すリカバリ
パソコンをご購入時の状態に戻すときに実行するリカバリです。
- 特徴
- 購入した後に実施したアプリケーションのインストールや周辺機器の設定などは、すべてやり直す必要があります。
- ハードディスクのリカバリ領域にあるイメージを使って、パソコンをご購入時の状態に戻します。
ただし、お使いの機種や環境によっては、添付のディスクなどを利用することがあります。アドバイス2008年春モデル以前の機種では、添付のリカバリディスクやリカバリCDを使います。
- 購入した後に実施したアプリケーションのインストールや周辺機器の設定などは、すべてやり直す必要があります。
- ハードディスクの状態
Cドライブのデータはすべて削除され、パソコンがご購入時の状態に戻ります。
Dドライブのデータは残ります。
ご購入時に、パソコンをセットアップするサービスなどを受けた場合、セットアップ時にアプリケーションや周辺機器が設定されていることがあります。
このため、そのようなサービスを受けた場合は、リカバリが終わった後の状態と、ご購入時の状態が異なる可能性があります。
リカバリを実行したときに削除されてしまう内容や再設定の方法がわからないときは、サービスの提供元へ事前にご確認ください。
リカバリ領域を復元するリカバリ(ハードディスク全体のリカバリ/全ドライブを購入時の状態に戻すリカバリ)
2008年夏モデル〜2015年5月発表モデル
2008年夏モデル〜2015年5月発表モデルの機種で、ハードディスクのリカバリ領域を削除したときなどに、実行するリカバリです。
リカバリ領域を復元し、ハードディスク全体をご購入時の状態に戻します。
- 特徴
- あらかじめ作成したリカバリディスクセットを使い、ハードディスクの内容を全て削除してから、パソコンの全ドライブを購入時の状態に戻します。
- 購入した後に実施したアプリケーションのインストールや周辺機器の設定などは、すべてやり直す必要があります。
- あらかじめ作成したリカバリディスクセットを使い、ハードディスクの内容を全て削除してから、パソコンの全ドライブを購入時の状態に戻します。
- ハードディスクの状態
CドライブとDドライブのデータがすべて削除され、パソコンがご購入時の状態に戻ります。
ハードディスクを2台以上搭載している機種でも、同じくCドライブ、Dドライブのデータがすべて削除されます。
- ハードディスクのリカバリ領域を削除する前に、リカバリディスクセットが作成されていない場合は、リカバリ領域を復元できません。
なお、ARROWS Tab QH33/Sは、リカバリディスクセットを作成できないため、リカバリディスクセットを購入する必要があります。 - ご購入時に、パソコンをセットアップするサービスなどを受けた場合、セットアップ時にアプリケーションや周辺機器が設定されていることがあります。
このため、そのようなサービスを受けた場合は、リカバリが終わった後の状態と、ご購入時の状態が異なる可能性があります。
リカバリを実行したときに削除されてしまう内容や再設定の方法がわからないときは、サービスの提供元へ事前にご確認ください。
領域を変更するリカバリ
CドライブとDドライブの領域を変更するときに実行するリカバリです。
- 特徴
ハードディスクのリカバリ領域にあるイメージを使い、ハードディスクの内容を全て削除してから、CドライブとDドライブの割合を変更します。
ただし、お使いの機種や環境によっては、添付のディスクなどを利用することがあります。アドバイス- 2008年春モデル以前の機種では、添付のリカバリディスクやリカバリCDを使います。
- ハードディスクを2台以上搭載している機種など、一部の機種では実行できません。
購入した後に実施したアプリケーションのインストールや周辺機器の設定などは、すべてやり直す必要があります。 - 2008年春モデル以前の機種では、添付のリカバリディスクやリカバリCDを使います。
- ハードディスクの状態
CドライブとDドライブのデータは、すべて削除されます。
CドライブとDドライブの割合以外は、パソコンがご購入時の状態に戻ります。
ご購入時に、パソコンをセットアップするサービスなどを受けた場合、セットアップ時にアプリケーションや周辺機器が設定されていることがあります。
このため、そのようなサービスを受けた場合は、リカバリが終わった後の状態と、ご購入時の状態が異なる可能性があります。
リカバリを実行したときに削除されてしまう内容や再設定の方法がわからないときは、サービスの提供元へ事前にご確認ください。
バックアップナビ
2011年冬モデル〜2015年5月発表モデル
パソコンの状態を保存したときの状態に復元するときに実行します。
バックアップナビは、2011年冬モデル〜2015年5月発表モデルの機種に搭載されています。
- 特徴
パソコンをパソコンの状態を保存したときの状態に戻します。
パソコンの状態を保存する前にインストールしたり、設定したりしたアプリケーションは、バックアップナビで復元後にすぐ使えます。
ご購入時の状態に戻すリカバリよりも簡単に、パソコンが正常に動作していたときの状態へ戻せます。 - ハードディスクの状態
Cドライブのデータはすべて削除され、パソコンの状態を保存したときの状態に戻ります。
Dドライブのデータは残ります。
バックアップナビの方法や注意事項は、ご購入時の状態に戻すリカバリと大きく異なります。
バックアップナビについて詳しくは、次のQ&Aをご覧ください。バックアップナビについて教えてください。
マイリカバリ
2005年秋冬モデル〜2011年夏モデル
ディスクイメージを作成した状態へ戻すときに実行するリカバリです。
マイリカバリは、2005年秋冬モデル〜2011年夏モデルに搭載されています。
- 特徴
パソコンのディスクイメージを作成したときの状態に戻します。
ディスクイメージを作成する前にインストールしたり、設定したりしたアプリケーションは、マイリカバリ後にすぐ使えます。
ご購入時の状態に戻すリカバリよりも簡単に、パソコンが正常に動作していたときの状態へ戻せます。 - ハードディスクの状態
Cドライブのデータはすべて削除され、ディスクイメージを作成したときの状態に戻ります。
Dドライブのデータは残ります。
マイリカバリの方法や注意事項は、ご購入時の状態に戻すリカバリと大きく異なります。
マイリカバリについて詳しくは、次のQ&Aをご覧ください。マイリカバリについて教えてください。
それぞれのリカバリの手順を確認したい場合は、次のQ&Aをご覧ください。リカバリの手順をインターネットで確認する方法を教えてください。
2番目の確認項目リカバリの注意事項
リカバリの前に、いくつかの注意する点があります。
次の項目を順番に確認してください。
時間について
リカバリには時間がかかります。
リカバリを実行するときは、半日以上の時間をとることをお勧めします。
OSとアプリケーションについて
リカバリを実行すると、OS(Windows)とアプリケーションがご購入時の状態に戻ります。
OSとアプリケーションについて、次の点を注意する必要があります。
- ご購入後にインストールしたアプリケーションは、リカバリ後、もう一度インストールし直す必要があります。
あらかじめ、インストールに必要なディスクやファイルを用意しておきます。 - OSやアプリケーションをアップグレードしているときは、リカバリ後にもう一度アップグレードし直す必要があります。
あらかじめ、アップデートに必要なディスクやファイルを用意しておきます。
ご購入時に、パソコンをセットアップするサービスなどを受けた場合、セットアップ時にアプリケーションが設定されていることがあります。
そのため、そのようなサービスを受けた場合は、リカバリが終わった後の状態と、ご購入時の状態が異なる可能性があります。
リカバリを実行したときに削除されてしまう内容や再設定の方法がわからないときは、サービスの提供元へ事前にご確認ください。
リカバリ中の操作について
アプリケーションをインストールしているときやファイルをコピーしているときは、次の画面が表示されるまでに時間がかかることがあります。
実行しているときは、画面をむやみにクリックせずに、そのまましばらくお待ちください。
マニュアルに記載されていない操作をすると、リカバリが正しく完了しない恐れがあります。
リカバリ中に発生したトラブルについて
リカバリ中にトラブルが発生した場合は、次のQ&Aをご覧ください。リカバリの実行中にエラーが発生するためリカバリが完了しません。
CD/DVDが読みこめない場合
リカバリの途中で、リカバリディスクやアプリケーションディスクをセットして、パソコンを起動するときがあります。
セットしたディスクを読み込んでパソコンが起動できない場合は、正常にリカバリを実行できない可能性があります。
パソコンの状況を詳しく確認して適切に対処する必要があるため、次のホームページで紹介している、富士通パーソナル製品に関するお問い合わせ窓口までご相談ください。お困りごとのご相談
リカバリ直後のウイルス対策について
リカバリが終了した直後は、ご購入時の状態のため、リカバリを実行する前よりも、セキュリティの状態が低下しています。
その状態でインターネットに接続すると、ウイルスに感染する恐れがあります。
リカバリが完了した後は、Windows Updateの実行と、セキュリティ対策ソフトのインストールを必ず実施してください。
それらの作業を実行するまでは、LANケーブルは取り外したままにし、インターネットに接続しないでください。
3番目の確認項目リカバリの前に必要な作業
リカバリの前に、必ず実施する作業がいくつかあります。
次の項目を順番に確認してください。
マニュアルとディスクを用意する
リカバリを実行するときは、次のマニュアルを用意します。
- リカバリの手順が記載されたマニュアル
- リカバリの注意事項が記載された紙(ある場合)
また、お使いの機種によっては、リカバリを実行するためのディスクを用意する必要があります。
- 2008年夏モデル〜2015年5月発表モデル
リカバリ領域を復元するリカバリを実行する場合は、あらかじめ作成したリカバリディスクセットを用意します。 - 2008年春モデル以前の機種
次のリカバリを実行する場合は、パソコンに添付のリカバリディスクやリカバリCDを用意します。- 購入時の状態に戻すリカバリ
- 領域を変更するリカバリ
- 購入時の状態に戻すリカバリ
2007年春モデルをお使いの場合は、リカバリの後、FMVアップデートディスクを使ったアップデートが必要です。
データをバックアップする
ご購入時の状態に戻すリカバリを実行すると、Cドライブのデータがすべて削除されます。
また、領域を変更するリカバリを実行すると、CドライブとDドライブのデータがすべて削除されます。
リカバリで削除されたデータは復元できません。
送受信したメールや録画したテレビ番組などの必要なデータは、DドライブやCD/DVDなどにすべてバックアップします。
バックアップの方法について詳しくは、次のQ&Aをご覧ください。
次の機種をお使いの場合は、外付けのハードディスクやUSBメモリなどの外部媒体を接続していない状態でも、「コンピューター」にEドライブのアイコンが表示されます。
- LIFEBOOK MHシリーズ:「USB Duet HD(E:)」
- FMV-BIBLO LOOX Mシリーズ(2010年春モデル):「リムーバブルディスク(E:)」
その場合は、Eドライブのデータもバックアップしてください。
詳しくは、次のQ&Aをご覧ください。[LIFEBOOK MH/BIBLO LOOX Mシリーズ] リカバリやマイリカバリを行う前に、Eドライブのバックアップも必要ですか。
設定をメモに控える
リカバリを実行すると、メールのアカウント設定やインターネットの接続設定など、アプリケーションや周辺機器の設定も削除されます。
バックアップできない設定や重要な設定などは、必ず内容をメモに控えておきます。
周辺機器を取り外す
ご購入後に追加した周辺機器がパソコンに接続されたままでリカバリを実行すると、正しくインストールされなかったり、誤った設定がインストールされたりするなど、リカバリが正しく完了しない可能性があります。
リカバリを実行するときは、あらかじめプリンターやメモリなど、ご購入後に追加した周辺機器はすべて取り外しておきます。
リカバリを実行するときの周辺機器の取り扱い方法について詳しくは、次のQ&Aをご覧ください。リカバリを実行するときは増設したハードディスクや拡張カードのほかに、あとから購入したUSBマウスなどの周辺機器も取り外したほうがよいですか。

- リカバリを実行するときは、必ず外付けのハードディスクを取り外してください。
外付けのハードディスクを接続したままリカバリを実行すると、外付けハードディスクに保存しているデータが削除される可能性があります。 - マウスが添付されているLIFEBOOK / FMV-BIBLO をお使いの場合は、添付のマウスは接続しないでリカバリを実行してください。
- CD/DVDドライブが搭載されていない機種(LIFEBOOK MHシリーズ、FMV-BIBLO LOOX S / LOOX P / LOOX Q / LOOX U / LOOX M シリーズなど)を除き、外付けのCD/DVDドライブでは、リカバリが正常に実行できない可能性があります。
- リカバリ直後にウイルス感染することをさけるため、インターネットに接続しているケーブルを外してください。
メディアを取り出す
CD/DVDやSDカード、フロッピーディスクなど、リカバリに必要のないメディアは、あらかじめパソコンからすべて取り出しておきます。
4番目の確認項目リカバリの流れ
リカバリは、次の流れで実行します。
- Windows の再インストール
Cドライブ(または、CドライブとDドライブ)のデータを削除し、Windows をインストールします。
機種によっては、一部のアプリケーションもインストールします。 - 初期設定の実行
「必ず実行してください」などを実行し、Windows やFMVパソコン固有の初期設定を実行します。
初期設定を実行しないと、FMVパソコンを正しく使用できません。 - アプリケーションのインストール
ご購入時の状態でインストールされていたアプリケーションをインストールします。
インストールが終了すると、パソコンがご購入時の状態に戻ります。
5番目の確認項目リカバリの後に必要な作業
リカバリの後は、主に次の作業が必要です。
- セキュリティ / ウイルス対策
リカバリの後は、Windows やセキュリティ / ウイルス対策ソフトの状態がご購入時の状態に戻るため、セキュリティの状態が低下しています。
このままの状態でインターネットに接続すると、ウイルスに感染する恐れがあります。
リカバリの後は、Windows Update やセキュリティ / ウイルス対策ソフトの更新を行い、セキュリティの状態を強化します。 - 以前の環境へ近づける作業
アプリケーションをインストールしたり、バックアップしたデータを復元したりして、以前の環境に近づけます。
リカバリの後に必要な作業について詳しくは、次のQ&Aをご覧ください。リカバリ後に必要な作業について教えてください。
リカバリの後、Internet Explorer やデスクトップなどに、プロバイダーとの契約を促す画面が表示される場合があります。
これは、パソコンがご購入時の状態になったために表示されるものです。
プロバイダーとすでに契約されている場合は、もう一度契約し直す必要はありません。