無線LANには、2.4GHz、5GHz、6GHzの3つの周波数帯があります。
それぞれの周波数帯にはメリット・デメリットがあり、利用環境に応じて使い分けると、接続が安定する可能性があります。
無線LANで接続中の周波数帯を確認する方法や切り替える方法は、次のQ&Aをご覧ください。 無線LANで接続中の周波数帯(2.4GHz/5GHz/6GHz)を確認する方法と切り替える方法を教えてください。
Q&Aナンバー【2504-6641】更新日:2025年5月29日
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[Windows 11] 無線LAN(Wi-Fi)接続が頻繁に切断されます。
対象機種 | すべて |
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対象OS |
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質問
回答
無線LAN(Wi-Fi)接続が不安定な場合は、次の内容を順番に確認してください。
1番目の確認項目利用環境を確認する
無線LANの特性上、建物の構造・材質、障害物、アプリ、設置状況、電波状況などの使用環境により、通信速度の低下や通信不能となる場合があります。
良好な通信を行うために、次の内容を確認してください。
- パソコンと無線LANアクセスポイントの距離が遠いときは、遮蔽物を避けて距離を近づけるなど、設置場所を変更してください。
- 周囲が金属などの導体(電気を通しやすいもの)でできている場所を避けて、パソコンを設置してください。
通信性能が低下し、設置環境によっては通信できなくなることがあります。 - パソコンは、他の電気機器から離して設置してください。
パソコンと電源が入った電気機器を近づけていると、正常に通信できなかったり、電気機器の障害になったりすることがあります。
正常に通信できない場合は、使用するチャンネルや設置場所を変更してください。
特に、電子レンジなどの強い高周波エネルギーを出す機器の使用時は、影響を受けやすく、正常に通信できないことがあります。 - 放送局や無線機、高圧電線などが近く、正常に通信できないときは、パソコンや無線LANアクセスポイントの設置場所や向きを変更してください。
周囲の電波が強すぎると、正常に通信できないことがあります。 - テレビ機能をお使いの場合で、古いブースターや分配器、壁面端子などを使用していたり、同軸ケーブルの芯線がむき出しになっていたりするときは、配線を取り外して動作を確認します。
改善した場合は、テレビ関連の配線や機器から電波が外部に漏れないように、適切な機器の使用や工事が必要です。 - 無線LAN で通信中は、パソコンのアンテナ部分に極力触れないでください。
通信性能が低下する場合があります。 - パソコン本体の近辺で Bluetoothワイヤレステクノロジー機器を使用すると電波干渉が発生し、通信速度の低下や接続不能になる場合があります。
次の対策を行うと、電波の干渉を防ぐことができる場合があります。- Bluetooth ワイヤレステクノロジー機器とパソコン本体との間は 10m 以上離して使用する
- Bluetooth ワイヤレステクノロジー機器の電源を切るか、電波を停止する
- 無線LAN の5GHz 帯を利用する(ただし利用できるのは屋内のみ)
- 5GHz 帯チャンネルのW53(52 〜 64ch)、W56(100 〜 140ch)では、アクセスポイントのDFS機能が作動した場合、W53/W56の通信はいったん切断されます。
DFS機能により、アクセスポイントが再起動した場合は、W53/W56以外のすべての通信もいったん切断されます。
2番目の確認項目ネットワーク機器を再起動する
ネットワーク機器(ルーター / モデム)を再起動することで、接続が安定する可能性があります。
- 次のQ&Aをご覧になり、パソコンの電源を完全に切ります。
パソコンの電源を完全に切る方法を教えてください。
- ネットワーク機器(ルーター / モデム)を再起動します。アドバイス
ネットワーク機器のマニュアルなどを確認し、所定の手順で電源を切った後、ネットワーク機器のACアダプタまたは電源ケーブルをコンセントから取り外して、接続し直してください。
ネットワーク機器によっては、電源を切る手順が存在せず、そのまま電源ケーブルを取り外す場合もあります。※
IP電話機能がある機器の場合は、電源を切ると一時的に電話ができなくなる可能性があります。
あらかじめ、お使いの機器のマニュアルなどで確認してください。※
一部のCATV(ケーブル)モデムなどは、常にデータ通信を行っているため、電源を切れないことがあります。
ご利用のケーブルテレビのプロバイダーにお問い合わせください。 - ネットワーク機器の再起動が完了したら、パソコンの電源を入れます。
3番目の確認項目ドライバー類をアップデートする
無線LANドライバーなど、ドライバーによっては無線LANの安定性を改善した更新内容が含まれています。
お使いの機種に提供されているドライバー類を最新の状態にアップデートしてください。
最新のドライバーが提供されているかどうかの確認やアップデートは、アップデートナビで実行できます。
アップデートナビの使い方は、次のQ&Aをご覧ください。アップデートナビの使い方を教えてください。(Windows 11)
- ドライバーを手動でアップデートする方法は、次のQ&Aをご覧ください。
FMVサポートのダウンロードページから、ドライバー類をダウンロードして適用する方法を教えてください。
- 接続が不安定でアップデートが難しい場合、有線LAN対応のパソコンをお使いで、LANケーブルをお持ちのときは、有線LANでの接続をお試しください。
有線LANで接続する場合は、ネットワーク機器にLANケーブルを接続し、反対側をパソコンのLANコネクタに接続します。
なお、ご契約のプロバイダーによっては、LANケーブルを接続しただけではインターネットを利用できない場合があります。
4番目の確認項目ネットワーク機器のファームウェアをアップデートする
ネットワーク機器(ルーター / モデム)に問題が発生している場合、接続が不安定になることがあります。
お使いの機器の問題を改善するためのファームウェアが提供されている場合は、適用してください。
詳しくは、お使いの機器の提供元にお問い合わせください。
ネットワーク機器がWindows 11に対応していない場合、接続が不安定になることがあります。
お使いの機器の対応OSもあわせて確認してください。
5番目の確認項目無線LANプロファイルを再作成する
無線LANに接続するための設定が適切でないと、接続が切断されてしまうことがあります。
無線LANプロファイルを再作成してください。
無線LANでインターネットに接続するには、無線LANアクセスポイント(ルーター)のネットワーク名(SSID)や、ネットワークセキュリティキーが必要です。
無線LANアクセスポイントの設定情報がわからない場合は、製品のマニュアルをご覧になるか、提供元にお問い合わせください。
- はじめに、次のQ&Aをご覧になり、無線LANプロファイルを削除します。
[Windows 11] 無線LANプロファイルを削除する方法を教えてください。
- 続いて、次のQ&Aの「ネットワークプロファイルを作成する」をご覧になり、無線LANプロファイルを作成します。
[Windows 11] 無線LAN(Wi-Fi)でインターネットに接続する方法を教えてください。