ふ〜っ。やっと追いついた。アクセスポイントだけだと思ったら…。
こんなに洋服も買っちゃって。

アクセスポイントとモデムをつないだだけじゃ、
無線LANは始められないよ。

確かに必要な機器は、アクセスポイントと子機だけだけど、
それぞれに無線LANをするための設定が必要なんだ。

無線LANをするための設定手順は、アクセスポイントによって違うんだ。

だから、アクセスポイントのマニュアルをよく読んで、
設定する以外に近道はない。

じゃあ、無線LANを設定するうえでのポイントを教えてあげるよ。

ひとつめは、SSID。
アクセスポイントが使うネットワークの名前のことだよ。

お隣さんも無線LANをしていて、アクセスポイントがあったとします。
無線の場合、有線とは違って電波が届けば接続できる。

でもパソコンはどっちにつながれば良いのかわからなくなっちゃう。
だから名前で判断するんだ。

そのとおり。
アクセスポイントと子機でSSIDが一致しないと、通信できません。

ふたつめは、暗号化。

暗号化はね、無線LANのセキュリティに欠かせない技術なんだ。

残念ながら、セキュリティ対策ソフトだと、
無線LANの電波までは対策できないんだ。

さっき話したように、電波が届く範囲なら、
知らない人がモモのアクセスポイントに接続できちゃう。

ほんとに？その知らない誰かがインターネットで悪いことをしました。
つながってる無線LANから、モモが疑われるかもしれない。

さらに！無線LANにつながるってことは、
ネットワーク内のパソコンにもつながるってこと。

通信を盗み見られたり、パソコンのデータをコピーされたり
ってことも無いとはいえない。

そうならないためにも、無線LANのセキュリティを知ろうね。

よい返事。じゃあ説明するよ。
暗号化はね、無線LANのセキュリティのかなめです。

暗号化を設定すれば、電波を盗んでも、暗号化されていて
わからないから利用できない。

いろいろ種類があるから、対応している方式から
できるだけ安全なものを選びたいね。

え？僕がたたむの？

え〜、こういうのニガテなんだよなぁ。参ったなぁ。

あのさモモ、僕、無線LANのほうが得意で…。だから設定とかのほうが…。