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大学生が自分にぴったりなノートパソコンを選ぶコツとは?
これから大学生になるあなたがノートパソコンを選ぶ際のコツは、「やりたいことを快適にできるモデルを選ぶ」ことです。大学生がパソコンを使うシーンは様々。レポートなどの課題作成、オンライン授業、プライベート利用では動画視聴や、なかにはデザインや動画編集、プログラミングなどに挑戦する方もいるのではないでしょうか。その人の使用用途によって、使うべきおすすめの一台は変わってきます。
どうすれば自分にぴったりのノートパソコンを選べるのか。ここからは、初心者にもわかりやすい大学生のためのパソコン選びの情報として、ポイントを5項目に分けて解説していきます。 -
自分にちょうどいいモデルを選ぶための5つのポイント!
パソコン選びのポイントは、大きく分けて5つ。OS、性能(スペック)、操作性、持ち運びやすさ、価格です。この5つについて、大学生活での各シーンを想定しながら選び方の基準とともに解説していきます。
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①OS
OSはオペレーティングシステムの略で、パソコンの動作において基本となるアプリのこと。WindowsとMacの2種類が主流です。特定のアプリを使いたい場合はMacを選ぶ方もいますが、WindowsはMacよりもメジャーで機種も豊富なので、選択肢の幅が広がります。またWindowsを採用している企業が多いので、就職後を考慮するとWindowsを選んだ方が良いでしょう。
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②性能(スペック)
パソコンの性能は、CPU・メモリ・グラフィックボード・バッテリー・ストレージなどのパーツの能力によって決まります。大学生の使い方から考えた場合、このうち特に重要なのがCPUとメモリとバッテリーです。
CPUはパソコンの頭脳にあたる部分で、データの処理やパソコン全体の制御を担っています。メジャーなCPUの1つであるIntel製には、Core i3・Core i5・Core i7・Core i9とシリーズがあり、「i」のあとに続く数字が大きいほどハイスペックであることを示しています。近年では、AI対応のNPUを搭載したCore Ultra 7, Ultra 5も登場しました。
大学生になると学校では授業に必要なアプリを使って勉強、自宅ではオンライン授業の受講やレポート作成、プライベートでは趣味の動画の視聴などパソコンは日々活躍してくれます。先に挙げたような一般的な使い道であればCPUはCore i5で十分ですが、動画編集やデザインなどの負荷の高い作業も想定するのなら快適な作業環境を確保するためにCore i7以上を選びましょう。
CPUの性能は快適なパソコンライフを左右する鍵 メモリは、パソコンの作業データを一時的に記憶するパーツです。その容量は8GB、16GB、32GBと2のべき乗の数値で表され、この数字が大きいほどパソコンが一度に多くの作業をこなせるようになります。市場にはメモリ8GBのモデルも多くありますが、レポートを書きながら調べ物をする、オンライン授業を聴きながらメモを取るなど、マルチタスクでの使用を想定すると16GB以上のモデルを選ぶのがおすすめです。
グラフィックボードはその名の通り、パソコンのグラフィック描画を司るパーツです。
「eスポーツ」が盛り上がりを見せている今、本格的なゲームでの対戦を楽しむ、ゲームサークルに入って3Dゲームを楽しむ、あるいは動画の編集をするなど、グラフィック負荷の高い作業をするなら必須級のパーツになります。ですが、グラフィックボードが搭載されているとパソコンが分厚く、重くなってしまうので、性能的に必要ないのであれば非搭載の方がおすすめです。
家の外での使いやすさを確保するため、バッテリー性能にも注目しましょう。大学のラウンジやお気に入りのカフェなど、パソコンを外に持ち出すとき、充電器も持っていかなければならないのは面倒です。それを考えると、バッテリーは最低でも20時間以上持つものを選ぶのがおすすめです。 -
③操作性
ノートパソコンの操作性を左右するのが、キーボードとタッチパッド〔トラックパッド〕(※1)。キーボードの配列には複数の種類があるうえ、キーボードの打鍵感やタッチパッドの操作感はメーカーによって異なるため、店舗で実際に触れてから選ぶのがベストです。キーボードやタッチパッドは買ってから変更ができません。友達と一緒に店舗へ足を運び、お互いに触った感想などを言い合いながら選ぶのも楽しいもの。ぜひ購入前に確認して、自分にぴったりなものを探しましょう。
※1:指で操作できる機能。
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④持ち運びやすさ
大学生はいろんな場所にパソコンを持ち運びます。講義間の移動のほかパソコンを持ったままアルバイトへ行ったり、仲間との集まりに参加したりと、持ち運びやすさ(軽さ)は重要です。通学バッグのなかには、いつもパソコンが入っているという人もいるでしょう。そのような人が使うパソコンは、軽量なものが適しています。具体的には画面は大きくても14インチ以下、重さは約1kg前後の機種がおすすめです。
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⑤価格
パソコンは高い買い物です。選ぶうえで価格は重要な指標になります。ただし、安ければよいというものでもありません。これから始まる楽しい大学生活で数年間は使うことになるわけですから、性能には妥協をせず選ぶ必要があります。また、大学生活を送っていると新たなものに興味を惹かれることもあります。予算に余裕がある場合は、やりたいことができるように、ワンランク上のスペックのパソコンを購入しておくと安心です。将来的に長く利用できるスペックを持った製品を選ぶことが重要です。
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新大学生のパソコン選びでは何を重視するかが大切!
選び方の軸として、5つの項目を書き出しました。大学生のパソコン選びにおいて、このうち特に重要視すべきは、性能(スペック)、操作性、持ち運びやすさの3点です。
まずは性能面で、やりたい作業を確実にできるようにすることが大前提。性能的な制約によって自分のやりたい作業ができなくては、パソコンを購入した意味がありません。ですから、まずはやりたい作業にはどのくらいのスペックが必要かを調べましょう。
大学生活においては、特に学年が上がるにつれ就職や将来のビジネスシーンを意識する機会が増えるものです。気の置けない仲間の夢などから刺激を受けて、それまでは考えてもみなかったクリエイターになりたいと思うこともあるかもしれません。学生生活の途中から、デザイナーやプログラマーを目指したくなることもあるでしょう。そういった職業では、パソコンに高い負荷をかけるアプリを使用する場合があります。Core i7や、AI対応のCore Ultra 7、AMD Ryzen 7などのCPUを搭載した機種を買っておけば、そういったときにもある程度は安心です。
続いて操作性。メーカーによる違いが大きく出る部分です。特に、キーボードの配列や打鍵感(キーを押したときの感覚)には要注意。個人の好みの差が大きく出やすいので、使用感を必ず試すようにしましょう。
リサーチに時間をかけて自分に最適な一台を手に入れよう 持ち運びやすさについても、実際に持ってみて重さを体感するのがベストです。薄型軽量のモデルは、持ってみたらカタログスペック上の重さより軽く感じることも少なくありません。ただし薄型軽量の機種は、バッテリー持ちがやや劣る可能性もあります。持ち運びやすさ“だけ”で選ぶのではなく、ACアダプタのサイズや重さなど他の面もしっかりチェックしましょう。
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大学卒業後も考えて安心できるものを購入しよう!
必要な機能がそろっているパソコンで、性能はワンランク上のものを購入しておけば、大学を卒業してからも長期間利用できます。ノートパソコンを使用し続けられる期間は、状況にもよりますが4年以上あるので、社会人になってからもビジネスシーンなどで継続して使える性能があると嬉しいところです。
自宅で仕事する際も使い慣れたパソコンの方が便利で効率的 また、アプリがパソコンに求める性能は年々高くなっているので、数年前は軽々と動いていたアプリの動作が、アップデートを繰り返すたびに重くなってしまうこともあります。安価なパソコンを購入して買い替えの頻度が増えるよりも、高性能なパソコンを長期間利用した方が結果的にコストパフォーマンスが良くなるともいえるでしょう。
長期的に使うという観点では、保証期間やサポートにも注目しましょう。大学生活の途中でパソコンに万一の事態が起きることもありえるので、メーカーが用意する破損や水濡れなどにも対応した保証や、販売店の長期保証に加入するのがおすすめです。
また、プライベートでも使う機会の多いWordなどのOfficeアプリがインストールされているモデルなら、卒業後も使えて便利です。大学生の場合、Officeアプリのライセンスは大学から支給されることもありますが、その場合は卒業後に使えなくなってしまいます。その点インストールされていれば、そのパソコンを使っている間ずっとOfficeアプリを使えるので安心です。最新のモデルのOfficeは、AIが使えるサブスク版Officeと、AIが使えませんがずっと使える永続版Officeが選べるパソコンが出始めています。サブスク版Officeは24か月の利用権となり、続けて利用するには年間料金を支払う必要がありますので、自身のAIの活用についてよく考えて選択しましょう。 -
もっと自分らしく! ちょうどいい一台ならFMVシリーズがおすすめ!
これから大学生になる人が、ノートパソコンを選ぶうえで知っておいて欲しいのがFMVシリーズです。FMVシリーズには、あらゆる大学生のニーズを満たす多彩な製品があります。
性能と軽さ、大きな画面を追求しているのが、14.0型ワイドモデルのNote U。
シリーズの中でも、UX-K3は最新世代のIntel Core Ultra 7 プロセッサー 255Uと高速・省電力メモリ「LPDDR5X-8400」16GBを搭載。従来モデルと比べて処理速度やAI機能、グラフィックス性能が大幅に向上しており、画像処理や動画編集、マルチタスクも快適にこなせます。さらにカーボンやマグネシウムリチウム合金を使用したボディで、わずか約634gの世界最軽量(※2)を実現。ACアダプタも従来比約54%軽量化されており、外出先でもストレスなく持ち運べます。※2:14.0型ワイド液晶搭載ノートPCとして。2025年9月2日現在。当社調べ。

U77-K3は、CPUに高性能なIntel Core Ultra 7 プロセッサー 155Hを搭載し、動画再生時で約13.5時間持続するバッテリー(※3)を装備。重さは本体色によって微差がありますが、869g〜879gに抑えています。高性能なパソコンを1日中持ち歩きたいという方にぴったりです。
※3:一般社団法人電子情報技術産業協会のJEITAバッテリ動作時間測定法〔Ver. 3.0〕による・動画再生時約13.5時間、アイドル時約35.0時間

ミストグリーン、エクルベージュ、スモークグレーという3色のカラーリングから選べるのが特長のNote C。インテリアとしてだけではなくファッションアイテムとしても映えるパソコンです。思わず自慢したくなるビジュアルだからこそ、気軽に持ち運べることにも重視しています。画像サイズが13.3型で約1187gのコンパクトボディながら長いバッテリー駆動時間(※4)を誇り、屋外でも使いやすいので、大学生活の楽しみを引き出してくれる一台です。
※4:JEITA測定法〔Ver.3.0〕による・動画再生時約13.9時間、アイドル時約24.2時間

Note Mは、必要な機能と性能を凝縮し、ベーシックに使えるバランスを重視した、誰でも使いやすいノートパソコン。14.0型の大画面ながら、約1.3kgの軽さと動画再生時で約9.9時間(※5)の駆動時間を実現。あなたの理想のパソコンライフを過不足なくサポートしてくれます。さらに、打ちやすいキーピッチ(キーとキーの間隔)とストローク(キーを押し込んだときに沈み込む深さ)のキーボードや充実のインターフェースにより、好きな場所で快適な使い心地を実現します。
※5:JEITA測定法〔Ver.3.0〕による・動画再生時約9.9時間・アイドル時約18.5時間

ここで紹介したFMVシリーズは、大学生にぴったりな性能を持っています。FMVはラインナップが豊富なので、自分にちょうどいいパソコンがきっと見つかるはずです。
「富士通 WEB MART」
パソコンを購入される際には、ぜひ店舗でFMVシリーズに触れて使用感を試してみてください。
また、富士通クライアントコンピューティングの公式通販サイト「富士通 WEB MART」では、Web限定モデルや、お買い得なパソコンも用意されています。モデル別だけでなく、用途や目的別にパソコンを探すこともできます。また、オプションにはなりますが、最大5年の長期メーカー保証や、破損や水濡れにも対応したワイド保証にも加入できます。Officeアプリのインストールを選択すれば、長く使ううえでも安心です。ぜひ一度アクセスして、FMVのラインナップを見比べてみましょう。
大学生活の必需品! ノートパソコンの選び方を初心者の方にもわかりやすくご紹介!

大学生活に必須のアイテムのひとつ、ノートパソコン。これまでパソコンに触れる機会はあったけれど、大学生になって自分専用のパソコンを持つのは初めてという方も多いのではないでしょうか。そんな方のために、この記事では大学生向けのノートパソコンの選び方を基礎からバッチリご紹介します。授業での使用からプライベート利用まで、楽しい大学生活を支える相棒選びにお役立てください。
執筆ライター:畑野 壮太
パソコンやデジタルガジェットを得意とするライター。GetNaviなどのメディアに寄稿するほか、メーカーのサイトでも執筆を担当する。仕事用のパソコンに加え、自作したゲーミングパソコンを愛用中。
目次
- 目的に合ったパソコン選びが重要
- 基本的なパソコンスキルの習得が必須
- AIやクラウド活用などのデジタルスキルを身につけよう