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Microsoftから提供されているAI「Copilot」について
皆さんはWindowsに搭載されているAIアシスタント機能「Copilot(コパイロット)」をご存知でしょうか? MicrosoftがOpenAIの生成AIモデル「GPT-4」を用いて開発したAIツールのことで、Windows 11(バージョン23H2)からはデフォルトで有効になっています。
「ChatGPT」と同様に、Copilotも質問や指示への対応が可能で、学習や日常業務の効率化に活躍します。FMVの最新モデルは、Copilotキーを押すだけで起動できて作業中にすぐ利用可能です。
ChatGPTと言えば、日本でAIの名を広げた立役者的な存在。「AIに質問したら面白い回答が返ってきた」のような使い方が流行りましたよね。では、これと同じような質疑応答、会話はCopilotでもできるのか? 答えは、YESです。
Microsoftが開発したAIアシスタント機能「Copilot」の画面 Copilotは日本語にすると「副操縦士」という意味。チャット形式でCopilotにプロンプトを入力する(指示を出す)ことで、その名の通り操縦士=ユーザーのやりたいことをサポートしてくれます。利用する際には、Windowsのデスクトップなどから呼び出す、Webブラウザから起動するなどの方法でアクセスできます。
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①Copilotの基本
Copilotには有料版「Copilot Pro」も用意されていますが、無料でもかなりの機能を利用することができます。ここでは無料版でも使える代表的な機能を3つ取り上げてみましょう。
① パソコンの設定をコントロールする
CopilotはWindows OSと連動して、デスクトップの背景を指定の画像に変更にする、音量を調整するなどパソコンの設定変更が可能です。
使用例:「ダークモードに変更」といった指示をチャットボックスに入力する
パソコンの設定画面を開くことなく、変更操作が行えます ②文章生成・要約する
処理パフォーマンスの高いAIが対応し、リアルタイムで文章を生成してくれます。また長文の文章を要約したり、英語を日本語に翻訳するといったこともできます。
使用例:「サークルの友達に出す打ち合わせの連絡のメール文面を作ってください」といった指示をチャットボックスに入力する
Copilotへの指示の出し方によって多彩な回答が得られます ③画像生成する
画像生成モデル「DALL・E 3」を用いた画像生成機能により、指示に応じた画像を生成してくれます。
使用例:「日本の夏をイメージした画像を作成して」といった指示をチャットボックスに入力する
入力した指示に合わせた画像が出力されます。無料版では生成速度を早めるブースト機能を1日15回まで利用できます ちなみに有料版のCopilot Proでは、無料版に比べてよりスピーディに回答を得られたり、Word、Excel、PowerPoint、OneNote、OutlookといったMicrosoft 365アプリとCopilotを高度に連携して使用することなどができます。学習効率向上の他、卒業後のビジネスシーンでの作業効率向上にも役立ちます。
また最新のFMVパソコンでは、押せばすぐにCopilotを起動できる「Copilot キー」が搭載されています。
Copilot キーは、押しやすい位置にあります。作業しながらいつでもCopilotを起動可能 -
②日常の様々なシーンでCopilotを使いこなそう
さて、ここからは具体的にCopilotが日常シーンでどのように活用できるのかを考えてみます。
まず利用機会が多いのは、誰かに連絡する際の文章作成ではないでしょうか。小さい頃から仲良くしていた従兄弟が結婚する、なんて喜ばしい知らせが届いたとしましょう。お祝いの言葉を伝えたいけれど、失礼のないような言い回しが分からず返信に手間取るかもしれません。そんなときは「従兄弟の結婚をお祝いするメールの文面を考えて」と指示すれば、フォーマットとして使える例文を生成してくれます。例えば、就活生であれば訪問先企業へのお礼メールを送る際にも活用できますね。
お祝いごとなどのテンプレートをweb検索で探すこともできますが、Copilotに生成してもらう方が、例文もあってわかりやすいです より日常的な用途ではスケジュール管理にもCopilotは応用が可能です。例えば以下のようにCopilotに指示します。
以下のスケジュールに間に合うように、何時に駅に着いてどの電車に乗ればいいか教えてください。
東中野駅から出発
10:00~14:00 新宿駅近くでバイト
17:30~ 東京駅近くで友達と食事
東京駅から東中野駅の終電

このような使い方をすれば、移動時間・移動手段を考慮したスケジュールを立てる際に役立ちますね。
大学生活で頭を悩ませるのが、授業で出される課題ですよね。テーマが絞られているならまだしも、なかには「環境問題について」のようなざっくりとした題材でレポートを求められると、どこから手を付けたら良いのか困ります。そこで「環境問題に関する課題を3つ挙げて」とCopilotに問いかけて、得られた内容を深堀りすることで、面白い考察対象が見つかるかもしれません。(※1)
※1:Copilotで生成した文章などの取り扱いについては、所属組織・団体にご確認の上ご使用ください。
Copilotを利用することで、自分では思いつかなかったような発想に辿り着ける可能性があります このように、Copilotを積極的に活用することで、悩む時間やちょっとしたひと手間を短縮できます。そうすれば、レポートを練る時間やプライベートな時間を増やすことができますよね。AIがサポートしてくれるため、データ処理の効率が大幅に向上します。
ここまで主にCopilotの紹介をしてきましたが、実はFMVには便利なAIツールが他にもたくさんあります。その1つが、FMVのパソコンに搭載されている「いつもアシスト ふくまろ」です。Copilotが主にテキストで会話できるAIツールだとしたら、「ふくまろ」は声で会話できるAIツール。FMVに搭載されている他のAIツールとあわせて、次の章でご紹介しましょう。
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学習シーンで役立つFMVのAI機能とは
FMVのパソコンには、Copilot以外にも便利なAIツールが多数搭載されています。
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●いつもアシスト ふくまろ
ふくまろはFMVを会話で操作するアプリです。パソコンのマイクを使ってふくまろに話しかけることで、音楽や動画を再生したり、パソコンを留守番カメラ代わりに使ったりできます。

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●AIノイズキャンセリング(※2)
AIエンジンによって周囲のノイズを低減し、ユーザーの声だけをクリアに拾い上げる機能です。処理パフォーマンスが高く、複数モードに対応しています。「周囲の人の声を拾う」モード、「正面の人の声を拾う」モード、「登録した人以外の声や音をカットする」モードの3つを選択できます。※2:Note Cシリーズのみ非対応
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●Umore(ユーモア)
カメラに写る自分の顔を自然に加工できるAIメイクアップアプリです。日本人の顔に合わせて調整したAIによって、顔や目の大きさを調整する、歯を白くするなどの細かな調整が可能。背景をぼかしたり、別の画像に設定することもできます。
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●Quick Capture
一定時間経過や画面変化のあった時などの設定に応じて、画面を自動で保存してくれるツールです。キャプチャする範囲は自由に設定できるほか、キャプチャした画像は日時とウィンドウ名でフォルダごとに整理して保存されるため、内容の見返しがしやすいのが特長です。
FMVのAIアプリについての詳細はこちらを参照ください。
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①授業の理解度アップにもAIは使える
それでは、ここまでご紹介したAIツールの授業で役立つ使い方をお伝えしましょう。
オンライン授業を受けていると、グラフや写真データが表示されるシーンが出てきますよね。そんな時にQuick Captureを使って、黒板やホワイトボードなど記録したい場所の周辺だけを設定して自動キャプチャしておけば、余計な情報を省いた画像メモを残すことができます。またAIが前5枚のキャプチャのチェックを行い重複している画像を自動で削除するため、誤作動などでスライドが戻っても同じキャプチャを何枚も保存することもありません。
Quick Captureは、モニターに写っている指定範囲を画面の変化を検出して自動でキャプチャできます また先生の説明を頑張ってメモしていくと、授業が終わる頃にはかなりのボリュームになってしまいます。それを整理するのも一苦労ですが、テキストをまるごとCopilotにコピペして、要約するように指示を出してみれば、スッキリとまとめられるはずです。

長文のメモ書きも短くまとめられるので、見返した時に要点を確認しやすくなります 授業内容が整理されると、授業中には気づかなかった疑問が浮かぶこともあるでしょう。わからない単語や事象はそのままCopilotに質問すれば、詳しく知ることができます。もし大学の先生に聞きたいのであれば、アポイントメントの取り方もCopilotに聞くことで、慣れていなくて及び腰になってしまうことでも行動しやすくなりますね。
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②円滑なオンラインミーティングにAIは欠かせない
続いては、オンラインミーティングで使えるAIツールについて解説します。
複数人が参加するオンラインミーティングでは、自分では気づかないような音がマイクに拾われて、相手はうるさく感じているということがあります。パソコンのキーボードを叩く音、電車や車などの生活環境音、空気清浄機が稼働する音、ペットの鳴き声、すべてがノイズになりかねません。
それもこれも、AIノイズキャンセリング(※3)を使えば解決できます。AIノイズキャンセリングには「周りの人の声を拾う」モード、「正面の人の声を拾う」モード、「登録した人以外の声や音をカットする」モードの3つがあり、ノイズをカットしながらも複数人または登録した人の声だけをクリアに届けることが可能です。
どのモードでもノイズはカットされるのですが、登録した人以外の声や音をカットするモードでは「話者識別機能」を搭載していて、自分の声を登録すると近くで大きな物音や家族の誰かが話していても画面の向こうには登録した自分の声以外は届きません。
このAIアプリを使えば頻繁にマイクのON/OFFを切り替える必要も周囲の環境を気にする必要もなくなり、オンラインミーティングの内容に集中することができます。
※3:Note Cシリーズのみ非対応

設定を変えることで、AIノイズキャンセリングでカットする範囲を指定できます
また、どうしてもカメラをオンにしないといけないオンラインミーティングがあるのに、カメラに写る自分の顔のコンディションが良くないと気になりますよね。そんな時はUmoreで自分好みにアレンジしてモチベーションアップ! 背景画像を設定すれば部屋の映り込みを気にする必要がなく、メイクパターンは保存してすぐ呼び出せるので急な顔出しにも焦らなくてよくなります。
Umoreを使うと細かく設定したメイク効果がワンボタンで反映されます。左画像が機能オフ、右画像が機能オンの状態 さらにUmoreには「自動フレーミング(被写体追従)」「アイコンタクト(視線固定)」といった最新機能もあります(※4)。「アイコンタクト」は自身の視線が画面を向いているように固定し、「自動フレーミング」は自身が画面中央に映るように設定できます。つまり画面上に原稿を表示させておいて、そちらを見ながら発表するといったシーンでも違和感のないカメラ写りを実現できます。
※4:Note Mシリーズ、Note Cシリーズは非対応
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③自主学習はAIを使うことで楽しくできる
大学の授業を離れて、自分が関心のある内容について自主学習をする際にも、AIツールを活用すると捗ります。
大学生の間に勉強しておきたいことの一つとして、外国語をしっかり学びたいと考えている人も多いのではないでしょうか。Copilotの活用方法によっては、語学学習を楽しくすることができますよ。例えば「映画の名台詞を英語と日本語の両方で出して」と指示すれば、複数の映画の有名なセリフがピックアップされるので、原文を確認しながらどう日本語で表現されるのかチェックすることができます。特に映画好きの人にオススメの活用方法ですね。
教科書だけで勉強すると面白くないことも、AIツールの活用で楽しく勉強できます より実践的な会話を学習したい場合は「カフェで注文したい時に使う英語のフレーズを教えて」と指示すれば、注文や会話する時に覚えておきたいフレーズが挙げられます。他にもTOEIC対策には「TOEICで700点レベルの問題を出して」など、目標に合わせて問題を出してもらうのも良いでしょう。
オンラインであればリアルタイムでやり取りできるので、実際に活用したい場面ですぐ確認するという使い方も便利です 授業や学習シーンの活用だけでなく、ちょっとした息抜きにもAIを活用することができます。例えば勉強中の息抜きに音楽を聴きたくなることがあると思いますが、そのためにスマートフォンを手に取るとついつい息抜きをしすぎてしまうことも……。パソコンに向き合ったままふくまろに声をかけて音楽を再生してもらえば、集中を切らすことなく適度な気分転換ができるかもしれません。
また、ふくまろとはChatGPTを活用した会話を楽しむこともできますから、ちょっとした雑談をするのも気晴らしになりそうですね。
ふくまろは音声操作だけでなく、雑談をしたり一緒に遊んだりすることもできます -
④面倒な資料作成もAI活用でスムーズに
さて、これからの大学生活では課題や学習の成果を発表する機会がきっと訪れることになります。その時に大変なのが資料作成です。どのように準備を進めればいいのか検討もつかないという人もいることでしょう。
そこでCopilotの手を借りることにしましょう。テーマは「日本音楽の歴史」で、与えられた発表時間は10分だとします。「日本音楽の歴史に関する10分間のプレゼンテーションのアウトラインを作成して」と指示すると、プレゼンテーションの目的と概要などを説明するイントロダクションから各時代ごとのブロック、そしてまとめと質疑応答というセクションに分けられたアウトラインが提示されました。
プレゼンテーションをどのように行うか、骨格となるアウトラインが用意されるだけでとてもスムーズに考えられるようになります これをもとに自分の発表したい内容に合わせて調整していけば良いのです。さらにその内容を貼り付けて、「プレゼン資料の体裁にして」と指示することで、発表用プレゼン資料の構成の参考になるでしょう。
こうして作り上げた資料にも、思わぬ誤字脱字が含まれているかもしれません。最後の仕上げとして、自分でデータを確認しつつ、Copilotにもテキストを校正してもらって、資料を完成させましょう。
このように、日常の様々なシーンでAIツールを活用することができます。どのように使えるかはアイディア次第なので、ぜひ自由な発想でAIツールを役立ててみてください。
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大学生活をより豊かに! FMVのパソコンでAIを効率化!
AIツールを使うことで大学生活のちょっとした困りごとが解消され、プライベートや学習等のより多く時間を使いたいことに注力できます。FMVではこうしたAIツールを搭載した多彩なラインナップを用意しています。
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●FMV Note Uシリーズ
UX-K3

U77-K3

必要十分な性能はもちろん、特に軽さと持ち運びのしやすさを追求したのがNote Uシリーズです。なかでもUX-K3は、14.0型ワイドディスプレイを搭載しながら、世界最軽量(※5)の約634gを実現しています。Note Uシリーズのもう一つ、U77-K3は長時間駆動が大きな魅力の一つです。アイドル時で約35時間、動画再生時でも約13.5時間の駆動(JEITA測定法Ver.3.0)が可能なため、ACアダプタを持ち歩く必要がありません。さらに多彩なコネクタ類を備えているため、変換ケーブルなしで多くのデバイスが接続できて、外出先に気軽に持っていくことができ不自由なく作業ができます。Copilot キーも搭載。
※5:14.0型ワイド液晶搭載ノートPCとして。2025年9月2日現在。当社調べ。
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●FMV Note Mシリーズ
M55-K3

性能もサイズも、ちょうどいいバランスで人気なのがM55-K3。14.0型ワイドディスプレイはレポートを書くのにも動画を視聴するのにも使いやすいサイズです。CPUにはAMD Ryzen™ 5 7535Uプロセッサーを採用してサクサク動作を実現。動画再生時で約9.9時間(※6)の駆動時間と、約1.3kgの軽量設計で、どこにでも気軽に持ち運ぶことができます。Copilotキーも搭載。
※6:一般社団法人電子情報技術産業協会のJEITAバッテリ動作時間測定法〔Ver. 3.0〕による目安の時間。動画再生時約9.9時間・アイドル時約18.5時間
AIを日常シーンや大学生活で活用するには、十分な性能を持ったパソコンがあってこそ。まずはこの記事で紹介したCopilotなどAIの活用法を見て、ぜひみなさんの日常の中で一つずつ実践してみてください!
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パソコンで役立つAIツールを解説!大学生の学習に役立つAI活用法

暮らしのデジタル化が進むなかで、「AI」が様々な家電製品に搭載されるようになってきました。例えば自動で賢く部屋を掃除してくれるロボット掃除機は、AI家電の代表的な存在。冷蔵庫やエアコンなども、AIによってもっと便利になってきています。
もちろん、パソコン向けにもAIツールが次々に開発されています。大学生活にも大活躍間違いなしのAIツール、使わない手はありません! でも、具体的にどんなことができるのか分からない、自分にも使えるのか不安という人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、Q&Aから調べ物、カメラ写りの補正まで、簡単に使えて日常シーンや学生生活で役立つAIツールを厳選してご紹介します。
執筆ライター:海岡 史郎
テック系メディアを中心に数多くの取材記事を寄稿。専門領域はデジタルを含む、BtoC、BtoBの新技術。ITスタートアップ企業の新技術に関する取材や、パソコン、スマートフォンの新製品に関するインタビュー取材を重ねている。プライベートでもパソコン好きで、複数台所有し、作業に応じて使い分けている。
目次
- 難しそうに見えるAIツールも、実は身近で簡単に使える。
- 授業やレポート作成に役立つ、便利なAI機能をFMVが搭載。
- Copilotを活用すれば、資料作成や発表準備もスムーズに。