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FMV開発者ストーリー
富士通がおすすめするMicrosoft® Windows® XP
vol.2 デザイン
vol.1 指紋センサー。モバイルだからこそ、セキュリティを重視してほしい
vol.2 デザイン。「大人の白」と「スタイリッシュな黒」にこだわった
vol.3 軽量化・薄型化。軽量化・薄型化は、「目標」はあっても「ゴール」のない戦い
LOOX Tシリーズ イメージ写真
「大人の白」と「スタイリッシュな黒」にこだわった
今回、LOOX T シリーズに「白」モデルが登場しました。vol.2は、この白いエンターテインメント・モバイルノートのデザインに挑戦した、デザイン部門の澤口氏と内田氏にお話を聞きました。
総合デザインセンタープロダクトデザイン部 澤口 亮 総合デザインセンタープロダクトデザイン部 内田 真由美
白と黒、それぞれのモデルのデザインコンセプトは?
澤口 「まず大前提として、パソコンをデザインするにあたっては、機能や構造に関する要件を満たしながら、いかに優れたデザインを実現するかが大きなテーマなんです。特にモバイルパソコンにおいては、技術部門との密接な連携が欠かせません。」
「パッと見た目パソコンのデザインって、あまり変化がないように見えるかもしれませんが、実はかなり、時代によって傾向が変わっているんです。ここ最近は、形より『色のイメージ』が重視される傾向にありますね。私たちも、この夏は、『お客様が持ち歩いて、カッコイイ色』へのこだわりをデザインの起点としました。それが、白と黒の2色のモデル、となったわけです。」
内田 「まず白モデルについて、カッコイイと思われるシチュエーションを考えました。モバイルと言うと、やはり男性のイメージが強いですけど、私がイメージしたのは、『同性から見ても憧れるカッコイイ女性が、LOOXを小脇にかかえて颯爽と歩いている』というシーンでしたね。そんなシーンが似合うパソコンにしたかったんです。」
 
澤口 「やっぱり、LOOXは持ち歩くことを大前提としていますから、内田も、このイメージがわりと自然に出てきたんじゃないでしょうか。一口に白と言っても、さまざまなバリエーションがありますが、カジュアルな軽い白ではなく、大人のトーンと質感を持つ白、を目指しました。」
 
内田 「黒モデルのほうは、『時代の最先端を行くビジネスパーソンが、バリバリ使いこなす』というイメージでしょうか。」
試作モデル
試作モデル
試作モデル
試作モデル
 
澤口 「LOOXは、持ち歩くお客様のセンスをアピールするタイプのパソコンであり、FMVシリーズの中でも特に、デザイン性を重視しています。だからデザイナーとしては、新しいことにチャレンジしやすいし、デザインの自由度も高いんですね。デザイン部門の中でも、『LOOXをやりたい!』という人は多いんですよ。」
 
内田 「私はデザインの仕事を始めて4年程ですが、以前から『私が使うならライトカラーのノートパソコンがいいな』と思っていました。今回の白モデルでは、その念願がかなって嬉しかったですね。ぜひ多くのお客様に、この白と黒のLOOXを実際に手にとって、見ていただきたいと思っています。」
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今回のモデルは、どんなイメージの中から選ばれたのでしょうか?
澤口 「実は最初、A・B・Cの3つのデザインイメージを考えていたんです。A案は『SIMPLE & CASUAL』をテーマに、シンプルなスタイリングと明るいカラーリングで、カジュアルなライトイメージを意識しました。また、前モデルの強いイメージとなっているスピーカー部分を残して、他のノートパソコンとの差別化を図りました。気軽にモバイルを楽しみたい方に、ピッタリのイメージだと思います。」 LOOX Tのイメージ案
内田   「B案は『FLEXIBLE & SMART』がテーマです。新たな使い方を求めてモバイルを楽しみたい、という方を想定しましたね。閉じたときは堅牢なイメージ、開いたときはシンプルなデザイン、という2面性を持たせて、モバイルパソコン独特の必然性あるデザインに仕上げました。また、LOOXのポイントである『音』を演出するスピーカーおよびコントローラーを、特徴的にデザインにしました。」
澤口 「C案は『FUNCTION & RELIABLE』をテーマにしました。前モデルの特徴である黒ボディーを基調として、コントラストのあるカラーリングにして、軽く・機能感を表現しました。また、画面下部分に大きなスピーカーを付け、AVパソコンとしてのイメージを強調しました。ビジネスにもプライベートにも、幅広く使えるタイプだと思います。」
内田 「この3案を検討した結果、やはりAのライトカラーのタイプが最もインパクトが強く、今の時代に求められるタイプである、という意見が大半を占めたんですね。そこで、A案のイメージをベースに細部を練り込み、デザインを進めていきました。」
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デザイン決定までのエピソードや、こだわりを教えてください
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澤口 「先ほども言ったように、デザインに含まれるものとしては、色や質感という要素がとても重要な役割をもっています。前モデルのLOOXでは、ツヤのある黒で特徴的なデザインを実現しましたが、今回も新しい色をいろいろと模索しました。例えば、見る角度によって錆びた鉄のように見える、上質感のある黒モデルなど・・。デザイン部門としてはお奨めでしたが、検討の結果、ツヤのあるほうがLOOXのコンセプトにより近いということで採用しました。しかし、デザインをより良くする重要な要素として、新しい色の開発にも力を入れていきたいですね。」
内田 「あと、デザインのポイントとしてこだわったのは、キーボード右下の品名表記の色ですね。黒モデルはオレンジの文字、白モデルはワインレッドをベースに白抜き文字にしました。このアクセントカラーがあることによって、全体のイメージにぐっと深みが出たと思っています。白モデルは、キーボードの文字色もアクセントカラーに合わせて変えたので、今までのノートパソコンとは違う、一歩先をいった完成度の高いものが出来たと思います。『デザイナーのこだわり』ってところですかね。」
澤口   「LOOXの開発者たちは、特に自己主張の強いタイプが集まっているんですよ。それぞれが、使うお客様の身になって考え、その中でこだわりを実現するために、意見を曲げない。だから議論は深夜に及ぶことも多かったのですが、それを楽しんで仕事にしてしまうところが、ある意味当社の強みだなあ、といつも感じています。」
内田 「『お客様にとってベストなものを提供したい』という気持ちが共通していたから、大いに議論はしたけど喧嘩にはならなかった、ということでしょうか。でも、今思い出すと間違いなく、私たちのデザイン部門が一番こだわりを押し通しましたね。」 開発者ストーリーの取材風景
澤口 「これからも『お客様が持ち歩いて、カッコ良く見えるパソコン』を提供していきたいですね。そのためにも、より斬新で、よりスマートなデザインに、果敢に挑戦していきたいと思っています。」
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