| |
ピンポーン! 玄関のチャイムが鳴った。 いったい誰だこんな時に... 時計をみると午後3時である。 私はベッドから這い出ると、蛇のように床を這って玄関に向かった。 ドアをあけると子供が立っていた。ウチの子である。 そういや朝からみかけなかったが....あ、隣に幼稚園の先生が立っている。 そうか今日は幼稚園の日だった。 送迎バスが子供を下ろす時には、おかーさん(又はその他の保護者)が玄関の前で待っている事になっている。 しかし誰もいないので、仕方がなく先生がチャイムを鳴らしたのであろう。 そういえば奥さんが出かける時に、3時には玄関の前に立っていてねと言っていたような気もする.... 幼稚園の先生の前では、きりっとしていたいと思うのが、世のおとーさんの希望である。 しかしその時私は寝間着姿に、無精ひげ&ばっさばっさの頭である。 さぞかし印象が悪かったに違いない。 先生は強張った顔つきで足早に去っていった。 子供は子供で、この時間にはいるはずのない父親が玄関から出てきて、非常に動揺しているようだ。 結局この日は、夜になっても病状は劇的に良くなることはなかった。 多少落ち着いたものの、仕事モードに戻るのは不可能なようだ。 INTERTOPを取り出してはみたが、山のようなメールを見ると病状が悪化しそうなので、電源を入れる事はなかった。 INTERTOPに電源が入らなかったのは、ここ数ヶ月なかったことである。 (ちなみにお酒をのまなかったのも久しぶりであった) 私が勤めている会社は私が1日2日休んだくらいで、何か大変なことになる、なんてヤワなところではない。 そうは言っても多少は迷惑がかかるので、私としてはおちおち休んでいられない、という気持ちであった。 しかし病欠なので、さすがに携帯電話も鳴ることはない。 この日は24時間ほとんど寝っぱなしで、モバイルすることもなかった。 まぁあたりまえと言えばあたりまえである。 多少体がいう事をきけば、さっさと会社に行っているわけだし、モバイルできるくらいなら休む必要もない。 今回感じたのは、私のスタイルとしては 「今日は体調がすぐれないので、自宅でモバイルしながら療養する」 というのはありえない、という事であった。 あまり嬉しくないが、病気で寝込むときは完全に、完膚なきまでに寝込むというのが私のスタイルのようだ。 従って、病床でモバイルというのはあり得ないようである。 それも病状によるのだろうが... 私の体が完全に復活したのは、水曜日であった。 教訓として得たのは 「モバイラーも健全であれ!」という事である。 全国のモバイラーの皆様、くれぐれもお体にお気をつけ下さいな。 私のように派手に寝込んでからでは遅いですぞ.... |
| △ | 「風雲CX日記」の目次へ戻る |