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●ゲームを作っている人 これは空港というよりは飛行機の中での話である。 ノートパソコンを使って、ゲーム作りにいそしんでいる人がいたのである。 CD-ROMのゲームタイトル等の制作を行うソフトウェアがあるのだが、それを使ってフライト中にゲーム制作を行っているのである。 後で知ったのだが、北海道在住の著名なクリエイターさんだったようだ。 ちなみにマシンはMachintosh。 おそらく私と同様に、飛行機の中での時間も惜しいという感じだったのではないだろうか。 モバイルで書類を作ったり、メールをやりとりしている光景はよく見るが、ゲームを作っている方を見たのは初めてであった。 いろいろな人がいるものである。 ●携帯ゲームに熱中する子供達 よく空港の待合ロビーで携帯ゲームに熱中する子供達を見かける。 携帯ゲームがモバイル端末に該当するかは、意見の分かれるところだろうが、私としてはこれも一種のモバイルマシンではないかと思っている。 教育的な見方をすると、あまり小さいうちからこういったゲーム端末でゲームをやりすぎるのは....という意見もあるだろう。 しかしそれは子供のせいではないし、今はそういった文化の中で子供が育ってきているのである。 むしろ私の興味は、そういった環境の中で育ってきた子供達が、いったいどんなモバイルライフを作ってゆくのか、なのである。 ノートパソコンや携帯端末といった製品を生み出している人達は、決して小さい頃からデジタル機器を持ち歩いて育った世代ではない。 今の小学生や中学生くらいの子供達が、社会の第一線に出て、自分達でモバイルで使える機器を作り出すという時に、彼らはどんな発想でどんなモノを作り出すのだろうか。 私はそれが気になるのだ。 空港でゲームに熱中する子供達を見る度に、10年後のモバイルライフはどんなことになるのだろうかと、私は思うのである。 ●メールを書く人々 ノートパソコン以外でも、メールを書くことのできるマシンが急激に増えている。 携帯電話しかり、携帯端末しかり。 特に最近の携帯電話は非常に多機能になってきていて、「電話でしゃべっている」のではなく「電話に向かって何か入力している」という光景をよく見かける。 パソコンなんかのキーボードに慣れてしまうと、携帯電話での文字入力はなかなか大変であるが、慣れれば結構スピードが速くなるのだろうか? 必ずしも携帯電話の全ての機能を使いこなしている人はいないのだろうが、近年の携帯電話は非常に多機能である。 そのうち、どんどん携帯端末化が進むのではないのだろうかと思っている。 空港で飛行機を降りた途端に、携帯電話の電源を入れる人をよく見る。 これは留守電のチェックだけではなく、メールの確認をしている人も多いはずだ。 ●スチュワーデスさんに話し掛けられて緊張する人 これは私のことである。 先日機内でいつものように、CX日記の原稿を書いていたら「これでメールが送れるんですね!」といきなり言われて妙に緊張してしまったのだ。 「え、えぇ小さいですから」 いったい何が小さいのか良く分からないし、小さいからメールが送れるわけでもないのだが、よほど緊張したのだろうか? もうメールを送るということは、しごく当たり前のこと、一般的なことになっているのだろう。 「すごいですねぇー」と言われてちょっと嬉しかったりしたのだが、別に私のパーソナリティが誉められているわけではないので、よく考えると嬉しがることでもないのだが... と、いうわけで今回はちょっとスケッチ風のCX日記になってしまった。 空港はモバイラーにとっても、非常に重要なポイントである。 ここでモバイルする人々はこれからも増えてゆくことだろう。 モバイルの普及と共に、機器使用のマナーもきをつけなきゃね、と思うJacoであった。 |
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