風雲!!CX日記


メールを音声で再生することのメリットは何か?

しばらく使っていて感じたのが、とげとげしいメールも(そんなにたくさんあるわけではないが)、なんとなく穏やかに聞こえることである。
仕事のメールなので、クレーム的なメールもあれば、仕事の督促メールもある。
毎日のようにいろいろな人からお叱りを受けているわけではない。
しかし2〜3日に1度はお叱りを受けているのは事実である。
(そういう毎日をおくる私って一体....という気もするが)

そこで困るのが、直接会話したり電話で話しをする分には穏やかなのに、メールだとやたらに文章がキツくなる人がいることだ。
あなたの身の周りでそんな人はいないだろうか?
そういったメールも、この音声再生機能で読み上げてもらうと、なんとなくやわらかい感じになる。
まぁ、だれでも聞き取りやすいスピードに設定されているため、多少のんびりとした印象を受けるのだろう。
メールの内容そのものが変わるわけではないのだが、なんとなく心理的に助けられるような....気がするのだ。

しかし、初めて私がメール音声再生を使ったときは、思わずINTERTOPと掛け合いになってしまったのである。
前のページでも書いたが、最初に発信者とタイトルが読み上げられる。
「発信者とタイトル」を聞いただけで「あ、これはヤバいメールだ」という判断が付くこともあるだろう。
そんなときはもう、すぐにでも本文を読んで欲しいのである、なにせこっちは焦っているから。
しかしそこで、ワンクッションおくように、発信された時間なども読み上げられてしまう。

「8月1日○時に発信されました」
という感じだ。

「まぁ、焦らないで、焦らないで」と言われているような気がしないでもない。
思わずそこで「で、なんて言ってるの?」と問いただしてしまうのだ。

しかしINTERTOPはあせらない。
微妙なタイミングで一呼吸おくと、「本文を再生します」というのである。
こちらとしては「分かった、お手柔らかに頼む!」と言いたいところである。

しかし、読み上げ始めたら、あとは一気に進んで行くのだ。
こちらが「あ、しまったぁ〜、あれ忘れてたぁ」と、
メールの内容にダメージを受けていたとする。
しかしそこで「大丈夫?やっぱり読むのやめとく?」
とは聞き返したりはしない。(聞き返されても困るのだが)
何があっても淡々とメールは読み上げられて行くのだ。

一刻を争う時には向かないかもしれないが、これはこれで楽しめるし、面白い機能だと私は思っているのだ。
私の最近のお気に入りである。
今後こういった機能は、どんどん充実してゆくのだろう。
常々思っていたのだが、メールは文章であるため「トーン」が分からない場合がある。
フェイスマークとよばれる「顔文字」のようなものは、こういった味気なさを解消するためのものでもあるだろう。
(^O^)/~(こんな感じである)
まぁビジネスのメールでいちいちフェイスマークを付けるのはまずいだろうが、怒っているのか冗談なのか、文章だけでは判別がしにくい場合もある。
そんなとき、ある程度書き手の感情を表現できるような仕組みがあると、とても便利かもしれない。

もう少しでやってくる21世紀は、また新しいインターフェースができるのだろうか?
最近メール音声再生機能を使ってみて、こんなことを感じたJacoであった。

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