F901iCの音楽再生機能は、最新の音声圧縮技術であるAACフォーマットに対応しています。このフォーマットは、CDで再生されるクオリティーに迫る音質を実現するもの。また、音質を決定するうえで重要な要素となるビットレートも、F901iCでは128Kbpsまで対応。これは、ジュークボックスソフトとして一般的なアップル・コンピュータ社の「iTunes」で音楽を取り込む際の高音質モードと同じ。だから、F901iCで再生する音楽は、従来のミュージックプレイヤーと同等のクオリティーを持っているのです。

F901iCの外観的特徴にもなっているステレオツインスピーカー。着メロやiモーション、miniSDメモリーカードに記録された音楽データを再生すると、この2つのスピーカーからメロディーが奏でられます。3Dサウンド対応コンテンツなら、ユーザーを包み込むようにメロディーが奏でられるのです。

パソコン内の音楽データを管理・再生できるジュークボックスソフト「iTunes」。手持ちのCDやネット上からダウンロードした音楽ファイルから、パソコン内に音楽を取り込むことができるソフトです。F901iCは、このiTunesに対応。高音質モードで取り込んだ音楽は、そのままF901iCで利用できます。

用語解説
AAC	Dolby Laboratoriesほか、各社が参加するMPEG標準化団体によって開発されたオーディオエンコ ーディング方式。高い圧縮効率で、非圧縮のCDオーディオに迫る音質を実現します。
ビットレート	1秒間あたりに流れるデータ量の数値。128Kbpsは、毎秒16KBとなります。この数値が高いほど高音質で音楽が楽しめます。ただし、その分 データ量は大きくなります。
iTunes	iPodでお馴染みのアップル・コンピュータ社が開発した音楽管理・再生ソフト。コピー保護されていない音楽CDならパソコン内にAACフォーマットで取り込むことができます。

これまでも音楽再生機能を搭載したケータイはありましたが、F901iCほど操作性に優れているとはいえませんでした。なぜならF901iCの音楽再生機能は、ポータブルミュージックプレイヤー並みの操作性を備えているからです。音楽データの連続再生や、ケータイを閉じた状態での再生はもちろんのこと、一度音楽ファイルを再生させてしまえば、音量調節や次曲/前曲へのジャンプは、サイドボタンで思いのままです。また、連続再生時には背面ディスプレイに演奏中の曲名も表示され、扱いやすさにおいても抜群です。

閉じたままで再生

再生したい曲を選ぶ際に、「MENU」から「連続再生」の選択で、記録されているすべての曲を再生できます。このとき、ケータイを閉じた状態にすれば、背面ディスプレイには、曲名が表示されます。

サイドボタンで音量・曲選択

短押しで音量調節 F901iCの本体右側に備え付けられているサイドボタンを軽く押すと、再生中の楽曲の音量を調節することができます。AFと刻印されているボタンで音量を1段階ずつ上昇、その左のボタンで1段階下降させられます。

長押しで曲の選択 連続再生中に、本体右側のサイドボタンを深く押し込むように押すと、次曲/前曲にジャンプすることができます。AFと刻印されたボタンで、演奏中の曲の次曲へ、その左のボタンで前曲へと1曲ずつジャンプします。

背面ディスプレイには曲名を表示

「MENU」から「連続再生」を選択し、ケータイを閉じた状態にすると、背面の有機ELディスプレイには、演奏中の曲名が表示されます。曲名表示は、しばらくすると自動的に消えますが、再度操作を行うとまた表示されます。

本体背面にステレオツインスピーカーを搭載しているF901iC。通常、本体に記録された着信メロディーや、miniSDメモリーカードに記録したハイクオリティーな音楽データは、このツインスピーカーから奏でられます。お気に入りの音楽を集めた自分だけのF901iCです。なので、せっかく音楽を楽しむなら他人に干渉されない状態で、じっくりと音楽を満喫したいもの。そんなときは、平型ジャックに対応した市販のステレオイヤホンを使うといいでしょう。周囲への音漏れを気にすることなく音楽が楽しめます。

3Dサウンドで着メロ・ゲームは臨場感抜群!
ハイクオリティーな音質と、ポータブルミュージックプレイヤー並みの操作性を備えているF901iCは、さらに3Dサウンドにも対応しています。これは、3Dサウンド対応の着信メロディーやゲームなどの場合、背面に搭載されたステレオツインスピーカーから奏でられる音が、ユーザーの前後左右から包み込むように聞こえてくるというものです。これにより、従来の音にも増して迫力と臨場感を味わうことができます。
背面のスピーカーでは、3Dサウンド対応のコンテンツ利用時に、3Dサウンドが奏でられます。もちろんF901iCには、3Dサウンド対応の着信音やiアプリが、あらかじめ内蔵されています。ぜひ自身の耳で体感してみましょう。