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富士通

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あったかい心がつまった「らくらく本」ができました。

心温まるエピソードのご紹介

鬼に金棒

盲導犬と「らくらくホン」で「鬼に金棒」。私は盲導犬エルと歩く視覚障害者です。視覚障害者が生活していく上で最大の障害は移動手段と伝達手段です。40歳を過ぎて、視力をなくした私は、音や匂い、風などを頼りに歩くようになりました。そして、出会ったのが盲導犬のエルでした。電車やバスはもちろん飛行機や船に乗って、国内から海外まで旅行できるようになったのです。次は伝達手段。パソコンの音声ソフトのおかげで、読み書きはできるようになったのですが、携帯メールは音声なしなので、諦めていました。が、なんと文字を声で知らせてくれる「らくらくホン」の登場です。しかも、画面を拡大すると、あの懐かしい文字や色がわずかに残った私の視力でも見られるのです。大勢のメル友もできて、人生が広がりました。盲導犬は私を守ってくれる「鬼」サンで、「らくらくホン」は棒でしょうか。「鬼に金棒」で、私は怖いものなし!

中村 富美江さん 50代