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あったかい心がつまった「らくらく本」ができました。

心温まるエピソードのご紹介

視覚障害者と聴覚障害者の会話

ある日、盲学校の同級生だった友達が遊びに来て、お土産のお菓子を差し出し、「このお菓子を買うのに大変だったんだよ」と言うのです。何があったのかと聞くと、そのお店の店員は全員が聴覚障害者のため、注文は紙に書いて渡さなければなりません。いつもなら周りのお客に頼んで書いてもらっていたけれど、あいにくその日はお客はなく、点字しか書けない彼は呆然としましたが、とっさに携帯を出して、メールの本文のところで注文の品を書き、店員に渡したところ無事買い物ができたというのです。「うーん、そういう使い方もあるのか」と私はうなり、大いに感心しました。確かに視覚障害者と聴覚障害者のコミュニケーションは難しいです。筆談も無理、手話も読み取れない私達にとって、音声付き携帯は身近なコミュニケーションの手段となること間違いなしです。まだまだ楽しい話は沢山あり、決められた文字数ではとても書き表せません。

田中 美恵子さん 50代