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あったかい心がつまった「らくらく本」ができました。

心温まるエピソードのご紹介

偶然が「革命」をもたらした

らくらくホンを手にとったのは、まったくの偶然であった。でも、たまたま手にしたこのらくらくホンは、私の生活に革命をもたらした。歩数計がついていたのである。運動はもちろん、歩くことすらおっくうがっていた私が、歩数計にはまって歩き出した。しかも「@Fケータイ応援団」の歩数計サービスを芭蕉の「おくのほそ道コース」に設定したのが運のつき!なんと1900キロメートルもの行程だったのである。昨年11月、季節はずれの「草の戸も住替る代ぞひなの家」の句を詠みながら深川を出発した。7月も終わりになる現在、ようやく行程のほぼ半分の「五月雨をあつめて早し最上川」まで到達し、なんとか季節はあってきたようである。が、このペースでは、大垣で「蛤のふたみにわかれ行秋ぞ」を詠むのは来春になり、またもや季節はずれになってしまう。しかし、今回ほど『おくのほそ道』を精読したことはない。頭と身体の両方に良い刺激をもらっている。

樋口 敏子さん 60代