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あったかい心がつまった「らくらく本」ができました。

心温まるエピソードのご紹介

たった14文字のメール

母を独り残し、夢を追い遠く大阪に出てきた私。夢を追って出てきたといえ毎日が精一杯、手探りで不安ばかり募っていた。が、母への意地もあり、歯をくいしばり、笑顔で必死に踏ん張っていた。そんなある日母から1通のメールが来た。『がんばりすぎなくていいんだよ』たった一言だった。そのメールを見た瞬間、今まで踏ん張ってた何かが壊れたように涙があふれ、声をあげて泣いた。何も言わなくても、遠く離れてても、意地っ張りな私をわかってくれるたった1人の母。大人になるにつれ、年老いた母を自分が守っているような気になっていたが、守られているのは私の方だった。その携帯も、母が独りになってから、緊急時すぐに連絡できるようにと私が千葉を出る時に贈った物だった。母を守るつもりで渡した携帯に私が助けられてしまった。たった14文字のメール。一生懸命打ったんだろうな。ありがとう、お母さん。

たあたさん 20代