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あったかい心がつまった「らくらく本」ができました。

心温まるエピソードのご紹介

嬉しそうな母の笑顔

72歳で一人暮らしの母に、携帯電話を持たせたのは3年前。ビデオの録画もまともにできない母に持たせても、使えなくてすぐに飽きちゃうのでは……と思ったのですが。ところが今や、ほぼ毎日メールのやり取りをしています。母に初めて電話を渡した時、「携帯電話を持つようになるとは思わんやった」と感慨深げでちょっと嬉しそうな母の笑顔が忘れられません。今年カメラ付きの機種に変更し、ペットのネコの写真が時々送られてきます。以前は、平仮名ばっかりで解読が難しかった文章も、ATOKのお陰でずいぶん読みやすくなりました。私が「何を書いているか分かんない!」と怒っていたのを気にしていたのか、「漢字の変換も、下に候補が出てくるからやりやすくなった」と嬉しそうです。今日も「腰の治療用のコルセットを買ってもいい?」とか「ネコがトンボを取ってきたよ」とか、いちいち報告のメールが到着しています。

キキさん 40代