春夏秋冬

私の72歳、4月の誕生日に、主人がプレゼントしてくれたのがらくらくホンIIIでした。加齢のせいか耳が遠くなり、また新聞の小さな活字が見づらくなりました。それを知ってか私には最高の贈り物でした。待受画面を春夏秋冬に主人がセットしてくれました。画面が朝、昼、夜と変わり、5月には鯉のぼりが元気良く泳いでいました。6月には虹が私の眠りを覚ましてくれ心を癒してくれます。夏、秋、冬はどんな画面になるのか今から楽しみにしています。一番嬉しいのは孫達と簡単にできる絵文字でメールの交換です。遠く離れていてもいつもそばに居るような親近感が湧きます。また、毎日の歩数が一目で分かるので、今日より明日へと一歩一歩前進する気分になるのが不思議です。買い物の時には電卓が便利で、会計簿がポケットに入っているよう。手放せない大事な宝物です。

原田 康子さん 70代