母と父の最後の思い出

まるで機械音痴の母が、今は亡き父の一言で携帯を持ちたいと言った時に、私は「大丈夫なのかな？使い方を教えるのが大変そうだわ」と思ったのですが、父に「今は簡単で使いやすい携帯があるようだから、その携帯を購入してばあさんに持たせてほしい」と言われ、らくらくホンを使用する事になりました。最初は中々使いこなせなかった母も今では家の電話ではなく、らくらくホンの携帯から掛けて来るようになり、「とても便利だよ、何かあったらボタン1つであなたにつながり話が出来るんだもの」と。父が亡くなった後に聞いた話では、練習と言っては父とよく携帯で話をしてたようで、らくらくホンが父との最後の大切な思い出を作ってくれたんだと母は言います。今では私も、らくらくホンのファンで、実は主人にもらくらくホンを持たせました。今度は私も持つ予定なので、素敵な思い出を作りたいと思っています。

よこままさん 40代