昨年5月、義父が91歳で他界した。8歳下の義母の嘆きは大きく、一気に歳を取り、小さくなってしまった。義母の孤独の悲しみを慰めるため、らくらくホンで毎日メールを送ることにした。義父を偲び一句。残った家族の輪、義母への感謝、日々の出来事等、五・七・五・七・七にのせて……。「メールの打てるおばあさん そんじょそこらにおりませぬ ハイカラばあさん 自慢です」。義母もメールを下さり、我々は日本一のメル友になったのである。
山本 ふよ子さん 50代
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