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あったかい心がつまった「らくらく本」ができました。

心温まるエピソードのご紹介

初デートの思い出

初デートの日なのに急に仕事が入り、約束時間を3時間オーバー。この時ほど連絡の取れる電話があったらと思ったことが今も忘れられない。仕事を済ませ、半分諦めの気持ちで、今ではすっかり様変わりした名古屋・丸栄デパート左から3本目の柱の前へ走った。涙をいっぱい溜めた彼女がぽつんと1人。一瞬我が目を疑った。3時間も待っていたのである。後に彼女曰く、貴方に騙されたかと……。後から来たカップルが何組も立ち去るのを見送りながら、この場を去った後に貴方が来たらと思い、1時間、あと30分と待ったと言う。ゴメンとだけしか言ってやれなかったが、愛しい気持ちで胸がいっぱいになった若き日の自分、昭和30年代のことである。その後結婚し、一男一女の親となり、来年金婚式を迎える。足腰が丈夫なら近場の温泉に2、3泊してこようと思う。初デートの時に思った「どこに居ても連絡の取り合える」らくらくホンを最近買った。先輩の妻に教わり、今は毎日娘と孫にメールを送っている。頭がボケなくていいかな……。孫達からの返事が楽しみの1つになっている昨今です。

SHO.7さん 70代