3 BIOS Setupのメニューと項目の詳細

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BIOS Setupは、5つのメニューから構成されています。各設定項目は、これらのメニューの下に分類されています。

Mainメニュー

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日付やドライブなどの設定を行います。

□ System Time

本ワークステーションの時刻を示します。時刻は"HH:MM:SS"の形式で表示されます。

現在の時刻の設定を変更するには、System Timeに新しい時刻を入力します。

□ System Date

本ワークステーションの日付を示します。日付は"MM/DD/YYYY"の形式で表示されます。

現在の日付の設定を変更するには、System Dateに新しい日付を入力します。

□ Diskette A

フロッピーディスクドライブのタイプを指定します。

• None
• 360K
• 1.2M
• 720K
• 1.4M（初期値）

□ IDE Drive1〜IDE Drive4

サブメニューを使用して、接続したIDEデバイスのタイプと動作モードを設定します。

• Type：IDEデバイスのタイプを設定します。
  • Auto（初期値）：本ワークステーションがIDEデバイスのタイプを自動的に認識します。IDEデバイスの各種設定を自分で行わない場合に選択します。
  • None：IDEデバイスを使わない場合に選択します。
  • Diskette 120M / ZIP：スーパーディスクドライブを接続し、詳細設定を行う場合に選択します。
  • CD-ROM：CD-ROMドライブを接続し、詳細設定を行う場合に選択します。
  • Other ATAPI：その他のATAPIデバイスを接続し、詳細設定を行う場合に選択します。
  • User：ハードディスクドライブの詳細設定を行う場合に設定します。

• 通常は「Auto」の設定でお使いください。

• Cylinders, Heads, Sectors/Track, Capacity (CHS/LBA)（ハードディスクの場合）：本ワークステーションが検出したディスクのシリンダ数／ヘッダ数／セクタ数／最大容量を表示します。
  TypeをUserに設定したときに表示される項目です。
• Transfer Mode：TypeをAutoに設定した場合は、本ワークステーションが検出した一括して転送するセクタ数を表示します。
  TypeをCD-ROM、Diskette 120M/ZIP、Other ATAPIに設定した場合は一括して転送するセクタ数を設定します。
  一括して転送するセクタ数が多いほど、ディスクアクセスが高速になります。
  • Disabled：1セクタずつ転送します。一括転送をサポートしていないディスクの場合に選択します。
  • 2 Sectors／4 Sectors／8 Sectors／16 Sectors：1回の割り込みにつき、設定した数のセクタが転送されます。
• LBA Translation：LBA （Logical Block Addressing：論理的な通し番号によるアクセス）を有効にするかどうかを設定します。
  TypeをAuto、None以外に設定したときに表示される項目です。
  • Disabled：LBAを無効にします。シリンダ番号／ヘッダ番号／セクタ番号が使われます。
  • Enabled：LBAを有効にします。
• LBA Translation Mode：物理的ディスクフォーマットを論理的ディスクフォーマットに変換するためのモードを設定します。
  TypeをAuto、Userに設定したときに表示される項目です。
  LBA Translation Modeの設定は、ハードディスクがLBAをサポートし、かつBIOSのLBA TranslationをEnabledに設定した場合にだけ有効になります。
  • PTL：CHSからCHSへの変換（シフト処理）に基づく変換モードにします。
  • CHS：LBAを利用した、ハードディスクの物理データに基づく変換モードにします。
  • LBA：LBAを利用した、ハードディスクが報告する最大セクタ数に基づく変換モードにします。
• PIO Mode：データ転送モードを設定します。
  TypeをAuto、None以外に設定したときに表示される項目です。
  • Standard：2〜4MB/秒
  • PIO 1：2〜4MB/秒
  • PIO 2：2〜4MB/秒
  • PIO 3：5〜10MB/秒
  • PIO 4：10〜16MB/秒
  • PIO 3 / DMA 1：15〜10MB/秒
  • PIO 4 / DMA 2：最大16MB/秒
  • PIO 4 / UDMA 16：最大16MB/秒
  • PIO 4 / UDMA 25：最大25MB/秒
  • PIO 4 / UDMA 33：最大33MB/秒
  • PIO 4 / UDMA 44：最大44MB/秒
  • PIO 4 / UDMA 66：最大66MB/秒
  • PIO 4 / UDMA 100：最大100MB/秒
• 32 Bit I/O：プロセッサとIDEコントローラとの間のデータ転送バス幅を指定します。
  TypeをNone以外に設定したときに表示される項目です。
  • Disabled：データ転送は16ビット幅となります。
  • Enabled：データ転送はPCIバスで32ビット幅となります。これによってパフォーマンスが向上します。
• Hard Disk Silent Mode：ハードディスクの速度を落とすことで静音モードにするかどうかを設定します。
  • Disabled（初期値）：通常モードに設定します。
  • Enabled：静音モードに設定します。
• HD-ID：ハードディスクのIDを表示します。

□ Boot Options

サブメニューを使用してシステムの起動に関する設定を行います。

• POST Errors：POST (Power On Self Test)エラーが検出された場合に、システム起動を中止して、システムを停止するかどうかを設定します。
  • No Halt On Any Errors：システム起動は中止されません。検出されたエラーは無視されます。
  • Halt On All Errors（初期値）：POSTでエラーが検出された場合、POST終了後にシステム起動を中止し、システムを停止させます。
• Fast Boot：POSTの対象範囲を減らし、システムの起動を高速化するかどうかを設定します。
  • Disabled：すべてのデバイス構成がテストされます。
  • Enabled（初期値）：クイックセルフテストが実行されます。この場合、フロッピーディスクドライブはテストされません。
• Quiet Boot：POST情報ではなくロゴ画面を表示するかどうかを設定します。
  • Enabled（初期値）：ロゴ画面が表示されます。【F3】または【Esc】キーを押すか、またはエラーが発生した場合は、POST情報に切り替わります。
  • Disabled：POST情報が画面に表示されます。
• Primary Display：複数のディスプレイアダプタが組み込まれている場合、BIOSがディスプレイアダプタを検索する順序を設定します。
  • PCI VGA：PCI VGA、AGP VGAの順に検索されます。
  • AGP VGA（初期値）：AGP VGA、PCI VGAの順に検索されます。
• Boot Menu：ブートメニューを有効にするかどうかを設定します。
  • Enabled（初期値）：ブートメニューを有効にして、システム起動時に【F12】キーを押すことで、通常のブート順序以外の装置からブートできるようにします。
  • Disabled：ブートメニューを無効にします。
• Boot Sequence：オペレーティングシステムをどのドライブからどの順番で読み込むかを設定します。

  初期値は、以下の順序です。

  • 1. CD-ROM Drive
  • 2. Diskette
  • 3. Hard Drive
  • 4. Legacy LAN card
• Boot Manage UNDI, PXE-2.0：「LAN Remote Boot」を「PXE」に設定し、再起動すると表示されます。本ワークステーション標準搭載のLANコントローラ（PXE2.0）から起動します。

□ Base Memory

1MB以下の使用可能なベースメモリサイズが表示されます。

□ Extended Memory

搭載物理メモリの総容量からベースメモリ分（1MB）を引いたメモリサイズが表示されます。

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