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Windows (R) 2000サポート情報 共通の留意事項


 システム

Windows (R) 2000の留意事項
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 省電力機能

Windows (R) 2000の省電力機能(スタンバイ・休止状態)を使用する際には、下記の点に注意してください。

1)オプション品のACPI対応について

拡張カード、周辺機器等のオプション品は使用するACPIモード(標準:S1 / 高度:S3 / 休止状態:S4)に対応している必要があります。ACPIモードに対応していないオプション品を接続すると、オプション品が使用できないだけではなく、スタンバイや休止状態へ移行出来なかったり、復帰出来ない、復帰できても正常に動作しない等の問題が発生することがあります。
増設するオプション品のACPI対応状況を確認し、増設するオプション品の中に一つでも未対応のものがある場合には、省電力状態(S1 / S3 / S4)へ移行させないでください。


2)動作中の強制スタンバイ・休止について

下記の様な動作中は、電源ボタンの押下や「スタート」-「シャットダウン」メニューから強制的にスタンバイ(ACPI S1 / S3)や休止状態(S4)へ移行させないでください。スタンバイや休止状態へ移行出来なかったり、復帰後正常動作しない、データが消失する等の問題が発生することがあります。

  • Windows (R) 2000の起動中/終了処理中
  • ファイルアクセス中(フロッピーディスク, ハードディスク, CD-ROMドライブやMOドライブのアクセスランプ点灯中)
  • サウンドや動画の再生中(MIDI/WAVE/AVI/MPEG/DAT形式のファイル再生中や音楽CDの再生中)
  • モデムやネットワーク環境で通信中/共有ファイルを操作中
  • プリンタで印刷中
  • ACPI S1 / S3 / S4モードに対応していないオプション機器(拡張カード、周辺機器)を増設している場合
  • 省電力(ACPI)機能に対応していない通信アプリケーションソフトを使用中

3)スタンバイ動作の運用について

「コントロールパネル」-「電源オプション」を以下の様に設定して、動作中の強制的なスタンバイ状態へ移行を抑止し、アイドル状態の時だけ移行させる様にしてください。

  • 「詳細」タブにある「電源ボタン」の「コンピュータの電源ボタンを押したとき」の設定を「電源オフ」にします(出荷時設定)。← これにより、電源ボタンによる強制的なスタンバイへの移行を回避できます。
  • 「電源設定」タブにある「システムスタンバイ」で、移行するまでのアイドル時間(例えば、「15分後」)を設定します。← これにより、ファイルアクセス中や通信中などにスタンバイへの移行を回避できます。

4)電源ボタンでのシャットダウンについて

「コントロールパネル」-「電源オプション」-「詳細」タブにある「電源ボタン」の「コンピュータの電源ボタンを押したとき」の設定を「電源オフ」に設定することで、電源ボタンを押すことにより、マシンをシャットダウンすることができます。
しかしながら、本設定でのシャットダウンは、通常の「スタート」-「シャットダウン」メニューからのシャットダウン処理と異なるためシャットダウン直前に変更した情報が反映されないなどの問題が生じる場合があります。
緊急対応時以外は、電源ボタンでのシャットダウンを行わない様にしてください。


5)BIOSセットアップの省電力設定について

ワークステーション本体のBIOS設定の省電力に関する設定は、ACPIの設定項目以外、ACPIでは無効になります。詳細については、各機種の添付マニュアル「ハードウェアガイド」又はBIOS設定内のヘルプを参照してください。


6)割り込み(IRQ)について

CELSIUS 440では、ACPI制御及び全てのPCIデバイスがシステムリソースの「IRQ9」を使用します。PCIバス接続の拡張カード/PCカードを増設する場合は、カード及びそのドライバが割り込みの共有(IRQシェアリング)に対応している必要があります。もし、対応していないカード及びドライバがインストールされていると、そのカードの機能が動作しないだけではなく、OSが起動しない、標準搭載PCIデバイスや他の拡張カードが動作しなくなる等の問題が発生することがあります。


7)スタンバイへ移行する際の警告について

スタンバイへ移行する際、「'(デバイス名)' デバイスのドライバが原因で、コンピュータがスタンンバイ状態に入れません。 アプリケーションをすべて閉じてから、もう一度やり直してください。 問題が解決しない場合には、そのドライバを更新することをお勧めします。」の警告ダイアログが表示されて、スタンバイへ移行出来ない場合がありますが、これは、(デバイス名)で表示されているデバイスを操作するプログラムが動作中でスタンバイに入れない事を示しています。スタンバイへ移行させるためには、該当するプログラムを終了させてください。


8)ネットワーク環境での省電力機能について

Windows (R) 2000では、「TCP/IP」プロトコルを使用した場合のみ、ネットワーク環境においてスタンバイへ移行することができます。 但し、以下の設定においてスタンバイへ移行させると、復帰後に正常に通信をできなかったり、復帰後にWindows (R) 2000が正常に動作しない不具合が発生することがあります。これらの設定では省電力機能を使用しないでください。

  • ネットワーク環境で通信中、またはネットワーク上の他のパソコンのファイルを使用中に手動(電源スイッチの押下や、スタートメニューからのスタンバイ選択)により省電力モードへ移行する。
  • 省電力機能に対応していない通信アプリケーションソフトを使用。(事前にご使用のアプリケーションソフトが省電力機能に対応しているかどうかご確認ください)