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RAIDの機能について

本装置には、RAIDシステムが搭載されています。しかしRAIDによるデータ保護機能は、ハードディスクの物理的故障の範囲に限定されており、全ての障害に対してデータを保全するものではありません。例えば、急な停電等による電源切断が発生した場合や、システム本体に発生した障害がハードディスクに影響した場合には、データはハードディスク内には格納されていない場合があります。必ずデータのバックアップを実行してください。

□ RAIDシステムの構成

本装置に搭載されるRAIDシステムは、2機の同一のハードディスクを搭載することで、ディスクのミラーリングを実行します。

システム概略図

画像

本装置のIDE RAIDシステムにおいては、本装置メインシステムのハードディスクアクセス信号をRAIDコントローラが分配し、双方のハードディスクへ同時に書き込みを行います。このため、一方のハードディスクに障害が発生した場合においても、他方のハードディスクによってデータが維持されます。

□ システムエリアとデータエリア

本装置では、設定情報をハードディスク内に格納しています。

このため、お客様自身で任意のハードディスクを使用することはできません。

必ず、本体に添付のハードディスクおよびスペアディスクをご使用ください。

□ スペアディスクに関して

スペアディスクのご購入に関しましては、「富士通パーソナル製品に関するお問合せ窓口」にお問い合わせください。スペアディスクを装着する場合の再構築の方法については「ハードディスクの交換」を参照してください。

ポイント

□ ハードディスクの交換に関して

システム運用中にRAIDシステムのLCDパネルにDISK1:FailまたはDISK2:Failが表示された場合にはディスクの交換を行う必要があります。

この場合には、Failが表示されたスペアディスクを抜き、新しいスペアディスクを挿入してください(新しいスペアディスクの装着はシステムが起動した状態で行ってください)。

□ バックアップ用スペアディスクの作成に関して

不測の事態に備えてバックアップ用のスペアディスクを作成し、保存しておくことができます。

スペアディスクの一方を新しいスペアディスクに交換し、バックアップスペアディスクを作成します。

この場合、一度システムをシャットダウンしてから一方のスペアディスクを抜いてください。その後スペアディスクを挿入する前にシステムを起動し、システムが起動してから新しいバックアップ用スペアディスクを挿入してください。


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