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Portables Suite

本パソコンには、Windowsの機能を補足するPortables Suite(ポータブルスィート)が添付されています。

ここではマルチベイユニットとモバイルマルチベイユニットを総称してマルチベイユニットと呼びます。

■ 対応機種/OS

〔NA〕〔NU〕〔MG〕/Windows NT

■ Portables Suiteの特長

Portables Suiteを利用することにより、Windowsではサポートされていない省電力機能、PCカードおよびマルチベイユニットなどのホットスワップ/ウォームスワップ機能を使用できます。

Portables Suiteは、次の3つのアプリケーションより構成されています。

重要

■ Portables Suiteのインストール

Portables Suiteはご購入時の状態ではインストールされていません。必ず次の順番で、すべてインストールしてください。

  1. Portables Suiteインストール前の操作(Click
  2. Card Executiveのインストール(Click
  3. NoteDockのインストール(Click
  4. PowerPanelのインストール(Click
  5. Portables Suiteインストール後の操作(Click

□ Portables Suiteインストール前の操作

  1. LANドライバやモデムドライバがインストールされている場合は、これらのドライバをアンインストールします。
    1. Windowsを起動し、管理者権限を持ったユーザーとしてログオンします。
    2. 「ネットワークコンピュータ」アイコンを右クリックし、「プロパティ」をクリックします。
    3. 「アダプタ」タブをクリックします。
    4. 「ネットワークアダプタ」から次の項目をクリックし、「削除」をクリックしてメッセージに従って操作します。
    1. Windowsを起動し、管理者権限を持ったユーザーとしてログオンします。
    2. 「スタート」ボタン→「設定」→「コントロールパネル」の順にクリックします。
      「コントロールパネル」ウィンドウが表示されます。
    3. 「アプリケーションの追加と削除」アイコンをダブルクリックします。
    4. 「Lucent Technologies Soft Modem AMR」をクリックし、「追加と削除」をクリックしてメッセージに従って操作します。
  2. Windows NT Service Pack6a以降がインストールされていない場合は、インストールします(ご購入時の状態ではインストールされています)(→「ソフトウェア」−「各ソフトウェアの紹介」)。
  3. BIOSセットアップの省電力メニュー内で次のように設定を変更します(→「BIOS」−「設定を変更する」)。

□ Card Executiveのインストール

  1. 管理者権限を持ったユーザーとしてログオンします。
  2. 「ドライバーズCD」をセットし、エクスプローラで次のフォルダにあるSetup.exeをダブルクリックして、インストールプログラムを起動します。
    〔NA〕〔NU〕:\Update\Psuite-a\NT\CExec
    〔MG〕:\Update\Psuite\NT\CExec
    インストール中の操作は、画面の指示に従ってください。
    インストールが完了するとWindowsの再起動を確認するダイアログボックスが表示されます。
  3. 「再起動する」をクリックします。
    再起動後Windowsへログオンすると、「Card Executive 2.0 for NT Diagnostics」ダイアログボックスが表示されます。
重要
  1. 画面の指示に従って「PCカード診断」を実行します。
  2. 「PCカード診断」の終了後、PCカードがセットされていたら取り出し、表示されたダイアログボックスの「完了」をクリックします。
    Windowsが再起動します。
重要

□ NoteDockのインストール

  1. 管理者権限を持ったユーザーとしてログオンします。
  2. 「ドライバーズCD」をセットし、エクスプローラで次のフォルダにあるSetup.exeをダブルクリックして、インストールプログラムを起動します。
    〔NA〕〔NU〕:\Update\Psuite-a\NT\NDock
    〔MG〕:\Update\Psuite\NT\NDock
    インストール中の操作は、画面の指示に従ってください。
    インストールが完了するとWindowsの再起動を確認するダイアログボックスが表示されます。
  3. 「再起動する」をクリックします。
    Windowsが再起動します。
重要

□ PowerPanelのインストール

  1. 管理者権限を持ったユーザーとしてログオンします。
  2. 「ドライバーズCD」をセットし、エクスプローラで次のフォルダにあるSetup.exeをダブルクリックして、インストールプログラムを起動します。
    〔NA〕〔NU〕:\Update\Psuite-a\NT\PPanel
    〔MG〕:\Update\Psuite\NT\PPanel
    インストール中の操作は、画面の指示に従ってください。
  3. Save To Disk機能を使用する場合は、Save To Disk領域を作成します(Click)。

□ Portables Suiteインストール後の操作

3つのアプリケーションのインストールが終了したら、次の操作を行います。

  1. モデム搭載モデルはモデムドライバをインストールします(→「ソフトウェア」−「ドライバ」)。
  2. LAN搭載モデルはPortables Suite対応内蔵LANドライバをインストールします。
    1. 「ドライバーズCD」をセットします。
    2. 「ネットワークコンピュータ」アイコンを右クリックし「プロパティ」をクリックします。
    3. 「アダプタ」タブをクリックします。
    4. 「ネットワークアダプタ」の「追加」をクリックします。
    5. 「ネットワークアダプタの選択」ダイアログボックスで「ディスク使用」をクリックします。
    6. 「フロッピーディスクの挿入」ダイアログボックスで次のように入力し、「OK」をクリックします。
      [CD-ROMドライブ]:\update\pslan\nt
    7. 「OEMオプションの選択」ダイアログボックスで次の項目を選択し、「OK」をクリックします。
      Realtek RTL8139 Family PCI Fast Ethernet Adapter
    8. 必要に応じて、ネットワークの設定を行います。
    9. ネットワークの「閉じる」をクリックします。
    10. 表示されるメッセージに従って本パソコンを再起動します。
重要

■ Portables Suiteのアンインストール

Portables Suiteのアンインストールは、必ず次の順番で行い、すべてアンインストールしてください。

  1. PowerPanelのアンインストール(Click
  2. NoteDockのアンインストール(Click
  3. Card Executiveのアンインストール(Click
  4. ドライバとWindows NT Service Pack6aのインストール(Click

□ PowerPanelのアンインストール

  1. PowerPanelを終了します。
  2. 「スタート」ボタン→「設定」→「コントロールパネル」の順にクリックします。
    「コントロールパネル」ウィンドウが表示されます。
  3. 「アプリケーションの追加と削除」アイコンをダブルクリックします。
    「アプリケーションの追加と削除のプロパティ」ダイアログボックスが表示されます。
  4. 「インストールと削除」タブから「Phoenix PowerPanel」をクリックし、「追加と削除」をクリックします。
    「ファイル削除の確認」ダイアログボックスが表示されます。
  5. 「はい」をクリックします。
    「コンピュータからプログラムを削除」ダイアログボックスが表示され、アンインストールが始まります。
  6. アンインストールが完了したら、「OK」をクリックします。
  7. 「アプリケーションの追加と削除プロパティ」ダイアログボックスで「OK」をクリックします。
  8. 「コントロールパネル」ウィンドウの「サービス」アイコンをダブルクリックします。
  9. 「サービス」の一覧から「Phoenix PM」をクリックし、「スタートアップ」をクリックします。
  10. 「サービス」ダイアログボックスの「スタートアップの種類」の「無効」をクリックし、「OK」をクリックします。
  11. 「閉じる」をクリックします。
  12. 「コントロールパネル」ウィンドウの「デバイス」アイコンをダブルクリックします。
  13. 「デバイス」の一覧から「PhoenixAD」をクリックし、「スタートアップ」をクリックします。
  14. 「スタートアップの種類」から「無効」をクリックし、「OK」をクリックします。
    「デバイス」の警告メッセージが表示されます。
  15. 「はい」をクリックします。
  16. 「閉じる」をクリックします。
  17. Windowsを再起動します。

□ NoteDockのアンインストール

  1. LAN搭載モデルは、LANドライバをアンインストールします(Click)。
  2. 「スタート」ボタン→「設定」→「コントロールパネル」の順にクリックします。
    「コントロールパネル」ウィンドウが表示されます。
  3. 「アプリケーションの追加と削除」アイコンをダブルクリックします。
    「アプリケーションの追加と削除のプロパティ」ダイアログボックスが表示されます。
  4. 「インストールと削除」タブから「NoteDock 2.0 for NT」をクリックし、「追加と削除」をクリックします。
  5. 「NoteDock 2.0 for NTのアンインストール」ダイアログボックスが表示されたら、アイコン付きのボタンをクリックします。
  6. 完了メッセージが表示されたら、「OK」をクリックします。
  7. 「再起動する」ダイアログボックスで「再起動する」をクリックします。
重要

□ Card Executiveのアンインストール

  1. PCカードがセットされている場合は、取り出します。
  2. 「スタート」ボタン→「設定」→「コントロールパネル」の順にクリックします。
    「コントロールパネル」ウィンドウが表示されます。
  3. 「アプリケーションの追加と削除」アイコンをダブルクリックします。
    「アプリケーションの追加と削除のプロパティ」ダイアログボックスが表示されます。
  4. 「インストールと削除」タブから「Card Executive 2.0 for NT」をクリックし、「追加と削除」をクリックします。
    「Card Executive 2.0 for NTのアンインストール」ダイアログボックスが表示されます。
  5. アイコン付きのボタンをクリックします。
  6. 完了メッセージが表示されたら、「OK」をクリックします。
  7. 「再起動する」ダイアログボックスで「再起動する」をクリックします。
重要

□ HAL.DLLのリストア

「Card Executiveのアンインストール」の手順7で、いくつかのドライバを削除する作業を行った場合は、次の手順を行ってください。削除しなかった場合は、この手順を行わないでください。

  1. 「スタート」ボタン→「プログラム」→「コマンドプロンプト」の順にクリックします。
  2. コマンドプロンプトから、次のように入力し、それぞれ【Enter】キーを押します。
    cd c:\winnt\system32
    copy hal.dll hal.org
    copy hal.nt hal.dll

□ ドライバとWindows NT Service Pack6aのインストール

  1. モデム搭載モデルはモデムドライバをインストールします(→「ソフトウェア」−「ドライバ」)。
  2. LAN搭載モデルはLANドライバをインストールします(→「ソフトウェア」−「ドライバ」)。
  3. Windows NT Service Pack6aをインストールします(→「ソフトウェア」−「各ソフトウェアの紹介」)。

■ PowerPanelの操作方法

PowerPanelを利用することにより、Windowsで省電力機能を使用できます。ディスプレイやハードディスクの省電力機能の設定やサスペンド/レジューム機能(Click)などを利用でき、本パソコンの消費電力を抑えることができます。

□ PowerPanelの起動

PowerPanelをインストールした後は、再ログオンするか、「スタート」ボタン→「プログラム」→「Phoenix PowerPanel」→「PowerPanel」の順にクリックすると、画面左側にPowerPanelツールバーが表示されます。

このツールバーには、本パソコンのパワーマネージメントの設定を行うボタンと、本パソコンを省電力モードへ移行させるボタンの2種類のボタンがあります。

□ PowerPanelの終了

PowerPanelを終了するには、タスクバーのPowerPanelアイコンを右クリックし、表示されたメニューから「閉じる」をクリックします。この際、PowerPanelは終了しますが、終了時点のパワーマネージメントの設定は継続されています。

□ プロファイル

PowerPanelツールバーに登録されているボタンをプロファイルと呼びます。このプロファイルをクリックすることにより、パワーマネージメントの設定を簡単に切り替えることができます。

プロファイルは、変更および新規に作成できます。複数の設定を組み合わせて利用することにより、消費電力を抑えることができます。

■ 各プロファイルの設定

□ 設定プロファイル

設定プロファイルを表示させるには、プロファイルを右クリックし、「開く」をクリックします。次の項目を設定できます。

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□ 省電力モードへ移行するプロファイル

本パソコンを省電力モードへ移行させるための、次のプロファイルが用意されています。このプロファイルの設定を変更することはできません。

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■ Card Executiveの操作方法

Card Executiveを利用することにより、PCカードのホットスワップやCardBus対応のPCカードをWindows上で利用できるようになります。Card Executiveが対応しているPCカードの一覧は、「ドライバーズCD」内の次のフォルダにあるreadme.txtに記載されています。

Card Executiveでホットスワップサポート対象外となっているPCカードは、ホットスワップできません。従来と同じ方法で利用してください。

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□ Card Executive対応PCカードのセット

初めてPCカードを使用する場合は、ドライバをインストールする必要があります。

  1. 管理者権限を持ったユーザーとしてログオンします。
  2. PCカードをセットします。
    「PCMCIAカードの構成が終了しました。」ダイアログボックスが表示されます。
  3. 「OK」をクリックします。
    画面の指示に従って操作してください。

再起動後は、PCカードのセット/取り出しによるドライバのインストールは必要ありません。

□ Card Executive非対応PCカードのセット

Card Executiveに対応したドライバが用意されていない場合は、Windows単体の環境と同じように、PCカードのセット/取り出しはパソコン本体の電源を切ってから行ってください。

  1. PCカードをセットし、パソコン本体の電源を入れます。
  2. 管理者権限を持ったユーザーとしてログオンします。
    PCカードが認識されると、「PCMCIAカードが機器構成できません」ダイアログボックスが表示されます。
  3. 「PCカードに付属のドライバをインストールする」を選択し、PCカードに添付のドライバディスクをセットして「OK」をクリックします。
    ドライバがフロッピーディスク以外で提供されている場合は、「OK」をクリックし、表示されるダイアログボックスでドライバのパスを入力してください。インストールの詳細は、各PCカードに添付されているマニュアルをご覧ください。
    以降、画面の指示に従って操作してください。
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□ Card Executive対応PCカードの取り出し

Card Executive対応のPCカードは次のような手順で取り出すことができます。

  1. タスクバーの「Card Excecutive」アイコンを右クリックし、「××××を停止する」をクリックします。
  2. 「PCMCIAカードの削除が完了しました」と表示されたら、PCカードを取り出します。

ただし、パソコン本体のPCカードアクセス表示が表示中は取り出さないでください。表示中に取り出した場合は、データを保証できません。

□ Card Executive非対応PCカードの取り出し

Card Executive非対応のPCカードの取り出しは、従来と同じ方法で行ってください(→「ハードウェア」)。

□ 現在セットされているカードの確認方法

タスクバーにある「Card Executive」アイコンをダブルクリックするか、「コントロールパネル」ウィンドウの「Card Executive 2.0 for NT」アイコンをダブルクリックすることにより、現在セットされているPCカードの一覧を表示できます。

□ ドライバの削除方法

不要になったドライバは、他のドライバと同じようにコントロールパネルを利用して削除してください。

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■ NoteDockの操作方法

NoteDockを利用することにより、Windowsの動作中にマルチベイユニットを交換できます。

□ デバイスの取り外し

マルチベイユニットを取り外す、または交換する場合は、タスクバーにある「NoteDock」アイコンを右クリックし、「デバイスを取り出す。」または「ベイデバイスの除去/スワップ」をクリックします。これにより、現在接続されているマルチベイユニットの切り離し処理が行われます。マルチベイユニットの取り外しが可能になるとダイアログボックスが表示されるので、マルチベイユニットを取り外してから「OK」をクリックしてください。

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□ デバイスの追加

マルチベイユニットを追加する場合は、タスクバーの「NoteDock」アイコンを右クリックし、「ベイデバイスの挿入」または「デバイスを追加」をクリックしてください。マルチベイユニットの追加が可能になるとダイアログボックスが表示されるので、マルチベイユニットを取り付けてから「OK」をクリックしてください。

新しいタイプのデバイスを初めて追加したときは、Windowsを再起動する必要があります。この場合は、画面の指示に従い、Windowsを再起動してください。

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