FMVシリーズをお使いになる上での注意事項

FMV-S8340 Windows Vista Business

1

[現象・質問]

Excel 2007の「ユーザー名の指定」画面で、「名前」や「頭文字」などのテキストボックスや「OK」ボタンが消えてしまいます。

[対処・回答]

以下のように操作を行ってください。
1.【Alt】キーを押したまま、【Tab】キーを繰り返し押してください。
2.画面上に「デスクトップ」という文字列が表示されたら、【Alt】キーを離してください。
3.タスクバーの「Microsoft Excel」をクリックしてください。

2

[現象・質問]

イベントビューアに「ID:7000 ソース:Service Control Manager Eventlog Provider」というエラーが記録されます。

[対処・回答]

システム上問題ありません。そのままお使いください。
本現象については、マイクロソフト社のサポート技術情報 文書番号:933757を参照してください。

3

[現象・質問]

イベントビューアにエラー(ID:5007 ソース:WerSvc)が記録されます。

[対処・回答]

イベントログにエラーとして記録されることがありますが、システム上の弊害はありません。そのままお使いください。
本現象については、マイクロソフト社のサポート技術情報 文書番号:940828(http://support.microsoft.com/kb/940828/ja)をご覧ください。

4

[現象・質問]

Windows Complete PC復元の機能を使用することができません。

[対処・回答]

リカバリディスクから起動した場合、Windows Complete PC復元は、メニューから選択することができません。このため、本パソコンではWindows Complete PC復元の機能は使用できません。

5

[現象・質問]

Windows Vistaの音量ミキサの表示が乱れることがあります。

[対処・回答]

ミキサのウィンドウの大きさを変更したり、起動中のアプリケーションを終了したりすることで正しく表示されることがあります。
本現象については、マイクロソフト社のサポート技術情報 文書番号:938308(http://support.microsoft.com/kb/938308/ja)をご覧ください。

6

[現象・質問]

休止状態から復帰した後、「電源オプション」で設定した値にかかわらず、再び休止状態に戻ることがあります。

[対処・回答]

休止状態から復帰した後、キーボードやマウスなどの操作をせず、放置した状態が2分間続くと、「電源オプション」で設定した値にかかわらず、再び休止状態に戻ります。休止状態から復帰した後、キーボードやマウスなどの操作を行うと、「電源オプション」で設定した値どおりに動作するようになります。
本現象については、マイクロソフト社のサポート技術情報 文書番号:318355(http://support.microsoft.com/kb/318355/ja)をご覧ください。

7

[現象・質問]

キーボードで正しく入力できません。

[対処・回答]

キーボードの「@」などを押すと、「[」と表示される場合があります。このような場合、英語用キーボードの設定になっていることが考えられます。本現象については、マイクロソフト社のサポート技術情報 文書番号:929924(http://support.microsoft.com/kb/929924/ja)に従って、日本語キーボードドライバをインストールしてください。

8

[現象・質問]

USBマウス(光学式)を使うと、マウスカーソルの動きが不自然になる場合があります。

[対処・回答]

光学式のUSBマウスは、次のようなものの表面では正しく動作しない場合があります。
・鏡やガラスなど反射しやすいもの
・光沢があるもの
・濃淡のはっきりした縞模様や柄のもの(木目調など)
・網点の印刷物など、同じパターンが連続しているもの
マウスパッドをお使いになる場合は、明るい色の無地のマウスパッドをお使いになることをお勧めします。

9

[現象・質問]

パソコンの操作を終わらせた直後に、ハードディスクからカリカリという音がすることがあります。

[対処・回答]

ハードディスクの機構上、生じる音であり問題ありません。そのままお使いください。
音がするタイミングはまちまちですが、操作を終わらせてから数秒後に発生することが多いです。なお、同様の音はパソコンを操作している時や操作を始めた直後、また、パソコンを操作していなくても、OSや常駐もしくは起動しているアプリケーションなどがハードディスクにアクセスするタイミングで発生することもあります。

10

[現象・質問]

電源オプションで設定した省電力設定が、ログイン時のユーザーごとに異なります。

[対処・回答]

省電力の設定が必要な場合は、ユーザーごとに「コントロールパネル」-「バッテリー設定の変更」で設定を行ってください。

11

[現象・質問]

CD-ROMやDVD-ROMなどのディスクの読み込みが遅くなったり、再生時に音や映像が途切れるようになってしまいます。

[対処・回答]

傷のあるディスクや汚れたディスクなどを再生すると、Windows Vistaの仕様によってドライブの転送モードが自動的にPIOモードに変更される場合があります。この場合、ドライブの転送速度が遅くなります。問題の発生したディスクを取り出し、次の設定をしてください。
1.「スタート」メニューの「コンピュータ」を右クリックし、「プロパティ」をクリックします。
2.画面の左に表示される「デバイスマネージャー」をクリックします。
3.「ユーザーアカウント制御」ウィンドウが表示された場合は、「続行」をクリックします。
4.「IDE  ATA/ATAPI コントローラー」をダブルクリックします。
5.2つ表示されるうち、下の「ATA  Channel 0」をダブルクリックします。
6.「詳細設定」タブをクリックし、「デバイスのプロパティ」の「DMAを有効にする」にチェックを付けます。
7.「OK」をクリックします。

12

[現象・質問]

USBマウスを使うこときに、内蔵ポインティングデバイスを無効にする方法の説明です。

[対処・回答]

内蔵ポインティングデバイスを無効にするには、次のように操作してください。
1.「スタート」ボタン→「コントロールパネル」の順にクリックします。
2.「ハードウェアとサウンド」の「マウス」をクリックします。
3.「デバイス設定」タブをクリックします。
4.「USBマウス接続時に内蔵ポインティングデバイスを無効にする」のチェックを付け、「OK」をクリックします。

13

[現象・質問]

BIOSの「ハードウェア省電力」の設定を「使用する」にした状態でバッテリで運用すると、キーボード面の【Esc】キーのあたり(CPUの電源あたり)から「ピー」という発信音がします。
「電源プランの選択」の設定を「バランス」や「高パフォーマンス」にしていると、現象が頻繁に発生します。

[対処・回答]

発信音が気になる場合は、以下の手順で設定を変更してください。
・BIOSの設定を変更する場合
1.パソコンの電源を入れ、「FUJITSU」 のロゴが表示されている間に【F2】キーを押します。
2.「詳細」メニュー→「各種設定」→「ハードウェア省電力機能」の順に選択します。
3.「使用しない」に設定します。
・「電源オプション」の設定を変更する場合
1.「スタート」ボタン→「コントロールパネル」→「モバイルコンピュータ」の「バッテリ設定の変更」の順にクリックします。
2.「電源プランの選択」の設定を「省電力」に設定します。
「電源プランの選択」の設定を「省電力」以外に設定した場合、バッテリの稼働時間が短くなります。

14

[現象・質問]

液晶ディスプレの画面の一部に、点灯しないドットや常時点灯するドットが存在する場合があります。

[対処・回答]

故障ではありません。返品、交換はお受けいたしかねますのであらかじめご了承ください。

15

[現象・質問]

電源オプションのプロパティで、スリープと休止状態への移行時間を両方設定した場合、バッテリの運用時は、スリープから、設定した時間が経過しても、自動的に休止状態に移行しません。

[対処・回答]

制限事項になります。ご了承ください。

16

[現象・質問]

パソコンの電源を切った後も残像が表示されることがあります。

[対処・回答]

液晶ディスプレイの仕様です。故障ではありません。
残像はしばらく経つと消えます。動作上問題ありませんので、そのままお使いください

17

[現象・質問]

まれに、「Intel(R) Graphics Media Accelerator Driver for Mobile」のプロパティ内の文字が正しく表示されず、【Fn】+【F10】キーのホットキーが使用できない場合があります。

[対処・回答]

非常にまれに、「Intel(R) Graphics Media Accelerator Driver for Mobile」のプロパティ内の文字が正しく表示されず、【Fn】+【F10】キーのホットキーが使用できなくなる場合があります(頻度:1/100回)。
問題が発生した場合は、次の手順によりディスプレイデバイスの再設定を行ってください。
1.接続されているすべての外部ディスプレイを外します。
2.本パソコンを再起動します。
3.再起動後、デスクトップで右クリックし、「個人設定」をクリックします。
「個人設定」ウィンドウが表示されます。
4.「画面の設定」をクリックします。
「画面の設定」ウィンドウが表示されます。
5.「詳細設定」をクリックします。
6.「Intel(R) Graphics Media Accelerator Driver for Mobile」タブをクリックします。
7.「グラフィック プロパティ」をクリックします。
「Intel(R) Graphics Media Accelerator Driver for Mobile」ウィンドウが表示されます。
8.左の一覧から「ディスプレイ デバイス」をクリックします。
9.「シングルディスプレイ」の一覧から「ノートブック」の○が●になっていることを確認します。
もし、「ノートブック」の○が●になっていない場合は、「ノートブック」の○をクリックして●にして「適用」をクリックします。
10.「OK」をクリックし、すべてのウィンドウを閉じます。

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[現象・質問]

「パフォーマンス オプション」の「詳細設定」タブにある「プロセッサのスケジュール」または「メモリ使用量の設定」を変更すると、システムの動作が不安定になる場合があります(フリーズしたり、パソコンの動作がおかしくなったりします)。

[対処・回答]

「パフォーマンス オプション」の「詳細設定」タブにある「プロセッサのスケジュール」または「メモリ使用量の設定」の機能はご使用になれません。設定を変更すると、システムが正しく動作しなくなる恐れがありますので、変更しないでください。これは、WindowsとIntel製グラフィック統合チップセットの仕様(制限)です。

19

[現象・質問]

ディスプレイの表示設定(表示しているディスプレイ)が勝手に変わってしまう場合があります。

[対処・回答]

外部ディスプレイを接続して、マルチモニタや同時表示、外部モニタ表示などでご使用になっている場合に、スリープや休止状態からのレジューム後やWindowsの起動後にディスプレイデバイスが勝手に切り替わることがあります。その場合は、再度ディスプレイの設定を行ってください。ディスプレイの設定方法はディスプレイに添付の『取扱説明書』をご覧ください。

20

[現象・質問]

マルチモニタ表示を使用中に、スリープまたは休止状態を実行後、パソコンをポートリプリケーターから外して (または外部ディスプレイを外して)、スリープまたは休止状態からレジュームすると、液晶ディスプレイに何も表示されていない場合があります。

[対処・回答]

スリープや休止状態からのレジューム時に表示ディスプレイを自動的に切り替える機能は動作しません。ポートリプリケーターや外部ディスプレイを外すときは、ディスプレイの表示設定を液晶ディスプレイ表示に変更してから外してください。

21

[現象・質問]

液晶ディスプレイを開いたり閉じたりしたとき、デバイスの切断音や接続音がする場合があります。

[対処・回答]

ディスプレイドライバの仕様です。
外部ディスプレイを接続して液晶ディスプレイパネルを閉じると、パソコン内蔵の液晶ディスプレイは使用できないためデバイスを切り離す処理が行われます。また、液晶ディスプレイを開くと再接続する処理が行われます。そのため、液晶ディスプレイを開閉するとデバイスの切断音や接続音が発生します。
スピーカーの設定でミュートをすると、音は聞こえなくなります。

22

[現象・質問]

ディスプレイドライバをインストールした後、初めての再起動中にコマンドプロプトが数分間、表示されます。

[対処・回答]

ディスプレイドライバをインストールした後、初めての再起動中にコマンドプロプトが数分間、表示されます。動作上問題ありませんので、しばらくお待ちください。

23

[現象・質問]

「電源オプション」の電源プランを「省電力」に設定した場合に、WMVフォーマットの動画を再生させると、コマ落ちしてしまうことがあります。

[対処・回答]

「電源オプション」の電源プランを「省電力」に設定した場合に、WMVフォーマットの動画を再生させると、コマ落ちが発生してしまいます。
「Windows Media Player」や「Windows Media Center」などの動画再生アプリケーションで発生します。
本現象が発生した場合は、「電源オプション」の電源プランを「バランス」または「高パフォーマンス」に変更してください。FMV-S8340では、プレインストール状態時に電源プランが「省電力」に設定されておりますが、CPUの使用率などを調整しているため、本現象は発生しません。

24

[現象・質問]

マルチモニタ表示のプライマリとセカンダリのディスプレイの位置が初期状態に戻ってしまう(プライマリとセカンダリの位置関係を変更しても、次回の起動後に、初期状態の位置に戻ってしまう)。

[対処・回答]

外部ディスプレイを接続してマルチモニタ表示を使用してるとき、再起動を行うと、プライマリとセカンダリのアダプタの表示位置が元の表示位置(初期状態)に変わってしまう場合があります(例:セカンダリのモニタの位置をプライマリのモニタの左側に設定しても、次回の起動時にセカンダリのモニタの位置がプライマリのモニタの右側に戻ってしまう)。頻度:1/2回。この場合は、再度ディスプレイの位置を設定し直してください。

25

[現象・質問]

発色数を256色(8ビット)の設定にすると、システムの動作が不安定になる場合があります。

[対処・回答]

ディスプレイドライバの仕様により、Windwos Vistaでは256色(8ビット)の設定をサポートしていません。発色数は、中(16ビット)または最高(32ビット)の設定にてご使用ください。

26

[現象・質問]

音楽データやCD、音声付のムービーなどを再生しているとき、音飛びが発生する場合があります。

[対処・回答]

CPUの負荷が高くなると本現象が発生します。使用していないソフトウェアを終了させるなどして、CPUの負荷を軽くしてください。
なお、ACアダプタを接続するか、次の方法にて「電源プラン」を「高パフォーマンス」に設定すると改善される場合があります。
「高パフォーマンス」のままご使用になると、バッテリの稼働時間が短くなることがあります。ご注意ください。
1. 「スタート」ボタン→「コントロールパネル」の順にクリックします。
2. 「モバイルコンピュータ」の「バッテリ設定の変更」をクリックします。
3. 「高パフォーマンス」をクリックします。
4. 右上の「閉じる」をクリックして、ウィンドウを閉じます。

27

[現象・質問]

パソコンの電源を入れたとき、Windowsの起動/終了時、および省電力状態への移行/レジューム時に「プチッ」や「ポツ」などのノイズ音が聞こえることがあります。

[対処・回答]

通常お使いになるうえでは問題ありません。そのままお使いください。

28

[現象・質問]

スピーカーから「ブー」という音(ハム音)が聞こえる場合があります。

[対処・回答]

制限事項です。マイクなどを接続している場合、スピーカーから「ブー」という音(ハム音)がかすかに聞こえる場合があります。ご使用にならない場合は、マイクをミュートにしてください。

29

[現象・質問]

CDの音声を録音できません。

[対処・回答]

制限事項です。Windows Vistaでは、CDをアナログ再生することができないため、「サウンドレコーダー」などでCDの音声を録音することができません。CDの音声を録音には、「Windows Media Player」の録音機能を使用してください。

30

[現象・質問]

スリープ中にヘッドホンを接続しレジュームした場合、レジューム直後に内蔵スピーカーがミュートされないことがあります。

[対処・回答]

ドライバの制限です。ご了承ください。
なお、音声を再生中または録音中にスリープまたは休止状態にすると、レジューム後、システムが正常に動作しないことがあります。スリープまたは休止状態にする前に、音声の再生または録音を停止してください。

31

[現象・質問]

古い音楽 CD(ディエンファシス処理が必要なCD)が正常に再生されません。

[対処・回答]

本パソコンは、ディエンファシス処理が必要なCDに対応しておりません。
再生したとき高音が強調されます。ご了承ください。

32

[現象・質問]

Windows Anytime UpgradeでWindows Vistaをアップグレードすると、オーディオが正常に動作しなくなります。

[対処・回答]

Windows Vistaのアップグレード後は、添付のディスクよりオーディオドライバを再インストールしてください。
なお、最新のドライバは、サポートページの「ドライバダウンロード」で公開しています。

33

[現象・質問]

音声が再生されません。また、このとき、再生デバイスの一覧を表示しようとすると、「オーディオ拡張の問題」というエラー画面が表示されます。

[対処・回答]

ドライバの制限事項です。
この現象が発生した場合は次の手順を実行してください。
1.通知領域の白い「スピーカー」アイコンを右クリックし、表示されるメニューから「再生デバイス」をクリックします。
2. 「オーディオ拡張の問題」ウィンドウが表示されますので、「はい」をクリックします。
3.再度「オーディオ拡張の問題」ウィンドウが表示された場合には、もう1度「はい」をクリックします。

34

[現象・質問]

ネットワークに接続した状態から、ワイヤレススイッチをオフからオンにすると、再接続するまでに時間がかかる場合があります。

[対処・回答]

Windows VistaのワイヤレスLANの設定サービス「WLAN AutoConfig」を使用するときに発生する現象であり、OSの仕様です。ご了承ください。
再接続されるまで、しばらくお待ちください。
接続されない場合は、次の手順で再接続を行ってください。
1. 「スタート」ボタン→「コントロールパネル」の順にクリックし、コントロールパネルを開きます。
2. 「ネットワークとインターネット」→「ネットワークと共有センター」の順にクリックします。
3. 「ネットワークと共有センター」ウィンドウ左の「ネットワークに接続」をクリックし、「ネットワークに接続」ウィンドウを表示します。
4. 「接続するネットワークを選択します」一覧から接続したいネットワークを選択し、「接続」をクリックします。

35

[現象・質問]

Windows Vistaでは「Super AG」の機能は使用できません。

[対処・回答]

「Super AG」機能をサポートしていません。
「Super AG」機能を使用するネットワークに接続した場合、「Super AG」機能が無効の状態で接続されます。

36

[現象・質問]

Windows Vistaでは152bitのWEPキーを使用しての通信ができません。

[対処・回答]

WEPキーによる通信を行う場合は、64bitか128bitのWEPキーを使用して接続してください。

37

[現象・質問]

J52(34ch,38ch,42ch,46ch)、W53(52ch,56ch,60ch,64ch)でアドホック通信ができません。

[対処・回答]

アドホック通信は、W52のチャンネルしか使用できません。アドホック通信を行う場合は、通信を行う機器がW52 で通信できることを確認してください。

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[現象・質問]

アドホック通信で「WPA2-パーソナル」を使用する場合の注意事項です。

[対処・回答]

次の環境において、無線LANでアドホック通信を行う場合は、WEPをお使いください。
・Windows Vista以外のOSを使用している場合
・Windows Vistaで次の無線LANデバイス以外を使用している場合
「Atheros Wireless Network Adapter」
「Atheros AR5006X Wireless Network Adapter」
「Atheros AR5006EXS Wireless Network Adapter」
「IEEE 802.11a/g Wireless LAN Adapter (A)」

39

[現象・質問]

バーチャルスクロール機能を設定して、画面表示を「縦(プライマリ)」あるいは「縦(セカンダリ)」へ回転させた場合、スクロール方向が逆転します。

[対処・回答]

画面表示を「縦(プライマリ)」あるいは「縦(セカンダリ)」へ回転させた場合のバーチャルスクロール機能はサポートしておりません。
「バーチャルスクロール」機能は、次の手順で設定できます。
1.「スタート」ボタン→「コントロールパネル」の順にクリックします。
2.「ハードウェアとサウンド」の「マウス」をクリックします。
3.「デバイス設定」タブをクリックします。
4.「バーチャルスクロール」をクリックします。
5.「垂直スクロールを使用する」または「水平スクロールを使用する」にチェックを付けます。

40

[現象・質問]

Windows Vista 用の「Synaptics フラットポイント/デュアルポイントドライバ」は2本指ジェスチャー機能をサポートしておりません。

[対処・回答]

「Synaptics フラットポイント/デュアルポイントドライバ」の仕様です。ご了承ください。

41

[現象・質問]

指紋の登録時や指紋認証時に、指紋を入力できなくなることがあります。

[対処・回答]

指紋認証アプリケーションを使用して認証や登録などの指紋入力を行う場合は、必ず画面を確認し、指紋の入力が可能な状態になってから指紋センサーに指を置いてスライドしてください。
指紋センサーに指を触れたままの状態で指紋認証または指紋登録などの指紋の読み取り処理が開始された場合や、システムの負荷が高い状態(別のプログラムを実行しながらの指紋認証や、ユーザーの切り替え処理など)で指紋の読み取り処理が開始された場合、指紋センサーの初期化処理に時間がかかり、指紋の読み取りが可能になるまで時間がかかることがあります。指をスライドしても指紋入力画面の表示が変わらないなど、指紋の読み取りができなくなった場合には、いったん指紋センサーから指を離し、しばらく待ってからもう一度指紋の読み取り操作を行うか、または指紋の読み取り処理をキャンセルし、あらためて指紋入力画面を開いてから指紋の読み取り操作を行ってください。

42

[現象・質問]

指紋センサーで指紋認証をしようとしたときに、センサーに触れても反応がないようにみえます。

[対処・回答]

指紋センサーは、指が触れられていない状態が続くと節電モードに入り、次に指が置かれたことを検出するまで指紋の入力処理を停止します。この節電モードからの復帰処理にしばらく時間がかかる場合があります。指紋の登録や認証を行うために指紋センサーに触れてもただちに反応がないときは、センサーの復帰処理がまだ完了してない状態ですので、いったん指紋センサーから指を離し、もう一度指紋センサーの操作を行ってください。

43

[現象・質問]

指紋センサーを使用していると、センサー部分が温かくなります。

[対処・回答]

指紋の登録や認証を行うときに長時間センサー部分に指を触れたまま使用し続けると、常にセンサーに通電された状態になるため、センサー周辺の温度が通常より高くなることがあります。
センサー部分が温かくなったときは、いったんセンサーから指を離してください。

44

[現象・質問]

セキュリティチップの暗号化機能を利用する場合、ご自分で作成したファイルやフォルダのみを暗号化するように注意してください。特定のフォルダやファイルを暗号化すると、Windowsの起動時に不具合が発生する場合があります。

[対処・回答]

Windowsの起動に必要なファイルや、セキュリティチップの動作に必要なファイルをセキュリティチップで暗号化してしまうと、Windowsが起動できなくなるなど、不具合が生じる場合があります。暗号化機能を利用する場合は、自分が作成したフォルダやファイルに利用するようにしてください。

45

[現象・質問]

セキュリティチップの出荷時の設定は、「使用しない」もしくは「無効および使用不可」になっています。

[対処・回答]

セキュリティチップをお使いになる場合は、BIOSセットアップの設定を「使用する」(Enabled)もしくは「有効および使用可」(Enabled and Activated)に変更してください。詳しくは『製品ガイド』をご覧ください。

46

[現象・質問]

セキュリティチップをお使いになる場合は、セキュリティチップのバックアップを取ってください。

[対処・回答]

修理・保守を行った場合、セキュリティチップで保護された暗号化ファイルが読めなくなることがあります。この場合に備え、あらかじめセキュリティチップのバックアップを取ってください。また、セキュリティチップに鍵を追加するなどをするとバックアップが再度必要になります。このため、バックアップは定期的に行ってください。

47

[現象・質問]

セキュリティチップにて「SMARTACCESSを利用したWindowsログオン」を使用する設定で「機器監査」をご利用になっている場合、修理をしたりハードウェアを変更したりすると、Windowsにログオンできなくなる場合があります。

[対処・回答]

機器監査については、強固なセキュリティが実現できる反面、故障状況によっては復旧がすべて行えないケースがあります。ご了承ください。

48

[現象・質問]

セキュリティチップにて「SMARTACCESSを利用したWindowsログオン」の設定を行っている場合、修理・保守をご利用になる前にこの設定を解除してください。

[対処・回答]

修理・保守を行う場合、通常ハードウェアの変更を伴うためセキュリティチップにて「SMARTACCESSを利用したWindowsログオン」を設定していると、Windowsにログオンできなくなる場合があります。修理・保守前に必ず解除してください。

49

[現象・質問]

【SMARTACCESS/Basic、SMARTACCESS/Premium共通】セキュリティチップの使用時、SMARTACCESS/BasicまたはSMARTACCESS/PremiumによるWindowsログオンを設定している場合、Windowsログオン時に「セキュリティチップに接続できませんでした。もう一度やりなおしてください。」と表示され、Windowsにログオンできない場合があります。

[対処・回答]

SMARTACCESS/BasicまたはSMARTACCESS/PremiumによるWindowsログオンを設定したままでBIOSセットアップのセキュリティチップを無効にした場合、セキュリティチップが利用できないためWindowsにログオンできなくなります。BIOSセットアップでセキュリティチップを「Disabled」にする場合には前もってSMARTACCESS/BasicまたはSMARTACCESS/PremiumによるWindowsログオンを解除してください。解除する前にBIOSセットアップでセキュリティチップを「Disabled」にした場合には、再起動してBIOSにてセキュリティチップを「Enabled」に設定してください。

50

[現象・質問]

【SMARTACCESS/Basic、SMARTACCESS/Premium共通】セキュリティチップ使用時、SMARTACCESS/BasicまたはSMARTACCESS/PremiumによるWindowsログオンを設定している場合、Windowsログオン時に「機器構成が変更されています。登録時の構成に戻すか、または現在の構成が正しいことを確認して機器構成情報を再登録してください。」と表示されることがあります。

[対処・回答]

ハードウェアの構成や設定およびBIOSセットアップの設定を変更する必要がある場合は、あらかじめSMARTACCESS/BasicまたはSMARTACCESS/PremiumによるWindowsログオンを行わない設定にしてください。
また、変更後は、Windowsを起動してSMARTACCESS/BasicまたはSMARTACCESS/Premiumの環境設定ツールの「機器監査」から「現在の機器構成情報の登録」でハードウェア構成を再登録してから、SMARTACCESS/BasicまたはSMARTACCESS/PremiumによるWindowsログオンを行う設定に戻してください。
もし、SMARTACCESS/BasicまたはSMARTACCESS/PremiumによるWindowsログオンを設定したままハードウェアの構成や設定およびBIOSの設定を変更した場合には、一度電源を切り、設定を元に戻してからWindowsを一度起動し、Windowsへログオンせずに再起動してから、上記手順を必ず行ってください。
機器監査については、SMARTACCESS/BasicまたはSMARTACCESS/Premiumのマニュアルをご覧ください。

51

[現象・質問]

【SMARTACCESS/Basic、SMARTACCESS/Premium共通】Windowsのログオン認証を行う他の製品やアプリケーションとSMARTACCESS/BasicまたはSMARTACCESS/PremiumのWindowsログオン機能を併用したときに、正しく動作しない場合があります。

[対処・回答]

SMARTACCESSをインストールする前にWindowsのログオン認証を行う他の製品やアプリケーションをアンインストールするか、Windowsのログオン認証を行う他の製品のログオン画面を変更しない設定にしてから、SMARTACCESS/BasicまたはSMARTACCESS/Premiumを導入してください。

52

[現象・質問]

【SMARTACCESS/Basic、SMARTACCESS/Premium共通】SMARTACCESS/BasicまたはSMARTACCESS/Premiumで、USB接続の認証デバイスに初期化エラーなどが発生して、認証に失敗する場合があります。

[対処・回答]

デバイスを元のUSBポートに差し替えてください。

53

[現象・質問]

【SMARTACCESS/Basic、SMARTACCESS/Premium共通】SMARTACCESS/BasicまたはSMARTACCESS/PremiumでのWindowsログオン時に、パスワードが一致しないエラーとなり、ログオンできない場合があります。

[対処・回答]

Windowsパスワードの変更は必ずWindowsのセキュリティ画面の「パスワードの変更」から行ってください。

54

[現象・質問]

【SMARTACCESS/Basic、SMARTACCESS/Premium共通】認証デバイスが正しく動作せず、SMARTACCESS/BasicまたはSMARTACCESS/Premiumの認証ができない場合があります。

[対処・回答]

「Portshutter」を使用して認証デバイス自体を無効にすると、SMARTACCESS/BasicまたはSMARTACCESS/Premiumによる認証ができなくなることがあります。
「Portshutter」の設定を使用可能とするように設定してください。

55

[現象・質問]

【SMARTACCESS/Basic、SMARTACCESS/Premium共通】セキュリティチップの使用時、SMARTACCESS/BasicまたはSMARTACCESS/Premiumの、バックアップデータをリストアできない場合があります。

[対処・回答]

バックアップツールの「Infineon Security Platform初期化ウィザード」ではキャンセルなどは行わないようにしてください。誤ってキャンセルした場合は、再度バックアップをやり直してください。

56

[現象・質問]

【SMARTACCESS/Basic、SMARTACCESS/Premium共通】SMARTACCESS/BasicまたはSMARTACCESS/Premiumをアンインストール後、Windowsのパスワードが不明なためログオンできない場合があります。

[対処・回答]

SMARTACCESS/BasicまたはSMARTACCESS/Premiumをアンインストールする前に、必ず一度パスワードの自動生成をオフにした状態でWindowsにログオンし、【Ctrl】+【Alt】+【Delete】キーを押して表示されたセキュリティ画面からパスワードを変更してください。
アンインストールした後にパスワードの変更を行うには、他のWindows管理者権限を持つユーザーでログオンし、「スタート」ボタン→「コントロールパネル」→「ユーザーアカウント」でパスワードが不明なユーザーを選択し、パスワードを再設定してください。

57

[現象・質問]

【SMARTACCESS/Basic】「SMARTACCESS/Basic」をインストールしている途中で止まってしまう場合があります。

[対処・回答]

次の手順で、「SMARTACCESS/Basic」がインストールされているかどうかを確認します。
1.「スタート」ボタン→「コントロールパネル」の順にクリックします。
2.「プログラム」→「プログラムと機能」→「プログラムのアンインストールまたは変更」をクリックします。
3.「SMARTACCESS/Basic」がインストールされているかどうかを確認します。
もしインストールされていた場合は一度「SMARTACCESS/Basic」をアンインストールし、再度インストールを行ってください。

58

[現象・質問]

【SMARTACCESS/Basic、SMARTACCESS/Premium共通】ドメインによって管理されているパソコンにSMARTACCESS/BasicまたはSMARTACCESS/Premiumをインストールした後、管理者ウィザードでユーザーの登録を行うと、エラーが発生し登録に失敗することがあります。

[対処・回答]

ドメインによって管理されているパソコン上でSMARTACCESS/BasicまたはSMARTACCESS/Premiumを使用する場合には、SMARTACCESS/BasicまたはSMARTACCESS/Premiumの管理を行うユーザーを次の2つのグループに所属させてください。
・ローカルコンピュータ側のAdministratorsグループ
・ドメインコントローラ側のDomain Adminsグループ

59

[現象・質問]

【SMARTACCESS/Basic、SMARTACCESS/Premium共通】ポリシーやユーザー情報管理で設定した各認証デバイスのパスワードの「変更履歴数」「変更禁止期間」「有効期間」「複雑さ」「次回認証時に変更」などの設定が有効にならない場合があります。

[対処・回答]

これらの設定は次の場合には有効になりません。
・管理者によってパスワードを変更した場合
・連携認証で第二認証以降に設定されているデバイスである場合

60

[現象・質問]

【SMARTACCESS/Basic、SMARTACCESS/Premium共通】管理者ウィザードや環境設定-ユーザー情報管理-セキュリティチップで表示されるWindowsアカウントの一覧にはパスワードの期限が切れたユーザーは表示されません。Windows XP ProfessinalまたはWindows Tablet PC Edition 2005において、パスワードの有効期限が切れたユーザーが、パスワードの変更を行った後、一覧に表示されないことがあります。

[対処・回答]

Windowsが再起動されるまで一覧には反映されません。パスワードの変更後にWindowsの再起動を行ってください。

61

[現象・質問]

【SMARTACCESS/Basic】カードを抜き取り後のカウントダウン中にスマートカードを抜き差ししていると、「テープがテープドライブにセットされていません。」というエラーが表示されることがあります。

[対処・回答]

スマートカードのリーダ/ライタへのアクセス中にカードを抜き差しをすると、
・カードのデータ破損
・システムの破損
の原因となります。アクセス中はカードを抜き差ししないでください。

62

[現象・質問]

【SMARTACCESS/Basic】「ログオン情報の自動登録:する」設定の場合、Windowsログオンするときにログオン情報の登録画面が表示されますが、そのときの条件によって次のような現象が発生することがあります。
●ケース1:ログオン情報の登録画面でキャンセルしても、ユーザーの認証が続行される
●ケース2:パスワード期限切れのユーザーがログオンしようとした場合、「ログオンに使用したWindowsログオン情報が見つかりません。Windowsログオン情報を登録し、Windowsにログオンしなおしてからパスワードの変更を行ってください。」というメッセージが表示される

[対処・回答]

認証デバイスへのログオン情報登録時に表示される「デバイス認証」ウィンドウは、Windowsログオン時に表示される「Windowsログオン認証」ウィンドウと非常によく似ているためWindowsへのログオン自体の可否と誤解される可能性があります。
ログオン時にログオン情報を自動登録する場合は、処理をキャンセルしないでください。次回ログオン時も再入力することになり、セキュリティ上好ましくありません。
また、パスワードの変更時に認証デバイスへのログオン情報の登録をキャンセルすると認証デバイスに記録されたパスワードが更新されず「SMARTACCESSでのWindowsへのログオンができなくなる」「パスワード変更ができなくなる」などのトラブルの原因となりますのでご注意ください。

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[現象・質問]

【SMARTACCESS/Basic】アプリケーションログオンによるログオン中にログオン対象の画面を閉じると、他のウィンドウの文字列が変更されたりメニューが操作されたりすることがあります。

[対処・回答]

アプリケーションログオンによるログオン中に対象となる画面を閉じると、誤動作の原因となります。アプリケーションログオンによるログオンが終わるまでお待ちください。
または、アプリケーションログオンを導入する前に充分な検証を行ってください。

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[現象・質問]

【SMARTACCESS/Basic】登録していない画面にもアプリケーションログオンが行われることがあります。

[対処・回答]

JavaアプレットまたはActiveXを使用したパスワード入力画面へのアプリケーションログオンでは、file://で始まるアドレスの画面を使えません。あらかじめご了承ください。

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[現象・質問]

【SMARTACCESS/Basic】Internet Explorerに表示されているJavaアプレットまたはActiveXを使用したパスワード入力画面へのアプリケーションログオンで、セキュリティ警告の表示などによって正しい入力欄へフォーカスが合っていない場合に、設定によってはログオンに失敗することがあります。

[対処・回答]

パスワード入力画面を表示するとInternet Explorerがセキュリティ警告を表示する場合には、あらかじめ以下の手順でセキュリティ警告が表示されないよう設定してください。ただしセキュリティに問題があるようなサイトに対してのログオンは行わないでください。そのサイトが信頼できると確認できた場合に限るようにしてください。
1.「コントロールパネル」や「スタート」メニューから「インターネットのプロパティ」を表示します。
2.「セキュリティ」タブをクリックします。
3.「信頼済みサイト」をクリックします。
4.「サイト」をクリックし、「信頼済みサイト」を表示します。
5.「次のWebサイトをゾーンに追加する」にパスワード入力画面のURLを入力し、「追加」をクリックします。URLが「http://」で始まる場合には「このゾーンのサイトにはすべてサーバーの確認(https:)を必要とする」のチェックを一時的に外してからURLを入力します。
6.「OK」をクリックし、「信頼済みサイト」を閉じます。
7.「OK」をクリックし、「インターネットのプロパティ」を閉じます。
セキュリティポリシーにより上記設定が行えない場合には、環境設定で「ログオン認証」の「操作保護:しない」および「シングルサインオン:しない」と設定するか、対象となるパスワード入力画面のアプリケーションログオン情報を削除するなどして運用してください。

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[現象・質問]

【SMARTACCESS/Basic】TabletPCのログオン画面に標準で表示されているスクリーンキーボードを使用して、SMARTACCESSの認証画面に入力することができません。

[対処・回答]

ログオン画面の左下にある「コンピュータの簡単操作 - スクリーンキーボード」で表示されるスクリーンキーボードをご使用ください。

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[現象・質問]

【SMARTACCESS/Basic】SMARTACCESSの画面が他の画面の後ろ(画面手前方向ではなく奥方向)に隠れて表示されることがあります。

[対処・回答]

クリックや【ALT】+【TAB】キーを押して、入力を求める画面を手前に表示して、処理を続行してください。

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[現象・質問]

【SMARTACCESS/Basic】アプリケーションログオンを使用する場合、エラーメッセージがアクティブになっていないことがあります。

[対処・回答]

クリックや【ALT】+【TAB】キーを押して、入力を求める画面を手前に表示して、エラーメッセージを確認してください。

69

[現象・質問]

【SMARTACCESS/Basic】スクリーンセーバー、スリープ、休止状態からの復帰時に、カードリーダ/ライタを抜き取ると、「パスワードによる保護」の設定に関係なく「カードリーダ/ライタ抜き取り時の動作」が行われます。

[対処・回答]

スクリーンセーバー、スリープ、休止状態からの復帰時に、Windowsで設定した「パスワードによる保護」の設定通り動作させたい場合には、カードリーダ/ライタを抜き取らないようにしてください。抜き取った場合は、そのまま抜き取り時の動作が完了するまでお待ちください。

70

[現象・質問]

【SMARTACCESS/Basic】Windowsのパスワード変更に失敗した場合、ログオンできなくなることがあります。

[対処・回答]

Windowsのパスワード変更に失敗した場合、パスワード変更の処理が完了しデスクトップに戻るまで、カードを抜き取らないでください。
抜き差しをしてカード内の情報の書き込みに失敗した場合は、パスワードの不整合が発生している可能性があります。ユーザー情報設定を起動して、カード内のWindows情報のパスワードを、変更前のパスワードに設定し直してください。

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[現象・質問]

【SMARTACCESS/Basic】スリープからレジュームする際にパスワードを入力する設定にしている場合、SMARTACCESSの認証で、ユーザーキーパスワードまたはPINを入力する設定で動作していると、1文字目入力直後あるいはポインタの移動時に入力画面が点滅して、動作を受け付けないことがあります。

[対処・回答]

ユーザキーパスワードまたはPINを入力する認証画面が一度閉じた後、再表示されますので、入力し直してください。

72

[現象・質問]

【SMARTACCESS/Basic】ユーザー名が20字を超える(21字以上の)ユーザーは、ログオンやロック解除、パスワード変更に失敗することがあります。

[対処・回答]

SMARTACCESSは、ユーザー名が20字を超える(21字以上の)ユーザーに対して正しく動作しません。
ただし、次のように操作すると、ログオンやロック解除を行えるようになります。
・Windows XPの場合
ユーザー情報設定などでログオン情報を登録するときに、ドメイン名の欄にログオン先のドメインを登録せず、ユーザー名を「<ユーザー名>@<ドメイン名>」という書式(ユーザープリンシパル名)で登録してください。登録するドメイン名の形式は、Windows Server 2003のものにしてください。
・Windows Vistaの場合
ユーザー情報設定などでログオン情報を登録するときに、登録するドメイン名の形式をWindows Server 2003のものにしてください。また、ログオン、ロック解除、パスワード変更を行うときには、ドメインサーバーに接続した環境で行ってください。

73

[現象・質問]

【SMARTACCESS/Basic】アプリケーションログオンを実行中にユーザー情報設定や環境設定などのツールを起動すると、ツールがマウスやキーボード入力を受け付けることができず応答なし状態になることがあります。

[対処・回答]

アプリケーションログオンをしている間は、ユーザー情報設定や環境設定などのツールを起動しないようにしてください。
もし、ツールを起動し応答無し状態になった場合には、先にアプリケーションログオンの認証をしてログオンを完了させるか、あるいは表示中の認証画面を閉じてください。

74

[現象・質問]

【SMARTACCESS/Basic】アプリケーションログオンを実行中にカードを抜き取った場合、カードをセットしても抜き取り時の動作を解除できず、応答無しになったりロックを解除できないことがあります。

[対処・回答]

アプリケーションログオンを行っている間は、カードの抜き取りは行わないようにしてください。
もし、抜き取ってカードをセットしても反応しなくなってしまった場合は【Ctrl】+【Alt】+【Delete】キーを押してセキュリティ画面へ移動し、一度ログオフを行ってください。

75

[現象・質問]

【SMARTACCESS/Basic】ユーザー情報設定を起動し、認証画面が表示される前に【Windows】+【L】キーを押すと、「コンピュータをロックしています…」のままロック状態に移行しないことがあります。

[対処・回答]

ユーザー情報設定を起動後にコンピュータのロックを行う場合には、認証画面が表示されたのを確認してから、コンピュータのロックを行ってください。
なお、コンピュータのロックを行うと、その直前までにSMARTACCESSの認証画面が表示されていた場合には、認証画面を自動的に閉じます。

76

[現象・質問]

【SMARTACCESS/Basic】セキュリティチップの復元に失敗することがあります。

[対処・回答]

自動バックアップファイル(デフォルトではSPSystemBackup.xml)と復元用トークンファイル(デフォルトではSPEmRecToken.xml)の格納場所を移動する場合は、自動バックアップファイルと復元用トークンファイルと同じ場所にある「SPSystemBackup」フォルダも移動してください。また、「SPSystemBackup」フォルダは自動バックアップファイルと同じ場所に設置してください。

77

[現象・質問]

【SMARTACCESS/Basic】カードのポーリング動作が再開されないことがあります。

[対処・回答]

カードのポーリング動作(カードの抜き取り/挿入状態の監視)を行っている場合は、カードを抜き取り後、設定した処理が実行されることを確認してから席を離れるようにしてください。
カードを抜き取っても設定した動作が行われない場合は、【Ctrl】+【Alt】+【Delete】キーを押してセキュリティ画面に移行後、「キャンセル」をクリックまたは【ESC】キーを押してデスクトップに戻ってください。

78

[現象・質問]

【SMARTACCESS/Basic】スマートカード証明書を使用してログオンしている場合は、Windowsパスワードの変更は行えません。

[対処・回答]

Windowsパスワードの変更を行う場合は、ログオンにスマートカード証明書を使用せず、ユーザー名、パスワードを入力してログオン後、パスワードを変更してください。

79

[現象・質問]

【SMARTACCESS/Basic】「Windowsメール」で、暗号化されているメールを選択してもスマートカードの要求画面が表示されずに、「メッセージの暗号を解読できませんでした」と表示される場合があります。

[対処・回答]

スマートカードをリーダ/ライタに挿入後、メールを選択してください。

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[現象・質問]

【SMARTACCESS/Basic】Windowsログオン時やロック解除時に、認証パターンの切り換えや、キー操作による強制ログオフを行えません。

[対処・回答]

この現象は「ログオンの認証回避」を「しない」に設定している場合に発生します。「ログオンの認証回避」を「する」に設定することで「認証パターンの切り換え」や「キー操作による強制ログオフ」ができるようになります。
・Windows XPをお使いの場合
「ログオンの認証回避」を「しない」に設定している場合でも、「コントロールパネル(クラシック表示)」→「管理ツール」→「ローカルセキュリティポリシー」→「ローカルポリシー」→「セキュリティオプション」→「対話型ログオン: Ctrl+Alt+Delを必要としない」を無効に設定すると、「Windowsへようこそ」または「コンピュータのロック」の画面では「認証パターンの切り換え」や「キー操作による強制ログオフ」をすることができます。
・Windows Vistaをお使いの場合
次の手順で任意のユーザーを強制ログオフさせることができます。
1.コンピュータがロックされている場合には「ユーザーの切り替え」をクリックします。
「ユーザーの切り替え」はSMARTACCESSの認証画面に隠れていることがあります。
2.強制ログオフさせたいユーザーとは別の管理者ユーザーでWindowsへログオンします。
3.タスクマネージャの「プロセス」タブをクリックし、「すべてのユーザーのプロセスを表示」をクリックします。
ここでユーザーアカウント制御のメッセージが表示された場合には「続行」をクリックします。
4.タスクマネージャの「ユーザー」タブをクリックし強制ログオフ対象を行うユーザーを選択してから、「ログオフ」をクリックします。

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[現象・質問]

Windows Vistaをステップアップグレードした後に、Windows Vistaを起動すると、デスクトップ画面で「設定が破壊されたため、ポートをロックしました。管理者にお問い合わせください。」とメッセージが表示される場合があります。
また、USB接続のデバイス(マウス、キーボード)、CD/DVDドライブなどが使用できなくなります。「Portshutter」の管理者用設定ツールも起動できなくなります。

[対処・回答]

Windows Vistaをステップアップグレードする場合は、アップグレードする前に必ず「Portshutter」をアンインストールしてください。Windows Vistaをアップグレードした後に再度「Portshutter」をインストールしてください。
この現象が発生した場合は、リカバリを実施した後、Windows Vistaのステップアップグレードを行ってください。

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[現象・質問]

USB接続のマウス、キーボードをご利用の場合に、Windows Vistaをステップアップグレードすると、ステップアップグレードした後のセットアップ中にマウス、キーボードが動作しなくなります。

[対処・回答]

Windows Vistaをステップアップグレードする場合は、アップグレードする前に必ず「Portshutter」をアンインストールしてください。Windows Vistaをアップグレードした後に、「Portshutter」を再インストールしてください。
この現象が発生した場合は、リカバリを実施した後、Windows Vistaのステップアップグレードを行ってください。

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