お使いになる上での注意事項(ノートPC)

LIFEBOOK N532/E Windows XP Professional

1

[現象・質問]

【無線LAN搭載機種】「インテル(R) PROSet/Wireless WiFi 接続ユーティリティ」を使用している状態でブリッジ接続をすることはできません。

[対処・回答]

ワイヤレスLANドライバの無線LAN設定ツール「インテル(R) PROSet/Wireless WiFi 接続ユーティリティ」から無線LANの設定を行った場合は、ブリッジ接続をすることはできません。
ブリッジ接続をお使いになる場合は、「Windows Zero Config Services」より無線LANの設定を行ってから、ブリッジ接続を行ってください。

2

[現象・質問]

【無線LAN搭載機種】Windows XPのワイヤレスLANの設定サービス「Windows Zero configuration Services」を使用してEAP-PEAPを行う場合、通信できない場合があります。

[対処・回答]

本現象が発生する場合は、「Windows Zero Configuration Services」で「コンピュータの情報が利用できるときは、コンピュータとして認識する」のチェックを外してください。

3

[現象・質問]

【無線LAN搭載機種】「インテル(R) PROSet/Wireless WiFi 接続ユーティリティ」をお使いの場合、ログイン前に無線ネットワークに接続できないことがあります。

[対処・回答]

本ドライバでは、ユーザーがコンピュータにログオンする前は、無線ネットワークに接続できません。
無線ネットワークへの接続は、コンピュータへのログオン後に開始されます。
ログオンする前に接続する場合は、「プログラムの追加と削除」から、「Intel(R) PROSet/Wireless」の変更を行い、「シングルサインオン」および「ログオン前接続」を有効にしてください。

4

[現象・質問]

【無線LAN搭載機種】1ch~11chのみアドホック通信が行えます。

[対処・回答]

1ch~11chのみアドホック通信が行えます。IEEE802.11a (J52/W52/W53/W56)でのアドホック通信は行えません。

5

[現象・質問]

【無線LAN搭載機種】「インテル(R) PROSet/Wireless WiFi 接続ユーティリティ」をインストールすると、イベントビューアにワーニング(イベントID[5603])がカウントされる場合があります。

[対処・回答]

インストールに影響はなく、その後の動作にも問題ありませんのでそのままお使いください。

6

[現象・質問]

【無線LAN搭載機種】「インテル(R) PROSet/Wireless WiFi 接続ユーティリティ」をインストールすると、イベントビューアにエラー(イベントID[7003])がカウントされる場合があります。

[対処・回答]

インストールに影響はなく、その後の動作にも問題ありませんのでそのままお使いください。

7

[現象・質問]

【無線LAN搭載機種】スタンバイまたは休止状態からの復帰時、まれに無線ネットワークに再接続できない場合があります。

[対処・回答]

再接続できない場合は、ワイヤレススイッチを一度オフにし、再度オンに切り替えて再接続してください。接続できない場合は、再度接続をし直してください。

8

[現象・質問]

【無線LAN搭載機種】旧バージョンからの更新インストール後、「802.11a 無線オフ」機能が利用できない場合があります。

[対処・回答]

旧バージョンからの更新インストールはサポートしておりません。「802.11a 無線オフ」機能を利用する場合は、IPアドレスの設定や、「SSID」「PSK」「WEP キー(ネットワークキー)」など接続に必要な情報をバックアップしてからアンインストールをし、その後 新規インストールを行ってください。

9

[現象・質問]

【無線LAN搭載機種】旧バージョンからの更新インストール後、無線LANのプロファイル情報が削除される場合があります。

[対処・回答]

旧バージョンからの更新インストールはサポートしておりません。本ドライバを利用する場合は、IPアドレスの設定や、「SSID」「PSK」「WEP キー(ネットワークキー)」など接続に必要な情報をバックアップしてからアンインストールをし、その後 新規インストールを行ってください。

10

[現象・質問]

【無線LAN搭載機種】大きなファイルのコピーに失敗する場合があります。500MBのファイルコピーの場合、約1/300の確率で発生する場合があります。

[対処・回答]

大きなファイルのコピーに失敗する場合があります。その場合は、もう一度コピーを行ってください。

11

[現象・質問]

【無線LAN搭載機種】イベントビューアに DCOMエラーが表示される場合がありますが、問題なくネットワークに接続できます。

[対処・回答]

イベントビューアのシステムに次のエラーが表示される場合がありますが、問題なくネットワークに接続できます。
ソース:DCOM
イベントID:10016
コンピュータ規定 権限の設定では、CLSID {xxxx} をもつ COMサーバーアプリケーションに対するローカルアクティブ化アクセス許可をユーザー NT AUTHORITY/NETWORK SERVICE SID (S-1-5-20) に与えることはできません。このセキュリティのアクセス許可は、コンポーネント サービス管理ツールを使って変更できます。

12

[現象・質問]

【無線LAN搭載機種】初期状態では、2.4GHz帯で40MHz帯域幅システム(HT40)は無効になっています。

[対処・回答]

2.4GHz帯で 40MHz帯域幅システム(HT40)を有効にする場合は、デバイスマネージャからインテル無線LANドライバのプロパティを表示し、「詳細設定」タブで「802.11n チャネル幅 (2.4 GHz)」の「デフォルト値使用」のチェックを外し「自動」に設定する必要があります。

13

[現象・質問]

【無線LAN搭載機種】バッテリーモードで通信が遅くなる場合があります。

[対処・回答]

バッテリーモードでの運用時、一部のアクセスポイントで通信が遅くなることがあります。ACアダプタモードと比較してバッテリーモードで通信が遅くなる時は、以下の手順でワイヤレスアダプタの省電力機能に関する設定を変更すると改善する場合があります。(ただし、バッテリーの駆動時間が短くなります。)
1) 「スタート」ボタン→「コントロールパネル」の順にクリックします。
2) 「パフォーマンスとメンテナンス」→「システム」の順にクリックします。
3) 「ハードウェア」タブ→「デバイス マネージャ」の順にクリックします。
4) 「ネットワークアダプタ」をダブルクリックし、Intel無線LANデバイスをダブルクリックします。
5) 「詳細設定」をクリックします。
6) 「プロパティ」の「電源管理」を選択します。
7) 「値」の「デフォルト値使用」のチェックを外し、バーを調整して「最大」に設定します。
8) 「OK」をクリックします。
9) すべてのウィンドウを閉じます。

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[現象・質問]

【無線LAN搭載機種】アドホックモードで IEEE802.11nをサポートする対抗機と、アドホックで接続できない場合があります。

[対処・回答]

以下の手順のように Intel無線LAN搭載モデルを最初に起動すると、接続できます。
1) アドホック接続したいすべての機器について、シャットダウン、または電源を切ります。
2) Intel無線LAN搭載モデルの電源を最初に入れ、アドホック接続を開始します。
3) アドホック接続したい他の機器の電源を入れ、接続します。

15

[現象・質問]

増設したUSBポートをPortshutterで制御できない場合があります。

[対処・回答]

増設したUSBポートの動作は保証できません。

16

[現象・質問]

システムが不安定になることがありますので、音声を再生中または録音中にスタンバイおよび休止状態にしないでください。

[対処・回答]

OSの制限事項です。

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[現象・質問]

8ビット形式で録音すると、雑音が入る場合があります。

[対処・回答]

本パソコンの仕様です。8ビット形式で録音すると、量子化ノイズ(録音時に元の波形との誤差が大きくなることにより発生する雑音)が入る場合があります。ご了承ください。なお、16ビット形式で録音した場合は、雑音は入りません。

18

[現象・質問]

CDの音声を録音できません。

[対処・回答]

本パソコンはCDをアナログ再生することができないため、「サウンドレコーダー」などでCDの音声を録音することはできません。CDの音声を録音するには、「Windows Media Player」の録音機能を使用してください。

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[現象・質問]

スリープ中にヘッドホンを接続し、レジュームすると、レジューム直後少しの間、内蔵スピーカーから音が聞こえる場合があります。

[対処・回答]

オーディオドライバーの制限事項です。ご了承ください。
なお、音声を再生中または録音中にスリープ状態または休止状態にすると、レジューム後、システムが正常に動作しないことがあります。スリープ状態または休止状態にする前に、音声の再生または録音を停止してください。

20

[現象・質問]

音楽データやCD、音声付きのムービーなどの再生中に、音飛びが発生する場合があります。

[対処・回答]

CPUの負荷が高くなるとこの現象が発生します。使用していないソフトウェアを終了させるなどして、CPUの負荷を軽くしてください。
なお、ACアダプタを接続するか、次の方法で「電源プラン」を「高パフォーマンス」にすると改善される場合があります。
1.「スタート」ボタン→「コントロールパネル」の順にクリックします。
2.「ハードウェアとサウンド」→「電源オプション」の順にクリックします。
3.「高パフォーマンス」が表示されていない場合は、「追加のプランを表示します」をクリックします。
4.「高パフォーマンス」をクリックします。
「高パフォーマンス」のままご使用になると、バッテリ駆動時間が短くなることがあります。ご注意ください。

21

[現象・質問]

デジタルマイクの音声がスピーカーやヘッドホンから出力されません。

[対処・回答]

本パソコンの制限事項です。ご了承ください。
デジタルマイクの音声を、スピーカーやヘッドホンから直接出力することはできません(録音したものは再生可能です)。

22

[現象・質問]

マイク、ラインインの音声が光デジタルオーディオ出力やHDMI出力から出力されません。

[対処・回答]

本パソコンの制限事項です。ご了承ください。
マイク端子、ライン入力端子の音声を、光デジタルオーディオ出力やHDMI出力から直接出力することはできません。(録音したものは再生可能です。)

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[現象・質問]

Realtek HD オーディオマネージャの設定で省電力機能を有効にした場合、音声ファイルの再生などが終わってから一定時間(ご購入時の設定では30秒)経過すると、マイクやライン入力の音声を直接聞こえなくなります。

[対処・回答]

故障ではありません。本パソコン製品の仕様となります。
マイクやライン入力の音声を直接聞く場合は、省電力機能を無効にしてください。

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[現象・質問]

ドメイン環境下でグループポリシーが適用されません。
それに伴い、イベントログにドメインコントローラと通信出来ないログが記録されます。

[対処・回答]

本問題に対応したドライバーは、からダウンロードしてください。
弊社では、本問題に対応したLANドライバを、サポートページにて公開しております。
次の方法でLANドライバを本パソコンにダウンロードし、アップデートを行ってください。
※このアップデート作業は、ご購入時の状態に戻す(リカバリ)作業を行ったあとにも必要になります。
※この操作は必ず「コンピュータの管理者」でログオンして行ってください。なお、ご購入時の状態では、本パソコンは「コンピュータの管理者」でログオンされます。
【アップデートプログラム名】 Realtek PCIe GBE/FE Family Controller Windows(R) XP LAN Driver
【方法】 サポートページの「ダウンロード」からダウンロードする
サポートページの「ドライバダウンロード」の「ダウンロード」からLANドライバをダウンロードしてください。
ダウンロードの方法については、「ダウンロード」のページにある説明をご覧ください。インストール手順については、LANドライバに添付されている「readme.txt」をご覧ください。

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[現象・質問]

【SMARTACCESS/Basic、SMARTACCESS/Premium共通】セキュリティチップの使用時、「SMARTACCESSによるWindowsログオン」を設定している場合、Windowsログオン時に「セキュリティチップに接続できませんでした。もう一度やりなおしてください。」と表示され、Windowsにログオンできないことがあります。

[対処・回答]

「SMARTACCESSによるWindowsログオン」を設定したままでBIOSセットアップのセキュリティチップを無効にした場合、セキュリティチップが利用できないためWindowsにログオンできなくなります。BIOSセットアップでセキュリティチップを「Disabled」にする場合は、あらかじめ「SMARTACCESSによるWindowsログオン」を解除してください。解除する前にBIOSセットアップでセキュリティチップを「Disabled」にした場合は、再起動してBIOSセットアップでセキュリティチップを「Enabled」に設定してください。

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[現象・質問]

【SMARTACCESS/Basic、SMARTACCESS/Premium共通】セキュリティチップの使用時、「SMARTACCESSによるWindowsログオン」を設定している場合、Windowsログオン時に「機器構成が変更されています。登録時の構成に戻すか、または現在の構成が正しいことを確認して機器構成情報を再登録してください。」と表示されることがあります。

[対処・回答]

ハードウェアの構成や設定およびBIOSセットアップの設定を変更する必要がある場合は、あらかじめ「SMARTACCESSによるWindowsログオン」を行わない設定にしてください。
また、変更後は、Windowsを起動してSMARTACCESS/BasicまたはSMARTACCESS/Premiumの「環境設定」ツールの「機器監査」から「現在の機器構成情報の登録」でハードウェア構成を再登録してから、「SMARTACCESSによるWindowsログオン」を行う設定に戻してください。
もし、「SMARTACCESSによるWindowsログオン」を設定したままハードウェアの構成や設定およびBIOSの設定を変更した場合は、一度電源を切り、設定を元に戻してWindowsを一度起動し、Windowsへログオンせずに再起動してから、上記手順を必ず行ってください。
機器監査については、SMARTACCESS/BasicまたはSMARTACCESS/Premiumのマニュアルをご覧ください。

27

[現象・質問]

Windowsのログオン認証を行う他の製品やアプリケーションと、SMARTACCESS/BasicまたはSMARTACCESS/PremiumのWindowsログオン機能を併用することはできません。
SMARTACCESSをインストールする前にWindowsのログオン認証を行う他の製品やアプリケーションをアンインストールするか、またはWindowsのログオン認証を行う他の製品のログオン画面を変更しない設定にしてから、SMARTACCESS/BasicまたはSMARTACCESS/Premiumをインストールしてください。

[対処・回答]

Windowsのログオン認証を行う他の製品やアプリケーションと、SMARTACCESS/BasicまたはSMARTACCESS/PremiumのWindowsログオン機能を併用することはできません。
SMARTACCESSをインストールする前にWindowsのログオン認証を行う他の製品やアプリケーションをアンインストールするか、またはWindowsのログオン認証を行う他の製品のログオン画面を変更しない設定にしてから、SMARTACCESS/BasicまたはSMARTACCESS/Premiumをインストールしてください。

28

[現象・質問]

【SMARTACCESS/Basic、SMARTACCESS/Premium共通】SMARTACCESS/BasicまたはSMARTACCESS/Premiumで、USB接続の認証デバイスに初期化エラーなどが発生して、認証に失敗する場合があります。

[対処・回答]

USB接続の認証デバイスを使用する場合、接続するUSBポートを変更すると、Windowsがデバイスを正しく認識できないことがあります。
この場合は、認証デバイスを元のUSBポートに差し替えてください。

29

[現象・質問]

【SMARTACCESS/Basic、SMARTACCESS/Premium共通】SMARTACCESS/BasicまたはSMARTACCESS/PremiumでのWindowsログオン時に、パスワードが一致しないエラーとなり、ログオンできない場合があります。

[対処・回答]

「ユーザー情報設定」からWindowsパスワードのみを違うパスワードに変更した場合、実際のWindowsパスワードと認証デバイスに登録しているWindowsパスワードが一致しなくなるため、Windowsにログオンできなくなります。
Windowsパスワードの変更は必ずWindowsのセキュリティ画面の「パスワードの変更」から行ってください。

30

[現象・質問]

【SMARTACCESS/Basic、SMARTACCESS/Premium共通】認証デバイスが正しく動作せず、SMARTACCESS/BasicまたはSMARTACCESS/Premiumの認証ができない場合があります。

[対処・回答]

「Portshutter」を使用して認証デバイス自体を無効にすると、SMARTACCESS/BasicまたはSMARTACCESS/Premiumによる認証ができなくなることがあります。
「Portshutter」の設定を使用可能とするように設定してください。

31

[現象・質問]

【SMARTACCESS/Basic、SMARTACCESS/Premium共通】セキュリティチップの使用時、SMARTACCESS/BasicまたはSMARTACCESS/Premiumの、バックアップデータをリストアできない場合があります。

[対処・回答]

バックアップツールの「Infineon Security Platform初期化ウィザード」を中断した場合、SMARTACCESSデータとセキュリティチップ内データの整合性が取れなくなる可能性があります。
バックアップツールの「Infineon Security Platform初期化ウィザード」では、途中でキャンセルなどは行わないようにしてください。誤ってキャンセルした場合は、再度バックアップをやり直してください。

32

[現象・質問]

【SMARTACCESS/Basic、SMARTACCESS/Premium共通】SMARTACCESS/BasicまたはSMARTACCESS/Premiumをアンインストール後、Windowsのパスワードが不明なためログオンできない場合があります。

[対処・回答]

SMARTACCESS/BasicまたはSMARTACCESS/Premiumをアンインストールする前に、必ず一度パスワードの自動生成をオフにした状態でWindowsにログオンし、【Ctrl】+【Alt】+【Delete】キーを押して表示されたセキュリティ画面からパスワードを変更してください。
アンインストールした後にパスワードの変更を行うには、他のWindows管理者権限をもつユーザーでログオンし、Windows XPの場合は、「スタート」ボタン→「コントロールパネル」→「ユーザーアカウント」でパスワードが不明なユーザーを選択し、パスワードを再設定してください。Windows Vista、Windows 7の場合は、「スタート」ボタン→「コントロールパネル」→「ユーザー アカウントの追加または削除」でパスワードが不明なユーザーを選択し、パスワードを再設定してください。

33

[現象・質問]

【SMARTACCESS/Basic、SMARTACCESS/Premium共通】「SMARTACCESS/Basic V1.0L10」または「SMARTACCESS/Premium V1.0L10」をインストールしている途中で止まってしまうことがあります。

[対処・回答]

「スタート」ボタン→「コントロールパネル」の順にクリックし、「プログラムの追加と削除」を表示し、インストールが行われているかをご確認ください。もしインストールされていた場合は一度アンインストールし、再度インストールを行ってください。

34

[現象・質問]

【SMARTACCESS/Basic、SMARTACCESS/Premium共通】ドメインによって管理されているパソコンにSMARTACCESS/BasicまたはSMARTACCESS/Premiumをインストールした後、「管理者ウィザード」でユーザーの登録を行うと、エラーが発生し登録に失敗することがあります。

[対処・回答]

ドメインによって管理されているパソコン上でSMARTACCESS/BasicまたはSMARTACCESS/Premiumを使用する場合には、SMARTACCESS/BasicまたはSMARTACCESS/Premiumの管理を行うユーザーを次の2つのグループに所属させてください。
・ローカルコンピューター側のAdministratorsグループ
・ドメインコントローラ側のDomain Adminsグループ

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[現象・質問]

【SMARTACCESS/Premium】Active Directory管理で作成する環境設定情報で、存在しない認証デバイスを認証パターンに含めたり、存在しない認証デバイスや連携ソフトに対しての機能を指定してしまうと、Windowsが正しく起動できないことや、SMARTACCESSが正しく動作しなくなることがあります。

[対処・回答]

Active Directory管理から環境設定情報の配布を行う場合は、クライアントPCに存在しない認証デバイスや連携アプリケーションの機能を指定しないでください。
各認証デバイスで有効な機能については『リファレンスマニュアル』または『リファレンスガイド 機能編』の「付録-認証デバイスと機能対応表」をご覧ください。

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[現象・質問]

【SMARTACCESS/Premium】認証デバイスとして指紋や静脈を使用し、外部のバイオ認証装置を使用している場合に、「モバイル運用モード」で運用中にWindowsをログオフまたはシャットダウンすると、「htc.exe」の終了に関するメッセージが表示される場合があります。

[対処・回答]

パソコンの動作には問題のないメッセージです。「OK」または「すぐに終了」を選択してメッセージを閉じてください。

37

[現象・質問]

【SMARTACCESS/Basic、SMARTACCESS/Premium共通】「管理者ウィザード」や「環境設定」→「ユーザー情報管理」→「セキュリティチップ」で表示されるWindowsアカウントの一覧に、表示されないユーザーがいます。

[対処・回答]

Windowsアカウントの一覧には、パスワードの期限が切れたユーザーは表示されません。また、Windows 7 Ultimate、Windows 7 Enterprise、Windows 7 Professional、Windows Vista Business、Windows Vista Enterprise、Windows XP ProfessinalまたはWindows XP Tablet PC Edition 2005で、パスワードの有効期限が切れたユーザーが、パスワードの変更を行った後、一覧に表示されないことがあります。
パスワードの変更は、Windowsが再起動されるまで、一覧には反映されません。パスワードの変更後にWindowsの再起動を行ってください。

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[現象・質問]

【SMARTACCESS/Basic、SMARTACCESS/Premium共通】「ユーザー情報設定」を起動するなどしてSMARTACCESSの認証画面を表示しているとき、【Ctrl】+【Alt】+【Delete】キーを押しセキュリティ画面に移行した後、再びWindowsデスクトップ画面に戻ると、SMARTACCESSの認証画面が消去されます。

[対処・回答]

Windows 7/Windows Vistaの場合、認証画面を表示中に【Ctrl】+【Alt】+【Delete】キーを押すと、認証画面が取り消されます。お手数ですが、再度実施した操作を行ってください。

39

[現象・質問]

【SMARTACCESS/Basic、SMARTACCESS/Premium共通】スマートカードを頻繁に抜き差ししていると、まれに「テープがテープドライブにセットされていません。」というエラーが表示されることがあります。

[対処・回答]

スマートカードへのアクセス中にカードを抜き差しした場合に、このエラーが表示されることがあります。
このエラーが表示された場合は、メッセージを閉じてから再度カードを操作してください。
なお、不必要なカードの抜き差しを行うと、データの書き込み中にカードを抜いてしまうなど、カード内のデータ破損やシステム破損を起こす原因となることがあります。必要のない場面でのカードの抜き差しは避けてお使いください。

40

[現象・質問]

【SMARTACCESS/Basic、SMARTACCESS/Premium共通】「ログオン情報の自動登録」が「する」に設定されている場合、Windowsログオンするときにログオン情報の登録画面が表示されますが、そのときの条件によって予期せぬ動作が発生することがあります。

[対処・回答]

認証デバイスへのログオン情報登録時に表示される「デバイス認証」ウィンドウは、Windowsログオン時に表示される「Windowsログオン認証」ウィンドウと非常によく似ているためWindowsへのログオン自体の可否と誤解される可能性があります。
ログオン時にログオン情報を自動登録する場合は、処理をキャンセルしないでください。次回ログオン時も再入力することになり、セキュリティ上好ましくありません。
また、パスワードの変更時に認証デバイスへのログオン情報の登録をキャンセルすると認証デバイスに記録されたパスワードが更新されず「SMARTACCESSでのWindowsへのログオンができなくなる」「パスワード変更ができなくなる」などのトラブルの原因となりますのでご注意ください。

41

[現象・質問]

【SMARTACCESS/Basic、SMARTACCESS/Premium共通】TabletPCのログオン画面に標準で表示されているスクリーンキーボードで、SMARTACCESSの認証画面に入力することができません。

[対処・回答]

ログオン画面の左下にある「コンピュータの簡単操作 - スクリーンキーボード」で表示されるスクリーンキーボードをご使用ください。

42

[現象・質問]

【SMARTACCESS/Basic、SMARTACCESS/Premium共通】アプリケーションログオンでログオン対象の画面を表示しているときにカードを抜き取ると、認証画面でキーボード/マウス操作の操作ができなくなることがあります。

[対処・回答]

アプリケーションログオン対象の画面が表示されている状態でも「カードのポーリング動作」が有効なため、設定によって本現象が発生します。
この場合は、カードをセットし直すことでキーボード/マウス操作が可能になります。

43

[現象・質問]

【SMARTACCESS/Basic、SMARTACCESS/Premium共通】スクリーンセーバーの動作中、またはスリープ、休止状態でカードリーダー/ライターを抜き取ると、「パスワードによる保護」の設定に関係なく「カードリーダ/ライタ抜き取り時の動作」が行われます。

[対処・回答]

「カードリーダ/ライタ抜き取り時の動作」が設定されている場合は、スクリーンセーバーの動作中やスリープ、休止状態でカードリーダー/ライターを抜き取らないようにしてください。
なお、抜き取った場合は、そのまま「カードリーダ/ライタ抜き取り時の動作」が完了するまでお待ちください。

44

[現象・質問]

【SMARTACCESS/Basic、SMARTACCESS/Premium共通】Windowsのパスワード変更に失敗した場合、ログオンできなくなることがあります。

[対処・回答]

Windowsのパスワード変更に失敗した場合、パスワード変更の処理が完了しデスクトップに戻るまで、カードを抜き取らないでください。
カードを抜き差ししてカード内の情報の書き込みに失敗した場合は、パスワードの不整合が起きている可能性があります。「ユーザー情報設定」を起動して、カード内のWindows情報のパスワードを変更前のパスワードに設定してください。
万が一、パスワードがわからない場合は管理者に連絡してください。

45

[現象・質問]

【SMARTACCESS/Basic、SMARTACCESS/Premium共通】スリープからレジュームするときの認証画面で、1文字目の入力直後またはポインターの移動時に、入力画面が一度閉じてから再表示されることがあります。

[対処・回答]

Windowsの設定で「スリープ解除時のパスワード保護」を「パスワードを必要とする」に設定した状態で、SMARTACCESSがユーザーキーパスワードまたはPIN入力による認証画面を表示した場合に発生することがあります。
本現象が発生した場合は、再表示された認証画面で認証を行ってください。以降の動作には影響ありません。

46

[現象・質問]

【SMARTACCESS/Basic、SMARTACCESS/Premium共通】ユーザー名が20字を超える(21字以上の)ユーザーは、ログオンやロック解除、パスワード変更に失敗することがあります。

[対処・回答]

SMARTACCESSは、ユーザー名が20字を超える(21字以上の)ユーザーに対して正しく動作しません。
ただし、次のように操作すると、ログオンやロック解除を行えるようになります。
・Windows 7/Windows Vistaの場合
ユーザー情報設定などでログオン情報を登録するときに、登録するドメイン名の形式をWindows Server 2003のものにしてください。また、ログオン、ロック解除、パスワード変更を行うときには、ドメインサーバーに接続した環境で行ってください。
・Windows XPの場合
ユーザー情報設定などでログオン情報を登録するときに、ドメイン名の欄にログオン先のドメインを登録せず、ユーザー名を「<ユーザー名>@<ドメイン名>」という書式(ユーザープリンシパル名)で登録してください。登録するドメイン名の形式は、Windows Server 2003のものにしてください。

47

[現象・質問]

【SMARTACCESS/Basic、SMARTACCESS/Premium共通】アプリケーションログオンを実行中に「ユーザー情報設定」や「環境設定」などのツールを起動すると、ツールがマウスやキーボード入力を受け付けることができず応答なし状態になることがあります。

[対処・回答]

アプリケーションログオンをしている間は、「ユーザー情報設定」や「環境設定」などのツールを起動しないようにしてください。
ツールを起動して応答なし状態になった場合には、先にアプリケーションログオンの認証をしてログオンを完了させるか、あるいは表示中の認証画面を閉じてください。

48

[現象・質問]

【SMARTACCESS/Basic、SMARTACCESS/Premium共通】アプリケーションログオンを実行中にカードを抜き取った場合、カードをセットしても抜き取り時の動作を解除できず、応答なしになったりロックを解除できないことがあります。

[対処・回答]

アプリケーションログオンを行っている間は、カードの抜き取りは行わないようにしてください。
もし、抜き取ってカードをセットしても反応しなくなってしまった場合は【Ctrl】+【Alt】+【Delete】キーを押してセキュリティ画面へ移動し、一度ログオフを行ってください。

49

[現象・質問]

【SMARTACCESS/Basic、SMARTACCESS/Premium共通】「ユーザー情報設定」を起動し、認証画面が表示される前に【Windows】+【L】キーを押すと、「コンピュータをロックしています…」のままロック状態に移行しないことがあります。

[対処・回答]

「ユーザー情報設定」を起動後にコンピューターのロックを行う場合には、認証画面が表示されたのを確認してから、コンピューターのロックを行ってください。
なお、コンピューターのロックを行うと、その直前までにSMARTACCESSの認証画面が表示されていた場合には、認証画面を自動的に閉じます。

50

[現象・質問]

【SMARTACCESS/Basic、SMARTACCESS/Premium共通】スリープや休止状態からのレジューム後に利用ログをサーバーに転送できないことがあります。

[対処・回答]

この現象は利用ログ転送先のサーバーへの接続に失敗した場合に発生します。
サーバーに接続するためのログオンIDとパスワードが正しいものであっても、ネットワークの状態によっては接続に失敗することがあります。スリープや休止状態からのレジューム時には、ネットワーク接続に時間がかかるため、この現象が発生しやすくなります。この場合には、一度ログオフしてから、再度ログオンをしてください。

51

[現象・質問]

【SMARTACCESS/Basic、SMARTACCESS/Premium共通】FeliCa対応カードを使用している環境で、セキュリティ画面からデスクトップに戻った後に、カードをタッチしてもコンピュータのロックが行われないことがあります。

[対処・回答]

カードのタッチ中に、【Ctrl】+【Alt】+【Delete】キーを押してセキュリティ画面に移行すると、本現象が発生することがあります。カードのタッチ中には、他の操作を行わないでください。

52

[現象・質問]

【SMARTACCESS/Basic、SMARTACCESS/Premium共通】セキュリティチップの復元に失敗することがあります。

[対処・回答]

自動バックアップファイル(初期設定ではSPSystemBackup.xml)と復元用トークンファイル(初期設定ではSPEmRecToken.xml)の格納場所を移動する場合は、自動バックアップファイルと復元用トークンファイルと同じ場所にある「SPSystemBackup」フォルダも移動してください。また、「SPSystemBackup」フォルダは自動バックアップファイルと同じ場所に設置してください。

53

[現象・質問]

【SMARTACCESS/Basic】デスクトップ上で認証画面表示中に【Ctrl】+【Alt】+【Delete】キーを押してセキュリティ画面に移行後、ロックやパスワード変更をクリックすると処理が停止することがあります。

[対処・回答]

デスクトップ上でSMARTACCESSの認証画面を表示中に【Ctrl】+【Alt】+【Delete】キーを押してセキュリティ画面に移行しないようにしてください。セキュリティ画面に移行する場合には、先に認証画面を閉じてから【Ctrl】+【Alt】+【Delete】キーを押すか、「スタート」メニューからロックを選択するなど、セキュリティ画面を経由しないで行ってください。
認証画面表示中にセキュリティ画面に移行してしまった場合には、「キャンセル」をクリックしてデスクトップに戻るようにしてください。

54

[現象・質問]

【SMARTACCESS/Basic、SMARTACCESS/Premium共通】カードのポーリング動作(カードの抜き取り/挿入状態の監視)が再開されないことがあります。

[対処・回答]

カードのポーリング動作(カードの抜き取り/挿入状態の監視)を行っている場合は、カードを抜き取り/挿入後、設定した処理が実行されることを確認してから席を離れるようにしてください。
設定した動作が行われない場合は、【Ctrl】+【Alt】+【Delete】キーを押してセキュリティ画面に移行後、「キャンセル」をクリックまたは【ESC】キーを押してデスクトップに戻ってください。

55

[現象・質問]

【SMARTACCESS/Basic、SMARTACCESS/Premium共通】スマートカード証明書を使用してログオンしている場合は、Windowsパスワードの変更は行えません。

[対処・回答]

Windowsパスワードの変更を行う場合は、ログオンにスマートカード証明書を使用せず、ユーザー名、パスワードを入力してログオン後、パスワードを変更してください。

56

[現象・質問]

【SMARTACCESS/Basic、SMARTACCESS/Premium共通】「Windowsメール」で、暗号化されているメールを選択してもスマートカードの要求画面が表示されずに、「メッセージの暗号を解読できませんでした」と表示される場合があります。

[対処・回答]

スマートカードをセットしてから、メールを選択してください。

57

[現象・質問]

【SMARTACCESS/Basic、SMARTACCESS/Premium共通】「管理者ウィザード」を使用してSMARTACCESSアカウントを登録する場合に、「原因不明のエラー」が発生したり、正しく登録できなかったりします。

[対処・回答]

原則として、各SMARTACCESSアカウントのパスワードはセキュリティのため、異なるパスワードを設定してください。
「管理者ウィザード」をお使いになるときには、一時的に「SMARTACCESSによるWindowsログオン」を「しない」に設定するか、「ログオンの認証回避」を行ってWindowsへログオンしてください。

58

[現象・質問]

【SMARTACCESS/Basic、SMARTACCESS/Premium共通】Windowsのログオン時やロック解除時に、認証パターンの切り換えや、キー操作による強制ログオフを行えません。

[対処・回答]

この現象は「ログオンの認証回避」を「しない」に設定している場合に発生します。「ログオンの認証回避」を「する」に設定することで「認証パターンの切り換え」や「キー操作による強制ログオフ」ができるようになります。
次の手順で任意のユーザーを強制ログオフさせることができます。
1.コンピューターがロックされている場合には「ユーザーの切り替え」をクリックします。
「ユーザーの切り替え」はSMARTACCESSの認証画面に隠れていることがあります。
2.強制ログオフさせたいユーザーとは別の管理者ユーザーでWindowsへログオンします。
3.タスクマネージャーの「プロセス」タブをクリックし、「すべてのユーザーのプロセスを表示」をクリックします。
ここで「ユーザーアカウント制御」ウィンドウが表示された場合、「はい」または「続行」をクリックします。
4.タスクマネージャーの「ユーザー」タブをクリックし強制ログオフ対象を行うユーザーを選択してから、「ログオフ」をクリックします。

59

[現象・質問]

【SMARTACCESS/Basic V1.1L30】制限ユーザーでWindowsへログオンしている間、指紋認証が正常に行えません。

[対処・回答]

この現象はWindowsに制限ユーザーでログオンしている間に指紋認証を行うと発生します。
「ユーザー情報設定」の起動時やアプリケーションログオンの指紋認証で、指紋の照合を行うと正しい指紋であっても「照合できません。登録されている指紋と一致しません。原因として次のことが考えられます。
・指が違っています。
・指紋が登録されていないユーザーです。
・ユーティリティのキャリブレーションが実行されていないか、指対応モードの設定と指が合っていません。」というエラーメッセージが表示され、照合に失敗します。
この現象が発生する場合は、Web上で公開されているアップデート版である「SMARTACCESS/Basic V1.1L30A」をインストールしてください。
V1.1L30のままでこの現象を回避するには、指紋認証画面表示中に【F10】キーを押してバイオパスワード認証画面に切り換え、バイオパスワードで認証を行ってください。
もし【F10】キーを押してもバイオパスワード認証画面に切り換わらない場合は、高セキュリティモードで運用していますので、高セキュリティモードを解除してください。
高セキュリティモードを解除するには、「環境設定」を起動して「ポリシー」→「指紋」→「認証モード」の「設定」ボタンをクリックし、「高セキュリティモードで運用」を「しない」に設定を変更してください。
なお、Windowsログオン時の指紋認証によるログオン時は管理者権限で動作しているため、どのユーザーでも指紋認証は正常に動作します。

60

[現象・質問]

【SMARTACCESS/Basic、SMARTACCESS/Premium共通】SMARTACCESSの入力画面やエラーメッセージが他の画面の後ろに隠れて表示されることがあります。

[対処・回答]

本現象が発生した場合は、クリック操作や【Alt】+【Tab】キーを使用して、隠れている入力画面やエラーメッセージを最前面に表示させてください。

61

[現象・質問]

【SMARTACCESS/Basic、SMARTACCESS/Premium共通】SMARTACCESS/BasicまたはSMARTACCESS/Premiumのアプリケーションログオン設定にてパスワード入力画面の登録を行った後、登録したアプリケーションを起動しても正常にID、パスワードの入力、または「OK」ボタンのクリックなどが正常に行われず、処理が進まなくてログオンできないことがあります。また、「パスワード入力画面登録ツール」の「入力エミュレートの確認」画面からの入力エミュレートと、実際のアプリケーションログオンとで動作が異なる場合があります。

[対処・回答]

パスワード入力画面を登録した後に、アプリケーションログオン機能が利用可能かを、必ず事前に実際のアプリケーションログオン機能でお使いになり、充分に確認してください。
アプリケーションログオン設定にてパスワード入力画面の登録を行うとき、ID、パスワード入力欄、または「OK」ボタンの指定を間違って登録した可能性があります。この場合は、登録した情報をいったん削除し、再度正しく設定し直してください。
アプリケーションによってはユーザIDなどを入力するまではパスワード入力欄が入力できないように設計されているものがあります。このようなアプリケーションに自動入力を設定した場合、SMARTACCESS/BasicまたはSMARTACCESS/Premiumのパスワード自動入力が利用できない場合があります。この場合は、パスワード入力欄や「OK」にはアプリケーションログオン機能を使わず、手動で入力してください。

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[現象・質問]

【SMARTACCESS/Basic、SMARTACCESS/Premium共通】SMARTACCESS/BasicまたはSMARTACCESS/Premiumにて、パスワード入力画面がWebページや、Webページ上に表示されているJavaアプレットまたはActiveXを使用したパスワード入力画面のとき、アプリケーションログオンが正常に動作せずログオンに失敗する場合があります。

[対処・回答]

・「Internet Explorer」から反応が返るまで待つか、あるいは画面保護をしない設定にしてください。
・参照先のURLをインターネットオプションで「信頼済みサイト」として登録しておく必要があります。
・パスワード入力画面を表示するとInternet Explorerがセキュリティ警告を表示する場合には、あらかじめ次の手順でセキュリティ警告が表示されないよう設定してください。ただしセキュリティに問題があるようなサイトに対してのログオンは行わないでください。そのサイトが信頼できると確認できた場合に限るようにしてください。
1. 「コントロールパネル」や「スタート」メニューから「インターネットのプロパティ」を表示します。
2. 「セキュリティ」タブをクリックします。
3. 「信頼済みサイト」をクリックします。
4. 「サイト」をクリックし、「信頼済みサイト」を表示します。
5. 「次のWebサイトをゾーンに追加する」にパスワード入力画面のURLを入力し、「追加」をクリックします。URLが「http://」で始まる場合には「このゾーンのサイトにはすべてサーバーの確認(https:)を必要とする」のチェックを一時的に外してからURLを入力します。
6. 「OK」をクリックし、「信頼済みサイト」を閉じます。
7. 「OK」をクリックし、「インターネットのプロパティ」を閉じます。
セキュリティポリシーにより上記設定が行えない場合には、環境設定で「ログオン認証」の「操作保護:しない」および「シングルサインオン:しない」と設定するか、対象となるパスワード入力画面のアプリケーションログオン情報を削除するなどして運用してください。

63

[現象・質問]

【SMARTACCESS/Basic、SMARTACCESS/Premium共通】カードのポーリング動作のうち「キーボード/マウス操作のみ禁止する」が常にグレー表示になっていて選択することができません。

[対処・回答]

『リファレンスガイド』または「必ずお読みください.txt」に記載されているとおり、Windows 7/Windows Vistaの場合では「キーボード/マウス操作のみ禁止する」設定は使用できません。「コンピュータをロックする」など他の設定をお使いください。

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[現象・質問]

【SMARTACCESS/Basic、SMARTACCESS/Premium共通】セキュリティチップによるWindows暗号化ファイルシステム(EFS)の鍵の保護を使用していたのに、暗号化したファイルがセキュリティチップのユーザーキーパスワードなしに復号化する(開ける)ようになってしまう場合があります。

[対処・回答]

セキュリティチップが無効の状態でEFS暗号化を行うと、Windowsが新しい暗号鍵を自動的に生成・設定をしてしまうため、それ以降の暗号化はセキュリティチップで保護されなくなります。
次の手順でEFSの暗号鍵を再設定してください。
1.BIOSセットアップで、セキュリティチップが「使用する」[注]に設定されていることを確認します。
注:一部機種では「使用する」または「有効かつ使用可」に設定されていることを確認してください。
2.SMARTACCESSの「環境設定」を起動します。
3.「設定項目一覧」から「ユーザー情報管理」→「セキュリティチップ」を選択します。
4.「Windows アカウント情報」から暗号化機能を使用するユーザーを選択して、「初期化」をクリックします。
5.「ユーザー初期化ウィザード」が起動します。「次へ」をクリックします。
6.「Security Platform 機能」一覧より、「暗号化ファイルシステム(EFS)によるファイルとフォルダの暗号化」にチェックを付け、「次へ」をクリックします。
7.リスト上の証明書を確認して「次へ」をクリックします(複数の証明書を生成していない限りは選択し直す必要はありません)。
8.ユーザーキーパスワードの入力を要求されたら、パスワードを入力して「OK」をクリックします。
9.「Security Platform証明書を使用するように、EFSを設定する。」と表示されていることを確認し、「次へ」をクリックします。
10.「完了」をクリックし、ウィザードを終了します。
「環境設定」に戻りますので、適宜、「環境設定」を終了してください。

65

[現象・質問]

【SMARTACCESS/Basic、SMARTACCESS/Premium共通】セキュリティチップによるWindows暗号化ファイルシステム(EFS)の鍵の保護を使用している場合に、暗号化したファイルを開こうとすると、ユーザーキーパスワードが要求されず、「アクセスが拒否されました。」とメッセージが表示されることがあります。

[対処・回答]

セキュリティチップが使用できない状態になっている可能性があります。BIOSセットアップでセキュリティチップが「使用する」[注]に設定されていることを確認してください。
注:一部機種では「使用する」または「有効かつ使用可」に設定されていることを確認してください。

66

[現象・質問]

【SMARTACCESS/Basic、SMARTACCESS/Premium共通】「SMARTACCESSよるWindowsログオン」を使用するに設定し、Windowsログオン時にスマートカードを挿したままの状態(PIN入力画面が表示されている)でスリープにすると、レジューム後のPIN入力でカードエラーが発生します。

[対処・回答]

スマートカードのPIN入力画面表示中にコンピューターがスタンバイまたはスリープになり、レジューム後に正しいPINを入力したにも関わらず次のエラーメッセージが表示されることがあります。これは故障ではありません。エラーメッセージが表示された場合には、「OK」ボタンをクリック後、再表示されるPIN入力画面で正しいPINを入力し直すことで処理を継続することができます。
メッセージはSMARTACCESSの版数によって次のとおりです。
【SMARTACCESS/Basic V1.1L31A/V2.0L20A以前、SMARTACCESS/Premium V1.1L30/V2.0L10以前】
・カードアクセスエラーが発生しました。操作をもう一度やり直してください。
【SMARTACCESS/Basic V1.1L31C/V2.0L31C以後、SMARTACCESS/Premium V1.1L40/V2.0L20以後】
・カードアクセスエラーが発生しました。操作をもう一度やり直してください。

67

[現象・質問]

【SMARTACCESS/Basic、SMARTACCESS/Premium共通】Windowsユーザー名を変更すると、SMARTACCESSによるWindowsログオン時に変更したユーザーでログオンできなくなったり、「管理者ウィザード」でアカウントを追加するときに同じユーザー名のWindowsユーザーが複数作成されることがあります。

[対処・回答]

すでに存在するWindowsのユーザー名を後から変更しないようにしてください。もし変更してしまった場合は、作成時のユーザー名に戻してください。
ユーザー名を変更したい場合は、一度Windowsユーザーを削除してから、新たにWindowsユーザーを作成してください。

68

[現象・質問]

【SMARTACCESS/Premium V1.1L40,V1.1L40A】
Secure Login Boxで指紋認証を行うと、常に認証が失敗します。

[対処・回答]

この現象が発生する場合は本サイトに公開されていますV1.1L40Bをインストールしてください。
また、この現象の回避方法は次の通りです。
パスワードによる認証が許可されている場合は、指紋認証画面表示中にF10キーを押下してユーザーパスワード認証画面に切り換え、ユーザーパスワード認証を行います。
他の認証デバイスによる認証パターンが使用できる環境であれば、指紋認証画面表示中に他の認証デバイスへの切換えキーを押下して、他の認証デバイスでの認証を行います。

69

[現象・質問]

【SMARTACCESS/Premium V1.1L40B/V2.0L20B】
環境設定の画面が表示されるまでに時間がかかります。

[対処・回答]

環境設定の画面が表示されるまで時間がかかりますが、動作に支障はありませんので、そのままお使いください。

70

[現象・質問]

【SMARTACCESS/Premium V2.0L20B以前、SMARTACCESS/Basic V2.0L11C以前】Windows Vistaの「ユーザーの切り替え」を実行した場合、ごくまれにWindows Vistaの背景が「お待ちください…」と表示されて、ユーザーの操作を受け付けなくなる現象が発生します。

[対処・回答]

SMARTACCESS/Basicで本現象が発生する場合は、本サイトに公開されている「SMARTACCESS/Basic V2.0L11D」をインストールしてください。
また、Windows Vistaの「ユーザーの切り替え」機能をお使いになる場合に、スマートカードのポーリング機能を「無効」に設定することで、本現象を回避することができます(ご購入時の設定は「無効」です)。

71

[現象・質問]

【SMARTACCESS/Basic、SMARTACCESS/Premium共通】CLEARSURE 対応機種では、指紋およびスマートカードによるBIOS パスワード認証機能は、お使いになれません。

[対処・回答]

CLEARSURE 対応機種は、指紋およびスマートカードによるBIOS パスワード認証機能に対応していないため、装置に指紋センサーやスマートカード読取装置が搭載されていても設定することができません。
カタログ、ドライバーズディスクのSABasicフォルダの「必ずお読みください.txt」にも記載されています。

72

[現象・質問]

【SMARTACCESS/Basic、SMARTACCESS/Premium共通】SMARTACCESSの機器監査機能が動作しません。

[対処・回答]

本パソコンでは、SMARTACCESSの機器監査機能は使用できません。機器監査をしない設定でご使用ください。

73

[現象・質問]

【SMARTACCESS/Basic、SMARTACCESS/Premium共通】
「Microsoft Outlook 2010」で暗号化されたメールを開くとき、PINの入力画面が2つ表示される場合があります。

[対処・回答]

「Microsoft Outlook2010」で暗号化メールを開くときにPINの入力画面が2つ表示された場合は、あとから(最前面に)表示された画面に入力を行ってください。
PINの入力後に「OK」ボタンをクリックすると、PINの入力画面は2つとも消えます。

74

[現象・質問]

【Systemwalker Desktop Patrol Lite】「Systemwalker Desktop Patrol Lite」のインストーラーを実行したときに、ウィンドウが最前面に表示されません。

[対処・回答]

インストーラーのウィンドウが最前面に表示されなかった場合は、次のいずれかの操作を行い、インストーラーのウィンドウを最前面に表示させてから、インストールを続けてください。
・タスクバーで「Systemwalker Desktop Patrol」の文字列を含むタスクをクリックする
・【Alt】+【Tab】キーを押して「Systemwalker Desktop Patrol」の文字列を含むタスクに切り替える
なお、インストーラーの背景の画像をクリックしても、インストーラーのウィンドウは表示されません。

75

[現象・質問]

【Systemwalker Desktop Patrol Lite】「スタート」メニュー→「Systemwalker Desktop Patrol CT」→「インベントリ収集」の順にクリックしても、何も表示されません。

[対処・回答]

「インベントリ収集」はパソコンの現在の設定値を収集するためのメニューです。このメニューを選択後、しばらく待ってから「運用設定の診断結果」メニューを選択することで、現在の情報を確認することができます。

76

[現象・質問]

【Systemwalker Desktop Patrol Lite】「スタート」メニューの「Systemwalker Desktop Patrol CT」の中にある「ソフトウェアダウンロード」および「パッチ適用」を使用することができません。

[対処・回答]

「Systemwalker Desktop Patrol Lite」は、ソフトウェア製品「Systemwalker Desktop Patrol」の機能限定版です。これらのメニューは製品版の「Systemwalker Desktop Patrol」で使用できるものです。
「Systemwalker Desktop Patrol」のすべての機能をお使いになるには、別途「Systemwalker Desktop Patrol」をご購入いただく必要があります。

77

[現象・質問]

【Systemwalker Desktop Patrol Lite】「スタート」メニュー→「Systemwalker Desktop Patrol CT」→「ヘルプ」の順にクリックして表示されるヘルプに記載されている機能に、使用できないものがあります。

[対処・回答]

「Systemwalker Desktop Patrol Lite」は、ソフトウェア製品「Systemwalker Desktop Patrol」の機能限定版です。ヘルプに記載された機能には、製品版の「Systemwalker Desktop Patrol」でのみ使用できるものも含まれます。
「Systemwalker Desktop Patrol Lite」でお使いいただける機能については、「トラブル解決ナビ&ドライバーズディスク」の「Systemwalker Desktop Patrol Lite」のインストーラーに同梱される「ユーザーズガイド」(manual.pdf)をお読みください。
「Systemwalker Desktop Patrol」のすべての機能をお使いになるには、別途「Systemwalker Desktop Patrol」をご購入いただく必要があります。

78

[現象・質問]

【Systemwalker Desktop Patrol Lite】省電力の設定やセキュリティの設定の診断を行う場合の、診断基準を変更できません。

[対処・回答]

「Systemwalker Desktop Patrol Lite」は、ソフトウェア製品「Systemwalker Desktop Patrol」の機能限定版です。あらかじめ組み込まれた設定値に基づいて、パソコンの状態の診断や設定を変更します。この設定値は、変更することはできません。
製品版の「Systemwalker Desktop Patrol」では、管理者機能として任意に設定値を変更することができます。
「Systemwalker Desktop Patrol」のすべての機能をお使いになるには、別途「Systemwalker Desktop Patrol」をご購入いただく必要があります。

79

[現象・質問]

【Systemwalker Desktop Patrol Lite】本パソコンのご購入時や、リカバリした直後の状態で「Systemwalker Desktop Patrol Lite」をインストールして診断を行うと、NGと表示される項目があります。

[対処・回答]

「Systemwalker Desktop Patrol Lite」では、あらかじめ組み込まれた設定値に基づいて、パソコン本体の状態を診断します。この設定値は、必ずしも本パソコンのご購入時の設定とは一致しませんが、特に問題はありません。
省電力設定、セキュリティ設定とも、「推奨値」とお考えください。
省電力設定については「国際エネルギースタープログラム」の次の情報を基に設定しています。
・エネルギースター適合基準
・モニターの電源を切る時間
・スリープまたはスタンバイに移行する時間

80

[現象・質問]

【Systemwalker Desktop Patrol Lite】「Systemwalker Desktop Patrol Lite」をインストールしたフォルダーは暗号化しないでください。

[対処・回答]

暗号化を行うと、「Systemwalker Desktop Patrol Lite」のモジュールが正しく動作しなくなります。「Systemwalker Desktop Patrol Lite」をインストールしたフォルダーは暗号化しないでください。

81

[現象・質問]

【スマートカード リーダー/ライター搭載機種】
スマートカード挿入時の注意事項です。

[対処・回答]

スマートカード リーダー/ライターにスマートカードを挿入するときは、必ずカードの挿入口とスマートカードの向きを確認し、ゆっくり確実にスマートカードを挿入してください。挿入口からずれた状態でスマートカードを押し込んだり、スマートカードを勢いよく挿入したりすると、スマートカードやスマートカード リーダー/ライター、およびパソコン本体を破損する恐れがあります。

82

[現象・質問]

「Microsoft(R) Office 2010」をお使いになるには、プロダクトキーの入力とライセンス認証が必要です。

[対処・回答]

「Microsoft(R) Office 2010」は、ご購入時にあらかじめインストールされていますが、お使いになるためにはプロダクトキーの入力とライセンス認証が必要です。詳しくは「Microsoft(R) Office 2010」のパッケージの中の「お使いになる前に」をご覧ください。
プロダクトキーの入力をキャンセルした場合は、他のソフトウェアで作業中のデータを保存してからパソコンを再起動してください。
・リカバリを行い「Microsoft(R) Office 2010」をインストールした場合も、プロダクトキーの入力とライセンス認証は必要です。
・ライセンス認証ができない場合には、マイクロソフト株式会社の電話窓口にお問い合わせください。お問い合わせ先は、「Microsoft(R) Office 2010」のパッケージの中の「お使いになる前に」に記載されています。

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[現象・質問]

「Microsoft(R) Office 2010」を再インストールすると、イベントログに次のエラーログが記録される場合があります。
・ソース:Office Software Protection Platform Service、イベントID:8200
・ソース:Office Software Protection Platform Service、イベントID:1008

[対処・回答]

「Microsoft(R) Office 2010」のインストールは正常に終了しています。
通常お使いになるうえでは問題ありません。そのままお使いください。

84

[現象・質問]

「i-フィルター(R)6.0」を、「Internet Explorer 6」で利用すると、管理画面が乱れることがあります。

[対処・回答]

「i-フィルター(R)6.0」の動作には、「Internet Explorer 7」以降が必要です。
「Internet Explorer」を最新版にしてお使いください。

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