お使いになる上での注意事項(シンクライアント)

FUTRO MS936 Windows 10 IoT Enterprise 2015 LTSB

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[現象・質問]

指紋の登録時や指紋認証時に、指紋を入力できなくなることがあります。

[対処・回答]

指紋認証ソフトウェアを使用して認証や登録などの指紋入力を行う場合は、必ず画面を確認し、指紋の入力が可能な状態になってから指紋センサーに指を置いてスライドしてください。
指をスライドしても指紋入力画面の表示が変わらないなど、指紋の読み取りができなくなった場合は、いったん指紋センサーから指を離し、しばらく待ってからもう一度指紋の読み取り操作を行うか、指紋の読み取り処理をキャンセルして改めて指紋入力画面を開き、指紋の読み取り操作を行ってください。
次のような場合には指紋センサーの初期化処理に時間がかかり、指紋の読み取りが可能になるまで時間がかかることがあります。
・指紋センサーに指を触れたままの状態で指紋認証または指紋登録などの指紋の読み取り処理が開始された場合
・システムの負荷が高い状態(別のプログラムを実行している状態、ユーザーの切り替え処理などを行っている状態)で指紋の読み取り処理が開始された場合

2

[現象・質問]

「電源オプション」で設定した省電力の設定が、サインインするユーザーごとに異なります。

[対処・回答]

省電力の設定が必要な場合は、ユーザーごとに次の操作を行ってください。
・Windows10の場合
1.「スタート」ボタン→「設定」→「システム」の順にクリックします。
2. 「電源とスリープ」で設定します。

3

[現象・質問]

液晶ディスプレーの画面の一部に、点灯しないドットや常時点灯するドットが存在する場合があります。

[対処・回答]

液晶ディスプレイは非常に精度の高い技術で作られておりますが、画面の一部に点灯しないドットや、常時点灯するドットが存在する場合があります。これらは故障ではありません。交換・返品はお受けいたしかねますのであらかじめご了承ください。

4

[現象・質問]

miniSDカード、microSDカード、microSDHCカードをお使いになるときの注意事項です。

[対処・回答]

miniSDカード、microSDカード、microSDHCカードをお使いになる場合は、必ず専用のアダプターをお使いください。そのまま挿入すると、miniSDカード、microSDカード、microSDHCカードが取り出せなくなります。

5

[現象・質問]

51Whの標準バッテリーを搭載している場合、増設バッテリーを搭載しても
バッテリユーティリティで「パラレル放電モード」を選択できません。

[対処・回答]

51Whの標準バッテリーと増設バッテリーの組み合わせでご利用される場合は、バッテリユーティリティで「パラレル放電モード」を選択することができません。シリアル放電モードでご利用ください。

6

[現象・質問]

拡張表示へ変更、同時表示へ変更など表示するモニタを切り替えることが出来ない場合があります。(マルチモニタ機能サポート装置のみ)

[対処・回答]

いったん、変更先のモニタがサポートしている解像度へ変更したうえで、表示を切り替えてください。

7

[現象・質問]

HDMIモニターを接続し同時表示(クローン)に設定しても、HDMIモニターに画面表示できない場合があります。

[対処・回答]

内蔵液晶ディスプレイとHDMIディスプレイのクローン表示時では、画面の解像度の初期設定は内蔵液晶ディスプレイと同じ1366×768になります。HDMIディスプレイの種類によっては本解像度をサポートしていないため、正常に表示できない場合があります。本現象が発生した場合、内蔵液晶ディスプレイとHDMIディスプレイを最大解像度で使用できる拡張ディスクトップ表示での使用をお勧めします。
クローン表示で使用する場合は、次の手順でクローン表示に設定すると共にパソコンで画面の解像度を1360×768または1280×720に変更してください。HDMIディスプレイによっては1360×768をサポートしていない場合があります。その場合は1280×720に変更してください。
1.デスクトップ画面の何もないところを右クリックし、表示されるメニューから「グラフィックス・プロパティ」をクリックします。
「インテル(R) HDグラフィックス・コントロールパネル」ウィンドウが表示されます。
2.一覧から「ディスプレイ」をクリックします。
3.「ディスプレイ v 」をクリックして「マルチ・ディスプレイ」を選択します。
4.「ディスプレイ・モードの選択」から「クローン」を選択します。
5. アクティブ・ディスプレイの選択の設定を次のようにします。
・ 1番目のプルダウンメニュー: 内蔵パネル、もしくは他のディスプレイ
・ 2番目のプルダウンメニュー:デジタルテレビ(HDMI接続されたテレビ)
6.「ディスプレイ v 」をクリックして「ディスプレイ」を選択します。
7.「解像度」の「1360×768」または「1280×720」を選択します。
8.「適用」をクリックし、ディスプレイを切り替えます。
9.「OK」をクリックし、すべてのウィンドウを閉じます。

8

[現象・質問]

接続するモニターによっては、外部ディスプレイから音を出力する設定において、しばらく音を出していない状態から音を鳴らすと、音の頭が欠けることがあります。

[対処・回答]

お使いのディスプレイによっては、最初の部分の音が聞こえない場合があります。
その場合は、ディスプレイではなく本体側のスピーカーから音を出す設定にしてお使いください。

9

[現象・質問]

スリープや休止状態から復帰すると、「ディスプレイドライバーの応答停止と回復」というメッセージのバルーンが画面に表示される場合があります。

[対処・回答]

動作上問題ありません。
メッセージが画面に表示された場合は、バルーンの右上の「X」をクリックしてバルーンを閉じ、そのままお使いください。

10

[現象・質問]

電源投入時、Windowsの起動/終了時、および省電力状態への移行/復帰時に「プチッ」や「ポツ」などのノイズ音が聞こえることがあります。

[対処・回答]

通常お使いになるうえでは問題ありません。そのままお使いください。

11

[現象・質問]

スリープ中にヘッドホンを接続し、レジュームすると、レジューム直後少しの間、内蔵スピーカーから音が聞こえる場合があります。

[対処・回答]

オーディオドライバーの制限事項です。ご了承ください。
なお、音声を再生中または録音中にスリープ状態または休止状態にすると、レジューム後、システムが正常に動作しないことがあります。スリープ状態または休止状態にする前に、音声の再生または録音を停止してください。

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[現象・質問]

音楽データやCD、音声付きのムービーなどの再生中に、音飛びが発生する場合があります。

[対処・回答]

CPUの負荷が高くなるとこの現象が発生します。使用していないソフトウェアを終了させるなどして、CPUの負荷を軽くしてください。
なお、ACアダプタを接続するか、下記の方法にて「電源プラン」を「高パフォーマンス」にすると改善される場合があります。
Windows 10の場合
1.「スタート」ボタンを右クリックし、表示されたメニューから「コントロールパネル」をクリックします。
2. 「ハードウェアとサウンド」の「電源オプション」をクリックします。
3. 「追加のプランを表示します」をクリックします。
4. 「高パフォーマンス」を選択し、ウィンドウを閉じます。
Windows 8.1の場合
1.画面左下隅の「スタートボタン」を右クリックし、「コントロールパネル」をクリックします。
スタート画面ではマウスポインターを左下隅に合わせるとWindowsのマークが表示されます。
2. 「ハードウェアとサウンド」の「電源オプション」をクリックします。
3. 「追加のプランを表示します」をクリックします。
4. 「高パフォーマンス」を選択し、ウィンドウを閉じます。
Windows 8 の場合
1. スタート画面の何もないところを右クリックし、画面右下の「すべてのアプリ」をクリックします。
2. 「コントロールパネル」をクリックします。
3. 「ハードウェアとサウンド」の「電源オプション」をクリックします。
4. 「追加のプランを表示します」をクリックします。
5. 「高パフォーマンス」を選択し、ウィンドウを閉じます。
Windows 7 の場合
1. 「スタート」ボタン → 「コントロールパネル」の順にクリックします。
2. 「ハードウェアとサウンド」の「電源オプション」をクリックします。
3. 「追加のプランを表示します」をクリックします。
4. 「高パフォーマンス」を選択し、ウィンドウを閉じます。
「高パフォーマンス」のままご使用になると、バッテリ稼働時間が短くなることがあります。ご注意ください。

13

[現象・質問]

電波の発信を停止した直後に、スリープ状態もしくは休止状態にした場合、レジューム後に電波の発信を再開できず、Bluetooth機器と接続できません。

[対処・回答]

電波の発信を停止した後、5秒以上経過してからスリープ状態もしくは休止状態にしてください。

14

[現象・質問]

Wakeup on LAN 機能をお使いの場合、Directed Packetでパソコンが Wakeupしません。

[対処・回答]

Directed Packetによる Wakeup on LAN 機能は使用できません。

15

[現象・質問]

Wakeup on LAN 機能をお使いの場合、ARP でパソコンが Wakeupしません。

[対処・回答]

接続しているネットワークが「パブリックネットワーク」の場合には、ARPによる Wakeup on LAN 機能は使用できません。

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[現象・質問]

Wakeup on LAN 機能をお使いの場合、「ホーム ネットワーク」または「社内ネットワーク」に接続しているにも関わらず、ARPでパソコンが Wakeupしません。

[対処・回答]

「デバイスマネージャー」の画面で LANデバイスのプロパティを開き、「詳細設定」タブの画面で、次のパラメーターを「オフ」に設定してください。
 - プロトコル ARP オフロード
- プロトコル NS オフロード

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[現象・質問]

ウィンドウ内の拡大/縮小表示に対応していないアプリで、フラットポイントで2本指の拡大/縮小操作(つまみズーム)を行うと、アプリによってはスクロールする場合があります。

[対処・回答]

この問題を修正したアップデートプログラムをWindows Updateに公開しています。次の手順でWindows Updateを実行し、「Synaptics ポインティングデバイスドライバー」を最新の状態に更新してください。
【手順】
1.「スタート」ボタン→「設定」の順にクリックします。
2.「更新とセキュリティ」をクリックします。
3.「Windows Update」をクリックし、「更新プログラムのチェック」をクリックします。

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[現象・質問]

シャットダウンに時間がかかるなど、本製品の動作が不安定になる場合があります。

[対処・回答]

本製品でシンクライアントを運用するときは、事前検証を十分に行ったうえで、必要に応じてオーバーレイキャッシュの最大容量を調整してください。
オーバーレイキャッシュの最大容量の設定変更方法については、『製品ガイド』の「第1章 本製品の特長」-「保護管理ツール」-「■オーバーレイ内容を変更する」をご覧ください。

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[現象・質問]

起動時にチェックディスクが毎回行われる。

[対処・回答]

書込保護機能(Unified Write Filter)により前回のチェック結果が反映されず、繰り返しチェックディスクが実行されています。
この現象が起きた場合は、書込保護機能を無効に設定し、チェックディスクを行ってください。無効にする手順については、『製品ガイド』をご覧ください。
チェックディスクの結果、エラーが確認されなければ書込保護機能を有効に戻してそのままお使いいただけます。
エラーが確認された場合は、チェックディスクでエラーの修復を試みてください。
エラー修復後は、書込保護機能を有効に戻してそのままお使いいただけます。
エラーが修復されなかった場合は、リカバリを実行してください。
リカバリを実行してもエラーが解消されなければ、内蔵フラッシュメモリの故障が考えられますので、診断プログラムでハードウェアに障害が発生していないか確認してください。

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