お使いになる上での注意事項(シンクライアント)

FUTRO S720/N Windows 10 IoT Enterprise 2015 LTSB

1

[現象・質問]

画面が一瞬暗くなったり、白くなったり、あるいは点滅したりします。また、ノイズが出たり、表示が乱れることがあります。

[対処・回答]

次のような時に、このような現象が起きることがあります。
・Windows10の起動時および終了時
・スリープへの遷移時および復帰時
・解像度や色、画面のリフレッシュレートを変更し適用したとき
・スクリーンセーバーの起動時および終了時
・ログオンしたとき
・ユーザーアカウント制御の画面から選択を行ったとき
・表示デバイスを変更したとき
動作には問題ありませんので、そのままお使いください。

2

[現象・質問]

「Windows Media Player」で動画再生中に画面サイズを変更すると、動画再生が停止してしまいます。

[対処・回答]

高速、または連続で画面サイズを変更すると、動画再生が停止してしまうことがあります。
画面サイズの変更は、再生を停止してから行うことをお勧めします。

3

[現象・質問]

録音すると、雑音が入ります。

[対処・回答]

本製品の仕様です。
8ビット属性で録音すると、量子化ノイズ(録音時に元の波形との誤差が大きくなることにより発生する雑音)が入る場合があります。ご了承ください。
なお、16ビット属性で録音した場合は、雑音は入りません。

4

[現象・質問]

電源投入時、Windowsの起動/終了時、および省電力状態への移行/復帰時に「プチッ」や「ポツ」などのノイズ音が聞こえます。

[対処・回答]

動作には問題ありませんので、そのままお使いください。

5

[現象・質問]

Realtek HD オーディオマネージャのマイク効果で、ノイズ抑制、音響エコーキャンセル、ビームフォーミングを有効にできないことがあります。

[対処・回答]

ご使用中の録音アプリケーション(VoIPアプリケーションやサウンドのプロパティに表示された録音デバイスなどすべて)をいったん終了してください。

6

[現象・質問]

本製品を起動するときに流れるWindowsの起動音が、まれに途切れます。

[対処・回答]

Windowsの問題です。製品の故障ではありません。
動作には問題ありませんので、そのままお使いください。

7

[現象・質問]

音楽データやCD、音声付きのムービーなどを再生していると、音飛びが発生します。

[対処・回答]

CPUの負荷が高くなると音飛びが発生します。使用していないソフトウェアを終了させるなどして、CPUの負荷を軽くしてください。

8

[現象・質問]

スピーカーから「ブー」という音(ハム音)が聞こえる場合があります。

[対処・回答]

マイクなどを接続している場合、スピーカーから「ブー」という音(ハム音)が聞こえる場合があります。マイクをご使用にならない場合は、マイクの音量をミュートしてください。

9

[現象・質問]

Directed PacketでWakeup on LANが機能しません。

[対処・回答]

OSの仕様で、Directed PacketによるWakeup on LAN機能は使用できません。

10

[現象・質問]

ディスプレイを仕様の異なるディスプレイに交換すると、画面が表示されないなどの表示異常が発生する場合があります。

[対処・回答]

異常が発生した場合は次の手順にて解像度などを変更してください。
1. ディスプレイを元のディスプレイに交換し、本製品を起動します。
2. 起動したら保護管理ツールを起動し、書き込み制御の保護を解除します。
3. 再起動後、解像度を800x600に設定します。
4. リフレッシュレートを「60ヘルツ」に設定します。
5. 保護管理ツールを起動して、書き込み制御を保護に設定します。
6. 再起動後、解像度、リフレッシュレートが設定されたままになっていることを確認し、Windowsを終了させて、電源を切ります。
7.モニタを交換します。これで正常に起動します。

11

[現象・質問]

一部のKVMが正常に動作しない(キーボードエラーが発生する)ことがあります。

[対処・回答]

下記のKVMは動作保証できませんので使用しないでください。
Corega製PC4KVMV2
SANWA SUPPLY製 SW-KVM4LP
ELECOM製 KVM-C24

12

[現象・質問]

USBデバイスなど一部の拡張機器が正常に動作しません。

[対処・回答]

各社周辺機器すべてでの動作確認はしておりませんので、周辺機器によっては動作しないものが存在する可能性があります。
なお、USB3.0ポートで動作しない場合、USB2.0ポートに接続すると動作する場合があります。

13

[現象・質問]

手のひら静脈認証センサー内蔵キーボード(FMV-KB426)のドライバーインストールで失敗します。

[対処・回答]

手のひら静脈認証センサー内蔵キーボード(FMV-KB426)はUSB3.0準拠のUSBコネクタではご利用いただけません。USB2.0準拠のUSBコネクタに接続してドライバーをインストールし、ご使用ください。

14

[現象・質問]

接続するUSB Storageデバイスによっては、POST(起動時の自己診断)で停止する場合があります。

[対処・回答]

BIOSセットアップの「詳細」メニュー→「USB設定」→「USBレガシーサポート」を「使用しない」に変更してください。
なお、USB接続のドライブにセットしたフロッピーディスクから起動する場合は、設定を「使用する」に戻してください。

15

[現象・質問]

シャットダウンに時間がかかるなど、本製品の動作が不安定になる場合があります。

[対処・回答]

本製品でシンクライアントを運用するときは、事前検証を十分に行ったうえで、必要に応じてオーバーレイキャッシュの最大容量を調整してください。
オーバーレイキャッシュの最大容量の設定変更方法については、『製品ガイド』の「第1章 本製品の特長」-「保護管理ツール」-「■オーバーレイ内容を変更する」をご覧ください。

16

[現象・質問]

起動時にチェックディスクが毎回行われる。

[対処・回答]

書込保護機能(Unified Write Filter)により前回のチェック結果が反映されず、繰り返しチェックディスクが実行されています。
この現象が起きた場合は、書込保護機能を無効に設定し、チェックディスクを行ってください。無効にする手順については、『製品ガイド』をご覧ください。
チェックディスクの結果、エラーが確認されなければ書込保護機能を有効に戻してそのままお使いいただけます。
エラーが確認された場合は、チェックディスクでエラーの修復を試みてください。
エラー修復後は、書込保護機能を有効に戻してそのままお使いいただけます。
エラーが修復されなかった場合は、リカバリを実行してください。
リカバリを実行してもエラーが解消されなければ、内蔵フラッシュメモリの故障が考えられますので、診断プログラムでハードウェアに障害が発生していないか確認してください。

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