Windows2000 移行時の留意事項
FMV-LIFEBOOK 2005年10月-2006年3月モデル
本テキストは、FMV-LIFEBOOKシリーズでお使いのOSをWindows 2000 Professional(以下Windows 2000)へ移行されるお客様のために、移行手順や注意事項などの情報を掲載しています。Windows 2000を導入することにより、今までお使いになっていた機能が使えなくなる等の問題が発生する可能性があります。本テキストの内容をよくご覧になってからWindows 2000への移行を行っていただきますよう、お願いいたします。
目次
本テキストの構成は、以下のようになっています。
- 対象機種
- 対応OS/Service Pack
- 制限事項 / 留意事項
- 必要なドライバおよびユーティリティ
- BIOSの設定
- OSのインストール
- チップセット情報ファイルのインストール
- Service Packのインストール
- ドライバのインストール
- 注意事項
1.対象機種
- FMV-H8210
- FMV-E8310, FMV-E8210, FMV-E8110
- FMV-C8210
- FMV-S8215, FMV-S8210
- FMV-B8210
※FMV-C6310, FMV-C6210, FMV-J6210(FMVバリューライン)は、Windows 2000をサポートしておりません。
2.対応OS / Service Pack
- Microsoft(R) Windows(R) 2000 Professional / Service Pack 4 日本語版
※Service Pack 4 を事前に入手し、必ず適用してください。
3.制限事項 / 留意事項
- 本パソコンをご購入後に増設・接続された周辺機器は、OSのインストールを行う前に一旦取り外してください。
- 本文中の操作手順において、CDやDVD、フロッピィディスクを使用することがあります。
CD/DVDドライブ、フロッピィディスクドライブなどが搭載されていないモデルをお使いの場合は、必要に応じて別売の周辺機器を用意してください。
使用できる周辺機器については、FMV-LIFEBOOKの「システム構成図」をご覧ください。
また、周辺機器の使用方法については、周辺機器のマニュアルをご覧ください。
- 「FMVマニュアル」などのマニュアルはWindows 2000への移行作業中は、ご利用になれません。必要な情報やページは事前に印刷してご利用ください。
- FMV-E8310をお使いの場合、Windows 2000に移行すると、カスタムメイドオプションの指紋センサーは使えなくなります。
4.必要なドライバおよびユーティリティ
本パソコンで Windows 2000をお使いになるには、本パソコンに添付の「ドライバーズディスク」から必要なドライバやユーティリティをインストールしてください。
また、ドライバやユーティリティのインストール方法については、「FMVマニュアル」や各ドライバやユーティリティのreadme.txtもしくはinstall.txtをご覧ください。
- 一部のカスタムメイドオプション用ドライバやユーティリティは、カスタムメイドオプションに添付のCDに収録されていることがあります。
- 最新版のドライバやユーティリティが本サイトで公開されていることがあります。
- FMV-H8210, FMV-E8310, FMV-E8210をお使いの場合、Windows 2000をインストールするには、あらかじめシリアルATA用ドライバのバックアップディスクを用意しておく必要があります。
必ず作成してください。バックアップディスクの作成方法については、「10.注意事項」をご覧ください。
5.BIOSの設定
Windows 2000をインストールする前に、BIOSセットアップの設定値をご購入時の状態に戻してください。設定値をご購入時の状態に戻す方法は、添付の「取扱説明書」をご覧ください。
なお、FMV-E8310をお使いの場合、Windows 2000をインストールするには、あらかじめBIOSセットアップの詳細メニュー−「CPU設定」の「マルチコア」を「使用しない」に設定する必要があります。
BIOSセットアップの操作方法については、「FMVマニュアル」をご覧ください。
6.OSのインストール
インストールの前に『Windows 2000』の製品の中に同梱されているマニュアルをよくお読みください。また、CD-ROMのルートフォルダにある、Read1st.txt およびReadme.docもご参照ください。
以下の手順に従って Windows 2000をインストールしてください。
- 電源ボタンを押し電源を入れます。
- 起動直後のFujitsuロゴ表示画面で【F12】キーを押します。
- 「起動メニュー」ウィンドウが表示されます。
- CD-ROMドライブに「Windows 2000」CD-ROMを入れます。
- 「起動メニュー」の「CD-ROMドライブ」にカーソルを合わせて【Enter】キーを押します。
- 「Press any key to Boot from CD.」と表示されるので、何かキーを押します。しばらくするとCD-ROMからの読み込みが始まり、青い画面の左上に「Windows 2000 Setup」と表示されます。
※FMV-H8210、FMV-E8310、FMV-E8210をお使いの場合は、手順7.に進んでください。
※それ以外のモデルをお使いの場合は、画面の指示に従ってセットアップを続けてください。必要に応じて『クイックスタートガイド』をご参照ください。
- 画面の下に「Press F6 if you need to install a third party SCSI or RAID Driver」と表示されている間に、【F6】キーを押します。
<POINT>
【F6】キーはすぐに押してください。「コンピュータにハードディスクドライブがインストールされていませんでした。」と表示された場合は、【F3】キーを押して、手順1 からやり直してください。
- 「Setup could not determine...」と表示されたら、【S】キーを押します。
- 「Please insert the disk...」と表示されたら、フロッピィディスクドライブに、次のバックアップディスクをセットして、【Enter】キーを押します。
ドライバの一覧が表示されます。
- FMV-H8210、FMV-E8210をお使いの場合
バックアップディスク「Intel(R) Application Accelerator drive」
- FMV-E8310をお使いの場合
バックアップディスク「Intel(R) Matrix Storage Manager driver」
- 【↑】【↓】キーで、次の項目を選択し、【Enter】キーを押します。
確認の画面が表示されます。
- FMV-H8210、FMV-E8210をお使いの場合
Intel(R) 82801FBM SATA AHCI Controller (Mobile ICH6M)
- FMV-E8310をお使いの場合
Intel(R) 82801GBM SATA AHCI Controller (Mobile ICH7M)
- 【Enter】キーを押します。
以降は、画面の指示に従ってセットアップを続けてください。必要に応じて『クイックスタートガイド』をご参照ください。
7. チップセット情報ファイルのインストール
4項で準備したチップセット情報ファイルをインストールしてください。
8.Service Packのインストール
Windows 2000 Service Pack 4日本語版を入手しインストールしてください。
Service Pack 4をMicrosoft社のWebサイトからダウンロードする場合は、ディスプレイドライバ、サウンドドライバ、LANドライバをインストールしてください。
Windows 2000 Service Pack 4 の留意事項
- お使いのWindows 2000において、Norton AntiVirusが動作している場合、Service Pack 4をインストールする際に、Norton AntiVirus のAuto-Protect機能が動作し、「Xmldso.cab」ファイルをウイルスとして認識することがあります。
- Service Pack 4をインストールすると、拡張デバイスのドライバがWindows 2000標準ドライバに置き換えられることがあります。この場合には、拡張デバイスのドライバを再度インストールしてください。
- Service Pack 4のインストールに関する注意事項は、マイクロソフト社の以下のサイトで公開されています。
Windows 2000 Service Pack 4 をインストールするには
9.ドライバのインストール
4項で準備したドライバをインストールしてください。
10.注意事項
FMV-H8210、FMV-E8310、FMV-E8210用シリアルATAドライババックアップディスクの作成方法
- 次のものを用意してください。
- ドライバーズディスク
- 1.44MBフォーマット済 2HDフロッピィディスク 1枚(購入してください)
- フロッピィディスクのラベル 1枚(購入してください)
- FDDユニット(USB)(FMV-NFD52S) ※フロッピィディスクドライブを搭載していないモデルの場合のみ
- フロッピィディスクドライブを搭載していないモデルをお使いの場合、FDDユニット(USB)をパソコン本体に取り付けます。
- 「ドライバーズディスク」とフロッピィディスクをセットします。
「ドライバーズディスク検索」が表示されます。
- 「ドライバーズディスク検索」のOSの設定で、「Windows 2000」を選択します。
ドライバの一覧が表示されます。
- 一覧から「Intel(R) Application Accelerator drive」を選択し、「フォルダを開く」をクリックします。
- 表示されたフォルダ内の全てのファイルを、フロッピィディスクにコピーします。
コピーが終われば、バックアップディスクの作成は完了です。
作成したバックアップディスクは、「Intel(R) Application Accelerator drive」と記入したラベルを貼り、書き込み禁止の状態にしてお使いください。
ディスプレイドライバ
ディスプレイドライバは、DirectX9.0cに対応しています。
必ず、DirectX9.0cをインストールしてからディスプレイドライバのインストールを行ってください。
※DirectX1~9.0bをお使いの方はDirectX9.0cにアップグレードしてからディスプレイドライバのインストールを行ってください。
カスタムメイドオプションでスーパーマルチドライブを選択した場合
- DVD-RAMに書き込み・書き換えする場合は、DLAまたはDVD-RAMドライバーソフトをインストールしてください。
ただし、DLAとDVD-RAMドライバーソフトを同時にインストールしておくことはできません。 DLAをインストールする場合は、インストールする前に必ずDVD-RAMドライバをアンインストールしてください。
- DVD-RAMドライバーソフトをインストールすると、マイコンピュータに「リムーバブルディスク」アイコンができます。 DVD-RAMを使用するときは、「リムーバブルディスク」アイコンを選んでください。
- DVD-R、DVD-RWにUDF2.0フォーマットでデータを書き込むと、Windows 2000環境のDVD-ROMドライブ等では読めません。UDF1.5フォーマットで書き込んでください。 UDF1.5/UDF2.0フォーマットはDVD-RAMドライバのフォーマッタで選択可能です。