本テキストは、現在お使いのOSをWindows® Vista Business(以下、Windows Vistaと記載)へ移行されるお客様のために、移行手順や注意事項を掲載しています。
Windows Vistaへ移行することにより、今までお使いになっていた機能が使えなくなるなどの問題が発生する可能性があります。
本テキストの内容をよくご覧になってからWindows Vistaへの移行を行っていただきますよう、お願いいたします。
本テキストの構成は、次のようになっています。
対象機種
対応OS、Service Pack
制限事項
注意事項
必要なドライバおよびユーティリティ
BIOSの設定
OSのインストール
チップセット情報ファイルのインストール
ドライバーのインストール
ESPRIMO D550/B
Windows® Vista Business
Windows® Vista Service Pack 2
※必ずService Pack 2が適用されているWindows Vistaを使用してください。
インターネット上にある『製品ガイド』などのマニュアルは、Windows Vistaへの移行作業中はご覧になれません。必要な情報やページは事前に印刷してご利用ください。
CD/DVDドライブなしモデルの場合は、別売のポータブルCD/DVDドライブを接続する必要があります。あらかじめご用意ください。
OSの移行により、ハードディスクのすべてのデータが削除されます。あらかじめ必要なデータのバックアップをしてください。また、「トラブル解決ナビ&ドライバーズディスク」がお手元にない場合は、『リカバリガイド』(C:\FUJITSU\Manual\RecoveryGuide.pdf)をご覧になり作成してください。
OSを移行すると作成できなくなります。
『リカバリガイド』は、インターネット上のマニュアルページを開き、「ESPRIMO(2010年4月以降)」→「Dシリーズ」→「D550/B」→「マニュアル一覧へ」の順にクリックし、『リカバリガイド』のPDFをクリックするとご覧になれます。
ディスプレイドライバーは、DirectX10以降に対応しています。DirectX10より前のバージョンはインストールしないでください。
動画を再生するときは、ディスプレイやOSの省電力機能を使用しないでください。
マルチディスプレイ機能を使用する場合は、BIOSセットアップで「詳細」メニューの「プライマリディスプレイ」の項目を「自動」にしてください。
「システムのプロパティ」上で表示されるメモリサイズは、実際に搭載されているメモリサイズより少なく表示されます。
「トラブル解決ナビ」は起動メニューから選択できなくなりますので、使用できません。
本パソコンでWindows Vistaをお使いになるには、次のドライバーやユーティリティが必要です。あらかじめ準備してください。
ドライバーは、富士通製品情報ページ内で提供しているものと、「トラブル解決ナビ&ドライバーズディスク」、「InterVideo WinDVD® for FUJITSU」などに格納されているものがあります。
本パソコンには「トラブル解決ナビ&ドライバーズディスク」、「InterVideo WinDVD® for FUJITSU」は添付されていません。お使いになるには、ハードディスクに格納されているイメージからディスクを作成する必要があります。作成方法については『リカバリガイド』をご覧ください。
富士通製品情報ページ内で提供しているドライバーのインストール方法については、ダウンロード後に各ドライバーの「readme.txt」または「install.txt」をご覧ください。
その他のドライバーのインストール方法や注意事項については、それぞれのディスク内の「readme.txt」や各ドライバーのフォルダーに格納されている説明書を必ずご覧ください。
チップセット情報ファイル
「インテル® チップセットデバイスソフトウェア」→「トラブル解決ナビ&ドライバーズディスク」で提供
ディスプレイドライバー
チップセット内蔵グラフィックス(標準搭載)をご使用の場合
「インテル4シリーズ ディスプレイドライバー」→「トラブル解決ナビ&ドライバーズディスク」で提供
カスタムメイドで「PCI Express x16スロット増設+グラフィックスカードATI RADEON HD 5450追加」を選択した場合
「ATI Radeon ディスプレイドライバー」→ドライバーは製品添付のディスク内に格納
サウンドドライバー
「Realtek High Definition Audio オーディオドライバー」→「トラブル解決ナビ&ドライバーズディスク」で提供
LANドライバー
「Marvell Yukon LAN ドライバー」→「トラブル解決ナビ&ドライバーズディスク」で提供
富士通拡張機能ユーティリティ
「富士通拡張機能ユーティリティ」(「FUJ02E3デバイスドライバー」を含む)→「トラブル解決ナビ&ドライバーズディスク」で提供
ディスプレイ用INFファイル
「FMVディスプレイ装置INFファイル」→「トラブル解決ナビ&ドライバーズディスク」で提供
セキュリティチップドライバー(標準搭載または、カスタムメイドで「セキュリティチップ追加」を選択した場合)
「Infineon セキュリティチップ ユーティリティ」→「トラブル解決ナビ&ドライバーズディスク」で提供
「SMARTACCESS/Basic」→「トラブル解決ナビ&ドライバーズディスク」で提供
DVD-ROMドライブ(カスタムメイドで「DVD-ROMドライブユニット(厚型)追加」または、「DVD-ROMドライブユニット(薄型)追加」を選択した場合)
「WinDVD」→「InterVideo WinDVD® for FUJITSU」で提供
スーパーマルチドライブ(カスタムメイドで「スーパーマルチ(厚型)追加」または、「スーパーマルチ(薄型)追加」を選択した場合)
「Roxio Creator」→「トラブル解決ナビ&ドライバーズディスク」で提供
「WinDVD」→「InterVideo WinDVD® for FUJITSU」で提供
RAIDユーティリティ(カスタムメイドで「HDD変更160GB(SATA)→160GB(SATA)×2 RAID1」、「HDD変更80GB(SATA)→80GB(SATA)×2 RAID1」を選択した場合)
「RAID 管理ユーティリティ T-SATA2R Manager」→「トラブル解決ナビ&ドライバーズディスク」で提供
Windows Vistaをインストールする前に、次の手順でBIOSの設定をご購入時の状態に戻します。
パソコンの電源を入れます。
「FUJITSU」ロゴが表示されている間に【F2】キーを押します。
BIOSセットアップが起動します。
「終了」メニューの「標準設定値を読み込む」を実行します。
「終了」メニューの「変更を保存して終了する(電源OFF)」を実行します。
パソコンの電源が切れます。
設定方法について詳しくは、お使いになる機種の『製品ガイド』をご覧ください。
『製品ガイド』は、インターネットの マニュアルページ を表示し、「ESPRIMO(2010年4月以降)」→「Dシリーズ」→「D550/B」→「マニュアル一覧へ」の順にクリックし、『製品ガイド』のPDFをクリックするとご覧になれます。
インストールの前にWindows Vistaに同梱されているマニュアルをよくお読みください。
また、Windows Vistaのディスク内にある「README」および「SETUPVISTA」もご参照ください。
次の手順に従ってWindows Vistaをインストールしてください。
電源ボタンを押し、パソコンを起動します。
「FUJITSU」ロゴの下に文字が表示されている間に【F12】キーを押します。
「起動メニュー」が表示されます。
「Windows Vista」のディスクをCD/DVDドライブにセットします。
「CD/DVD」を選択し、【Enter】キーを押します。
「Press any key to boot from CD or DVD..」と表示されるので、何かキーを押します。
しばらくするとセットアップが始まり、「Windowsのインストール」と表示されます。
画面の指示に従ってセットアップを進めます。
パーティションの設定画面が表示された場合は、必要に応じて各パーティションを設定し直します。
インストール先を選択して、【Enter】キーを押します。
Windows Vistaのインストールが開始されます。
画面の指示に従ってセットアップを行ってください。
以上でWindows Vistaのインストールは終了です。
「5.必要なドライバーおよびユーティリティ」で準備した「インテル® チップセット デバイス ソフトウェア」をインストールしてください。
インストール方法は、「インテル® チップセット デバイス ソフトウェア」の「readmej.txt」をご覧ください。
「5.必要なドライバーおよびユーティリティ」で準備したドライバーおよびユーティリティをインストールしてください。
インストール方法は、それぞれのユーティリティやドライバーの「readme.txt」や「install.txt」をご覧ください。
富士通拡張機能ユーティリティについて
「setup.exe」では、ユーティリティのみインストールできます。ドライバーは「WinVista-32」フォルダー内にある「FUJ02E3.txt」に従ってインストールしてください。
以上