Windows® XP Professional (32ビット版)移行時の留意事項(ESPRIMO K532/D)
ESPRIMO K532/D
本テキストは、現在お使いのOSをWindows® XP Professional (32ビット版)(以降、Windows XP (32ビット版)と記載)へ移行されるお客様のために、移行手順や注意事項を掲載しています。
Windows XP (32ビット版)へ移行することにより、今までお使いになっていた機能が使えなくなるなどの問題が発生する可能性があります。
本テキストの内容をよくご覧になってからWindows XP (32ビット版)への移行を行っていただきますよう、お願いいたします。
目次
- 対象機種
- 対応OS、Service Pack
- 制限事項
- 注意事項
- 必要なドライバーおよびユーティリティ
- BIOSの設定
- ハードディスクデータ消去
- OSのインストール
- チップセット情報ファイルのインストール
- ドライバーおよびユーティリティのインストール
- Windows XP(32ビット版)やソフトウェアを最新の状態にする
1.対象機種
2.対応OS、Service Pack
- Windows® XP Professional (32ビット版) Service Pack 3 日本語版
※OSのインストールには必ずService Pack 2 またはService Pack 3が適用されているWindows XP (32ビット版)を使用し、Service Pack 2適用済みのWindows XP (32ビット版)を使用した場合にはOSのインストール後にService Pack 3を適用してください。
3.制限事項
- インターネット上にある『製品ガイド』などのマニュアルは、Windows XP (32ビット版)への移行作業中はご覧になれません。
必要な情報やページは事前に印刷してご利用ください。
- OSの移行により、ハードディスクの全データが削除されます。
あらかじめ必要なデータのバックアップをしてください。
ハードディスクに格納されている「リカバリデータディスク」、「トラブル解決ナビ & ドライバーズディスク」「Corel® WinDVD®」のイメージも削除されます。
これらのディスクがお手元にない場合は『リカバリガイド』(C:¥FUJITSU¥Manual¥RecoveryGuide.pdf)をご覧になり作成してください。
『リカバリガイド』は、インターネットでもご覧になれます。
インターネット上の マニュアルページ を表示し、「ESPRIMO(2010年4月以降)」→「Kシリーズ」→「K532/D」→「マニュアル一覧へ」の順にクリックし、『リカバリガイド』のPDFをクリックしてください。
4. 注意事項
- ディスプレイドライバーは、DirectX 9.0c以降に対応しています。
DirectX 9.0cより前のバージョンはインストールしないでください。
- 動画を再生するときは、ディスプレイの省電力機能やシステムスタンバイの設定は行わないでください。
- 「システムのプロパティ」上で表示されるメモリサイズは、実際に搭載されているメモリサイズより少なく表示されます。
- 「トラブル解決ナビ」は起動メニューから選択できなくなるため、使用できません。
5.必要なドライバおよびユーティリティ
本パソコンでWindows XPをお使いになるには、次のドライバーやユーティリティが必要です。
あらかじめ準備してください。
ドライバーは、富士通製品情報ページ内で提供しているものと、「トラブル解決ナビ & ドライバーズディスク」、「Corel® WinDVD®」など本パソコンに添付のディスクに格納されているものがあります。
本パソコンには、カスタムメイドで選択した場合を除き「トラブル解決ナビ & ドライバーズディスク」、「Corel® WinDVD®」は添付されていません。お手元にない場合は、ハードディスクに格納されているイメージからディスクを作成する必要があります。作成方法については『リカバリガイド』をご覧ください。
富士通製品情報ページ内で提供しているドライバーのインストール方法については、ダウンロード後に各ドライバーの 「readme.txt」または「install.txt」をご覧ください。
その他のドライバーのインストール方法や注意事項については、それぞれのディスク内の「readme.txt」や各ドライバーのフォルダーに格納されている説明書を必ずご覧ください。
- チップセット情報ファイル
「インテル® チップセット デバイス ソフトウェア」→「トラブル解決ナビ & ドライバーズディスク」で提供
- チップセットドライバー
「インテル® マネージメント エンジン インターフェイス ドライバー」→「トラブル解決ナビ & ドライバーズディスク」で提供
※本ドライバーを適用する前にMicrosoft® .Net Framework 3.5 Service Pack 1 以降がインストールされている必要があります。OSのインストール中はネットワークへ接続できない場合がありますので、事前にMicrosoft社のホームページより入手されることをお勧めいたします。
- SATAドライバー
「インテル® ラピット ストレージ テクノロジー」→「トラブル解決ナビ & ドライバーズディスク」で提供
- ディスプレイドライバー
「インテル® ディスプレイドライバ」→「トラブル解決ナビ & ドライバーズディスク」で提供
※本ドライバーを適用する前にMicrosoft® .Net Framework 3.5 Service Pack 1 以降がインストールされている必要があります。OSのインストール中はネットワークへ接続できない場合がありますので、事前にMicrosoft社のホームページより入手されることをお勧めいたします。
- サウンドドライバー
「Realtek High Definition Audio Driver for Windows XP/2000」→「トラブル解決ナビ & ドライバーズディスク」で提供
- LANドライバー
「Realtek PCIe GBE/FE Family Countroller Windows® XP LAN Driver」→「トラブル解決ナビ & ドライバーズディスク」で提供
- FUJ02E3ドライバー
「FUJ02E3 Device Driver」→「トラブル解決ナビ & ドライバーズディスク」で提供
- FUJ02B1ドライバー
「FUJ02B1 Device Driver」→「トラブル解決ナビ & ドライバーズディスク」で提供
- Fujitsu BIOS ドライバー
「Fujitsu BIOS Driver」→「トラブル解決ナビ & ドライバーズディスク」で提供
- Indicator ユーティリティ
「Indicator Utility」 →「トラブル解決ナビ & ドライバーズディスク」で提供
- 富士通拡張機能ユーティリティ
「富士通拡張機能ユーティリティ」→「トラブル解決ナビ & ドライバーズディスク」で提供
- ディスプレイ用INFファイル
「FMVディスプレイ装置INFファイル」→「トラブル解決ナビ & ドライバーズディスク」で提供
- セキュリティチップドライバー
「Infineon セキュリティチップ ユーティリティ」→「トラブル解決ナビ & ドライバーズディスク」で提供
「SMARTACCESS/Basic」→「トラブル解決ナビ & ドライバーズディスク」で提供
- DVD-ROMドライブ(標準搭載)
「WinDVD」→「Corel® WinDVD®」で提供
- スーパーマルチドライブ(カスタムメイドで「DVD-ROMドライブユニット(薄型)変更 →スーパーマルチ(薄型):FMCXSMK92」を選択した場合)
「Roxio Creator」→「トラブル解決ナビ & ドライバーズディスク」で提供
「WinDVD」→「Corel® WinDVD®」で提供
- タッチパネルドライバー(カスタムメイドで「タッチパネル追加」を選択した場合)
「ESPRIMO Kシリーズ内蔵タッチパネルドライバ」→「トラブル解決ナビ & ドライバーズディスク」で提供
6.BIOSの設定
Windows XP (32ビット版)をインストールする前に、次の手順でBIOSの設定をご購入時の状態に戻します。
- 【F2】キーを押したまま、本パソコンの電源を入れます。
- ビープ音が鳴ったら、【F2】キーを離します。
BIOSセットアップ画面が表示されます。
- 「終了」メニューの「標準設定値を読み込む」を選択し、【Enter】キーを押します。
- 「はい」を選択し、【Enter】キーを押します。
- 「終了」メニューの「変更を保存して電源を切る」を選択し【Enter】キーを押します。
- 「はい」を選択し、【Enter】キーを押します。パソコンの電源が切れます。
設定方法について詳しくは、お使いになる機種の『製品ガイド』をご覧ください。
『製品ガイド』は、インターネット上の マニュアルページ を表示し、「ESPRIMO(2010年4月以降)」→「Kシリーズ」→「K532/D」→「マニュアル一覧へ」の順にクリックし、『製品ガイド』のPDFをクリックするとご覧になれます。
7.ハードディスクデータ消去
Windows XP (32ビット版)をインストールする前に、ハードディスクデータ消去をしてください。
消去方法について詳しくは、お使いになる機種の『製品ガイド』をご覧ください。
『製品ガイド』は、インターネット上の マニュアルページ を表示し、「ESPRIMO(2010年4月以降)」→「Kシリーズ」→「K532/D」→「マニュアル一覧へ」の順にクリックし、『製品ガイド』のPDFをクリックするとご覧になれます。
8.OSのインストール
- インストールの前にWindows XP (32ビット版)に同梱されているマニュアルをよくお読みください。
また、Windows XP (32ビット版)のディスク内にある「README」および「SETUPXP」もご覧ください。
- 次の手順に従ってWindows XP (32ビット版)をインストールしてください。
- 【F2】キーを押したまま、本パソコンの電源を入れます。
- ビープ音が鳴ったら、【F2】キーを離します。BIOSセットアップ画面が表示されます。
【重要】
ここでBIOSセットアップを起動しないと、OSの起動時にエラーが発生します。必ず設定を行ってください。
エラーが発生した場合は電源ボタンを4秒以上押して電源を切り、電源を入れ直して設定を行ってください。
- 「詳細」メニュー→「その他の内蔵デバイス設定」の「AHCI設定」を「使用しない」にします。
- 「終了」メニューの「変更を保存して終了する」を選択し、【Enter】キーを押します。
- 「はい」を選択し、【Enter】キーを押します。
パソコンが再起動されます。
- 再起動と同時に【F12】キーを押したままにし、ビープ音がなったら、【F12】キーを離します。
「起動メニュー」が表示されます。
- 「Windows XP (32ビット版)」のディスクをCD/DVDドライブにセットします。
- カーソルキーを押して「CD/DVD」を選択し、【Enter】キーを押します。
- 「Press any key to boot from CD..」と表示されるので、何かキーを押します。
- しばらくするとセットアップが始まり、青い画面の左上に「Windows Setup」と表示されます。
- 画面の指示に従ってセットアップを進めます。
- パーティションの設定画面が表示された場合は、必要に応じて各パーティションを 設定し直します。
- インストール先にCドライブを選択して、【Enter】キーを押します。
Windows XP (32ビット版)のインストールが開始されます。
- 画面の指示に従ってセットアップを行います。
続けて、SATAドライバーをインストールします。
- 「デバイスマネージャー」を起動し、「IDE ATA/ATAPIコントローラ」にある「標準 デュアル チャネル PCI IDE コントローラ」のプロパティを表示します。
【重要】
SATAドライバーをインストールする前に、チップセット情報ファイルをインストールした場合、「標準 デュアル チャネル PCI IDE コントローラ」は、次のような名称になっております。
- 「Intel® 6 Series/C200 Series Chipset Family 4 port Serial ATA Storage Controller - 1C01」
「Intel® 6 Series/C200 Series Chipset Family 4 port Serial ATA Storage Controller - 1C01」のプロパティを表示してください。
また、先にチップセット情報ファイルをインストールしているため、再度「8.チップセット情報ファイルのインストール」を行わないでください。
- 「ドライバ」タブをクリックし、「ドライバの更新」をクリックします。
- 「はい、今すぐおよびデバイスの接続時には毎回接続します」を選択して、「次へ」をクリックします。
- 「一覧または特定の場所からインストールする」を選択して、「次へ」をクリックします。
- 「検索しないで、インストールするドライバを選択する」を選択して、「次へ」をクリックします。
- CD/DVDドライブに「トラブル解決ナビ & ドライバーズディスク」をセットします。
- 「ディスク使用(H)…」をクリックします。
- 「参照(B)…」をクリックします。
- 「トラブル解決ナビ & ドライバーズディスク」の「Chipset」→「IntelSATA」→「files」→「irst」→「Drivers」→「x32」フォルダ内の「iaStor.inf」を選び、「開く」をクリックします。
- 「OK」をクリックします。
- モデル一覧から「Intel® Mobile Express Chipset SATA AHCI Controller」を選択し、「次へ」をクリックします。
警告メッセージが表示されますが、そのまま「はい」をクリックして、次へ進んでください。
インストールはすぐに終わります。
- 「完了」をクリックします。
- 「閉じる」をクリックします。
- 再起動を要求する画面が表示されるので、「はい」をクリックします。
パソコンが再起動されます。
- 再起動と同時に【F2】キーを押したままにし、ビープ音が鳴ったら 【F2】キーを離します。
BIOSセットアップ画面が表示されます。
【重要】
ここでBIOSセットアップを起動しないと、OSの起動時にエラーが発生します。必ず設定を行ってください。
エラーが発生した場合は電源ボタンを4秒以上押して電源を切り、電源を入れ直して設定を行ってください。
- 「詳細」メニュー→「その他の内蔵デバイス設定」の「AHCI設定」を「使用する」にします。
- 「終了」メニューの「変更を保存して終了する」を選択し、【Enter】キーを押します。
- 「はい」を選択し、【Enter】キーを押します。
パソコンが再起動されます。
以上でWindows XP (32ビット版)のインストールは終了です。
Service Pack 2が適用されたWindows XP (32ビット版)を使用しOSのインストールを行った場合は、Windows® XP (32ビット版) Service Pack 3 日本語版のインストールを行ってください。
9.チップセット情報ファイルのインストール
「5.必要なドライバーおよびユーティリティ」で準備した「インテル® チップセット デバイス ソフトウェア」をインストールしてください。
インストール方法は、「インテル® チップセット デバイス ソフトウェア」の「readme.txt」をご覧ください。
10.ドライバーおよびユーティリティのインストール
「5.必要なドライバーおよびユーティリティ」で準備したドライバーおよびユーティリティをインストールしてください。
インストール方法は、それぞれのユーティリティやドライバーの「readme.txt」や「install.txt」をご覧ください。
11. Windows XP (32ビット版)やソフトウェアを最新の状態にする
ドライバーおよびユーティリティのインストール完了後、Windows XP (32ビット版)やソフトウェアを最新の状態にしてください。
設定方法について詳しくは、お使いになる機種の『製品ガイド』をご覧ください。
『製品ガイド』は、インターネット上の マニュアルページ を表示し、「ESPRIMO(2010年4月以降)」→「Kシリーズ」→「K532/D」→「マニュアル一覧へ」の順にクリックし、『製品ガイド』のPDFをクリックするとご覧になれます。
- 以上 -