Wakeup On LAN機能とは、ネットワーク上の他のパソコンから、スリープ/休止状態のパソコンに対してネットワーク経由で特定のデータを送り、スリープ/休止状態から復帰させる機能です。
Windows 7 がインストールされたパソコンがスリープ/休止状態にあるとき、Wakeup on LAN 機能を使って復帰させようとしても、復帰させるために使われるデータ形式の種類やパソコンの「ネットワークの場所の設定」によっては、復帰しない場合があります。
次の場合には、Wakeup On LAN機能を使った復帰はできません。
・「Directed Packet」と呼ばれるデータ形式を使用する場合
・「ARP(Address Resolution Protocol)」と呼ばれるデータ形式を使用する場合
※「ネットワークと共有センター」の「ネットワークの場所の設定」が「パブリックネットワーク」に設定されている場合のみ
Windows 7 では、Windows Vista からの仕様変更により「Directed Packet」を使った Wakeup on LAN 機能は使えなくなりました。
「ARP」を使ってパソコンをスリープ/休止状態から復帰させる場合は、「ネットワークと共有センター」にある「ネットワークの場所の設定」を「ホームネットワーク」または「社内ネットワーク」に設定してください。
Wakeup on LAN 機能をお使いになる場合には、「Magic Packet」と呼ばれるデータ形式を使うと、「ネットワークの場所の設定」にかかわらず、スリープ/休止状態から復帰させることができます。
Wakeup On LAN機能を実現するソフトウェアをお使いの場合は、そのソフトウェアが使っているデータ形式について、各ソフトウェアのヘルプ、マニュアル等をご確認ください。