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FMV開発者ストーリー
富士通がおすすめするMicrosoft® Windows® XP
vol.2 デザイン
vol.1 コンセプト 「離れて使ってこそ楽しめるパソコン」を作りたかった
vol.2 デザイン 「お客様の生活空間」を想定すると、あるべき形が見えてきた
vol.3 使いやすさ 「ビデオも写真も音楽もリモコンひとつで」手軽に楽しんでほしい
vol.4 画質(ディスプレイ) 「映像の切れと美しさ、そして目への優しさ」にこだわった
vol.5 音質(スピーカー) 「そのままの音」が持つ迫力を、楽しんでほしい
Tシリーズ イメージ写真
「お客様の生活空間」を想定すると、あるべき形が見えてきた
22型ワイド液晶一体型という、新しいスタイルのデスクトップパソコン。
そのデザインの過程にも、今までにないこだわりがあります。
今回は、斬新なフォルムにトライしたデザイン部門の吉橋氏と、そのデザインを実際の形にした技術部門の宮腰氏に、お話を聞きました。
FMV DESKPOWER(デスクパワー)Tシリーズ 開発者、吉橋健太郎氏の写真
総合デザインセンタープロダクトデザイン部 吉橋 健太郎
FMV DESKPOWER(デスクパワー)Tシリーズ 開発者、宮腰直樹氏の写真
パーソナルビジネス本部パーソナルシステム事業部第一技術部 宮腰 直樹
デザインイメージの起点は何ですか?
大画面22型ワイド液晶新シリーズ Tシリーズ
吉橋 「私はここ数年、当社のデスクトップのCシリーズ・Lシリーズや、ノートパソコンのMGシリーズなどのデザインを手がけています。しかし今回のTシリーズは、今までの仕事とはちょっと違っていたんです。とにかく、液晶が大きい!22型ワイドというビッグサイズの液晶を手がけるのは初めてでしたから、何をするにも、今までとのギャップは大きかったですね。最初は正直、『このデッカイ液晶を、どう扱ったらいいんだ?』と戸惑いました。」
「ともかくラフスケッチから始めてみたのですが、最初に考えたのは、このTシリーズが置かれる場所についてですね。テレビとして楽しめるパソコンというコンセプトでしたから、当然、リビングのような生活空間の中に置かれるだろうと。

Tシリーズ試作段階のデザインイメージ写真
だから、部屋に溶け込む、インテリア性の高いデザイン、他の家具や家電と同じ空間にあっても統一感のあるデザイン、という起点からイメージを膨らませていきましたね。パソコンという発想からではなく、家具や家電をいろいろと見て、その印象を基に次第にイメージを固めていきました。」
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デザインを進める上で、何を議論し、何にこだわりましたか?
宮腰 「私の仕事は、技術者として吉橋のデザインを実際の図面に起こし、形にしていくことなんですが、もちろんデザイン決定までには、さんざん一緒に議論しました。中でも、お客様がこのTシリーズを実際に使っているシーンは、二人でいろいろと想定しましたね。たとえば、パソコンとしてキーボードやマウスを使ったあと、リラックスしてテレビや映画を楽しむ場合、それらをどうするのか?遊びの時間にキーボードは目に入れたくないだろうし、本体の上にキーボード置場を作るのも重苦しい。いろいろ検討した結果、本体を3本の足で浮かせて、その下に収納するというところに行き着きました。そのお陰といっては何ですけど、軽快な印象も出せたと思います。」

Tシリーズ試作段階のデザインイメージ写真
「また当初は、CD/DVDのトレイを本体脇に配置し、ディスクを縦にして入れる、という案もあったんです。しかし、その場合のお客様の行動を想像すると、画面の脇から覗き込んでディスクを出し入れする姿が浮かんでくる。これはやっぱり使いにくいだろう、ということで再検討した結果、トレイはやっぱり正面で、という線に落ち着きました。出し入れが簡単になったうえに、本体の横にCDやDVDを積んでおいても邪魔にならないなど、使い勝手の自由度も高くなったと思います。」
吉橋 「形だけでなく、色使いにも気を使いましたね。たとえば、CD/DVDのトレイやコネクタのカバー部分ですが、ハーフミラー仕上げにしてハイテク感やエンターテインメント性を主張し、『ここはパソコン機能の部分』というのが直感的にわかりやすいようにしました。最終的にこの形と色に決まるまで、デザインスケッチもかなりの枚数、描きましたよ。」
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デザイナーと技術者、意見の対立はありませんでしたか?
宮腰 「吉橋とはもう2年くらい、デスクトップやノートパソコンの仕事を一緒に手がけていますから、彼のデザインの意図みたいなものもよく理解できます。今だから白状しますけど、3本足というのは、技術的にはあまりやりたくなかったんですよ。足の強度とか、いろいろ考慮しなければなりませんし。でも、確かに3本足のほうが、キーボードやマウスをどこに収納したら良いかが直感的にわかる。よし、これは実現させたい!と思いまして。デザイナーが描いたフォルムを、どこまで製品として形にできるか、そこが技術部門としては腕の見せ所ですね。」
吉橋 「パソコンのデザインというのは、各部の性能や機能がきちんと発揮できる設計でなければいけない、という当然の制約があります。でも、デザイナーとしてはフォルムにこだわりたい部分もある。宮腰には、機能的な制約との折り合いをつけながら、自分のデザイナーとしてのこだわりをきちんと形にしてもらったな、と思っていますよ。」
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