風雲!!CX日記

第17回目 CX310で「電脳おとーさん」になる?


最近思うのだが、パソコン人口は誇張でもなんでもなく「飛躍的に増えている」ような気がするのである。
私の周囲でも、今までパソコンにはまったく興味がなかったような友人達が次々とパソコンを購入している。
使う目的はほとんどがインターネット接続。
私の個人メールアドレスにも、最近疎遠になっていた友人達から次々とメールが 送られるようになっている。
何やら巨大な添付データが付いていると思えば、デジカメで撮影した子供の写真が一緒に送られてきたりとか。

またデジタルビデオ(DV)の普及と共に、運動会や学芸会等のイベントにおける、おとーさん達の撮影場所取り合戦が展開されているのも当たり前の光景になった。
私はこれを「電脳おとーさん現象」と命名している。

微笑ましいと言えば微笑ましいが、世の電脳おとーさん達の活躍ぶりは時として「何もそこまでやらんでも...」と言いたくなる瞬間がある。
これがビデオであれば、遊びに行った時に見せられる程度なので、ある程度用心しておけば回避できるが、メールだとそうはいかない。
メールのダウンロードにずいぶん時間がかかっているなぁ、と思う時は電脳おとーさんからのメールが届いている場合が多いのだ。

うぅーむ、困ったものである。
さらに最近のパソコンは非常に高機能である。
いわゆる「ノンリニア編集」と呼ばれる、撮影したデータをハードディスクに取り込んで編集、それを再びテープに戻すといった作業もなんなく行う事ができるのだ。
一昔前なら、家庭でそんなことを行うのは不可能であった。
お金がかかりすぎたのである。
しかし今なら数十万円もかければ相当見栄えの良い映像を作る事ができる。
カットとカットの間にエフェクトをかけてつないてゆく、なんてのは朝飯前だ。
しかし問題は素材としての元データである。
ビューン、ビューンと音が聞こえてきそうなズーム連発の映像や、めったやたらと移動の激しい映像は、見る者を乗り物酔いに誘うだけである。


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