風雲!!CX日記


こういった会議中にINTERTOPだけでできることがあるのか?
と皆さん思われるかもしれない。
大ありである。
INTERTOP CX300やCX310には、ソリティアが入っているのだが、これをやるという手もある。
しかし、ごれは現実的ではない。
まずバッテリーの消費が早くなってしまう。
しかもINTERTOPでソリティアをやろうと思うと、画面上をなぞるようにして、トランンプのカードを動かすことになる。
体の動きとして、これは一目瞭然であるし、あまりにも良心がとがめてしまう。
で、私がやることは何かというと、メールを定期的に送受信して返事を書く、ということがあるのだ。
これが行えるだけでも相当違う。
事務所の同僚には、「緊急連絡はメールでお願い」と言ってあるので、メールを受け取って返信するだけでも、私の仕事としては重要なのだ。
また、この機会にご無沙汰している方へのお久しぶりメールや、至急じゃないけど忘れていた連絡メールなんかも出せてしまうのだ。
何通かメールを書いては送受信、書いては送受信しているうちに、1時間くらいはあっという間に経過してしまう。
ときどき議事録書きに精を出し、自分の関係のあるところでは発言もする。
テキストエディタで別件の資料をまとめたりもする。
自分に電話がかかってくるわけではないので、仕事もはかどるし時間も有効活用できる。
多少不真面目に思われるかもしれないが、たまにはこういった類の「時間を持てあましてしまう」打合せもあるのである。
そこで時間をむだにしなくても良いのはINTERTOPのおかげである。

さて、会議は相変わらず白熱しているのか停滞しているのか分からない状態だ。
途中で一度休憩が入り、遅れてきた人なんかと名刺交換をしたりする。
私が名刺交換したのは、前のページで書いた「しきりに携帯電話が鳴っていた」人だ。
会話の内容はというと....

「いやぁ大変ですよねぇ議事録を書かれるのも」
「いやぁそれほどでもないですが、はは」
「できましたら後で議事録をメールで送っていただけますか?」
「えぇもちろん」
そんな感じで会話が終わったりするのである。
そして再び打合せがスタートし、私は議事録モードになりつつも、並行してメールの送受信に精を出していたのだが、先ほどの携帯電話氏は携帯に向かってなにやら入力を始めた。
どうやらメールの送受信ができる機能が付いている携帯をお使いのようだ。
数分後、またしても変な方向に白熱しかかっている会議を横目で見ながら、私は何度目かのメールの送受信を行った。
先ほどの送受信から時間があまりたっていないので、届いたメールは1通だった。

差出人はと....あれぇ?
顔をあげると、携帯電話氏と目が合った。
彼はに一瞬やりと笑うと、会議の資料に目を落とした。
届いたメールは携帯電話氏からだったのである。
メールの内容は....

退屈な会議ですね。
私もINTERTOPが欲しくなりました。
こんな会議の時はことのほか役立ちそうですね。
では失礼、後でINTERTOPの話を聞かせてください。


ばれてた!
思わずどきっとした一瞬である。
私は再び議事録モードになると、前よりもやや真剣に議事録作成に取りかかったのであった。

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